プログレ

2015年09月01日

プログレ50傑日記 Byローリングストーン誌編

20150901今年の6月に米ローリングストーン誌が『最も素晴らしいプログレッシブ・ロック・アルバム TOP50』を発表したのよ。

特にプログレマニアでは無いのだけど、ここにリストアップされた50作品のうち殆ど聞いてる自分でビックリ!!…特に嬉しいのはRUSHの作品が3作品も選ばれてる事。

22位の「2112」はRUSHの代名詞的作品、11位「Hemispheres」は初期からのファンにはたまらない一枚(これが一番好き)、そして最高3位「Moving Pictures」は世界的にも名を馳せる大傑作よね。

その他50作品を見ると、38位GONG、21位CAMEL、17位Mike Oldfield、16位Gentle Giant、12位Emerson Lake and Palmerはジャケットのギーガーも印象的、9位Genesis等々甲乙付けがたいアルバムばかり。

そして栄えある1位は勿論PINK FLOYD「The Dark Side of the Moon」…あえて説明は要らないですよね…フフ。それでは今宵も「The Great Gig In The Sky」をBGMにおやすみなさい・・・zzz。

50. Happy the Man, 'Happy the Man' (1977)
49. Ruins, 'Hyderomastgroningem' (1995)
48. FM, 'Black Noise' (1977)
47. Crack the Sky, 'Crack the Sky' (1975)
46. Carmen, 'Fandangos in Space' (1973)
45. Triumvirat, 'Illusions on a Double Dimple' (1974)
44. Strawbs, 'Hero and Heroine' (1974)
43. Electric Light Orchestra, 'Eldorado' (1974)
42. Meshuggah, 'Destroy Erase Improve' (1995)
41. Amon Duul II, 'Yeti' (1970)
40. The Soft Machine, 'Third' (1970)
39. Porcupine Tree, 'Fear of a Blank Planet' (2007)
38. Gong, 'You' (1974)
37. Marillion, 'Clutching at Straws' (1987)
36. Harmonium, 'Si On Avait Besoin D'Une Cinquieme' (1975)
35. Banco Del Mutuo Soccorso, 'Io Sono Nato Libero' (1973)
34. Caravan, 'In the Land of Grey and Pink' (1971)
33. Tool, 'Lateralus' (2001)
32. Kansas, 'Leftoverture' (1976)
31. Renaissance, 'Ashes Are Burning' (1973)
30. U.K., 'U.K.' (1978)
29. Dream Theater, 'Metropolis 2: Scenes From a Memory' (1999)
28. Opeth, 'Blackwater Park' (2001)
27. Supertramp, 'Crime of the Century' (1974)
26. Van Der Graaf Generator, 'Pawn Hearts' (1971)
25. The Mars Volta, 'De-Loused in the Comatorium' (2003)
24. Magma, 'Mekanik Destrukti? Kommandoh' (1973)
23. Tangerine Dream, 'Phaedra' (1974)
22. Rush, '2112' (1976)
21. Camel, 'Mirage' (1974)
20. King Crimson, 'Larks' Tongues in Aspic' (1973)
19. PFM, 'Per un Amico' (1972)
18. Frank Zappa and the Mothers of Invention, 'One Size Fits All' (1975)
17. Mike Oldfield, 'Tubular Bells' (1973)
16. Gentle Giant, 'Octopus' (1972)
15. King Crimson, 'Red' (1974)
14. Genesis, 'Foxtrot' (1972)
13. Pink Floyd, 'Animals' (1977)
12. Emerson, Lake and Palmer, 'Brain Salad Surgery' (1973)
11. Rush, 'Hemispheres' (1978)
10. Yes, 'Fragile' (1971)
09. Genesis, 'The Lamb Lies Down on Broadway' (1974)
08. Can, 'Future Days' (1973)
07. Jethro Tull, 'Thick as a Brick' (1972)
06. Genesis, 'Selling England by the Pound' (1973)
05. Yes, 'Close to the Edge' (1972)
04. Pink Floyd, 'Wish You Were Here' (1975)
03. Rush, 'Moving Pictures' (1981)
02. King Crimson, 'In the Court of the Crimson King' (1969)
01. Pink Floyd, 'The Dark Side of the Moon' (1973)

【ローリングストーン50プログレッシブ・ロック・アルバム TOP50】
http://www.rollingstone.com/music/lists/50-greatest-prog-rock-albums-of-all-time-20150617

