NIGHTWISH

2014年07月11日

NIGHTWISH日記4 #8スタート編

20140709早いもので前作「Imaginaerum」が映画(日本未公開)と共にリリースされて3年…その間のWorldTour中にVocalのアネッタが突然脱退…地元でのワールドプレミアLIVEでは代役のフロール嬢が参加し事なきを得たNIGHTWISH…日本公演も昨年実現して束の間の休養後に遂に始動の一報が映像と共に届いたわよ。

どうやら歌姫はそのままフロール嬢が引き継ぐ感じで最初のmeetingの様子が「Episode1: The Cabin」 としてドキュメントを定期的にファンの皆さまへお届けとの事。

今回は純粋に音楽アルバムだけの計画らしいので、早ければ来年早々ぐらいにはリリースね。

ターヤ~アネッタ~フロールと歌姫が変わり、代役だったフロール初のNIGHTWISHスタジオアルバム…何しろ、ここだけの話、リーダーのTuomasは(株)NIGHTWISHのCEO的なポジションで全てを取り仕切るので、ちょっとした亀裂(特にVocal)でケンカ別れにつながるのですが、スタジオワークでのフロール嬢は無事に乗り切れるか…ちょっと心配。

でも、フロール嬢は見た目が女子プロレスラーかよ的な体格ですから心も頑丈かもしれません・・とか。フロールは前任者アネッタと違い元々シンフォニックバンドでブイブイいわせてた存在ですから、新作はターヤ的なアプローチが帰ってくることが予想されますね。

でも、近年はこのようにキックオフmeetingの段階から情報公開して皆で楽しむという手法が楽しいですよね。では次のEpisode2をお楽しみに!


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2014年05月09日

NIGHTWISH日記3 響きと歪みの美学編

20140510先月アネット・オルゾンの新譜がリリース…あ、そう言えばアネットが参加した最初のNIGHTWISHのアルバム「Dark Passion Play」をまだ紹介してなかった事に気付たわ。

この名作は2007年にリリースされ欧州で話題にそして大ヒットアルバムになったのよね。前作「Once」で最強歌姫ターヤで度肝を抜いたもののターヤが脱退…心配されたこのアルバムはアネット・オルゾン加入で新境地を開いたの。

何が驚いたかと言いますとアビーロードにて収録ってこと…アビーロードと言ってもビートルズのアルバムの事ではないわよ。ネーミングには関係するけど・・。それはイギリスの有名なレコーディングスタジオの名称。今でも第一スタジオは世界屈指の広さで、100人規模のフルオーケストラもすっぽり入る規模なのよ!

20140511このスタジオが有名になったのは、名前の通りビートルズの特にポールが自宅に第二スタジオを再現するするくらい大のお気に入りでスタジオ名がアルバムタイトルと同名になったのね。と言うか、スタジオの共同オーナーになってしまったから凄い・・。

1931年にスタジオに改装されEMI Recording Studioという名称でオーケストラ等の録音が主流だったの。それが1960年近辺からロック系プログレ系のアーティストとスタジオエンジニアが新しい録音の可能性を見いだし大成功したのね。



今は第一スタジオでは映画音楽のフルオーケストラ収録で多用されて、その素晴らしアンビエンスはここでしか収録出来ないとまで言われてるわ。勿論、その背景にあるエンジニアの腕は言うまでもないわね!!ここでマスタリングするだけで音が生き生きとしてくるからその技術には脱帽よ。アビーロードスタジオツアーもあって、ここで収録された映画音楽を第一スタジオで作品を見ながら楽しむという趣向で人気らしいわ。

で、「Dark Passion Play」はアルバム制作費を1億円!!その制作日誌を見る機会があり唸らせる文面が…プロデューサーが『イギリスまで来て高いスタジオ代でそれだけの価値があるのか??』と・・結果『驚いたよ!!彼らの仕事の質の高さとセンス、ここでしか出来なって事が・・。

20140512完成したアルバムはテクニカル的にも凄いの一言に尽きるのよね…レコーディングで意外に難しいのが、生のフルオーケストラとアンプ系で歪まるサウンドの合体…過去にも様々な作品があったけど一体感はなく、結局歪み系の人達もアンプラグド的な手法でナチュラルにサウンドを表現するという事が一時期流行ったわ。

