ポスター
2015年12月06日
Xファイル日記2 新シリーズ編

そして、遂に13年ぶりにミニTVシリーズ(6エピソード)として復活です…それも不動のオリジナルメンバーで。
米では現在旧シリーズを201日間かけて全話放送し、そのまま2016年1/24新に新作につなげるお上手な戦略中。
日本でもBS/CS系で再放送中ですが早速新作のポスターが公開されました…これが本当にセンスが良くてまいった!!って感じです。
旧作のタイトルバックで有名な「I WANT TO BELIEVE」…新作は「I STILL WANT TO BELIEVE」…STILLですよSTILL…秀逸なコピーじゃありませんか。
もう一枚も「TRUST NO ONE」はそのままに、あのブラックオイルの先を臭わせる目玉がこれまた素晴らしいデザインですね。
モルダー&スカリーは勿論、FBI副長官だったスキナーに最終話で死んだと思われていた葉巻男も出演の兆し。
2008年映画「Xファイル:真実を求めて」はあまりにも期待外れでしたが、直感として今度の6エピソードは秀作な予感がします。やはりTVシリーズの金字塔はTVシリーズでこそ輝きますからね。
制作中のカットを何枚か見てもスカリーは美しいままですね…モルダーのおじさん化は致し方ないとしても、このXファイルの主役はモルダーじゃなくてスカリーだったのだと実感。
先日ピックアップした名作「サーカス」もそうですが、今見てもまったく古さを感じさせない作品レベルは驚かされます。プロデュース、脚本、演出、監督、美術、音楽、特殊効果、キャスティング・・・その他全てがパーフェクト!!
新作が日本公開されるまで宇宙人に拉致されないよう、皆さまもお気を付けあそばせ…フフ。
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2015年10月26日
リスペクト日記 ギレルモ・デル・トロ編

作者名はちょっと忘れてしまったのですが、見ての通り過去のデル・トロ作品の特徴的な部分をピックアップした見事な仕上がり。
新作「クリムゾン・ピーク」も好評ですが、話題作になったあの続編「パシフィック・リム2」の制作延期等の報道もあってちょっとやきもきな感もあります。
ともあれ、このポスターとてもギレルモ・デル・トロLOVEな感じが溢れ出ていて大好き。
特に幹樹の割れ目に鎮座する彼とその創造物がどんどん成長していき、まだまだ大きくなるからと言わんばかりの躍動感の表現は素晴らしいじゃありませんか。
衝撃的だった2006年作品「パンズ・ラビリンス」頃からクッキリとデル・トロ色が確立され今に至ってますが、今後も少しダイエットして頂いて健康維持も同時進行しながらダークなファンタジーな世界観を見せて頂きたいです。
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2015年07月10日
ハンガー・ゲームズ日記3 シリーズ最終章ポスター・・・編

それは作品ではなく日本用に作成されたポスターがあまりに酷くて、国内のアメコミファンを敵にまわしたとも言われてるのよね。
ポスターの酷さは今更だけど問題は配給するディズニーJPからのポスター制作者への指示書…詳細はネットで見てもらえれば直ぐ分かるので興味のある方はググってみてね。
国内用ポスターの酷さは再三指摘したけど、今日は先日リリースされた「ザ・ハンガー・ゲームズ/モッキングジェイPart2」の公式ポスターをご紹介。
見ての通り、馬鹿みたいなテキストは殆ど無く、物語の先行きを象徴化した素晴らしい仕上がりになってますよね。
一枚目はスノー大統領(ドナルド・サザーランド)の像が崩れ落ち、二枚目は玉座につくカットニス(ジェニファー・ローレンス)…前者は一ヶ月前に公開され、後者は先日…見事なテンポです。
最近思ったのが、国内の活字の大きさは稚拙さに比例するのではないかと…だとすると本当にお客さんを甘く見たデザインって事ですよね。
「新ターミネータ」のポスターなんか最悪…コピー文句が「絶対に守る・・・」って警備会社の広告かよって感じです。
いずれにしても、どんどんデザインレベルが稚拙化する国内と、ポスターの価値自体が進化した国外…あぁ~悲しい。で、早く「ザ・ハンガー・ゲームズ/モッキングジェイPart2」が見たぁ~い!!「モッキングジェイPart1」はこちら。
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2014年11月25日
レトロ&オルタナティブポスター日記7 死者の日編

