メリル・ストリープ

2017年01月16日

反トランプ日記1 SNL編

20170104

先週ゴールデン・グローブで功労賞的なセシル・B・デミル賞を贈られたメリル・ストリープの受賞スピーチが凄かったですよね。

「権力を持っている人が、その地位を利用して他人をいじめると私たち全員が負けることになります」…私たちの国で最も尊敬されている場所に立とうとしている人が特権・権力、そして反撃する能力において自分のほうがはるかに上回っているにも関わらず、体の不自由な記者の真似をしたのです。

私はそれを見たとき胸が張り裂けそうでした。私はまだ自分の頭の中からそのときの記憶を消し去ることができません。なぜならそれは映画の中の出来事ではなく現実の出来事だったからです。

誰かに屈辱的なことをする。公の場で権力を持っている人がそのような行為をした時、他のすべての人生に影響してきます。他の人たちも同じような行動をとっても良いと許可を与えることになるからです。無礼は無礼を招く。暴力は暴力を呼び起こす。権力者がその地位を利用していじめをすると私たち全員が負けることになります・・・」


間もなく米ではトランプ大統領の就任式ですが前代未聞の出来事が次々起きています。先のメリルのスピーチに対して「彼女の演技は過大評価されてる」など個人攻撃が開始されてるのは皆さまもご存じかと思います。

選挙期間中から人を中傷し侮蔑的な発言で人気を得てきた人物が結局そのままの人格で大国のTOPになるのです…怖い事です。そんなトランプを皮肉ったキャンペーンCMをあのSNLが制作したのですがこれが実によく出来てるのでご紹介…作品的にも上質でSNL的ジョークは的を射てます…タイトルは「Voters For Trump」

日本では報道されませんがヘイトクライム犯罪が急増しメリルの言う通り、無礼が無礼を招き始めてしまいました。先日の記者会見も酷かったですよね。就任式には各地で大規模な反トランプデモが予定とかこんなにピリピリ状況は異常事態です。

ブログではあまり政治ネタはピックアップしないようにしてるのですが今回は別物…政治という言うより大国TOPに立つ人間性の在り方ですからね。(`_´)


pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0)

2016年12月09日

フローレンス・フォスター・ジェンキンス日記2 好きこそものをやっちまえ!!編

20161203

以前もご紹介した現在上映中の映画「フローレンス・フォスター・ジェンキンス」…事実に基づいたストーリーなので展開はわかっているものの、後は錚々たる役者陣がどう味付けをするのかが楽しみだったの。

主役フローレンスを演じる”千の仮面を持つ怪優"メリル・ストリープ、そして彼女の夫シンクレアを演じた”永遠の貴公子”ヒュー・グラント、そしてそしてそんなベテラン陣に挟まれフローレンスのピアニスト、コズメを快演した”ビックバン★セオリーのコロポックル”サイモン・ヘルバーグ・・・このキャスティングなくしてこの映画は成立しなかったと言って良いかも。

物語は1940年代NYが舞台…社交界のトップであるマダム・フローレンスは夫のシンクレアと共に財産と情熱を愛する音楽に捧げていたのよ。やがて彼女はソプラノ歌手になりたいと思い立ちピアニストのコズメを伴奏者に抜擢しリサイタルを行うようになるの…しかしフローレンスには致命的な欠陥があり、それに気付かない・・・シンクレアは妻の夢を叶える為客を信奉者だけにしたり評論家に金を握らせ酷評させないようにしたりと献身的に立ち回っていたわ。

そのうちフローレンスは自主制作レコーディングをして盤を配ったり音楽の殿堂カーネギーホールで歌う事を決めてしまう…シンクレアとコズメはギリギリまで世間の彼女に対する真の評価を隠そうと奔走するけれどフローレンスの音楽を愛する純粋な心を尊び、共に力を合わせることにしたわ。戦時中のお話だけど彼女の様に支援をする人達がいたからこそ芸術の火は現在も絶えること無く受け継がれているのよね…本当に素晴らしい事だわ。

それにしても、歌を歌える人が歌えない演技をするというのは大変な事だと思う…フローレンスの最初のレッスンは”超”見どころのひとつで、無理に前喉を締めたまま発声したり、ピッチの微妙なずれや高音へ切り替わる際のちょっとしたひっくり返りぶりには恐怖を感じるほど。技術や経験が身につけばつくほどそんなことをすればわざとらしくなってしまうのに、さすが怪優メリル・・・本当に初めてじゃないのか?と思えてしまう。だって前作「RICKI & THE FLASH」ではロックシンガーだったのですもの!!

