フレンチ

2017年03月02日

キエチュード日記 アコースティック・フレンチ編

20170301

稲荷町に面白いレストランがあるというので早めの時間に予約して行ってみたわ…下谷神社の参道内にある「キエチュード」というフレンチよ。

丁度日が落ちた頃なので、荘厳な神社の鳥居に囲まれミステリアス・・・しかも「神社バー」なるスタンディング・バーが開店準備をしていたりとなかなか面白いロケーションなの。

「キエチュード」はその中でも異質な佇まいで洒落た一軒家という風情…店名はフランス語で「心の安らぎ」だそうで、その名前通り木材を多く使った店内は落ち着いていて温かみがあるわ。広々としたオープンキッチンは開放感がありシェフの細やかな作業ぶりを垣間見ることが出来る。

お料理は全て奇想天外な器で登場、厚めの板や煉瓦、花器などに彩られた食材は絵画のようよ…この日のディナーは芽キャベツやイイダコを使ったオードブルからスタート、イノシシ肉に金柑という爽やかな組みあわせに食欲が刺激されていく。大好きなフェンネルに赤貝、カリフラワーのサラダでお替わり希望、驚くべきはサーモン、蕪のフォンドヴォーよ。ここまで野菜の旨みを引き出すとは・・・色彩もとにかく美しいわ。

メインは若鶏と鎌倉野菜…これまた野菜の甘さと鶏の程よい焼き加減に何口かでペロリ。デザートはフロマージュ・ブランに柚子とカルダモンという絶妙の組みあわせよ。その後もミニマカロンが可愛らしく顔を出し、コーヒーで締め・・・このコーヒーがなかなか美味しかったのよね。

どのお料理も繊細で芸術的…何種類もの食材が織りなすハーモニーは実に見事なのだけど、今ひとつ大きな決め手が無い事に多少の物足りなさが・・・。常に小気味良いリズムのループが続き、その上をお洒落なコードを白玉で弾くという感じかしら。でも、全体を通しての味わいは控えめながら1曲見事に完結しているの。

個々のお好みにもよるだろうけれど、ドンと主張するのではく優しく繊細な調べを楽しみたい時はオススメよ!!エレクトリックというよりアコースティックなフレンチ、かしらね。

【キエチュード  website】
http://www.alaquietude.com

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2013年12月19日

Ginsai日記 野菜食べな菜!編

20131214以前ランチで訪れた際、その美味しさに次回は必ずディナーを!と誓った野菜ダイニング「Ginsai」…アクセスも銀座から近く、店内はシンプル且つ落ち着いた雰囲気で、スタッフの対応も素晴らしい。

お店の特色は、全国の農家から直産で仕入れている新鮮な野菜なの。食事をする事で健康で美しくなろうという"美食同源"をコンセプトに、野菜達が手間暇かけられて美味しく美しくお皿に乗って登場するわ。

最近肌荒れで悩んでいたので、こちらのお料理は今一番食したいもの。丁度身内の記念日でもあったし、「Ginsai」も3周年記念ディナーが振る舞われるという事だったので早速行って来たわ!

まずはシャブリで乾杯、というところに前菜登場。まるまるとした京蕪は器になっていて、中はずわい蟹の茶碗蒸しという心憎い演出・・・更にイチジクとゴルゴンゾーラをクラッカーにのせ、柿のピューレをつけて頂いたわ。最後は秋ナスがコンソメのジュレに潜み、出汁とナスの絶妙なハーモニーに舌鼓よ。

お魚料理は、ダイナミックなスカンピーをローストしバルサミコ酢でさっぱりと。ウマヅラのフリットは、今までに頂いたことのないほどさっぱりとしていながら旨みくっきり、サーモンとインカの目覚めのミルフィーユはお替わり必須という強力なラインナップだったわ。

続いて、期待が膨らむ中お肉料理へ。大好物の牛フィレ肉とフォアグラの最強タッグを皮切りに、朴葉で包んだみやじ豚がお味噌でローストされ、紫黒米のリゾットにウズラのポワレという凝りに凝った作品群にぐうの音も出ないの。海原雄山なら、この美味しさをなんて表現するかしら・・・などと思っている間に、思いがけずお店から根菜のパスタのサービスが!これがまた先日訪れた「サバティーニ」とはまた別の魅力で、野菜本来の旨みをぎっしりと感じ、美味しいのなんのって・・・これまたお替わりしたかったわ。

ここでフランスの梅酒をソーダで割ったものを、チーズの盛り合わせと共にじっくり楽しんだわ。チーズ好きとしては少量ずつ色んな種類を楽しめるので非常に満足、そして満腹に。

最後は、白玉粉のガトーをクリームパティシエールを栗のリキュールソースでペロリよ。しかしながら見目麗しいだけでなく、これほどまでに創意工夫されたお皿を目の前にすると幸せな気分になるのよね。

有機野菜たちの堂々たる存在感というべきか、野菜本来の香りと甘みがどのお料理からも感じられ、食べ終わった後の臓器への負担は皆無で爽やかさだけが残ったわ。まさに"美食同源"の精神を貫いているという訳よ!

野菜を愛する料理人の思いが料理に現れ、それを伝えるスタッフの思いがホールに伝わる、これこそがレストランのあるべき姿だわ。ここで料理される食材達はきっと幸せなんだろうな・・・そんな風に野菜に思いを馳せる一夜でした。ブラボー!