一枚目は日本でもヒットしたマーベル作品「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」で緑の暗殺者ガラモのバストアップ…イラストレーターのオーランド・アロセナ氏によるもので、独特の色彩だけど、これはメキシコの10/31,11/1-2の三日間に祝典『死者の日』の明るくまつられる祭壇をイメージした様子。
『死者の日』は11/1に子供が11/2には大人の魂が現世に戻ってくる事をお祝いしてるのね。日本のお盆と違ってとにかく派手なのよ…よくガイコツとダンスをしてる映像も流れてくるわ。
二枚目はF・コッポラ監督の名作「ゴッドファーザー」の有名な一場面…ドンが街で買い物をしてる背後から暗殺者が現れて撃たれてしまうところね。
物語としては、この事件をキッカケにファミリーの抗争に否定的だった2代目が目覚めてしまう重要な一場面…それをベルギーのローラン・ドゥリュー氏が描いた作品…迫る影の動きの対比が緊張感を生み出してるから凄いのよ。近年は過去の名作の一場面をアート化するビジネスが流行っていてとても興味深いわ。
『良い映画はポスター化した時にも同様に良い作品になる定義』…を以前からお話してるけど、その逆も大いに可能性があるから面白いかもしれないわね。挑戦してみようかしら…フフ。
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2014年11月05日
ホラーポスター日記 ミニマルメッセージデザイン編

それはさておき、この時期にピッタリなホラー映画のとてもシンプルでミニマルなポスターがリリースされていたので数点ピックアップしてご紹介しましょう。
お馴染みのオルタナティブポスター同様に、その作品の核になってる部分を抽出したデザインは中々秀逸で、一見して「あ、あれ!」と分かりますよね。
先ずは、衝撃の結末だった「SAW」…アイテムはあののこぎりですよね…ご覧になった方はこれを見ただけで全ての物語が蘇るハズです。
2作目は日本代表の「リング」…ポスターは北米仕様なので電話の違いと、腕の質感がオリジナルと異なる部分が面白いかもしれません。今では貞子もすっかりアイドル化しているので、最初の恐ろしさを思い出してみるのも良いかもしれません。
3作目はバケツにティアラと言えば「キャリー」…最近モレッツちゃんでリメイクされましたが、やっぱりオリジナルの怖さは超えられませんでしたね。
最後は背景の赤にタイプライターに斧・・そう!あのキューブリック名作「シャイニング」…原作を超えてしまった恐怖の描写は、最近もあのIKEAが真似をした映像でさえ怖さを感じるほど計算された構図は完全にホラーフォーマットとして記憶に刻まれましたね。
傑作はアイコン化しやすいと言う典型的なポスターでした。と言う事は、先にアイコン化したポスターから物語を組み上げる手法もアリですね…フフ。
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2014年11月04日
激突日記 衝撃のスピルバーグデビュー編

素晴らしく上出来なポスターを見つけたのでピックアップ…illustratorのケイシー・キャレンダー氏による作品で、映画の緊張感が伝わってきますね。
1971年「激突」はスピルバーグ25才の時の商業映画デビュー作品なんですが、元々はTV映画用に作られた作品なんですね…主演は当時日本でも宍戸錠氏の吹替で話題だった田舎警部が都会で大活躍する「警部マクロード」のデニス・ウィーバー。
物語は至ってシンプル…普通の男が仕事でハイウェイを急ぐですが、トレーラーに邪魔されてちょっとイライラ…スキをついてトレーラーを追い抜き意気揚々、それをキッカケにトレーラーは執念深く彼を追い詰める展開に。
描写的に凄いのが、トレーラー運転手は一切映らず、どうしてそこまで執念深く追い詰めるのかの動機を見せないまま息詰まる編集は当時リアルタイムに見ていた人達から『革命的な作品!!』と評価されました。確かに作品に登場するのは普通の人と化身となったタンクローリーだけ。
一体この結末はどうなるのか…まったく読めないままに終結していくのですが、見終わっても確かに『え~』って感じで、ホラーなのかサスペンスなのかアクションなのか・・、物語より連続する画面から衝撃的な映像に唖然なんですよね。ここから天才スピルバーグの歴史が始まるわけですが、それも完全納得な作品…ここからあの名作「JAWS」につながります。
「JAWS」も同様なのですが、オリジナルタイトル「DUEL」、つまり決闘の次元に入った者達には生きるか死ぬかしか無いわけですね…この闘いの本能を余すこと無く表現したスピルバーグはやはり天才だったと言う結論に導く傑作です…まだ見てない方は是非ご覧になってね。
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2014年10月28日
STAR WARS日記4 レジェンドなポスター編
現在制作中の「STAR WARS EP7」…既にルーカスによる最初の1977年作品から時は過ぎ様々なポスターが存在していますが、その中でもレアな8枚をご紹介しましょう。多くを語る必要も無いと思いますので、じっくりご鑑賞下さいませ!!


