ヴァイオリン

2014年12月06日

リンゼイ・スターリング日記2 Shatter Me編

20141206とにかく元気!…これはアーティストとしてとても大切な事。先に紹介したピアノガイズとのコラボレーションでも身軽さ、リズム感の良さ等を感じてもらえたハズのリンゼイ・スターリング…その最新アルバム「Shatter Me」をピックアップ。

リリースは今年の夏…セカンドアルバムになりますが、その元気さを全面に押し出した快作と言って良いでしょう。彼女はバイオリン奏者なので基本はインスト…歌もの作品はゲストVocalを迎えタイトル曲「Shatter Me」等2曲が収録されています。

彼女のプレイスタイルはクラッシック系演奏家からすれば「響がなくて云々・・」的な表現で言われるでしょう。でもその人達には絶対に出来ない技があるのです…それはその弾き方・・通常バイオリンやチェロなどはしっかりとしたフォームでの運指が基本になりますが、リンゼイはどんなポーズからでも演奏可能な体の柔軟性なんですね。

時にはバレリーナのように、時にはブリッジしながら・・こんな状況下での演奏は見たことがありません…パフォーマンス的に一部でそのような演奏する人はいますが、常時動きながらの安定した演奏には驚き…この体の柔らかさとリズムのキレ味がそのままサウンドに反映されているのです。

確かに音だけを聞くと何か軽いなぁ~と感じますが、彼女の魅力はそのパフォーマンス…これを同時に堪能することで肉料理に見事に絡みつくソースの如く完成体となるのですね。いやぁ~これぞ音だけで勝負するのでなく、五感で感じさせる次世代アーティストと言う事。

そして、最大限の驚きは実はここではありません…それはビジネススタイルだったのです。一見するとメジャーレーベルからリリースかと思われるかもしれませんが、全てCopyright by Lindsey Stirling…つまり完全なインディペンデントで版権元も自己管理完結型ビジネスモデルなんですね。

では資金は?なんですが、これがYouTubeチャンネルでPVその他の再生回数に比例する広告収入があるのです。各作品の再生回数を見てもらえればそれが桁違いであることに気付くでしょう。広告は平均的に1再生で0.1~0.5円カウントされるので、それだけでもかなりな収入…ですから彼女にとって映像はPVではなく商品そのものなのですね。

勿論当初からアクセス数が凄かったわけではなく、あのピアノガイズ同様に有名曲のアレンジやその際のコスチュームを徹底する事で徐々に話題に・・更にクオリティを着実にアップしながらブレイクしつつあるのです。

この地道な努力の結晶にあたるこのセカンドアルバム「Shatter Me」が実質的なリンゼイのファーストアルバム…タイトルそのまま「殻を打ち破って」の登場ですよ。今ではLIVEブッキングから物販・レコーディングだけではなく、既にこの年齢で楽器等に触れることの少ないアフリカ諸国などを訪れて子供達にバイオリンを教える姿は既に大御所の風格…凄いです。

アルバムの内容にはあまり触れませんでしたが、現在の表現力よりも10年後が怖い系アーティストで映像での背景にもなる大自然と一体化できるオーラは世界観は違うもののあのビョークを感じさせます…単なるエレクトリカルPOP系踊るバイオリンプレイヤー的紹介は完全に間違いで、全盛期のJean Luc=Pontyの軽やかさと流麗さを音だけで無くヴィジュアルでも魅了し、加え最新ビジネスモデルで無駄なく展開できる彼女はいずれEddie Jobson的世界観ものみ込んで独自の音楽体系を構築して行くでしょう。

その出発点としてのアルバム「Shatter Me」を是非体感して頂きたいですね…そして今、凄い女性バイオリンアーティスト三人は誰?と聞かれれば、リリ・ヘイデンエミリー・オータム、そしてリンゼイ・スターリングで決まり…フフ。


【Lindsey Stirling web】
http://www.lindseystirling.com

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2014年12月01日

リンゼイ・スターリング日記1 次世代アーティスト編

20141201リンゼイ・スターリング(Lindsey Stirling)と聞いてどのくらい方がご存じかしら??