更に夫の前では恋する少女の様に愛らしく舞台の相棒であるコズメを弟のように愛しみ親友として頼る…その天真爛漫な生き様には好感が持てたわ。好きなものは好き、やりたいことはやる、そんな彼女の素直さが周囲の人々の心を動かしたに違いない。最初は資産家の道楽と思われていたかもしれないけれどフローレンスの音楽を愛するというぶれのない心が結局は後世にまで語られる事になったんですものね。そこまでを十二分に理解させてくれるとは・・・やはりメリルは凄すぎる。

そして注目株といえば、やはりサイモン演じるコズメ!!「ビックバン★セオリー」では主人公シェルドンの友人であり、変わった嗜好の持ち主であるエンジニア、ハワードを演じている彼が劇中でもその鍵盤捌きの素晴らしさを今回の作品で活かしているわ。更にどこかシニカルでずる賢い一面を持ちながら芯が強く良いヤツ、という役柄のイメージも十二分に活かされているのが素晴らしい。

最初はギャラにつられ、そのうち音楽家としてのプライドやキャリアに揺れ、最終的にはマダムを支えようと躍起になる心の変化が表現され、マダム夫婦のシリアスな大人の事情の間で小気味よいテンポと色合いを出していたわ。こんな大役をこなすとは・・・さすが、我らがハワード!

そして久々にスクリーンで目にするヒュー・グラントは、その笑顔の威力は衰えるどころか増していたわよ。実際のシンクレアは元シェイクスピアの三文役者だったからこそ妻の芸術を愛する気持ち、舞台に立つ気持ちを理解出来たのかも。そういう意味合いでも普通の夫婦と違う次元で結ばれていたに違いない。

ひとつ残念だったのは物語自体を「いい話」にしようと無理矢理な展開にもちこんだ点かしら…マダムを嘲笑していた若妻が急に金八先生ばりにフローレンスを庇ったり、シンクレアが愛人からフローレンスへ急遽真実の愛を見出したり、気持ちはわかるけれど急カーブで弧を描いてしまったことで違和感があったのは否めないわ。

しかしながら歌がうまい、下手などというのはあくまで聴感的、技術的なことに繋がるだけなのかもしれない…プロと呼ばれる以上は色々な点をクリアした上で個性や人間性を構築しお客様に楽しんで頂く訳だけれど、フローレンスは別にプロ云々という部分を目指していたのではないし、全て自分のお金でやり切っていたのだから誰に文句を言われる事は無いのよね。

ただ人に聴かせる上で不快に感じさせてしまうという、ある意味強烈な個性に自身が気付かなかったというだけ。劇中で彼女は辛辣な評価に初めて打ちのめされながらも「カーネギーでコンサートを行ったという事実は変えられない」と語るのだけど、この言葉には大納得…例えどう思われても、やりたい事を己の力で成し遂げた・・・なんて格好良いのかしら!

世の中には若く恵まれていても、自分には無理、とか無難に生きる方が良い、など後ろ向きの人が大勢いるわ…自分の可能性を自分で踏み潰し失敗を恐れて一歩も踏み出さない人が殆ど…個人的そういう考えが嫌いだし、年を重ねた今でもまだまだ生き切れてないと思うばかり・・・マダム・フローレンスの域にまで到達するのは難しいかもしれないけれど、まずは自分を信じて「好き」をエネルギーを変えて燃焼させていかないとね…何かをやるには時間もお金も要る、そんな事を言ってばかりいたら”自分が主人公”という作品は生涯リリースできないわよ!!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0)