生フルオーケストラは波動のアンサンブルだから、そこにアンプで歪まされた音圧、特にメタル系の大音圧が混ざると生音はかき乱されてしまうし、フェーダーで生音を上げても音が在るだけで濁ってしまう…最終的には主体の歪み系サウンドの背景のようにレイヤー化されたMixで終わってしまい、手間がかかったわりにはこじんまりとした作品に仕上がるのが常だわ。

が!この「Dark Passion Play」はメタル系の大音圧とオーケストラの空気感が見事に一体化してるではありませんか・・。どのようにレコーディングされたか興味津々よ。特に一曲目の14分大作「The Poet And The Pendulum」には楽曲構成だけでなく、詳細な音場のテクニカルなお仕事ぶりに脱帽だわ。

お話がアーティストよりスタジオ寄りになってしまったけど、それだけ歴史に裏打ちされた技術が凝縮された場所とスタッフって事ね。と言う事で、これからプロのエンジニア(ミキサー)を目指している方に、是非視聴していただきたい1枚です。

PC前でちょこまか音を作っていてるだけではダメダメ…宅録もそれなりのクオリティーでできるけど、シミュレートされたエフェクトやアンビエンスはまだまだ限界があるし本質的な信号の伝送やモニター環境等々、楽曲に至る前の段階でのエンジニアリングが実は大切なのね。素晴らしい器と巧みな技があって、その中でアーティストが120%の自己表現をできるのよ。

で、肝心のアルバムはアネッタが参加することで、ターヤの荘厳さは消えて、マルコパートの男声でハードさを強調してABBA的なアネットのビブラートが妙に心地良く聞こえてくるのね。この完成形が次作の「Imaginaerum」になるのですね。

と言う事で明日はそのアネット・オルゾンの新譜をピックアップよ!

【アビーロードスタジオweb】

http://www.abbeyroad.com

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2013年06月07日

NIGHTWISH日記2 黒船来たりて狂喜!編

このブログで長きに渡り紹介している、フィンランドの巨船バンド「Nightwish」…最新作『Imaginaerum』を引っ提げて来日すると聞いて早3ヶ月・・・ようやくその時が来たわ!

しかしターヤ、そして2代目を務めたアネットの突然の脱退と波乱続きのチーム、一体誰がボーカルを?と思った矢先にオランダ生まれのフロール嬢が代役を務める事になったのよ。

最初は主軸のボーカルが代役ということでどうなることかと思いきや、ワールドツアーを次々とこなしていった彼女は、堂々たる歌いっぷりで日本の地に降り立ったわ。今やフィンランドだけでなく世界で注目されるNightWish…フロール嬢のプレッシャーと喜びは想像を超えるものに違いない。

フロール嬢の声は、ターヤとアネットのロックっぽさとポップさを半々にした感じで馴染みやすく、そのルックスは他の男性メンバーを上回る長身と力強さで華があるの。会場は恵比寿のリキッドルームだったのだけど、開演前から長蛇の列が出来、会場内も期待で興奮するファンで埋め尽くされたわ。

正直アーティストのクラスからして規模が小さいかな、と思ったけれど、急遽日本での単独公演が決定したという事情だそうなので仕方ないわね。客層も実に様々で、北欧の若いカップル、30代以上のミドル層が8割、若者が2割といった感じよ。

メンバー全員がステージに登場するやいなや会場は一気にヒートアップ!セットリストも『Imaginaerum』からは数曲、過去のアルバムから代表曲をピックアップ、更にはGARY MOOREのカヴァーとファンにとっては涎もののラインナップが続いたわ。

拳を振り上げ完璧に歌い上げる観客に対し、フロール嬢は「beautiful!」を連発していたのが印象的ね。リーダーのツォーマス始めメンバー全員の連携がうまくとれており、満面の笑みを浮かべてプレイ姿を見ているうちに第3期ボーカルは彼女になるかもと確信したわ。

とにかく驚かされたのは、音の再現性の高さ!シーケンスは同じにしてもドラムもギターも全ての音が絶妙のバランスで纏まっているのよ。これぞ世界中で場数をこなしてきた実力派の力なのだと圧倒。キーボードのツォーマスは意外にもソロパートではなくリズムを刻んでいたことにも驚かされたけれど、全員がライブを愛し、観客を愛しているという事が良く理解出来た気がする。