実は2013年のサマソニに出演していたのですが、メディアでの扱われ方はどちらかと言うと、踊るコスプレ女性バイオリンプレイヤー的な軽い扱いだった記憶が・・

確かに日本でネットで一部話題になったのが確かゼルダの伝説等のコスプレでエレクトリカルな演奏をするPVが先行したのでそのようなイメージがあるのかも…ですので、彼女に将来性を感じたPIPOKOが正しいリンゼイ・スターリングとしてピックアップ!!

今回はダイレクトなリンゼイよりも、あのピアノガイズのゲスト参加したPVが彼女の器用さを一番表現してるのではないかと感じたのでそれをご紹介。

楽曲はあのトムクル作品「Mission: Impossible」…メインのピアノガイズにバイオリンを持って器用に動き回る彼女の独特なセンスを感じ取れるはず。

彼女のリズム感の良さ、身の軽さ、それらが匠に音としてリリースされた最新アルバム「Shatter Me」はあらためて今週末にご案内…プレイヤーとしての技量やアレンジ能力、ビジネスとして新しい手法等を探ってみましょうか。

音単体で勝負するのでは無くパフォーマンスとしバイオリンを組み込んだ彼女は明らかに次世代アーティストですよ。


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2014年11月01日

リリ・ヘイデン日記4 リリランド編

20141105出ましたよ、待望のリリ・ヘイデンの新譜「リリ・ランド」が先月リリースされたので早速購入…2012年シングルリリースされた「Tyrant」を含む全12曲は期待通りの出来映えでじっくり新作に取り組んでた様子がうかがえる内容よ。

衝撃的なデビューだった1997年「リリ」…プライベートな事情でしばらくお休み後2003年「Light Blue Sun」は過去の自分を否定するようなブライトな仕上がりでリリファンをがっかりさせ、もうあのダークで情熱的なリリのバイオリンと歌声はもう聞けないのかと忘れかけた頃に、数枚のリハビリ的なシングルをリリース…そして2008年「Place Between Place」で見事復活。

この頃になるとヴィジュアル的にもワイルドになっていて、バイオリンのポジションも独自スタイルで驚かされたのです。そして完全復活とも言えるシングル「Tyrant」が歌詞・曲ともに非常に重々しかったので、その路線でアルバムも直ぐかと思ったら意外に長いスパンで今回の「リリ・ランド」。

前作「Place Between Place」では自分の過去〜現在を赤裸々に表現したアルバムとすると、この「リリ・ランド」は思ったほど強烈ではないにしても十分に彼女の今の安定・円熟したサウンドで構成されてました。タイトル通り『これが今の私のメニューなのよ!』という感じです。

近年リリの評価として『バイオリンのジミヘン的存在・・』と称され、確かにワウペダルを踏み込みながら歌い・演奏する姿はまさにそうかもしれません。後ほどそんな彼女をよくとらえた映像がありますのでご覧あれ(; ̄O ̄)

新作は1曲目でようこそリリランドへ的な幻想的なウエルカム楽曲…2~4曲は今のリリを代表するメッセージ重視の楽曲。中盤がシングル「Tyrant」からなんとLed Zeppelinの名曲「カシミール」で一気にリリワールドへ…「カシミール」はロック界の「ボレロ」的存在で、特にプロアーティストからのリスペクト楽曲として様々にアレンジ、リリースされ最近でもターヤのLIVEとかでも中盤の盛り上がり楽曲としフルオーケストラをバックに語り継がれる作品に…その流れのまま7曲目でこの前2曲を締めくくるかのようなバイオリンに痺れるのです。

後半は流れを変えて、今後の自分の道を語るかのような優しくてぬくもりを感じる楽曲…もしかしたら新作のジャケットは「Tyrant」のジャケットデザインに緑が育成してるのもこのような意味があるのかもしれませんね。

最近は人間味丸出しのアルバムがとても少なくなってきてるので、この一連のリリのアルバムは是非オススメしたい作品なんですね…ではそんな人間味・情感丸出しなバイオリンを2009年「Park City Television」のStudio LIVEで是非ご堪能を!!!

