ハンガー・ゲームズ

2015年07月10日

ハンガー・ゲームズ日記3 シリーズ最終章ポスター・・・編

20150706現在公開中「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」がある事で炎上してるのをご存じかしら??

それは作品ではなく日本用に作成されたポスターがあまりに酷くて、国内のアメコミファンを敵にまわしたとも言われてるのよね。

ポスターの酷さは今更だけど問題は配給するディズニーJPからのポスター制作者への指示書…詳細はネットで見てもらえれば直ぐ分かるので興味のある方はググってみてね。

国内用ポスターの酷さは再三指摘したけど、今日は先日リリースされた「ザ・ハンガー・ゲームズ/モッキングジェイPart2」の公式ポスターをご紹介。

見ての通り、馬鹿みたいなテキストは殆ど無く、物語の先行きを象徴化した素晴らしい仕上がりになってますよね。

一枚目はスノー大統領(ドナルド・サザーランド)の像が崩れ落ち、二枚目は玉座につくカットニス(ジェニファー・ローレンス)…前者は一ヶ月前に公開され、後者は先日…見事なテンポです。

最近思ったのが、国内の活字の大きさは稚拙さに比例するのではないかと…だとすると本当にお客さんを甘く見たデザインって事ですよね。

「新ターミネータ」のポスターなんか最悪…コピー文句が「絶対に守る・・・」って警備会社の広告かよって感じです。

いずれにしても、どんどんデザインレベルが稚拙化する国内と、ポスターの価値自体が進化した国外…あぁ~悲しい。で、早く「ザ・ハンガー・ゲームズ/モッキングジェイPart2」が見たぁ~い!!「モッキングジェイPart1」はこちら。

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2015年02月21日

ハンガー・ゲームズ日記2 炎に操られるのか操るのか・・・編

20150218そのセンセーショナルなストーリー、抜群のキャスティングと見所満載の映画「ハンガー・ゲームズ」…そして2013年続編「ハンガー・ゲームズ2/キャッチングファイアー」

原作は3部作からなるこのシリーズ、映画は全4作品でリリース…続編は前作からの着地であり次作へのジャンプ台ともいうべき難しい回にも関わらず、これまた”どストライク”なキャスティングとストーリー展開で心を掴まれたわ。

物語は「ハンガー・ゲームズ」で優勝したカットニスとピーターは、各地区で演説をするために凱旋ツアーに出るの。家族や恋人とすぐ引き離され意気消沈するカットニス、そしてそんな彼女をそっと見守るピーター…お互いを守るためにも偽りの恋人達を演じる彼らだったけれど、ピーターの思いは日毎強くなっていったわ。

そんな中、演説中カットニスは与えられた台本を無視し、亡くなった戦友に対し本心を語ってしまう。その気持ちが民衆に波紋のように広がって行き、いつしかカットニスは政府の脅威へと変わっていったの。やがて恋人は半殺しにされかけ、自分の取った行動で民衆が反政府的な行動を取り殺される姿を見て、遂にカットニスは大統領に対し反逆を誓ったわ。しかし大統領はカットニスを公に抹殺すべく、歴代の勝者を集めて「ハンガー・ゲームズ」を開催するの。絶望するカットニスは一体どう出るのか・・・というストーリーよ。

さてここでキーマンにもなる『ゲームメイカー』ヘブンズビー役に、故フィリップ・シーモア・ホフマンが!更にトリッキーな対戦相手でありどこか謎めく少女ジョアンナに、映画「サッカーパンチ」でロケット役を務めたジェナ・マローンと、前作に続いて神懸かりなキャスティング。

とにもかくにも抜きん出ているのは、カットニスを演じるジェニファー・ローレンス…悲運な運命に翻弄される少女の”陰”の”悲”の部分を、実に見事に演じきっているのが驚異的なの。理不尽な抑圧に耐え、諦め、流されつつも大事な人を守ろうとする意志の強さが一貫している。

しかしラストシーンでそんな彼女が見せた表情の推移は、静かに燃えゆく炎がやがて大火に変わる事を暗示していたわ。このシーンは歴史に残るワンシーンと言えるわね!