個人的には名盤「Once」から披露してくれた「Romanticide」は鳥肌ものだったわよ。フロール嬢のヘドバンは見ごたえがあるし、身体が頑丈なのもあるようでぶれないぶれない・・・久々にロックライブを見た!という満腹感を得たわ。

ボーカルが変わればバンドのカラーは大きく変わってしまう。しかしながら、ツォーマス始めメンバー全員の卓越したアレンジ力とパフォーマンスで歴代ボーカルのカラーを確立させているのはお見事ね。

今更ながら、Nightwishはツォーマスとベースのマルコという2本柱を中心に傍らに石、花といった美しい日本庭園のようにも思える。自分自身はターヤ時代のチームを見たいという気持ちが未だ強いけれど、フロール嬢が大輪の花を咲かす日は近いかも。さてさて世界を旅するNightwish号、次はどんな航海に出るのかしら・・・目が離せないわ!!!

20130604


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2013年04月08日

NIGHTWISH日記1 来日記念伝説LIVE編

20130409来月5月に来日が決まったシンフォニック・メタル・バンドNightwish…残念ながら最新作「Imaginaerum」の歌姫のアネッタが昨年夏のワールドツアー中に脱退してしまったので代役の巨漢歌姫フロールを従えてのステージね。

NIGHTWISHと言えば既に伝説と化した初代歌姫ターヤのLIVEを未だ超越できないわ…その最後のステージを収録したDVD『END OF AN ERA』は色んな意味合いで圧巻と言っていいかも・・。爆発的なヒットとなった2004年のアルバム「Once」のツアーを収録したものよ。

この当時ボーカルを務めていたターヤはまさにオペラの歌姫!ベースのマルコが発するへヴィなボーカルと彼女の美しく澄み渡る歌声は見事なバランスを保ち、火と水が共存しているよう・・。

そしてリーダーでありキーボード奏者のツォーマスが生み出す、映画音楽の様な重厚さとへヴィさを兼ね備えた楽曲は一大叙事詩!歌詞の内容も彼らの母国フィンランドの壮大な景色や歴史がベースになっているから、日本人にとっては"ロード・オブ・ザ・リング"のような印象かしら。

ターヤがいないとステージ上は只の男臭いメタルバンドに見えるんだけど、彼女が現れた瞬間一気にオペラハウスに変化し、最前列のターヤ・ヘアーを真似た少女達はヒートアップして泣き出す始末。どのパートも半端無い技術と実力があるし、長い間培ってきた民族の血や世界観が根付いているから幅広い年齢層に受け入れられるのかもしれないわ。

日本では…うーん、考えられないなあ。そう言う意味合いでも日本は平和なのかもしれないわね。雪が森を舞い、寒さから身を隠すように生きる人々・・責め、そして責められ、滅亡と復活の繰り返し・・そこで生まれる神話・・そういう情景がないと、こういった音楽は生まれないのかも。

オーケストラとへヴィ・ロックの融合をこれほど絶妙なバランスで形作ったNIGHTWISHのステージは本当に素晴らしい!地球には沢山のシーンや歴史があるのだからそこをもう一度見直して煮詰めていったら面白いものが生まれるはずよね。

しかし・・このバンドを知れば知るほどその取り組み方や意気込みには恐れを感じる程の凄さがあるわね!来日が楽しみだわ!

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2012年11月29日

ターヤ日記4 Once…立つ鳥は跡を濁さず編

20121123ターヤの新譜レビューを書いていたらふと過去の名盤で2004年の「Once」が思い出されたの。Nightwish時代の最後のスタジオアルバムとなった作品ね。

最初聴いた時はただ驚きの一言!…単にシンフォニックとメタルの融合と表現してしまうのは簡単だけど、元々、メタル系とクラッシック系は音楽理論的にも親戚関係のようなものだから、ファンもメタル好きはクラシック好きという場合が多いのよ。だから融合じゃなくて、再会と言うべきかしら。

「Once」の素晴らしさは、そのアルバムコンセプトが完全な楽曲構成で綴られてる事かしら。「Once=かつて私の見た夢」から物語は始まり、闇をさまよい、天使を望むも、偽善的な地獄の世界、追い立てられ傷つき、魂は休息を求め、ある愛に救われ解放されて行く…この展開を楽曲的に緊張感と瞬時な解放感のある音画的手法でアレンジし、情感豊かなターヤの調べとマルコの破壊的ヴォーカルが聴く者を虜にするわ。