【Lili Hayden WEB】
http://lilihaydn.com/

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2013年11月09日

Jean Luc Ponty日記1 ヴァイオリンの新境地を開いた男編

20131109先日のクララ・ポンティの新作に登場した偉大な父…それはJea Luc Ponty…かのフランク・ザッパのレコーディングにも参加し、様々なジャズ・ロック界のアーティストに影響を与え続けてきたヴァイオリニストよね。

ご存じ無い方もいらっしゃるかもしれないから、このブログを通じて過去の作品をピックアップしながら彼の業績を振り返るわ。

既に彼は71才で円熟と言うよりレジェンド的な存在なのだけど、時系列的に紹介するより先ずは最近作の2枚のアルバムをピックアップして過去にさかのぼってみようかしら。

2002年にリリースされた「Live at Semper Opera」…70年代後半から80年代前半の全盛期を過ぎ、90年代は良きパパとしてスケッチ的な音の風景に特化した生活で、先日のクララも独り立ちし、半ばリハビリ的な2001年LIVEツアーを始めその時のドイツでのステージがこのアルバムね。

代表曲でもある「Imaginary Voyage」がオープニング…全盛期を知る人にとっては、そのリズム感は若干キレが無くなり不安な感じなんだけど、段々自分を取り戻して行くジャンリュックが素晴らしいわ。

収録曲は「Enigmatic Ocean」「MIrage」を含むブレイクした中期の名曲を中心に60代になったのPontyの落ち着いたアレンジに手直しされているのね。「全盛期のLIVEはJazzRock的なアプローチでWorldTourを敢行してステージではひたすら弾きまくるロックアーティスト顔負けのステージで物凄かった・・」と70年代日本公演を見たスタッフ。

当時のVideoが残っていて、それを見た時は本当にビックリよ。エレクトリックヴァイオリンのSoloではなんと10分近くもTapeエコーとか当時のアナログエフェクトを駆使して、ピンクフロイドも真っ青って感じよ。

そんなPontyの復活LIVEはリズムこそ地味ながらそのスピリッツは健在だわ…場数を踏んでるアーティストに共通なのは歳をとっても最初こそもたつくものの、血が蘇ってしまうのね。このアルバムはその過程を十分にパッケージしててPontyファンにはたまらない作品である事間違い無しよ…PIPOKOも全盛期を生で見たかったわ。

そして、旧友アラン・ホールズワースをゲストに迎えた新作はまた明日に!

【Jean Luc Ponty web】
http://www.ponty.com

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2012年12月08日

エミリー・オータム日記 生き抜く姿は音に宿る編

20121208iTunes Storeでリリ・ヘイデンの作品を探してたときに偶然ネット情報でポツンと出てきた関連アーティスト「Emilie Autumn」…ん、何繋がりかな!?とよく見たらどうやら彼女もヴァイオリンプレイヤーでオルタナティブ系シンガーソングライターのソロアーティストらしかったの。

早速iTunesに戻って検索したら、どうやらエレクトロニカ系でデビューした歌姫らしく、その容貌はどう見てもコスプレ…それもかなりなゴス系で興味をそそられたわ。雰囲気からして欧州系のアーティストかしらと思ったら、コテコテのカリフォルニア・ガールだったのよ。

でも、過去のジャケットを見る限り何処かにおどろおどろしさを感じたので、ちょっと調べたら結構な履歴の持ち主だったのよね。単なるコスではなくて、かなりな精神障害の経験者らしく、とてもガールという感じではなかったわ。で、最新作の「Fight Like A Girl」をプレビューで聞いたらとても気になる音楽を奏でているのでアルバム全曲ポチってみたわよ。