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2013年10月29日

ヴィアート日記 お気軽フレンチ編

20131025リヨンの2つ星レストランで修行を重ねたシェフが営む、本格派French Dining「Vieart(ヴィアート)」…六本木の駅からアクセスも良く隠れ家的な小さなお店なれど、そのお味は非常にゴージャスよ。

シェフ曰く、カフェのお食事のように気軽にフレンチを楽しんでもらいたいというのがコンセプトで、そのボリュームも満足のいくものだったわ。この日はお店厳選の赤と白のグラスワインを頂きながら、お料理を楽しんだの。

白ワインは爽やかなシトラスや青リンゴの様な風味の「カーヴ・ド・リボヴィレ アルザス」、赤ワインは辛口でやや重めの果実味が特徴の「シャトー・リヴィエール・ルー・オー」をチョイス。

お料理はワインと相性抜群のラインナップが目白押しよ。サマートリュフを挟んだカマンベールチーズ、そしてA5ランク和牛のローストビーフ、フランス産のフォアグラのローストと三種の神器が勢揃い!カマンベールは勿論ワインのお供に最高だけど、甘い干しぶどうがそっと添えてあり後味に程よい甘さが残るの。

ローストビーフは「全国肉用牛枝肉共励会」で一位を受賞した新潟和牛で、その柔らかさと旨みは赤ワインに合う合う。そして大好物のフォアグラはフランスのペリゴール地方で丁寧に飼育されたもので、その厚みとクリーミーさは今まで頂いた中のベスト3に入るわ。

かなり満腹でほろ酔い気分になったけれど、締めに新潟和牛のハッシュドビーフと黒毛和牛の頬肉カレーを注文。これまたお肉の柔らかさと品の良い味わいが絶品だったわ。エンディングは、さっぱりとしたアイスクリームで・・・。

こちらのお店は美味しいものをチョイスしながらお酒をじっくり楽しめるので、おひとり様でもゆったりと過ごせるの。仕事帰りに本格的フレンチをつまみながら、シェフ厳選のワインを一杯・・・なんて贅沢よね。人当たりの良い素敵なシェフにおすすめ料理を聞きながら一日の疲れを癒やすのにオススメよ!

【Vieart web】
http://www.r-plan.net/brand/vieart.html

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2013年05月03日

ロブション日記 至福の特別メニュー!編

恵比寿にある「ラ・ターブル ドゥ ジョエルロブション」にて、会員様限定コースが頂けると聞いて、早速予約したの。

当日は丁度テラスが解放された時期に当たったので、色とりどりに咲き乱れるお花も楽しめて風情たっぷり。やはりロブションは格式が高いのでランチでも何を着ていこうかアレコレ迷ったけれど、普段着にちょっと大胆なアクセサリーでアクセントを出してしてみたの。なかなかセレクトに悩んでしまうけれど、これも楽しみのひとつね。

薄紫で統一されたシックな店内は、どんなお洋服も融合するから不思議よ。一流のお店は最高のサービスを提供する、というのは当然だけど、改めてスタッフの対応にプロフェッショナルのなんたるかを思い知らされたわ。食事を楽しむにはタイミングが重要・・・絶妙の間で行われるサービスは心地良いセッションとまったく同じね。

今回限定メニューは、お野菜の美味しさとその美しさが際立つコースだったわ。更にその姿を様々に変えつつ、お肉やお魚のソースとして脇役に徹するにも素晴らしい。とにかく見目麗しく、ロブションのロブションたる風格を見せつけてくれたわ!

前菜はホタテ貝のソテーをサンディー部のサラダと頂いたのだけど、チコリの苦みとホタテ貝の甘さが絶妙。続いては大好きな鴨のフォアグラのポワレがお目見えよ!フォアグラマニアとしては最近の中で断トツ一位の味わい。共演の春キャベツがとにかく甘い…黒トリュフと燻製ベーコンが更にその甘さを引き立てていて文句無しの一皿ね。

その後はメインに突入!真鯛のポワレと国産ハーブ豚…どちらのお皿もお野菜の甘さがグンと引き立っていて、お肉や魚よりお野菜がメインかと思うほどの存在感よ。付け合わせのトランペット茸という珍しい茸を筆頭に、またその旨みをたっぷり堪能したわ。そして真鯛と茸の間を回遊する大好物のホタルイカ…まるで絵画のよう。

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デザートはまたそのコントラストが美しい、フロマージュ・ブランのムース、ブラッドオレンジソルベ、モワルーショコラヘーゼルナッツクリームのソルベ。一見てんこ盛りのように見えるけれど、そのデザートもそれぞれの役割を担っておりぶつかることが全く無いのがお見事よ。今度は野菜の甘さから果物の甘さへと移行し、口の中に爽快感が広がって行ったわ…これぞまさにデザートたるお役目よね。

食後のコーヒーを頂いていると、更に色とりどりのマカロンや生キャラメルが登場!更にサプライズが続くとは・・・興奮してしまったわ!全てのお皿に物語があり、その色彩の美しさ、描き方、素材の厳選、素材の旨みを引き出す調理、どれを取っても一流のお仕事!これってエンターテインメントの世界に共通することよね。

自分のお仕事を顧みる意味でも、定期的に通ってみたい・・・頑張ってお仕事せねば。人間っておいしいものを頂くと自然と笑顔になるわよね。周りのテーブルを見ていると皆が笑顔でお食事を楽しんでいたわ。一流といわれるにはその理由がある、自分もそんな風に極めて行けるよう努力あるのみ!

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