ダメなデザイン

2016年11月26日

ダサいポスター日記2 情報か想像か?編

20161114サルマ・ハエック主演「五日物語」…オリジナルタイトルは「tale of tales」

半年ほど前程オフィシャルのポスターがリリースされた際、あまりのインパクトに何事!?と感じたのがこの作品…主演のサルマ・ハエックが何やら得体の知れない物を食している様子が強烈で、見る側の想像を掻き立ててくれたのよね。

どうやら、彼女が食べてるのは海獣の心臓らしく、一体どんなお話なの????と?が39個整列し始めたほどよ。

実際のお話は17世紀初頭に書かれた民話「ペンタメローネ:五日物語」で、なんと!あのお話だったのか!と今度は!が37個整列する始末。

でも、今回はこの面白いお話ではなく、最悪な国内版ポスターの話題を。

国内版のポスターはオリジナルと比べ、なんでこうパチンコ屋の看板になってしまうかは以前もお話したけど、この「tale of tales」に関しては酷すぎよ。オリジナルのタイトルとデザインからはかけ離れ、いかにもな構図に活字だらけのいつもの状況。

作品の神秘性もなくなりハリポタのスピンオフか・・・と言われてしまいそうな幼稚さで本来作品の持ったダークファンタジー感は微塵も感じないわ。タイトルもこれまたありがちなサブタイトル付きでダサさ上書き。

近年国内ポスターの酷さは色んな所で指摘されているけれど関係者は一向に気にしないようで、明らかに映画を知らず映画を仕事としてこなしてる感がアリアリ。直のデザイナーは指示書通りに作成してるので、彼らも不満を抱いてるのが現状。

日本の配給の言い分としては「いつ・どこで・だれが・なにを・・・」的な情報を織り込むのが宣伝と勘違いしている為仕方のない状況だけれど、人には想像力・妄想力をキッカケとした情報収集力があるのですよ。そして最近多いのが、サブタイトルでのネタバレ・・・もういい加減にしないと本当に怒りますから(`ヘ´)

因みに、この作品は今日から日本公開です…作品はとても素晴らしいのでまた後日に。

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2014年07月31日

ダサいポスター日記1 日本版編

20140725いつもブログではオルタナティブポスターも含めとてもセンス溢れる秀作をご紹介してますが、今日はその反対…ダサダサな映画ポスターについてピックアップしてみましょうか。

洋画情報がメジャーなメディアで全くと言っていいほど扱いがなくなり、どんな作品がいつ公開かも、いわゆる地上波TVしか見てない方々にとっては無縁な世界になってしまってる状況で、洋画の収益が年ごとに悪くなってるってのは当たり前ですよね…情報が流れてないわけですから…つまり悪循環。

一方、ネット等でいち早く情報を入手してる人は、国内配給会社のリリースするインフォメーションなどに頼らず劇場に行くという二極化が国内の現状

そんな中で国内の映画配給各社は『いつ・どんな』を伝えるために国内ポスターに全ての情報をテキストとして入れる習慣がついてしまいました。

また、「ハリーポッター」的にサブタイトルをデカデカとタイトル同等に表記する悪しき習慣も当たり前の様に始まってしまいました。正式にサブタイトルがあるものはいいですが、困るのは勝手に安っぽいコピー文句が付いてしまう場合が殆ど。

それらが、作品の説明的にポスター構成されるものですから、既にオリジナルのデザインは消え、雑多な文字ばかりのダサい映画ポスターが出来上がるわけです。

例えば、この「猿の惑星」…どう見ても「タイタニック」的な色味と構図でもはや映画のポスターと言うよりは色味の多いスーパーのチラシレベルなデザインにまで落ちてます。マーベル新作「ガーディアンズofギャラクシー」も安易なコピーの使い回しで、隙あらば活字って感じのデザイン…両作品共にとても安っぽい作品に見えますよね。

配給側からするとすると情報を伝えてるつもりでしょうが、まったくの逆効果で、ただ情報を入れることだけに現場で満足してしまって、肝心の情報効果をリサーチしてないのが逆にわかります。

これらを現場で制作してるデザイナーに話を聞くと「とにかくタイトルをゴシックでドーンと」とか「文字が顔にかからなければOK」とかの発注でそれは酷いありさまと嘆いているのが現状との事。

海外の映画ポスターは表現としてデザイン的にここ数年でとても進化していますが、国内は邦画も含めダサいの極みを探っているかのようです…酷いデザインに高いチケット、バカっぽい邦題とかやる気あんのかよって感じですね。

と、本日はダメダメな国内映画関連の一端をお届けいたしました…(`ヘ´) プンプン。

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