全くエミリーの楽曲は聞いたことが無かったし知らなかったので、このアルバムが過去から進化したものなのか、以前からこのスタイルなのかわからず、インフォメーションを見る限りエレクトロニカ系がベースと言う事で、それだけを前提に試聴したわ。

実はこのアルバムを聴く前に、エミリー自身の過去を知ってると知らないでは、聞く姿勢が違ってくるの。もし、このアルバムが単にコンセプト作品であれば、その世界観は妄想やダークファンタジーやサーカス・キャバレー的な側面で語れるだろうけど、彼女の場合は自伝的な作品であると言う事が分かったわ。

記録によると2004年にコートニーラブのバックとしてツアー終了後に妊娠したそうなのだけど、エミリーは極度の躁うつ病でこれが子供に遺伝しては生きるのに辛すぎると判断し中絶、その後、自己嫌悪に陥った彼女は自殺未遂しアサイラム(精神病院)へ…復帰したエミリーは自分の人生を自叙伝化…うぅ~ヘヴィー過ぎる。

20121209さて楽曲…ノイジーなイントロで始まる「Fight Like a Girl」…展開は軽快なポップスタイルで歌詞の内容とは裏腹な正義への動機付け的な意味があるのかもかも…一転2曲目の「Time for tea」では拘束される主人公を軽いショー喜劇的なアレンジで語り的に歌ってる…3・4曲目で不眠から目覚め、自分の存在に誰も気付かない悲しさを叙情的に歌い…「Take the Pill」で別人格の自分が覚醒、過激な歌詞と同期するようなエレクトロニカ系サウンドMAXに達していく…「Girls Girls Girls」ではバーレスク的な表現で狂った少女達を第三者的に歌い「I Don't Understand」でもう1人の自分と自分が何者か語り合う・・。

後半、「We Want Them Young」では自分解放への序章的展開、でも「if I Burn」で戦う自分に本当の勇気があるのか自分に問いかける…「Scavenger」スカヴェンジャーとは、ここでは腐敗した肉をあさる獣を意味し、それを自分に置き換えプライドとは何か、生き抜く意味をドロドロで歌う…「Gaslight」チェンバロ的な旋律でガスライトの温かい灯りの下で束の間の夢を想い家に帰りたい自分、そして現実に戻り「The Key」…自分を閉じ込める門の鍵は全て自分の中にある事を悟る…「Hell is Empty」電子音でコウモリを表現し、その光景を覆い尽くすように前曲のガス燈の温かいメロディがリプライズされるの。

「Goodnight,sweet Ladies」で遂に救いが訪れ、彼女を悪夢のない優しい眠りにつかせる。「Start Another Story」…語り部的に昨日までの自分から解放され歩み始めた主人公、まさしくエミリー自身を優しく勇気付けるわ。そしてラスト「One Foot in Front of the other」…一歩一歩自分の足でお家へ向かう彼女、悪魔的な妄想世界を脱出し自分を見つけ出し、生きる価値を見出したのだった!

4歳の頃からヴァイオリンを習い言葉よりも譜面を先に覚えたという才女で、あのイツァークパールマンの前でヴァイオリンを演奏し、「彼女のプレイから音楽を感じる」とまで言わせたエミリーだけに、音楽的な背景は素晴らしい。でもその裏側にある自己崩壊と戦いながら奏でられる音楽は強烈よ。

彼女の右腕にはアサイラムに居た頃の自分のセルブロックのタトゥーが入っていて、自分に何が起こったかを忘れないためにだそう…自分を信じる事がいかに大切かをアルバム化した「Fight Like A Girl」…本物よ!情報では2014年に同名のミュージカル舞台をセルフプロデュースで企画中との事。これは物凄いことになりそうね・・・頑張れエミリー!!