2016年05月04日

フローレンス・フォスター・ジェイキンス日記1 優しさは音痴に勝る編

20160503どんな役でも完全になりきってしまうアカデミー女優と言えば勿論メリル・ストリープよね…そんな彼女の新作は「フローレンス・フォスター・ジェイキンス」

どんな作品かと言いますと1900年代米中期フィラデルフィアを舞台にしたソプラノ歌手の実話なんですね…でもソプラノ歌手と言っても完璧な音痴で長音が出せないお金持ちのマダム。

どんなマダムなのか??…それは父親の遺産相続…最初は身内的な小さな会場で公演していたのですが、色々すったもんだして最終的に1944年に憧れの大舞台カーネギーホールでリサイタルし76歳で夢を叶えたのです。

作品は彼女のレッスン風景を中心に音楽と何かを問いかけると予想できますね…今でも語り継がれるフローレンス・フォスター・ジェイキンスですからテクニカルを凌駕する彼女の人間性が凄かったかと…それをメリル・ストリープが演じるのですから楽しみすぎます。

因みに日本では同じ題材で仏系作品「偉大なるマルグリッド」が公開され話題になってますから鑑賞後に「フローレンス・フォスター・ジェイキンス」を見比べると映画制作や編集の美的テンポの文化的ディテールを感じる事ができそうです。

それにしてもメリル・ストリープ…前作はやはり音楽がテーマの「RICKI & THE FLASH」でロック系シンガーソングギタリストを完璧に演じて今度は音痴で剽軽なオバサマを演じる訳ですから驚きですよ。あ、もう一つ予告編を見て驚いたのが、なんとピアノ伴奏役でビッグバンセオリーでハワードを演じるサイモン・ヘルバーグが大物役者に挟まれて助演レベルで出演してること…やっぱり鍵盤が得意だったのですね!!

日本でも公開されるでしょうから先ずは予告編で小さく笑ってあげて下さい。




pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0)

2016年04月01日

RICKI & THE FLASH日記 メリルに支えられて・・・編

20160401千の仮面を持つメリル・ストリープがロックシンガーを演じる…という事だけで早く観たい!!と思った2015年公開「RICKI AND THE FLASH」・・・近年多いネタバレ的な邦題「幸せをつかむ歌」という最悪なタイトルとポスター。

本家ポスター(写真)はメリルのロックスタイルから一体どんな展開が!?…というワクワク感があるけれど、なぜこうも日本は台無しにするのが得意なのかと感心してしまうレベルだわ…それは置いといて本編へ。

主人公は、ロックスターを目指し家族を捨てた54歳のリッキー・・・彼女は離婚して心を閉ざした娘を助けて欲しいという元夫からの連絡を受け、再び家族の元に。自分の生活と恋人、長男の結婚、次男のセクシュアル、夫の再婚相手からの批判等様々な問題と対峙しつつ、女性として母として、そしてミュージシャンとして生き抜く姿が描かれている。

今回リッキーのバンドメンバーであり恋人役にリック・スプリングフィールド、そして離婚した娘にメリルの実娘メイミー・ガマーというキャスティングで、無理のない自然な流れを作っていたわ。

ストーリーというよりも、やはり見どころはメリルの神演技ね!!…冒頭でリッキーがライブバーのハウスバンドとして演奏しているシーンがあるのだけど彼女のブルージーで野太い声は一体どこから!?と言うほど格好良い…更に自然なステージング、MCでのお客との絡みとメンバーとのやり取りは、長年やり続けてきたミュージシャンのこなれ感と染みついた日常感が見事に演じ切れていて恐怖すら覚えたわ。

メンバー間の阿吽の呼吸というのは長い間同じステージを踏んできたことで生まれるものであり、ステージングやMCも毎回違う場所で行うのか、ずっと同じ場所で行ってきたのかで空気感も全く変わってくる…恐ろしいのはバンド未経験の筈のメリルがその点を理解した上で演じ切れているとしか思えない事なのよ!!…劇中音楽と関わる人間にとって違和感のある行動やセリフはあったものの、これまた彼女の演技力で上書きされ、この映画はメリルに支えられて完成されたのだと痛感。