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2014年10月12日
STAR WARS日記2 業務連絡『喋ったら・・』編

それは現在撮影中「STAR WARS EP7」の制作現場で『Loose Lips』
超訳すれば『喋ったら殺す!!」って感じでしょうか…ベイダー卿らしき手が情報を盗み出そうとしてるスタッフの口をふさいでますが、フォースを使わずに素手で表現してるのが実務レベルで好きですね
ちなみに、これを撮影したのはフランク・マーシャルですから、この流出に文句を言える人はいないでしょう(*_*;;;)
それにしても現場の【業務連絡】としては素晴らしいハイセンスな公示ですよね…既にこんな部分から携わってる方々のクリエイティブマインドに驚かされます。
そして、もう一枚のは同じく「STAR WARS」のプロパガンダポスター…早くも新たに登場と噂のクローム・トルーパーが描かれてますね。クローム・トルーパーは傭兵的な存在で敵なのか味方なのか…
これから公開までの情報スクープ合戦も見逃せない「STAR WARS エピソード7」です。
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2014年08月13日
ファンメイド日記 上手すぎて汗;;編

なんと言いましょうか、作品に対してのリスペクト感が相当高いのではないかと想像できます。
今回はザック・スナイダー監督2016年5月北米で公開予定の「バットマン V スーパーマン : ドーン・オブ・ジャスティス」ですが、オフィシャルに公開された素材を元にちゃんと、その世界観を損なわずに短期間で仕上げてしまう彼らの資質に驚きますね。
ファンと言っても本業がグラフィックデザイナーだったり、学生だったりと様々なんですが、共通してるのは前述の通りオリジナルに対してのリスペクト。
コミコンは訪れるファンのレベルも相当ですから、単にグラフィックが上手いだけでは簡単に見抜かれてしまいます。
登場するキャラクターの本質や背景を理解したうえでの作品でないと完全に無視されますしね。中には、”コラコラ”的な作品もありますが、それはそれでまたジョーク的な解釈で良しとされます。
よく、権利的な問題は生じないのかですか?と聞かれますが、インターネット初期の頃は素材画像の利用も含め問題になった時期もありますが、現在は明かな誹謗中傷や営利目的でない限り、パブリックなエコシステムパブリシティの一環としてオープンになっています。
ポスターではないですが、最近話題になってる米ディズニーランド内での無許可撮影のインディペンデント映画「エスケイプ・フロム・トゥモロー」も、これは権利にうるさいディズニーもOK出さないだろうと思われたのが、作品にディズニーへのリスペクトと愛が感じられるとの事でOKとなりました。
話はズレましたが、米ではコミコン等を通じて制作者とファン密接はコミュニケーションを持ち、相乗的に作品価値を高めていく姿勢は素晴らしい事です。このような良いお手本があるに日本はダメダメなのが残念ですね。
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2014年08月08日
レトロ&オルタナティブポスター日記6 プロパガンダ編

プロパガンダ表現と言えば旧ソ連などの共産国家のモノホンのポスターで武器と軍人と正義が抽象化された単純明快なレイアウトで遠くから見てもアウトラインだけでメッセージが伝わる宣伝としては完璧な手法よね。
元々宣伝のための手法ですから映画PRとの相性はいいのですけど、マーベルやDC等ヒーロー系作品が盛り上がって来るのと同期してあらためてプロパガンダ手法がメインの宣伝ポスターではなくてサブカルチャー的なポジションとして公式非公式共に評価され始めてるのね。
最近作からよく出来た3作品をピックアップしてみましたよ。
先ずは「パシフィック・リム」…物語的に「地球を滅ぼす怪獣と君もイエーガーと一緒に戦わないか!」的なイメージで志願します!って感じかしら。めでたく続編も決まって更なる求人をかけないと!(笑)
秀逸なのは次の「ハンガー・ゲーム」シリーズなのよ。ちょっとレトロなプロパガンダデザインとは違って、バッチリ修正の主人公2人に『VICTORY TOUR』…前作のサバイバルゲームを勝ち残った2人のリッチな凱旋ツアーをイメージしてるのだけど、目線角度や人物の構成、戦場での退廃感の無さを見事にプロパガンダ的表現で作り込んでる…素晴らしいデザイン力と言っても過言ではないわ。
最後はマーベル系から日本で9/13から公開の至ってベタな「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」…見てお分かりの通り、そのままズバリって感じで好感が持てるわね。
実はプロパガンダポスターは本編がしっかりしてないと完全に空回りしてしまうのを忘れてはいけません…ですからからデザイナーの方々は要注意です…失敗作も多々有りですからね…フフ。
そうそう、プロパガンダポスターの成功と面白さがキッカケとなったは多分2010年「キック・アス」かもしれません…今見ても可愛いモレッツちゃんが最高です!