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2013年12月21日

Spock's Beard日記2 原点回帰音職人編

20131222今年の3月にリリースされたSpock's Beardの新譜(通算11作目)「Brief Nocturnes and Dreamless Sleep」をピックアップするのをすっかり忘れていたわ。

以前紹介した2003年「Feel Euphoria」以降LIVEも含めて定期的にアルバムをリリースしていたけど、あまり好ではなかったのだけど今回のアルバムはお気に入りよ。

1990年代後半からプログレ第3世代の旗頭としてリードしてきたSpock's Beardもメンバーチェンジや日本人メンバーで鍵盤のRyo Okamotoの病気などもあって大変だったけど今ではすっかりベテランの域に入ってきたわ。

ここ数年は音楽の方向性的にとても迷いの感じられた楽曲が多くて、きっと本人達は試行錯誤してるのだろうなと…そして新作「Brief Nocturnes and Dreamless Sleep」を聞いてみると…1曲目「Hiding Out」…イントロから何だか懐かしい旋律で演歌的な旋律にオルガン…これはいいかも。

そして既に2曲目「I Know Your Secret」で確信を得たわ!素晴らしい!あのSpock's Beardが帰って来た!大仰になり過ぎずに適度なポップ感に定番の白玉系展開と正に原点回帰なサウンド!

3曲目「A Treasure Abandoned」ではキャメルかよって感じの懐古的アレンジにバンドとしての方向性を再確認したメンバーの思いを強く感じたわ。メロトロン的な音色にギターのフレーズやいかにもなコーラスは迷いを払拭したのね。

4/5/6曲目「Submerged」「Afterthoughts」「Something Very Strange」はネオプログレの特徴でもある聞きやすいメロディとリズミックなアレンジで楽しくなってくる楽曲ね。

新作の特徴的を色濃く出したのが7曲目の「Waiting For Me」じゃないかしら…12分の大作で、これぞSpock's Beardワールド…イントロから大団円的な構成で一転してストレートなLOVE SONGの歌が入って来るのよね。中盤はマイナー世界へ誘い込み一気に盛り上がり、後半は転調の連続で往年のGENESISのようにLIVEを前提としたアレンジで鳥肌なステージを脳内で再生できるのよね。

MIX的には一発録り的な音場がとても気持ち良くて適度な緊張感もあるし素晴らしいわ。日本人が中心メンバーでもあるので、そのサウンドはどこな身近に感じるのよね。日本では知る人ぞ知るアーティストですけど、今の国内の音楽状況だと完全に無視されそうなだけにちょっと残念・・まぁ~でも仕事のできる人は海外海外って事で。

20131225
【Spock's Beard web】
http://www.spocksbeard.com/

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2013年05月17日

ピンク・フロイド日記1 後世に語り継がれる伝説編

20130518ピンク・フロイドの伝説的なLIVEを記録した『P・U・L・S・E』…彼らはプログレの代名詞の様に言われるけど、その哲学的、文学的な世界観は他と一線を画しているわ。

初めて聴いた曲は"マネー"…この曲を筆頭に、人間の滑稽さを思いっきり皮肉った作品の数々は、火とを惹きつけてやまないのよね。音楽関係者が彼らを捕まえ「どちらがピンクさんでフロイドさんですか?」と聞いたというおかしなエピソードを、自分のアルバムの作品にしてしまうというセンスにはやられた!と思ったわよ。

超ウルトラ級の演奏、人間を別次元から捉えているような歌詞、見るものを圧倒するライブステージ…この全てに挑みかかってゆく姿勢には完敗。残念ながら年代的に彼らのLIVEを生で堪能した経験は無いけどこのTourを体験できた人が羨ましいわ。

幸いにも自宅は65インチTVなので爆音環境で鑑賞したら、あまりの臨場感に言葉を失ってしまったわ。ありったけの光を集めたのではないかと思えるほどの照明の洪水、目を光らせ客席をにらむ巨大なブタ…次々と展開する前代未聞の演出の数々に口があんぐりよ!