リッキーは純粋に音楽を愛する実に可愛らしい女性で、その魅力は誰もが引き込まれてしまうのよ…恋人の前で中年太りを気にする行も少女の様で微笑ましかったわ。

音楽を生業にしようと奮闘しつつのバイト生活、派手なメイクと衣装・・・日本で50代のミュージシャンというと活動も生活も出来ていなければ冷たい目で見られてしまうのが世の常だけど人にどう見られようが己の人生を生きようとするパワーとその煌めきは本当に美しいもの。やるなら振り切るぐらいやらなくては意味が無い!!と久々に思えたわ。

実はバンドもハコバン経験もあったのでは・・・!?という疑問を拭い去れないほどのメリルの熱演ぶりに度肝を抜かれたい方、是非劇場まで!!人生はまだまだ長い・・・。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(2)

2015年10月04日

プラダを着た悪魔日記 お約束の展開なれど・・・編

20151002丁度BSで放映中だったので見てしまった2006年「プラダを着た悪魔」…うむ、日本人がとても好きそうな映画ね。当初は女性の華やかな生き方と目映い衣装を身につけた女優陣の美しさに注目してしまうけれど、年を追う毎に見て思うのは、やはり女性が仕事を成し遂げようと思えば思うほどプライベートは壊滅状態になりそれは当然のことであると納得させられるわね。

ストーリーは頭脳明晰だけど凡庸なアンドレアは誰もが憧れるファッション雑誌の編集部に配属され、NY中で知らないものは誰もいないやり手女編集長、ミランダの下で働く事になるの。同僚も皆美しくセンス抜群で、一人浮き立つ彼女は彼らに非難され、編集長もアンドレアに無理難題の用事を言いつけてくる始末。

努力と気合いだけでは戦えず意気消沈するも、遂に彼女は戦う事を決意し美しいレディに変身するのよ。仕事も完璧にこなし編集長の信頼を得て重要なポストに就く事になったけど、最後アンドレアは自分の信念を貫き新たなステップを踏む・・・皆さんご存じの展開。

様々なアイテムを着こなすアンドレアことアン・ハサウェイの”動くファッション誌”ぶりは女性心をくすぐるけれど、ミランダが毎朝机の上に乱暴に置くアウターとバックの組合せは更に洗練されていて素敵よ。そしてアンドレアの同僚である強気な女性エミリーのヴィヴィアンのアイテムとメタリック・メイクも溜息ものだわ。

何より女性が仕事で成り上がるという"わらしべ長者”状態がとても小気味良くて、日頃のストレスが軽減されそう。そして恋話。美しくなると知り合う男性もランクアップするという方程式により、昔の彼はちょっと置いておく・・・とまあ「女性の理想」がてんこ盛りと言えるわね。

全体的にはハッピーすぎる内容ではあるけれどアンドレアが浮上する過程に於いて沈下するエミリー、ミランダが自分の地位を守る為裏切った同志のナイジェル、様々な思惑と人間関係が錯綜しているのが面白いわ。とにかく俳優陣の超絶演技にはあっという間に引き込まれ、この作品から更にステップアップしていく文字通り”わらしべ”状況になっていった若い俳優も多いのは頷ける。

ベテラン陣も圧巻で、「キャプテン・アメリカ」「ラブリー・ボーン」でもその怪優ぶりを見せつけたスタンリー・トゥッチの存在感は大きい。彼が今回演じたのはミランダの片腕であり彼女に裏切られた彼女の片腕ナイジェル。大きなリングをはめ、常に美に対し鋭敏である彼は厳しくもアンドレアの服を選び、彼女の支えになるというハートフルな人物よ。

ミランダを心から尊敬し仕事ぶりを認める彼は、裏切られても彼女を罵ること無くミランダが次のチャンスをもたらすだろうと思うほど信頼しているの…これって仕事をする上で非常に非情ながら大事な事かも。特に印象に残ったのは、”千の仮面を持つ”メリル・ストリープ演じるミランダがマスコミの前に出る直前に笑顔を作って車を降りるシーンかしら…どんなにプライベートがぼろぼろでも誰もが憧れて止まない地位を自分は築いているのだという自負、その自信に真のプロフェッショナルを見たわ。

