スタートレック

2017年05月19日

スタートレック日記23 ディスカヴァリー編

20170511

以前からCBSからアナウンスがあったスタートレック新TVシリーズ…その予告編がいよいよ公開…新シリーズのタイトルは「STAR TREK:Discovery」

時代設定はカーク時代の10年ほど前のようです…艦長は女性で日本でも「グリーン・デスティニー」で有名なミシェール・ヨー。

配給新時代を反映してNETFLIXからの配信となりそうです。近作でも2001~2005で打ち切りとなった「エンタープライズ」までさかのぼってしまいますからファンにとっては待望の新作。

やはりスタートレックシリーズはTVシリーズが原点…登場人物の詳細な設定は2時間の映画では無理な世界観で、どうしても映画の場合はアクション重視の見せ場でスタートレックの本道である深いドラマは描けません。

近作「エンタープライズ」は視聴率も悪く物語も粗雑だったために4シーズンで打ち切りとなり新規計画もなく時間が経過し、それに業を煮やしたコアなファンがクラウドファンドで資金を募り過去のスタトレ俳優陣をキャスティングしてとても質の高い作品が提供され始め話題になっていました。

更に億単位の資金調達に成功し「AXANAR」の制作が開始されそうになると本家がストップをかけはじました。要は一向に新シリーズのリリース計画がないのでファンが勝手に作る!!を背景に「本家がやらねば!!」とプレッシャーを受け企画が始まったとも言えます。

今でも世界各国のイベントで出演メンバーが招待され盛り上がってるスタートレック…12年のブランクで是非再び伝説を継承する素晴らしい作品を期待したいですね。


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2017年03月24日

スタートレック日記22 コスメMAC触手が伸びなかった訳・・・編

20170308

昨年発売され注目され大好評だったMAC限定「STAR TREK」コラボコレクション…全部とはいかなくてもリップは購入しようと思っていたのだ・・・けれど、毎回店頭で見ても今ひとつ触手が伸びないまま終了してしまったわ。

スタトレ50周年記念コラボでパッケージのデザインは良いけれど肝心のカラーがしっくりこなかったの。

「リップガラス」は仕上げ要員なので単体で使うと薄く、ネーミングも「カーーーン!」など本編に沿ってはいても色が何故ピンク?カーンならシルバーかゴールドでいいのではないかという気持ちも・・・。

スティックタイプのリップも色が薄付きで、逆に女性キャラをイメージした「ウフーラ」=チョコレート・ブラウンとか「チャペル」=ベビーピンクなどの方がわかりやすいし、使いやすそうな気がするのよね。

アイカラーは色もネーミングも良いけれど、これを使い切るには・・・という実用面を考えてしまった。色がどっちつかずで何かと重ねるという方向しか見出さなかったのよね…日本人の肌には難しいかもしれないけれど思い切った発色をドカーンと打ちだした方が逆にコレクション欲をかきたてたかもしれないわ。

もし自分なら「ポンファー」というグレーブルーのアイカラー…「ボーグ・クイーン」という細かいシルバーラメにマットなベージュのフェイスパウダーなどを提案するわね。そして「キャサリン」というオレンジに近い朱色のリップ・・・あ、これなら実用的だし華やかじゃない?

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2016年11月16日

スタートレック日記21 永久保存!!限定切手編

20161109

「STAR TREK」が私達を大いなる宇宙に誘って50年・・・それを記念し日本郵便から「STAR TREK 50th Anniversary」切手が11/1から限定発売されると聞いて近所の京橋郵便局へ急いだわ!!

販売部数はたったの3200セット…場所によっては即完売ではないかという恐怖におののきつつ、あっさり1軒目でゲットしたわ。郵便局の方も切手の存在を把握していなかったりして緊迫していたのは己一人という結果に安堵・・・でも確実に販売部数は伸びていて現在ネットでは完売という状況よ。

以前米国郵政公社で発売された限定切手は著作権問題もありキャラクターの肖像使用は不可でエンタープラズ号やバルカン・サルートなどをデザインしたものだったのよね…これも非常に素敵だけれど今回はきちんとオリジナル・メンバーが全員お目見えという垂涎もの!!

