パトリック・スチュワート

2015年03月06日

X-MEN日記1 ミュータント編

20150305米の古典カリスマ・コミックと言えば1963年創刊の「X-MEN」…既にシリーズで映画化され現在もスピンオフも含め鋭意制作中。

舞台は近未来、登場するのは突然変異し高度に進化した人間のミュータント…彼らは覇権を企む者たちと今を守ろうとする者たちの思想の全く異なる二つのグループに分かれるのよ。

約50年前のコミックが根強く支持されるには理由があるわね…それはミュータントが象徴するのはマイノリティーで、思春期の子供達だと言う事。映画の中でも正義側と悪側にグループ化しているけど、二つの共通点は共に社会から孤立している事かしら。これは先のマイノリティーと思春期の子供達にも共通している事よね…優しさが行き過ぎると逆にキレちゃったりとか・・・。

特に思春期に誰もが味わう『自分は世間から孤立しているんじゃないか』っていう感覚で自分の居場所を探し求める者達への偏見へのメッセージが作品に込められているわ…それがコミック・映画ともに共感されてる部分…それとコミックにはシェイクスピアの善と悪の世界を巧みに織込んでいるのもファン層が広い要因ね。基本的にはアクション・アドベンチャー作品だけど、背景の奥深さを感じ取る事が出来るわ。オープニングの10分でその哲学がつかめるし・・・。

映画化シリーズも力が入ってきて予算もあってか更にその表現力は素晴らしく物語を見事に補完しているわ。因みに、日本のコミックは実写化するとどうしても原作のイメージから逸脱したりチープに仕上がってしまうのが常…一方米はここまで重厚に忠実に映像化出来るというのは凄い。

アメコミは元々がリアルに描かれてはいるけど、独特なルックスやコスチュームが実際の映像の中で浮かずに馴染むというのは細部に渡り作り込んでいるという証拠ね。

海外でどんどん実写化されている日本の原作・・・中には違った解釈で描かれてしまってるものもあるから違和感を感じるものが多いのが難点…まずは「これだ!!」と言えるくらい自国の世界観を打出した作品を作らないと、ミュータントの仲間入りは出来ないかも・・・フフ。

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2014年07月26日

スタートレック日記16 TNG編

20140722「スタートレック」TOSのTV放送後4作の劇場版公開を経て、遂にテレビ放送第2作目となったのが「The Next Generation=TNG」…時代はTOSの宇宙探査から約80年後という設定で、タイトルどおり、次世代の宇宙連邦とその名を受け継ぐ宇宙鑑U.S.Sエンタープライズ号(NCC-1701-D)の人類未踏星域への探査の物語。

TOSではSFというカテゴリーを超えて奥深い人間ドラマが展開し、創意工夫を施した異星人たちで彩られていたけれど、TNGでは更に人間ドラマが掘り下げられ、映像技術等の進歩により今なお愛され続ける独創的で印象深い異星人達が次々に登場しているわ。

TOSでは数少なかった女性士官も、今回は医療主任、カウンセラー、女性艦長と重要なポジションに就いているのが”未来的”で良い感じよ。

やはりTNGで重要なのが主役の艦長・・・前回は甘いマスクが魅力の若き獅子、といったタイプのカーク艦長だったけれど、今回はなんと禿げ頭がトレードマークのベテラン、ピカード艦長が登場。名優パトリック・スチュワート演じるピカードは知的で包容力が深く統率力抜群、芸術を嗜み紳士的という魅力的な人物なの。

回を重ねる毎に、その男気溢れる行動力と時折見せる少年のような一面に誰もが心を奪われてしまう。そしてTOSでのスポックのポジションに当たるのが、アンドロイドのデータ少佐よ。彼は機械でありながら人間らしくなりたいと切望し、猫を飼ったり冗談を言ったりしてクルーに溶け込んでいくの。

スポックもバルカン人特有の無表情と理論武装で人を寄せ付けなかったけれど、カークとマッコイの人間らしさに触れ徐々に変わって行くという共通項があるわ。逆に今作の副長ライカーは、艦長の良き右腕であり部下の信頼も厚く女たらしという点でカークに近い。後半その人物像を色濃く出すためか髭を生やすのだけど・・・個人的には苦手なタイプだわ。

そして、TOSで敵対していたクリンゴンが既に惑星連邦と同盟を組んでおり、保安部長にはクリンゴン人と地球人のハーフであるウォーフ中尉が登場。彼は様々な意味合いで重要な人物となっているの。各エピソードで異星人たちの個々の文化や慣習、そして地球人とのハーフであることで起こりうる差別や問題など現代社会においてもシンクロする部分が多く、それに傷つきつつも立ち向かっていくキャラクター達の姿は誇らしく映るわ・・・これが「スタートレック」の魅力ね。

TNGはTOSを凌ぐ壮大なスケールで描かれており、第1話と最終話がリンクしているという演出も秀逸ね。次のシリーズにも引き続き登場する強靱な敵"ボーグ"は後世にも語り継がれるであろう、前代未聞の斬新さ、そして美しさ。衣装もメイクもストーリーも全て人類未踏と言えるかもしれないわね!ストーリーについては改めて語らせて頂くので、又お付き合い下さい。カークとピカード、どちらが好き?という質問に、あなたはどちらと答えるかしら?私?私は即答で「ピカード!」ね(笑)

で、お次はVOYことヴォイジャーかしら…「コーヒー、ブラックで」

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