そして忘れてはいけない、アンドレアの同僚エミリー…若きエミリー・ブラントが演じているのだけど、こちらもなかなかの好演よ。最初はおイモだと馬鹿にしていた同僚に自分の地位を奪われるのではと不安になったり、細いドレスを見るために断食したりと、コロコロと変わる表情が実にチャーミングで憎めないのが良い。この後映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」などで見事な筋肉を披露するアクション女優になろうとは・・・この作品で交通事故に遭ったシーンがきっかけ!?うーむ。

この話はもともと『Vogue』の編集長をモデルに書かれた作品なのだけど、女性がここまで地位と権力を手にするには相当の努力と犠牲が必要だったろうから、これほどまでに軽快に描くのは逆に難しかったのかもしれない。

劇中でミランダがアンドレアに、仕事を選んだのも、同僚を蹴落とす結果になったのもすべて「決めたのはあなたよ」と言い放つシーンにはズッシリきたわよ…確かに人間はどんな状態であれ自分で「決めている」のは間違いないもの。どんなに愚痴を言おうが、人のせいにしようがそれはすべて自分のチョイス・・・その重みを改めて思い知らされたわ。そしてもうひとつ・・・「女たるもの外に出る時は、メイクと服には気をつけなくちゃいかん!!」

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(2)

2012年12月24日

ジュリー&ジュリア日記 人生を楽しむ名人になろう!編

20121223クリスマスは外にお出かけして美味しいレストランで過ごすのも楽しいけど、基本はお家の中で家族と一緒に料理しながらワイワイ楽しんで飲んで食ってが実は最高に楽しい一時なハズ!そんな時の為に見ておきたい映画はこれ「ジュリー&ジュリア」よ!

この作品は、アメリカ食文化に革命を起こした女性料理家ジュリア・チャイルドと彼女のレシピを1年で制覇しブログに載せる事にチャレンジしたOLジュリーの2つの実話を並行して描いたものなの。

2人の時間軸に50年の差はあるものの、共通点は沢山あるわ。信念を貫く根性、自分を理解してくれる優しい夫の存在、応援してくれる友人…彼女達は人生の目的を見い出し、努力し、そしてとことん楽しんでいるのよ。
 
ジュリーは当時男性ばかりのプロの料理教室で、基本的な器具の扱いすら出来なかったのに、目標を高く掲げ苦難を楽しむ事を忘れなかったの。天真爛漫に描かれていたけれど、常に前向きに努力し進んで行く姿が周囲の非難をかき消す結果となったわ。
 
一方ジュリアは、若妻らしく苦境が訪れると癇癪を起こしたりして旦那様に甘えてしまう。でも夫の家出によりいかに自分が愛され支えてもらっていたかに気付くの。この2家庭で繰り広げられる夫婦の強い絆は、独身女性にとっては目の毒かも・・結婚生活がこれほど素晴らしいのかと期待を持ってしまうから。
 
ともあれメリルと夫役のスタンリー・トゥッチは「プラダを着た悪魔」の共演が記憶に新しいけど、今回はうってかわった"羨ましい"夫婦を見事に演じていて惚れ惚れ!他にも当時の出版事情や印税の流れなど、現代と殆どあまり変わりないという事がわかってビックリしたわ。
 
しかし最も驚くべきなのは、ジュリーが料理を本格的に始めたのはなんと50代からという事実!30過ぎると「もう遅い」とか「今から始めても・・」というのが世の常だけど、彼女は50年以上も前に人生の折り返し地点で自分を輝かせたのよ…素晴らしい!!

それにしてもメリル・ストリープほど、可愛らしい女性を演じるのが上手な人がいるかしらね。どんな若くて可愛い女優さんよりもドキドキさせられてしまうわ。ど根性とはそれほど美徳ではない、好きな事を情熱を持って好きなようにやっていくというのが人生を輝かせ、最終的に自分を輝かせるのだということに気付かせてもらったわ。とにかく花嫁修業はお料理からね・・ボナペティ!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0)