2つ折りのポケット付き台紙の中に52円切手が10枚、更にポストカードが5枚、ステッカーが2種という豪華さ…価格は2000円・・・うーん、そんなものかしらね。驚くべき事に切手はカーク、スポック、ウフーラ、マッコイ、スコッティ、スールーというメインCASTに加え、クリンゴンのコールというラインナップ!!…これはトレッキーにはグッとくるキャスティングだわ、さすが。

彼はTOSで初登場、その後DS9でも登場している勇敢な戦士でありながら戦いの中で名誉の死を遂げられず苦悩し続ける兵士・・・でも最期はジェムハダーとの戦いで念願が叶ったの。この役を演じたジョン・カリコスは最近亡くなってしまったけれどシリーズを超えて同じ役を演じ切れるなんて素敵だわ。

カークもスポックも他のキャストも同様に「STAR TREK」という人生を生き、共に年を経ていったのよ。残念ながら初代スポックのレナード・ニモイやマッコイ、スコッティは宇宙へ飛び立ってしまったけれど、次の世代が新たなる歴史を紡いでいくのね…切手は勿論使いません…52円が102円に値上がる時代が来たとしても・・・長寿と繁栄を!!

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2016年11月11日

スタートレック日記20 BEYOND編

20161107監督交代やチェコフ役のアントン・イェルチンの急逝など、ファンとして動揺する出来事も多かったスタートレック映画「BEYOND」

アクション系監督がメガホンを取るということで静観はしていたもののトレーラーを見る限りアクションありきの演出が多く不安だったのよね。

本編はこれまでのスタートレック作品をオマージュしている点は多々あれど、1,2作目のような真意を理解した上でのオマージュではないのでストーリー性は薄まってしまった。

脚本は自身もトレッキーでもあるスコッティ役のサイモン・ペッグが手掛けた事で少しは救い・・・と思いきや、これまでのTVシリーズや映画で登場したエピソード等が満載でファン視点の内容となってしまった感は否めず…逆にスタトレを知らない人の方が楽しめる作品のかもしれないわ。

物語はカーク艦長率いるエンタープライズ号が未知の星に不時着した宇宙船を救出するというミッションを受け出発…しかしそこで待ち受けていたのは無数の飛行物体と凶悪なエイリアン”クラール”・・・船は破壊されクルーは敵の手中に。敵地でバラバラになったカークやスポックはそれぞれクルーを救出しようと行動を起こし、そこで”ジェイラ”という女性異星人に出会う…やがてジェイラと手を組んだカークはクラールの恐ろしい目的を知り、それを阻止しようと戦いに打って出たわ。

脚本として矛盾する点は多く、何故あれだけの強力な破壊力を持つ飛行武器を持ちながらクラールはそれをあちらこちらで使わなかったのか、クラールのルックスは凶悪なエイリアン・・・元々は地球人なのにどうやってあの形状に変化したのか、しかもどうやって再び地球人の姿に戻れたのか、100年以上命を繋ぐために人間のパワーを養分にするのはいいとして、その技術はどこから得たのか?…ラジオを通じて出力した高周波の音楽が最新鋭の武器を攪乱させることが可能なのか・・・等々思い出しても沢山の疑問が残るのよね。

今回クラールを演じるのは「マイティー・ソー」でもお馴染みのイドリス・エルバ・・・メイクをしていると彼だとわからないけれど、最後に顔を見せることにしたのは彼だと気付かせたいからなのか、更に監督は車を使ったアクションでブレイクしているし車とラジオとロックという組合せがそのまま宇宙に置き換えられたのか・・・などと思えてならないのよね。

前回きちんとカークとスポックの関係性や生き方について深く掘り下げられていたのに、今回は登場人物それぞれ均等に登場し(中国資本という点でやはりスールーの見どころも増えている)4DXや3Dを意識した演出ばかりが目立つ”アトラクション型ムービー”としか言えないわ。

個人的に大好きなドクター・マッコイの見どころが増えたのは嬉しいけれど、斜めに見れば腐女子が喜びそうな演出も多い気がするのよね。

でも一番の見どころ、いや聴き所は主題歌であるRihannaの「Sledgehammer」・・・特に冒頭の歌い出しからAメロに差し掛かる彼女独特の湿度の高い繊細な歌い回しは、作品の世界観を見事に表現していて素晴らしい!映像と彼女の声のマッチングは完璧でトレッキーにとっては親のような優しさで見守るしかない「BEYOND」の中で一番の収穫と言えるわね。

次回作は期待したいところだけれど、まずは新TVシリーズの方が気になって仕方がないわ…まずは色々な意味で「BEYOND」して頂きたく・・・長寿と繁栄を!!