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2014年05月13日
レトロ&オルタナティブポスター日記5 プロメテウス編

「エイリアン」はスコットランドのアーティストでブライアン・テイラー氏の作品…シガニー・ウィーバーの表情がいいですよね!視点の定まらない虚ろな目が不安感と、本能的な生存の狭間にある自分をよく表現してます。
公開当時のポスターと決定的に違うのは、殆どのファンが物語を知ってる事…ですからこのオルタナティブポスターが成立するのですよね。
そして、「プロメテウス」はアートの定番Mondoで、マケドニアのグラフィック・デザイナーでマルコ・マネヴ氏の作品…ギーガーのテイストを匠にデザインした記憶に残るポスターですね。
いったい彼らの文明と哲学はいかなるものなのか…そんな謎も「プロメテウス2」で描かれるのか・・色々想像を膨らましてくれる秀逸なポスターです。
あぁ~スイスのギーガー博物館に生きたいなぁ~。
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2014年04月11日
スタートレック日記14 オルタナアートTNG編

TNGは映画として4作品制作され、その後は現行の映画2作品へと引き継がれてるのだけど、古くからのファンはやはりパトリック・スチュワート演じるピカード艦長がお好きな方が多いわ。
映画第一作目の「Generations」はキャプテンカークとの引き継ぎ的な作品で時系列な時を越えて二人のキャプテンが共演する作品ね…よく、あなたはカーク派?ピカード派?みたいな場面が色んなドラマの中で引用されるけど絶対にピカードでしょ!
そして、二作目となる「First Contact」…シリーズ最大の敵ボーグが主人公ね…特にこの作品では集合体なのに親玉的なボーグクイーンの登場で大盛り上がりな訳ですが、ロキュータスとの恋話かとおもわせてデータが絡んでくるあたり流石ね。
因みに先週は、バルカン星人とのファーストコンタクト記念日だったのですよ…フフ。
三作目「インサレクション」はこれが結構な問題作で、ポスターを見てもお分かりのように、テーマのとらえどこがないのよね…オルタナティブ系のポスターでは作家が作品の抽象化をするのですが流石にお困りの感じが伝わってきますね…そのお困り感が表現されてるからGoodと言う事に致しましょう。
最後は「ネメシス」…「バッドマン:The Dark Knight Rise」でベインを演じたトム・ハーディがもう一人のピカードを演じてた事で話題になった作品で、ついにあのデータが・・的な展開でTNGシリーズを締めくくったわね。
ポスターは全て縦長で掛け軸的な物語のデザインとでも言いましょうか…好はやはり二作目のボーグクイーンでこれは自宅用に欲しいわね!
過去の映像コンテンツをオルタナティブ化するのはしばらく流行るでしょうし、ビジネスとしても新人アーティストのA&Rにもなるし、権利をもつスタジオ側も積極的にオープンにする事でフィードバック効果も得られる事でAll Good Thingsですな!
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2014年03月17日
レトロ&オルタナティブポスター日記4 エイリアン編

先ずはKevin Tongによる「エイリアン」…エイリアンと言えば何しろHR.ギーガーの強烈なアートワークが存在してるので、これを違う視点でオルタナティブに仕上げるには簡単そうで難しいと感じるのよね。
その為にも一見してエイリアンよりも主役をどう描くかが課題なんだけど、そこもスルーしてマーベル系の悪キャラみたいなテイストで純粋にストレートにエイリアンを表現してみましたって感じかしら。
正直うぉ!って印象はないのだけど、アメコミ文化を深く感じるポスターです。
次はMartin Ansinの「エイリアン2」…こちらも1枚目と同様にアメコミなマザーエイリアンに立ち向かうリプリーのとても分かりやすい構成になってますね。
特に物語から抽出した比喩的な部分は描いてないけど、両作品とも商売を意識した作風が見え隠れしています(^^;)
で、面白かったのが最後のKevin Tongによる「プロメテウス」…これはやっとギーガーの呪縛から少し解かれたようなタッチがうかがえるの。
前の2作品と違い物語のテーマをお上手に抽象化していていい感じ…ちょっとザック・スナイダーの「WATCHMEN」を彷彿させるような部分もありますが・・。
正直最近はオルタナティブポスターブームに乗って安易な商売用の作品も多くなってきて、ただそれっぽく描けば売れるみたな傾向もありますから、しっかりと感度の高い作品だけ見極めないとですね。
でも、結論として思ったのが、HR.ギーガーはやっぱり凄いなって(笑)
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2014年02月07日
レトロ&オルタナティブポスター日記3 男臭い編