ちなみに、この作品の原盤制作費がとてつもない額なのよね。大編成のオケーストラを起用すれば当然、お金もかかるし時間もかかる。この「Once」も4.000万円以上かけてるわ。でもそれを恐れず、妥協せず、全てをかけて挑む。結果として大成功し、何と2007年の次作「Dark Passion Play」では倍の8.000万円以上をつぎ込み更なる成功を収めたわ。彼らもここまで来るのに様々な葛藤や苦労があったでしょうね・・。

今あらためてこの「Once」を聴くと、エンジニアリングも含め色々なブレイクスルーを成し遂げた記念すべき作品になってるわ…近年の名盤として間違いなくNo.1よ!…シンフォニックメタル系は最近多くなってきたけど、彼らが居たからこの分野が盛上ってきたと言っても間違いないわ。そして、音楽文化として彼らを支えるフィンランド!なんて素晴らしい国なのでしょうか!行ってやる・・!!

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2012年03月11日

シンフォニック日記part-3 音楽映画編

20120315part3は映画制作編・・今日もスタッフからのレポートで!

映画と音楽・・制作の現場では常に比重は映像がメインで音楽はサブ的な立ち位置ですよね。特に日本なんかはスケジュール的に時間と予算のしわ寄せがいつも音楽制作現場に来るわけです。更に映像を作ってる人達は音に対して無関心で極端な話、入ってればいい的な・・そしてNightwishのTuomasも音楽があっての映画を作ろうって密かに企画していたのですね・・勿論日本国内の低次元の発想ではなくてね。

映画はとにかくお金がかかるので、特に今回のように音楽先行という新しい試みにどうだろうかと心配していたのですが、何とフィンランド政府が最初に7千万円ほど援助してくれるとの事で色々あって約5億円規模に・・映画で5億円というと決して大きなバジェットではないのですが、それでも十分な額・・主体は音楽アルバムですからね。

機材はARRIのAlexaというREDのようなデジタルカメラで特殊合成も含めて順調・・作品タイトルは新作アルバムと同じ「Imaginaerum」…ファンタジー・アドベンチャーでテーマは永遠の傷跡・・生命と老いの恐怖・・。

映像表現は異なる二つの次元をいききする旅の様子として描かれます。年老いた痴呆症の主人公(音楽作家)は自分を探す想像の世界を巡ります。そして娘は父との絆を取り戻そうと勇気を持って行動するのですが、思いとは逆に二人の距離が遠ざかります・・そして暗黒面の障害の中である鍵をキッカケに道を見つけ出すのですが・・。

主演が誰々とかでなく、音楽物語などの本質からの映画化はきっと例がないでしょう・・これで利益が出るのかと問われれば、マーケティング主体の企画ではないのでわかりません・・と言うか音楽映画を歴史に残すという本当の意味でのレコーディング(記録)ですから・・ちなみにアルバムは昨年末に発売後欧州を中心に爆発的なセールスで、あまり力を入れてなかった北米でもビルボードアルバム総合チャートで最高位28位を記録するなど大成功と言える結果で今月から自国フィンランドツアーを皮切りにワールドツアーが展開予定です(日本は未定ですが)。

と言う事で三回にわたりスタッフレポートをお届けしたわよ・・映画は日本での公開予定は無さそうなのが残念ね。あ~しっかりとお金をかけるべきとこにかけて結果が後からついてくるって素敵な好循環よね・・今の日本のエンタメ業界って心が寒すぎるわ・・。

あ、最新アルバム「Imaginaerum」のレビューはまた後ほど・・フフ。

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2012年03月10日

シンフォニック日記part-2 ロンドンRecording編

20120314さてPart2はレコーディング編。ここからは参加したスタッフからレポートで。

昨年の二月のレコーディングは前回のアビーロードスタジオと同じくロンドンで…と言っても全てのパートではなくてシンフォニックの核となるオーケストレーションを中心に行われました。