一番印象的だったのは、女性ボーカル3人組による"虚空のスキャット"3人が3様にそれは見事なスキャットを展開するという鳥肌もののシーンなの。

歌詞ではなく、声だけで表現するというのは究極の行為ではあるけど、歌というのはもともと音を伝える所から始まった訳だから原点回帰というべきかしらね。もしピポ子がこの場に立って歌うとしたらどうするだろう…ああしようかこうしようかと悩んでしまう。とにかくボーカリストは必見だわ!

以前ピックアップしたデヴィッド・ギルモアの「Remember The Night Live At Royal Albert Hall」も同様だけど、華々しいステージの中、普段着の様な服装で演奏しているメンバーを見て「ああ、この人達はお客さんに楽しんでもらう事だけを考えている。自分たちの表現を出し切る事に徹しているのだ」とエンターテインメントというものに真摯に取り組んでいる姿勢を見せつけられ、襟が正される思い!

ピンク・フロイドに影響を受けたアーティストは多いけど、彼らを超えるアーティストは未だにいないという理由がこの映像から理解出来たような気がするわ。

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2012年12月07日

Spock's Beard日記1 プログレ第三世代編

20121207お家にこもって一人聞きたい音楽…それはプログレかしら…一般的な音楽業界からは敬遠されがちなプログレッシブサウンド。でも世界的には続々面白いアーティストが生まれているので、むしろファンは増える傾向にあるのよ。それにプログレファン層の購買力は独自のものがあるわ…それはまた別の機会にお話を。

プログレが一般的でない理由は簡単ね。FMその他の媒体で流してもらえない事よ。なにせ一曲10分以上ある楽曲が主体だから・・。DJの小林克也さんががPINK FLOYDをON AIRした時にこんな事を言っていたわ。「僕たちはしゃべるのが仕事だからプログレ流すと不安になってくる…皆、聴いててくれてるのかなぁ~」と…分かる、その気持ち!その結果、街には似たようなポップスばかりが氾濫しているわ。

Internetが普及して"Internet Radio"なる新しい媒体が登場したのをキッカケに音楽伝達も一変してきたわ(日本は色々な規制で今だ旧態依然だけど)…その温床を受けたのがプログレで、1990年代半ばぐらいから才能あるアーティストがあまた出現。Internet Radioでは30分の楽曲もフルコーラスで流れてるし、気に入ればそのままCDを購入できるシステムになっている場合が多いの。

今日はその中でも、プログレ第三世代の扉を開けたアーティスト達で「Spock's Beard」を紹介するわ。

LAのセッションミュージシャンで結成されて、既に多くの名盤として評価されてるの。その中の一枚で2003年の「Feel Euphoria」がお気に入りよ。デビュー当時からバンドの世界観だったVocalが脱退して、叙情性とハードな部分がとっても心地よいバランスに仕上がってるの。プログレ第三世代の特徴である"適度にPOP"な部分があり、様式美を保ちつつも古典的なテイストはあまり感じないのよね。ちなみに、叙情性が勝った2000年の「V」も素晴らしい出来栄えよ!

そして、クレジットを見てみると、ここのキーボードはRyo Okumotoという日本人じゃないの!頑張ってるわね~!日本の音楽メディアもこのような人達をもっとピックアップして欲しいわ!

音楽は読んで字の如く音を楽しむ…その楽しみ方や表現方法は様々あるものよね。Internetの普及はある意味、能動的な人達にはこの上ないサービス網に違いないわ。流れて来るものだけを受取るのも楽しみ方ひとつだけど、自分で世界を探し回る事もできる時代になったのだからこの機会を充分に満喫させて頂くわ! 皆さんはいかがかしら??

【プログレ専門Internet Radio「Progulus」】

http://www.progulus.com/
【Spock's Beard web】
http://www.spocksbeard.com/

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2012年10月27日

ギルモア日記 迷いの無いプログレ人生編

20121028昨日のジェネシスに続きデヴィッド・ギルモアの「Remember The Night Live At Royal Albert Hall」…邦題がとにかく良い!!"覇響(はきょう)"…彼の音の世界を見事言い得てるわ。

ギルモアと言えば誰もが知ってるピンク・フロイドのメンバー。黒いシャツイン黒いパンツ姿という実にシンプルな出で立ちでは有るけど、その存在感たるや凄いものが有るわ。

ショー全体は毎度の事ながら、彼のスタイル同様一切の無駄が無く、曲の世界にゆっくり深く引き込まれていってしまう。今でも印象に強く残っているのは、上から下に真っ直ぐ延びた一筋の光の上部が20度位に開きそこに白煙がゆらゆらと立ち上るという、シンプルながら強烈なライティングなの。それをを背にして演奏するギルモアの姿はまさに"空を割った男"といった風情!