男臭いと言えば、デヴィッド・フィンチャー監督が1999年に殴り合いを通じての男の世界を描いた問題作「ファイト・クラブ」…デリシャス・デザイン・リーグ制作による作品で差し色の赤と青をで見事にテーマをッ表現してるわね。
マスクの下の男の弱さ、子供っぽさ、が大人ぶった煙草で心のコントラストを強調してる。
もう一枚は間もなく公開の「300」の続編(続編と言うより同時並行的)「300: ライズ・オブ・エンパイア」をアートスタジオMondoが制作したポスターよ。
神格化されたペルシャの王クセルクセスを中心渦巻く血の海が妖怪的なクセルクセスの内面をドロドロと描いててお見事だわ。
両作品とも男臭い、そして耽美的な一面も感じさせる作品だけにオルタナティブポスターにも独特の香りを感じるわね…フフ。
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2013年12月01日
スタートレック日記11 スポックメイキングな画集!編

友人のあきちゃんとはっしーから「STAR TREK/THE ART OF JUAN ORTIZ」という画集を誕生日プレゼントに頂いたわ。この画集はずっと欲しかったので、リボンを開けた瞬間大喜び!
この画集は1966年に放送された「STAR TREK」オリジナルシリーズをポスター化したものなの。コミックアーティストであるフアン・オルティス氏がテレビシリーズの全エピソードを描いているのだけど、まさに今オリジナルシリーズを全話見直している自分にとっては涎ものよ。
B4という大判サイズなので作品の見応えは十分!なによりそのデザインと色調が個性的で、60年代風のレトロなグラフィック・アートを意識して作られたというのが斬新よ。ポスターは、一目見てその情報を瞬時に理解させるというのが本来の使命…これは本当に難しい事であり、自分が最も苦手とする部分であるのよね。
しかし、そこはさすがオルティス氏!「STAR TREK」への深い愛とプロの才覚で、ポスターを見ただけで直感的に内容を思い出させるという瞬殺ぶりよ。デザインの秀逸さも半端なく、その回に登場した要のキャラクターを誇張したフォルムやシルエットで表現する様はお見事ね。簡略化されればされるほど、その真意を伝えるのは難しい。本当に"好き"だからこそここまでやれたんだな、としみじみ感じ入ってしまったわよ。
中でもお気に入りはパラレル・ワールドを描いた「Mirror,Mirror」というタイトルポスター…イオン嵐によって鏡像世界に迷い込んでしまった主人公のカーク船長がそこで副長であるスポックに出会うのだけど、彼はカークが知っているスポックと正反対で、ヒゲを生やし冷血そのもの。対峙する2人の横顔が相反する2つの世界を彷彿させると同時に、オレンジとマスタードの色合いがスポックの存在感の強さを描ききっているのが素晴らしい。フォントも非常にポップで部屋の中に飾っておきたいわね。

骸骨から伸びるカーンの魔の手…それは彼が常に死と隣り合わせであると同時に原題の「Space Seed」を表現しているのだけれど、彼の手が今にもエンタープライズに迫っている、という緊張感が見事描かれているわ。
1枚1枚見ているだけでストーリーが走馬燈のように巡るアート・ポスター…オルティス氏は小声でシャイな印象の男性だったけれど、これほどまでに深い愛情を感じさせてくれる作品を描けるなんて羨ましい。これぞまさに「ス"ポ"ックメイキング」な作品集である事は間違いないわ!トレッキーではない皆さんもこの素晴らしいアート作品に触れてみてね。
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2013年11月22日
レトロ&オルタナティブポスター日記1 抽出されるイメージ編

