ライズ・オブ・エンパイア
2014年06月28日
ライズ・オブ・エンパイア日記3 残虐な女王の為のパヴァーヌ編

100万の兵を率いてギリシャ侵攻を目論む、自称"神の王"クセルクセスと、たった300人の精鋭と共に戦い、『テルモピュライの戦い』で命を散らしたスパルタのレオニダス王。
彼らの戦いは終わったかのように思えたけれど、レオニダスの遺志を継ぐべく、アテナイのテミストクレス将軍は一般市民からなるギリシャ連合軍を率いて、ペルシャ連合軍に立ち向かっていく。
前作同様にフランク・ミラーのグラフィックノベルが原作…「300」の続編ではなくて『テルモピュライの戦い』と同時期に起こった『 アルテミシオンの海戦』がテーマ…前作の映像が所々にインサートされてるのが面白いわ。
何と言っても物語の要は、クセルクセス王の右腕であり、残忍且つ美しきエヴァ・グリーン演じる海軍指揮官アルテミシアね…黒髪に黒いアイライン、クリンゴン戦士のような背中に突起のある軍服を身につけた彼女はクール・ビューティー、画面に登場する度に目で追ってしまう美しさよ。
何故アルテミシアが女だてらにペルシャ軍を率いて残虐の限りを尽くすのか・・・その理由は、彼女の悲しい過去に所以しているの。
予告編を見た際、今回はクセルクセス王の過去にスポットを当て、女兵士アルテミシアとの残虐コンビの内面的なものをじっくり描くのかと予想を立てていたのだけれど、意外や意外!ひと言で言うなら「女王アルテミシア」物語に仕上がっていたわ。
とにかく主役のギリシアの将軍テミストクレスの影が薄く、兵士達の士気を上げようと力強い言葉を発しても何も伝わってこないのよ…「300」はレオニダス王のスパルタ魂がしっかりと描かれ、民族や人間の絆の深さを感じ取れたのになぁ・・と不安に思っていたところ、レオニダス王の妻である王妃ゴルゴがその役割を担ってくれたので、全体的に締まって一件落着…もう一人の主役を挙げるとするならば、王妃ゴルゴかもしれないわ。
見所は戦闘シーンで、ザック・スナイダー独特のビジュアル・エフェクトが多用されるのだけど、冒頭から連続なので辟易感は否めない。監督はスナイダーでは無くノーム・ムーロ…前作のヒューマンドラマから一転、ゲーム的なビジュアル重視という感じが強いのがちょい残念…もう少しクセルクセスを掘り下げてくれていたらなぁ・・。
「300-RISE OF AN ENPIRE」は完全にエヴァ・グリーンが本当の主役で彼女を見せるためにその他のキャストは付録的な感じ…結末に関して中途半端感が残るけど、とにもかくにもアルテミシア演じるエヴァ・グリーン嬢の熱演には大満足かしら。見方を変えて「アルテミシア物語」とするならば納得がいくかも。
そして、スピンオフで「300外伝 クセルクセス黄金の王」なる作品を是非見てみたい!
PS…米本国ではフルサイズのIMAX仕様があるのだけど日本でもフルのIMAX導入して欲しいわぁ〜
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2014年03月05日
ライズ・オブ・エンパイア日記2 最終予告編編

無事にアカデミー賞発表も終わり、いよいよ、それらとは無縁の作品が公開される楽しみな時期とも言えます。
先ず、その先人をきって北米で3/7からリリースの「300:ライズ・オブ・エンパイア」…アカデミーとは対極的なR指定ですから色々なブツが飛び散る可能性大ですよね(笑)
あの、ザック・スナイダー監督の傑作「300」の続編にあたる「ライズ・オブ・エンパイア」では監督はノーム・ムーロ、制作総指揮がザック・スナイダーとなります。
物語は続編ではなく「300」での『テルモピュライの戦い』と同時期に起こった『 アルテミシオンの海戦』を描き、ペルシャの王クセルクセスを掘り下げているのも特徴的。
その公開直前の予告編を見て、スクリーンを鮮血に染め、お上品なアカデミー作品関連をぶっ飛ばしましょうか…フフ!
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2014年02月07日
レトロ&オルタナティブポスター日記3 男臭い編

男臭いと言えば、デヴィッド・フィンチャー監督が1999年に殴り合いを通じての男の世界を描いた問題作「ファイト・クラブ」…デリシャス・デザイン・リーグ制作による作品で差し色の赤と青をで見事にテーマをッ表現してるわね。
マスクの下の男の弱さ、子供っぽさ、が大人ぶった煙草で心のコントラストを強調してる。
もう一枚は間もなく公開の「300」の続編(続編と言うより同時並行的)「300: ライズ・オブ・エンパイア」をアートスタジオMondoが制作したポスターよ。
神格化されたペルシャの王クセルクセスを中心渦巻く血の海が妖怪的なクセルクセスの内面をドロドロと描いててお見事だわ。
両作品とも男臭い、そして耽美的な一面も感じさせる作品だけにオルタナティブポスターにも独特の香りを感じるわね…フフ。
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2013年06月19日
ライズ・オブ・エンパイア日記1 戦場は血の海編

一体、その続編って物語的に可能なのかって思ってたら、前作の『テルモピュライの戦い』と同時期に起こった『 アルテミシオンの海戦』をテーマにしたようで、敵は「300」同様、ペルシャの王クセルクセス。
予告を見る限る、クセルクセスの怪しさがましてる感がありますが、今回はそのクセルクセスのNo.1的なエヴァ・グリーン演じるのアルテミシア女戦士が凄そうです。
ザックスナイダーは制作総指揮的なポジションで、監督はゲーム「Halo」でのCMで評価されたノーム・ムーロ…期待大の作品です!日本公開は多分来年の夏頃でしょう。
pipopipotv at 15:00|Permalink│Comments(0)