レナード・ニモイ

2015年09月27日

In Memoriam日記 2015編

20150913人はいずれ死してしまいますがエンタメ関係者のそれは特に悲しいですよね…先日も若くして川島なお美さんが他界され驚きました。

先のエミー賞のでもこの一年間に他界されてしまった映画・TV制作関係者(北米)の追悼映像が約4分にまとめられて放映されました。

今年はあのMr.Spockことレナード・ニモイも・・・近年のメモリアムはTVの創世記を飾った方々が年齢的な事もあって大変多く時代の大きな転換期を感じます。

今日は語るよりも亡くなられた方々を偲んで…笑顔でご冥福を。

【2015エミー賞追悼】


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2015年03月03日

レナード・ニモイ追悼日記1 長寿と繁栄を編

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心の中で一番リピート回数が多い俳優…それは間違いなくレナード・ニモイ…その彼が2/27日に亡くなってしまいました…享年83才。

妻のスーザンさんによれば、以前から患っていた慢性閉塞性肺疾患の末期症状で、数日前に胸の痛みから病院に緊急搬送されましたが、意志によりベルエアーの自宅に戻り最後を迎えたとの事だそうです・・・。

名優と言うより、Mr.スポックとして生涯この役を自分の一部として、時には1977年に自伝にて「I Am NOT Spock」と否定…その後1995年「I Am Spock」としてやはり自分の中の存在として活躍し続けました。

役者だけでなく監督としての才覚にも素晴らしい輝きがあり「スリーメン&ベビー」では人間味あふれる演出で大成功し、映画版スタトレシリーズでも「故郷への長い道」等で評価と興行収益で結果を出していました。

彼は俳優としてTV版「スタートレック」と「スパイ大作戦」後、俳優業はもういいと宣言し、写真家として作品をリリースしますが、後に「スタートレック」の世界観に火が付き現在に至り、当然そのアイコン的存在だったMr.スポックも表舞台に復活してくるのです。

原作者ロッテンベリーのMr.スポックの概念は当時画期的で、その容貌からTV局から『悪魔っぽい』『気味が悪い』と評されてパイロット版では微笑むスポックになってしまった訳ですが、その後はきっちりコンセプト通りに感情を表に決して出さないバルカン人フォーマットを確立させ、その個性の強さからコアなファンが生まれ、学術的・哲学的な解釈でスポックが語られるようになってきたのです。

このイメージを定着させたレナード・ニモイのストイック的な思考は演技と言うより、彼そのもの生き方に近く、故に否定・肯定の自伝を出版したのでしょう。綿々と続く「スタートレック」の世界観のコアにそれが存在し、これを物語として継承させる為の努力を晩年に費やし、そのお役目が終わったのを見届けたかのように他界してしまいました。

彼の最後の撮影となったのがフォルクスワーゲンTVCMでスタートレック感を背景にシャトナーと最後の共演になってしまいました…このCMも素晴らしい出来映えなので是非ご覧に。

そして彼は死の数日前最後のTweetで『A life is like a garden. Perfect moments can be had, but not preserved, except in memory.LLAP』と…訳すと『人生は庭のようなもの…完璧な状態もあるが、そのままで保つことは記憶すること以外にはできない。LLAP』…これが最後の言葉かと思うと人生の締めくくりにまで完璧を追求したスポックとだぶってしまって表現する言葉がございません・・・。

Mr.スポックとレナード・ニモイの関係性はとても1日では書き記せないので、追悼日記としてまたお届けしたいと思います。今日は映画「スタートレック:カーンの逆襲」でのドクターマッコイの言葉から引用させていただきます。『He’s really not dead, as long as we remember him.』…ご冥福をレナード・ニモイ…そして、ありがとう!!!

Live Long And Prosper
長寿と繁栄を
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2014年10月07日

スタートレック日記17 カーク&スポックTVCM編

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二日前から公開されてるフォルクスワーゲンの新しいTVCMにビックリしたわよ…放映はドイツ向けの作品なんだけど、フュチャーさてれるのは「スタートレック」初代のカーク船長とMr.スポックではありませんか。

カーク&スポックを演じて今ではレジェンド的な存在となったウィリアム・シャトナーとレナード・ニモイがその世界観を崩すこと無く45秒間に濃密に表現されてます。

主役はスタトレの特にカーク船長に憧れてる少年のお隣に、なんとウィリアム・シャトナーがお引越…ビックリした少年は自宅の部屋に戻ってTV時代のカークの制服に身を包み、お隣の車庫に駆け寄るのですが・・そして、ニモイはどこで登場するのか!!後はご覧になって下さいませ!!