【Emilie Autumn web】
http://www.emilieautumn.com

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2012年11月11日

リリ・ヘイデン日記3 兆し感じた編

20121104先日の「Tyrant」の少し前の2008年にリリースされていた最新アルバム「Place Between Place」…ちょっと調べ物で彼女の最新シングルのリリースを知り、この作品を発見…メジャーレーベルではないのでiTunesで見つけて早速アルバム購入。

最新の「Tyrant」がオリジン回帰とすると、どうなのだろうと多少の不安を持ちつつも、いつものようにスタジオで爆音試聴会。試聴する前にジャケットとタイトルをじっくりと観察…各楽曲タイトルはちょっと賛美歌的な雰囲気、ジャケットはちょっとエジプシャンなシンフォニック系を感じさせる仕上がり…これはとても傑作な予感。

回想的なピアノの調べから始まる1曲目…メロは綺麗で白いリリがまだそこにいたのだが、各楽器が鳴り始めたらそれはメモリーだったと気付いたわ…楽器本来の荒々しさが再現されてる。全体的には南部サザンロックの雰囲気を持ちながら、エジプシャンなエッセンスをヴァイオリンに巧みに織り込んだ展開に。後半はサビのメロこそ美しいものの陰と陽がハッキリしているのね…この楽曲構成、シンフォニック系ロックそのものよ。

歌詞はやはり賛美歌的なワードが多くて、この十数年間での紆余曲折をダイレクトに感じたわよ。

後半のインスト「Last Serenade」「Power of five」ではチェロとの二重奏でヴァイオリンプレイヤーとしての実力の凄さも表現し、ラストの「Maggot Brain」ではヴァイオリンと言う楽器の響きの特性をエレクトリック手法で、これは絶対に女性でしか表現出来ない感極まる世界へ引きずり込むのよ…久々に鳥肌もののインストで男には絶対に無理よ!女性の情念が籠もっていて、それが更に溢れ出てきたっ音になってる。

先に最新シングルを聴いて、4年前のこのアルバム…確実に原点回帰への兆しとなった素晴らしい作品になってる。

でも、iTuneがあるおかげで本当に助かる…実力あるアーティストはメジャー経由しなくても全世界的にリリースできるし、ファンは付いてくる。このリリの2作品も配信があったから簡単にゲットできたけど、通常なら気付かなかったかもしれないしね。未だにCDに拘ろうとする日本はアーティストとの接点も狭めてるって事にいい加減気付かないと、つまらない作品ばかり粗製濫造する斜陽産業になってしまうわよ…あ、もうなってるか。

で、復活したリリ・ヘイデンはこれから素晴らしい軌跡と奇跡を見せてくれるに違いないわね…フフ。

【Lili Hayden WEB】
http://lilihaydn.com/

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2012年11月10日

リリ・ヘイデン日記2 復活暗黒面編

20121103隠れた名盤として紹介した1997年リリ・ヘイデンの1stアルバム「リリ」…それ以降は様々な感情の起伏があったようで一転健康的な世界へ行ってしまって普通になってしまた彼女だったが、今年の9月にiTumesから突然singleを発表したのよね。

ジャケットを見る限り…直感的に重そうな雰囲気…そしてタイトルが「Tyrant」…直訳すると「暴君」とか「制圧者」って意味よね…で、これはもしやと思って早速ポチリ…そのままスタジオモニターで爆音試聴…キタ━!!!!あのリリが戻ってきた!!!!

いきなり歌い出しが、「暴君は西にも東にも・・そして自分の中にもいる」…そしてとても汚い重低音のベースが歩み寄ってくる。ウォーこれはまさに、あのデヴュー時の世界観じゃありませんか。ヴァイオリンのプレイもなにか湿気のあるクロスを引き摺るような重さが漂ってる。曲中のヴァイオリンソロで自分の復活記念なのか無意識なのか、1stアルバムの楽曲のソロと同じフレーズ弾いてる…これで確信を得たわ…ついに15年を経てオリジン回帰って感じ。

全然ノーマークだったので、慌てて色々検索してみると積極的にLIVE活動も再開していて、Youtubeで見る限りそのスタイルは綺麗系と言うよりちょっと神がかった雰囲気で、この15年間で様々な事を経験して乗り越えてきたんだなぁ~と直感したわ。