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2015年05月11日

スタートレック日記19 たった8話のインパクト

20150509スタートレックは歴史を刻む毎に悲しさも訪れます…それは関係者の訃報。

最近では今年の2/27にあのMr.スポックことレナード・ニモイが83歳で他界…特にスタトレ初期に関わった俳優や関係者達も高齢で亡くなってる事が多いのです。

そして5/1に最初のTV版でジャニス・ランド役を演じたグレイス・リー・ホイットニーが85歳でお亡くなりになってしまった。

彼女はスタトレ俳優の中でとても希有な存在で、レギュラーではなく初期の8話にしか出演していないのに、そのインパクトは「ずって出てたでしょ!?」と思わせるぐらいに脳裏に焼き付かせる存在だったのです。

何と言ってもその髪型…巻き貝を模したようなヘアースタイルに未来と言うよりエスプリ的で攻撃的な潜在意識を感じたのです…決して人気が無くて降板したのではなく、脚本上の問題から外されてしまったらしいのですが、後の映画やその他の役でもスタトレに参加していました。

50年以上歴史のあるコンテンツでたった数話、それも主役ではない脇役でここまでファンに愛された素晴らしい女優さんでした。

ーご冥福をー


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2015年03月03日

レナード・ニモイ追悼日記1 長寿と繁栄を編

20150302
心の中で一番リピート回数が多い俳優…それは間違いなくレナード・ニモイ…その彼が2/27日に亡くなってしまいました…享年83才。

妻のスーザンさんによれば、以前から患っていた慢性閉塞性肺疾患の末期症状で、数日前に胸の痛みから病院に緊急搬送されましたが、意志によりベルエアーの自宅に戻り最後を迎えたとの事だそうです・・・。

名優と言うより、Mr.スポックとして生涯この役を自分の一部として、時には1977年に自伝にて「I Am NOT Spock」と否定…その後1995年「I Am Spock」としてやはり自分の中の存在として活躍し続けました。

役者だけでなく監督としての才覚にも素晴らしい輝きがあり「スリーメン&ベビー」では人間味あふれる演出で大成功し、映画版スタトレシリーズでも「故郷への長い道」等で評価と興行収益で結果を出していました。

彼は俳優としてTV版「スタートレック」と「スパイ大作戦」後、俳優業はもういいと宣言し、写真家として作品をリリースしますが、後に「スタートレック」の世界観に火が付き現在に至り、当然そのアイコン的存在だったMr.スポックも表舞台に復活してくるのです。

原作者ロッテンベリーのMr.スポックの概念は当時画期的で、その容貌からTV局から『悪魔っぽい』『気味が悪い』と評されてパイロット版では微笑むスポックになってしまった訳ですが、その後はきっちりコンセプト通りに感情を表に決して出さないバルカン人フォーマットを確立させ、その個性の強さからコアなファンが生まれ、学術的・哲学的な解釈でスポックが語られるようになってきたのです。

このイメージを定着させたレナード・ニモイのストイック的な思考は演技と言うより、彼そのもの生き方に近く、故に否定・肯定の自伝を出版したのでしょう。綿々と続く「スタートレック」の世界観のコアにそれが存在し、これを物語として継承させる為の努力を晩年に費やし、そのお役目が終わったのを見届けたかのように他界してしまいました。

彼の最後の撮影となったのがフォルクスワーゲンTVCMでスタートレック感を背景にシャトナーと最後の共演になってしまいました…このCMも素晴らしい出来映えなので是非ご覧に。

そして彼は死の数日前最後のTweetで『A life is like a garden. Perfect moments can be had, but not preserved, except in memory.LLAP』と…訳すと『人生は庭のようなもの…完璧な状態もあるが、そのままで保つことは記憶すること以外にはできない。LLAP』…これが最後の言葉かと思うと人生の締めくくりにまで完璧を追求したスポックとだぶってしまって表現する言葉がございません・・・。

Mr.スポックとレナード・ニモイの関係性はとても1日では書き記せないので、追悼日記としてまたお届けしたいと思います。今日は映画「スタートレック:カーンの逆襲」でのドクターマッコイの言葉から引用させていただきます。『He’s really not dead, as long as we remember him.』…ご冥福をレナード・ニモイ…そして、ありがとう!!!