凝ってるのは、その車庫ナンバーがなんと「1701」(; ̄O ̄)

日本だと最新車種のTVCMは必ず言われるのが"派手なインパクト"とか"機能表現"とか"走行性能"とかばっかりで、このような人間的なドキドキ感を見る側に持たせるヒューマンな企画はNGなんですよ。

完成したCMも見るにつけ、クライアント側の担当者がしっかりしてる証拠でもあるのですね…「スタートレック」等SF系視聴者は所得も高く最新のスペックに積極的にアクセスするので余計な説明は不必要…いかに彼らの若い心にアプローチできるかを見事に表現したTVCMに仕上がってます。

Apple等も同様に本来CMはブランドのコンシステンシー(一貫性)が大事なのですが、どうも近年の日本のTVCMは直接的な伝達ばかりでコンシステンシーが消えつつありますから残念です。

それにしても少年の表情が記憶に残る素晴らしいTVCMでしたよ!!


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2013年10月07日

スリーメン&ベイビー日記 スポックは名監督だった!編

201310081987年公開の映画「スリーメン&ベイビー」…日本でもタイトルとストーリーの認知度が高い作品だけど、この映画をMr.スポックことレナード・ニモイが監督したという事は意外と知られていないかも・・・。

映画「STAR TREK」の3,4本目の監督を見事に務め上げ後世に残る名作と成し得たMr.スポックが、宇宙を離れて現代の地球を描いたとなれば必見じゃないかしら。

物語は80年代のニューヨークが舞台よ…建築家のピーター、漫画家のマイケル、俳優のジャックの独身貴族3人は、高級アパートメントで優雅な共同生活を送っていたの。そんなある日家の前に見知らぬ赤ん坊が置き去りにされ、その父親が仕事で留守中のジャックだと判明。

赤ん坊を放っておくわけにもいかず、ピーターとマイケルは慣れない子育てにてんやわんやよ。しかもジャックは知らぬ間に友人から麻薬の受け渡しに利用されてしまい、3人は赤ん坊と麻薬の売人と捜査官の間に立たされて大ピンチ!しかし見事なチームワークで事件は解決し、子育てチームワークも完璧になっていったの。スタイリッシュな独身生活は一転、彼ら自身の奥底に潜む父性愛が開花し、赤ん坊中心の楽しい生活が始まったわ。

そんなある日、赤ん坊の母親が子供恋しさに彼らのアパートを訪れ引き取りたいと言い出すの。子供は母親の側が良いに違いない・・・そう考えた3人は泣く泣く赤ん坊を返すけれど、喪失感に打ちのめされ取り返そうと空港へ・・・しかし時既に遅しよ。更に落ち込みながら家に戻ると、なんと家の前に赤ん坊と母親が!喜んだ3人は母親共々アパートで暮らそうと提案するの。

とにかく最初は赤ん坊を煙たがってた花の独身男性が赤ん坊の無垢な可愛らしさに惹かれていき、慣れない子育てに奮闘する姿がコミカルで暖かいわ。最大の見せ場は、赤ん坊が母親に引き取られた後の3人の"無言の"淋しさね!こういう描写って一歩間違えると臭くなりがちなのだけど、そこは役者陣とスポック監督の凄さ!それはそれは自然に母性寄りの父性を表現していたわ。

一言では言い表せないけれど、今作はコミカルさにちょっとしたロマンス、更にサスペンスの要素が絶妙の匙加減で織り交ぜられたハートウォーミング・ドラマよ。

前作の「STAR TREK」の映画でも戦い云々という部分より人間の心の結びつきに焦点を当てて作られていたわ。Mr.スポックは人間の心の殻を取り除き、本来持ちあわせている太陽のように暖かい部分を描く天才なのね・・・そして、見ている側の暖かさをも引き出してくれるという特典付きよ。

名作と呼ばれる映画は多々あれど、今なお色褪せずに息づいている所以というのはこういう事なのかもしれない。さて、宇宙探索が終わったら、次は地球探索はいかがかしら?勿論、副長が案内してくれるわ。

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