ブライズメイズ

2014年02月23日

ブライズメイズ日記 史上最高のウェディングコメディ編

20140220ぽっちゃり実力派女優メリッサ・マッカーシー嬢が出演していることで気になっていた、2011年映画「ブライズメイズ」…これはとにかく見終わった後も箇所箇所をリピートして見てしまうほどの秀逸コメディよ!第84回アカデミー賞でメリッサ嬢が助演女優賞、脚本賞と2部門でノミネートの快挙というのも納得だわ。

脚本と主演を務めるクリステン・ウィグは「サタデー・ナイト・ライブ」で人気の女優というだけあって、そのコミカルなセンスと間の良さが際立っているの。物語はクリステン演じる妙齢の女性アニーが親友のリリアンのブライズメイドを引き受ける事によって数々のハプニングが勃発…そしてその事によって2人の友情に亀裂が生じてしまい最終的に結婚式はどうなるのか・・・?というものよ。

とにかくアニーは恋人に弄ばれるし、開業したケーキ屋は潰れ、母の紹介で行った宝石屋ではうまく仕事が出来ず解雇、アパートは金欠で追い出されるというどん底人生。親友リリアンの彼は意外にリッチで人脈も広く、他のブライズメイズは金髪美人で3人の息子を持つ従兄弟のリタ、新婚で少女のようなベッカ、メリッサ演じる花婿の妹のメーガン、そして超リッチな花婿の上司の妻ヘレンという強力ラインナップ。

特にヘレンは美人で完璧…ブライズメイドの経験もある為何もかもそつなく仕切るのよ。一方アニーは食事会を仕切れば、肉を食べなかったヘレンを除き全員食中毒になりドレス選びで嘔吐と下痢の嵐…ヘレン提案の独身最後のパーティを行う為ラスベガス行きの飛行機では、飛行機嫌いの恐怖心から酒を飲んで大暴れ・・・結果全員飛行機を降ろされてしまうの。

この飛行機内のやり取りが見事で、酒に酔ったアニーが皆にちょっかいを出す様がコントの様にテンポ良く構成されているの。これはやはり「サタデー・ナイト・ライブ」の経験が大きいのかしらね!

アニーがコミカルな酔い振りを披露している間、同じ時間軸でリタとベッカの実生活の傷の舐め合いがレズ的に展開していたり、完璧へレンが謙虚な姿勢を見せつつもその中でリッチさをアピールしていたり、メーガンが隣の席に座る男性の職業を航空警察と疑いあからさまなモーションをかけたりと、一見滅茶苦茶ながら各自の人物像が浮き彫りになっているだけでなく、それらを同時に絶妙なタイミングで織り交ぜているのが更なるおかしさに繋がっているわ。

しかもアニーが機内を混乱に陥れた後、航空警察と見込んだ隣の男性は本物だったというオチもついてきっちり纏められていたのも拍手!

笑いの部分はシリアスな部分の配分があってこそ更に引き立つ・・・というセオリー通り、ほっこりする部分がじんわり挿入されているのもまた拍手。

そして最も感心したのはアニーの下着!遊ばれていた彼の所でお泊まりするときは青いシンプルなブラに柄の合わないショーツ、後に彼となる警官とのお泊まりでは、同じ形で色違いのピンクのブラ…これはアニーのお金の無さと色気の無さをしっかり表現しているのよ。細かいところだけど重要な事よね!

そして、一番の親友であるはずの自分が失敗ばかりで完璧なヘレンに嫉妬すると同時に自己嫌悪に陥り、最後は爆発するアニーの心情は女性なら誰でも経験する事ではないかしら?

大好きな友達が他の友達と仲が良いと面白くないという女性ならではの子供じみた部分も非常に良く描かれていると思うわ。

ダメダメ・アニーが最終的に沢山のハッピーを手にしていくのは、わかっていても心地良いと感じてしまう…特に素晴らしいと思う点は個々の強烈なキャラクター全てを活かしきり、連続コントの様にテンポ良く、セッションの様に満ち引きが気持ちいい。しかしながらこの作品、コメディという枠を超えてしまっている気がするのは私だけではないはず・・・是非確認してみて!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0)