この楽曲を先行リリースするなんてさすがリリよ。で、よく調べたら2008年に「Place Between Place」というアルバムをリリースしていたのね。これも早速iTuneからフルでお買い上げ…明日レヴューするわよ。

復活したリリと一緒にお仕事したいとフツフツとしてくるのでした…フツフツフツ。


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2012年10月10日

リリ・ヘイデン日記1 情熱のヴァイオリン編

20121010アルバムを手に取った瞬間「こりゃきてるぞ~」と思った事はない?

1997年にリリースされてリリ・ヘイデン嬢のファーストアルバム「リリ」がまさにそれよ…こんな才能溢れる美女をまた見つけてしまった!!

シャガールの絵と見事融合したリリが、ヴァイオリンを持って座り込むジャケットのデザインは斬新で、ただならぬ風格を醸し出してるの。音を聴いて更に度肝!ヴァイオリンの音というと、物静かな調べとタイトな強さ位しか思いつかなかったけど、様々な表現があるものなんだと思い知らされちゃった。

ああ、やはり音楽って自由なんだ…楽器は人間の情感を表現する道具に過ぎないんだわ…とまたまたまたまた気付かされましたわ。

彼女はボーカルもこなしているの!綺麗な高音の持ち主でささやいたり吐息の様に歌うシーンが多いけど、どんな細い音を発しても中心に芯が1本ずーっと通っていて力強い。ボーカリストであるならばそれは出来て当たり前だけど、彼女はヴァイオリンに負けず劣らず素晴らしい声の持ち主よ。アルバムの1曲目からほぼやられっ放しになるけど、繊細で美しいと思いきや突如炎が燃え上がり鎮火していくといった具合に場面が変っていき、彼女の根底にある'強さ'や'決意'の様なものをガンガン感じてくるの。

実は一番の聴き所はボーナストラックに収められている「Only So Much」…このアルバムの代表曲にすべき位の名曲で、ここから発せられるリリ嬢のエネルギーは半端じゃないのよ!!ヴァイオリンが奏でる苦痛と叫びは他に類をみないショック作品と言っていいわ!なんでこれがボーナスなのだ!?とクレームを付けたいわよ。

でも、残念な事に結婚したリリ嬢が次に発表した作品は健康的になっていて、大好物の'素敵な陰鬱さ'は完璧に消えうせてたの・・。幸せになってくれたのはファンとして嬉しいけど・・またこの頃に戻ってというのは酷かしらね・・・と、このブログを書いていたら先月彼女が復活シングルをリリースしたらしいわ…それがどうやら昔に戻ったらしいとの事!早速iTunesでポチって後日ご紹介するわね…フフ

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2012年09月28日

アンドレア日記 赤い弦楽器編

20120923いつものようにお出迎えしてあげると、ママが赤い顔して帰って来た…また飲んでるニャと手荷物を見たら見慣れないケースを持ってるじゃニャいの。それなんだ~??って聞いたら、「あ~ヴァイオリン買っちゃった」って。

「飲んだ帰りにクロサワバイオリンが新しくできてて、ちょっと立ち寄ったら安くて高性能なエレクトリックヴァイオリンがあって試奏してみたらお値段以上の音がしたから気に入っちゃって・・」

え~試奏って言うけどヴァイオリン弾けるのかニャーと素朴な疑問を持ちつつも、ケースから出てきたのは何と赤色!派手過ぎるだろ!と口に出さずにツッコミながらもミーも触ってみたニャーよ。

何でもYAMAHAのサイレントヴァイオリンを買う予定があったとかで貯金してたみたいで無計画なようで計画的なお買い物らしいニャー。

エレクトリックヴァイオリンと言えばミーはJeanLucPontyが好きなのだけど、こんどママにおねだりして弾いてもらおうかな…間違っても葉加瀬太郎は弾かないでおくれニャー!


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