今回も衣装とメイクはアヴァンギャルド且つクラシカルで素敵なの。特にカットニスがパレードの時に身に着けていた黒いドレスやTV出演時のウエディングドレスはメッセージが込められてるという理由もあるけれど、別格の美しさ。やはり洋服は造形の素晴らしさもさることながら、身につける側のメッセージがないとね。

メインキャラクターはドン!と据え置く一方で、ゲームの出場者に筋肉質男や尖った歯を持つ女などコミカルなサブキャラが登場するというコントラストも素晴らしい。深読みしすぎかもしれないけれど、最高齢の出場者マグスが途中脱落しているのが腑に落ちないのよ。もしかして彼女は・・・などなど、2作目で早くも期待度が高まる「ハンガー・ゲームズ」。

昨年末に北米で公開され記録的な興行収益を出した次作「ハンガー・ゲームズ3/モッキングジェイ(前編)」…なんとか故フィリップのミステリアスな仮面の下の本心と、ジェナのトリッキーさで覆われた優しさの部分をじっくり堪能したいものだわ。さて、ゲームはまだまだ続くわよ!

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2014年06月15日

ハンガー・ゲームズ日記1 生き抜く現実編

20140618選出された少年少女達が最後の一人になるまで殺し合う、そんな残虐なストーリーが話題となった、2012年公開の映画「ハンガー・ゲームズ」…フィクションとはわかっていても現実社会に重なる部分が多く、"他人事ではなく"楽しめたわ。

物語は、パネムという独立国家となった近未来のアメリカが舞台…定期的に各地区から少年少女が選出され「ハンガー・ゲームズ」を行い、最後の一人になるまで殺し合うの。このゲームは反乱を抑止めするのが目的とされているのだけど、優勝者には巨額の賞金と栄誉が与えられるわ。主人公であるカットニスは貧しい地区に住む少女。

父を事故で亡くし得意の狩猟で母と妹を養っていたのだけれど、妹がゲームのプレイヤーに選出され彼女の代わりに出場することに。同じ地区から選出された少年ピータと共に恐怖のゲームに臨むのだけれど、他地区のプレイヤーは殺し屋としての訓練を受けていたりする者もおり一筋縄ではいかない。持ち前の弓矢の才覚と勘の鋭さ、意志の強さでカットニスは最後の一人になれるのか・・・!?というストーリー。

とにかく役者陣の豪華さといったら、ドキドキもの!主人公カットニス演じるジェニファー・ローレンスは半端ない演技力の持ち主だし、このショーをエンタテイメント的に盛り上げる司会者シーザーを演じるは、「ラブリー・ボーン」では異常者を演じ、「キャプテン・アメリカ」では純粋な博士を演じた、あの怪優スタンリー・トゥッチ、そしてゲームのオーガナイザーであり個性的な髭が特徴のセネカを演じるのは「American Beauty」のリッキーを演じたウェス・ベントリーと、見終わるまで気付かないシンクロぶり。次点として、カットニスの理解者でありスタイリストでもあるシナに、レニー・クラヴィッツというのも興味深いわ。

死のゲームに参加させられる事になってしまった少年達が、最初は恐怖と悲しみに打ちのめされるものの、リッチな環境に慣れ、全世界に注目され、やがて殺すという行為に快感を得、死と向き合った時に味わう絶望・・・己の強さに驕ってしまったが最後、自滅の道へ落ちていく心の推移が見事に描かれている。

一番の恐怖とは殺し合うことより、己の中にこういった感情が芽生え支配される事だわ。カットニスの強さは家族を守るという揺るぎない信念があるからで、ゲームを楽しもうとする輩とは明らかに一線を画しているの。この対比こそが最大のテーマになっているわ。

よく海外のオーディション番組で、若者達が勝ち抜く為ありとあらゆる作戦を立て、審査員や聴衆、スポンサーなどにアピールするというのをよく目にするけれど、感心すると同時にあざとさを感じるわ。本作はまさにそういったエンタメの世界だけでなく、現代社会で誰もが生きる為に身につける狡猾さを皮肉っているのが素晴らしい。

その象徴として、少年達のゲームを楽しむ観客、スポンサー、全てが道化のような衣装やメイクで登場しているのも良い感じよ。所詮この世は踊らせる者と踊る者、食うものとくわれる者の捕食関係で成り立っている。改めて、生きる事はサバイバルであるのだと思い知らされた1作よ!

既に続編「ハンガー・ゲームズ2」が昨年末に公開され、その後のカットニスの修羅場が展開されるけど、また後日にピックアップいたしましょうね…その前に、のうのうと生きていて、すみません・・・しゅん。

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