プロのアーティストからファンの作品までそれは色々あって見てて楽しいのよね。
これをオルタナティブと呼ぶのかレトロと表現するかはこの際置いといて、先ずはこんな感じ!
何点かピックアップしたけど、そのどれもが作品のエッセンスを上手く抜き出して見事なのよね。
これらの作品の特徴は映画の抽象化なんだけど、よくよく考えると名作になればなるほど簡素な表現ができるのよ…つまり駄作は抽象化できないって事なのよね。
それを一番表現してるのは4枚目のスタンリー・キューブリック作品「博士の異常な愛情」…ホットラインの電話が原爆になって落っこちてくる…見事な感性のスライスですこと!!
1枚目の「STRA WARS/A New Hope」も迫り来る暗黒面と生まれ落ち救世主の構図が完璧だわ。
2枚目の「パシフィックリム」はテーマと言うよりキャラクターの存在感を表現し、3枚目の「ブレードランナー」は混沌とした近未来に生きようとする緊張感が漂ってる。
因みにこの様な場合の権利関係はパブリック的な扱いで、スタジオ側も宣伝の一環として活用してるわ。
このような事ができるのも今はディズニー傘下になったルーカス・フィルムが最初かもしれない…権利でしばるのではなく、その活用を認めて更にはファンに協力して質を高めていく…コミュニティーがエコシステム的に形成され一つの文化に育つのよね。
今後も上質な作品を定期的にピックアップしていきますね。
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2013年10月23日
ザ・ダークワールド日記2 脇役が渋い編

毎回マーベル作品で感心するのが、脇役達のキャスティングの素晴らしさ。今回も前作で門番で強烈な印象を与えてくれたイドリス・エルバ演じる番人ヘイムダル…彼は最近では「パシフィック・リム」で イェーガーを統率する司令官を演じて人気は右肩上がり!
そのヘムダイルのポスターがかっこよすぎて吐きそうよ…あの派手なかぶり物をしても負けない存在感は凄いわね。どうやら続編では彼が大活躍の予感よね。
そして、もう1人は戦う女神シフを演じるジェイミー・アレクサンダー…スレンダーなボディに鎧をまとい戦う姿は萌えるわよ!
彼らのようなしっかりした脇役のキャスティングあってこそ、主役のソーやロキが活きるのよね…あ、前回出てきた日本人はダメダメでしたが・・。
そして、一部のマニアの間で熱狂的な人気のロキ・・今回はどうなる事でしょうね…また色々情報が入ったらお知らせするわよ!
日本公開は2014年2/1よ!
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2013年05月22日
宣伝日記2 ポスターの役割編

米で間もなく公開される「Man of steel」「スタートレック:イントゥ・ダークネス」もそうだけど、予告編のVersion Upと同期させながら主人公やそのメインキャストの個人ポスターが緊張感を高めるようにネットを中心にアップされていくのね。
面白いのは、Officialだけじゃなくて、ファンメイドのポスターも素晴らしい作品が次々に発表されて、パブリックなエコシステムで相乗効果を上げてる事ね。
オフィシャル系では謎めいた表現から段々、確信に迫るデザインになってくるし、そのどれもが宣伝物としてだけでなくアートとして抽象的な力も十分持ってるから素晴らしいのよ。日本は未だに作品関係者のクレジットだらけでデザインセンスは数十年遅れてるわ。
ポスターをリリースしながらファンの反応を見て細かな修正を施して次に進む…映画の2時間ではおさまらない想像的な部分を刺激する手法は前パブから後パブへとつながり、切れ目の無い世界観を提供し続けわね…もちろんその前提条件としてのクオリティは無論ですけどね…フフ。
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2013年03月06日
アイアンマン3日記1 最新最終予告編

制作サイドから…このシリーズはこのアイアンマン3で完結しますって事だから期待大よね。
前回の予告ではボロボロになったアイアンマンが鎧を引き摺りながら雪の中を歩いていたのが印象的だけど、最終版ではいよいよ噂のハルクバスターもちらっと登場してトニー・スタークの運命はって感じ。
今回の悪役はあのベン・キングスレーだからどんなエンディングになるのかしら楽しみよ!
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2013年02月17日
クオリティ日記 インパクト編

勿論あの大ヒット映画「キャプテン・アメリカ」のジョークバージョンなんだけど、このセンスの良さに脱帽。
ジャマイカの方々にはもしかしたら失礼なのかもしれないけど、このルーズ感がたまらなく素敵。
色味もちゃんとジャマイカンカラーで完璧よね!いったいどうやって敵を倒すのかが見たくなるくらい素晴らしいわ。
本家のクオリティも高ければこのようなジョーク版のクオリティもハイレベル。
どうしましょう・・脳内BGMはボム・マーリーがww
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