5年前のアビーRECは素晴らしい仕上がりで、やっぱりアビーは違うなぁ~って実感したのでしたが、今回は全く別のアンビエンスを持ってるエンジェルStudio。ここのスタジオ名のエンジェルなんですが、実は建物自体が元々大聖堂でそれを改修してスタジオになったのです。ですのでその名残が要所要所にあってと言うか活かした設計。スタジオ奥には当時の巨大なパイプオルガンがドーンと鎮座し、天井高はどんだけ~って感じで、楽器を鳴らさなくてもそのアンビエンスへの期待で胸が高鳴ったのです。もちろんこのパイプオルガンの音も重要なとこで出てきますよ。

そしてオーケストラが入りレコーディング開始・・アビーが量的アートな響きとするとここは正しく空に抜けるような時代的アンビエンスとでも言いましょうか、決して機械的なシミュレーションでは得る事の出来ないスタジオのなです。今回の作品は打楽器がとても重要な役割を果たしているので、その打撃音が綺麗に抜けていく現場はテクニカル的に圧巻。オーケストラ、パート、コーラスとレコーディングは数日続き、微細なマイキングによる効果音の収録で終了・・インターバルを置いて自国のフィンランドのFinnvox Studioに戻って全てを仕上げて行くのでした。

オーケストラの響きとアンプ系の歪み音のMIXは前作のノウハウを更に進化させ本当のシンフォニックをパッケージングしたと関係者共々自負しているのです。

それにしても毎度感じるのが、日本の音楽業界はデジタル化の短所ばかりを利用してコンテンツを手軽に生み出すことばかりに集中して本来の音の豊かな部分の再現と創造性を無駄な工程としてカットしている・・そして音楽が売れないと言い更なる負のスパイラルに陥っている。この状況では作り手も育たず、アーティストも送り出す事もできない・・メジャーはメジャーならではのパワーで様々な試みが重要なのに手段ばっかり追っかけてどうするって感じです。

以上、スタッフによるロンドンレポートでした。明日のPart3はこの音源を元にした映画制作のお話をお届けするわね!ちなみにレコーディングの詳細は後日webでって言ってます(^_^)

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2012年03月09日

シンフォニック日記part-1 感性の極み編

20120224知る人ぞ知るシンフォニックメタルのNightwishの新譜が日本でも発売になったわ。本国のフィンランドでは昨年末にリリースされあっという間に欧州各国でプラチナ・ゴールドを獲得してるのよ。

タイトルは「Imaginaerum」と言って一つのファンタジーアドベンチャーが展開してゆくの。リーダーのTuomasによれば『Imaginaerumは、痴呆を患う年老いた作曲家トムの物語。ここ数年間ずっと苦しめられている彼は、幼少期に逆行し、大人になってからのことはほとんど思い出すことができません。彼の音楽、友人、自身の娘にまつわる想い出を含む過去の全て、どれも脆い心の中で霞んでいます。今の彼が遺すもの、その全ては10歳の少年によるイマジネーションです。彼は昏睡状態を漂いますが、彼が失ったものを取り戻すのは不可能なようです。それとも、あるいは?』

このアルバム、単に音楽だけでなく、音楽先行型の映画も制作中なのね。これはミュージックビデオの長編というコンセプトではなくて、音楽あっての映画という考え方なの。実はうちのスタッフが関わっているのでメイキングも含めてPart1・2・3に分けてお届けするわ。

Nightwishと言えば自分の中では前任者の歌姫ターヤの印象があまりにも強くて後任のアネッタはインパクトが弱かったの。特にLIVE時の再現が今一で大丈夫なのかTuomas!!と心配になったわよ。前作ではその穴を埋めるようにベースのマルコのパートが多くなり本来ターヤ歌うパートをボーイソプラノで補強したりと苦労してたわ。

本作では更にアネッタのパートをアルバムコンセプトに馴染ませるようにアンサンブル化してバンド全体の世界観を強く前面に押し出してる。そしてマルコのヴォーカルパートがより強調されとても心地良く仕上がってるのね。

そして映画への展開・・これもTuomasによれば『命がけの愛、家族、想い出、音楽、目覚めて出逢う驚きの毎日と、愛という我々人類が手にした最高の手段や想像力、これらが物語ベース。我々の生命と老いの恐怖が入り混じった様が描写されるでしょう。こうした全てを強調して表現することを求めたとき、物語を伝えるには映画しかないと気が付いたのです』・・との事。

次回は昨年二月に行われてたロンドンでのレコーディング風景をスタッフから聞いてお届けするわね!

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