こんなに印象深いライティングを背負う事の出来るアーティストは世界にどれだけいるかしらね…やられちゃいました。ライブのどの部分から見ても口をあんぐりとしてしまうけど、第2部最初のクロスビー&ナッシュが加わった名曲"クレイジー・ダイヤモンド"では、saxのディック・バリーが、バリトンとテナーの持ち替えウルトラ技と情熱的なプレイで全てをかっさらったわ!

そして次曲は「デブでよろよろの太陽」…70年に発表され71年のツアー迄しか演奏されなかったというレア曲なの。太って年老いた太陽が沈み自然や子供たちの声を心地よく感じていると、不思議な時間から来る銀の音が僕に歌う…といった内容なんだけどギルモアがとても優しく歌うので、何とも切ない気分になったわ。

人は老い、静かに死に向かっているけど、それは日常の穏やかな暮らしの中に存在する事であり自然な事。銀の音は死を象徴してるけど、歌いかけてくれるので決して恐れる事は無いんだよと…そんな風に解釈出来たの。ピンク・フロイドの楽曲は、その深い詞の世界観とドロッとしていながらさっぱりと聴かせるメロディーの美しさに驚かされるのよね。しかも無駄なものを一切排除して、楽曲の世界を観客に伝える事だけに集中する…これぞアーティスト!

ギルモアを見ていて思ったのは、全てに迷いが無いという事。だからこそこんな作品を生み出し、今なお前進し続けているんでしょうね。今日から迷いを捨てて生きていこう!!

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2012年10月26日

ジェネシス日記1 無敵の3人組ジェネシスは30年にしてならず・・編

20121029今やフィルコリンズも引退してしまったジェネシスのDVD「When In Rome 2007」を見たわ。彼らのラストツアーでもある、最終地ローマで50万人も動員したライブ映像よ。

LEDを使った巨大セットに蛇のようなスクリーンやクレーンにライティングは見ごたえ充分なれど、3人のプレイは圧巻。"お客様を楽しませる為"に考え抜かれたショウは斬新であり、何処も見どころ満載であり、歴史に残る素晴らしい作品だわ。

本編再生中にデブっちょおじさんマークが出てきたら、リモコンキーの決定を押すとドキュメンタリー映像が見れるなどの仕掛けもあり、実にユニークなの。本編 の素晴らしさは勿論だけど、紙ジャケに包まれた3枚目のディスク「Come rain or shine」が最も素晴らしかった!

この特別ディスクは、彼らの最初のミーティングからローマ公演迄の舞台裏を収録したもので、いかにこのツアーが作り上げられていったかが良く分かる秘蔵映像満載な の。ドラムが思う様に叩けずスティックを投げるフィル、終始完璧なトニー、いつも笑を絶やさないけど言う時はガン!と言うマイクの素顔…3人が3人と もお互いを信頼し合い妥協無く物事に取り組む姿勢は、とても羨ましくて何だか泣けてくるわ。

そして最も見どころなのは、本番前々日に"ボタンプッシャー"という映像ボタンを押す係に任命された男性が顔面蒼白で映像担当男性と一緒にプレッシャーを乗り切るというドキュメント!音と映像は手動で 操作する為シンクロしないとショウ全体が台無しだし、映像を巻き戻す事が出来ないというプログラミングなので一歩間違えば・・。

担当男性2人は寝る間もなく、全曲歌詞を全部かき出しオリジナル・キューシートを作ってボタンを押す事に全神経を集中させるの。見てるだけでドキドキものよ!でもこういう1人1人の努力があってあのビック・ショウは作られているのね。

出来上がったセットの完成図にやり直しを言い放ち、名曲"Mama"の『haha-ha』の部分のライトの当て方ひとつにこだわり、お客様に楽しんで頂く為 にライトを減らしたりしない…色々な所で妥協せず地道に推し進めていくという姿勢が彼らのトップたる所以なんでしょうね。

大物と言われるほど華やかな印象を持たれがちだけど、大物になればなるほど地味で地道であるという事を思い知らされました!ああ、日本にお越し頂けなかったのが無念~無料でなくて良いから日本で見たかったなあ・・。

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