Live Long And Prosper
長寿と繁栄を
20150303



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2014年10月22日

スタートレック日記18 Axanar編

20141028

昨年、スタトレの本流とは別にキックスターターで公募され現在制作中の「STAR TREK/Renegades」をご紹介しましたが、今年にまた新たなキックスターター系スタトレが公募され見事に目標額をクリアした「STAR TREK/Axanar」をピックアップ。

前回の「Renegades」同様に、この「Axanar」にもスタトレTVシリーズ出演者が多数出演予定に入っています…「Deep Space 9」名作『父と子』に主演していた名優トニー・トッド、同じくDS9でクリンゴン総督となるマートクを演じたJG Hertzler、「エンタープライス」でバルカン大使を演じたGary Graham他、本家スタトレにお馴染みの役者が勢揃いです。

公募用の予告編的映像(約20分)の完成度も高く、最近のキックスターター系映像コンテンツの質の高にあらためて驚かされる次第で制作プロセスのアグレッシブ感が如実に出てるケースでしょう。

物語としては、TOSシリーズの第二パイロット版として制作された「Where no Man Has Gone Before:邦題(光る目玉)」の21年前の宇宙が舞台で伝説の「Battle of Axanar」を描くとの事。

現在、当初キックスターター内での目標額10万$でしたが、それを大きく上回る64万$に達しています…近年、キックスターター等のクラウド型コンテンツ制作は既に新しいステップに入って、クラウド側の法的な整備や本格映画ファンドの前哨戦的なマーケティングにも活用されるなど、課題点を洗い出しながら着実に新たな市場として健全に成長しています。

俳優陣も、昔のような映画とTVコンテンツとの垣根も今は無くなり、更にこのようなキックスターター作品にも実力系俳優が続々と出演してくれる時代になり、媒体もネットフリックやamazone等が積極的にビジネス参戦する事で配給の多様化も進み、質の向上を背景に作り手としては面白い時代に入りました。

勿論、資金調達が上手く行ったからと言って成功するプロジェクトもあれば失敗するプロジェクトも多々あるでしょうが、物事は実行してなんぼの世界です。誰かが資金を出してくれるのを待つ時代から、呼び込む時代になった今こそ本当のファンに向けてのプレゼンテーションをするべきでしょうね…フフ…v( ̄^ ̄)長寿と繁栄を。

【キックスターター/STAR TREK_Axanar】
https://www.kickstarter.com/projects/194429923/star-trek-axanar

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2014年10月07日

スタートレック日記17 カーク&スポックTVCM編

20141013

二日前から公開されてるフォルクスワーゲンの新しいTVCMにビックリしたわよ…放映はドイツ向けの作品なんだけど、フュチャーさてれるのは「スタートレック」初代のカーク船長とMr.スポックではありませんか。

カーク&スポックを演じて今ではレジェンド的な存在となったウィリアム・シャトナーとレナード・ニモイがその世界観を崩すこと無く45秒間に濃密に表現されてます。

主役はスタトレの特にカーク船長に憧れてる少年のお隣に、なんとウィリアム・シャトナーがお引越…ビックリした少年は自宅の部屋に戻ってTV時代のカークの制服に身を包み、お隣の車庫に駆け寄るのですが・・そして、ニモイはどこで登場するのか!!後はご覧になって下さいませ!!

凝ってるのは、その車庫ナンバーがなんと「1701」(; ̄O ̄)

日本だと最新車種のTVCMは必ず言われるのが"派手なインパクト"とか"機能表現"とか"走行性能"とかばっかりで、このような人間的なドキドキ感を見る側に持たせるヒューマンな企画はNGなんですよ。

完成したCMも見るにつけ、クライアント側の担当者がしっかりしてる証拠でもあるのですね…「スタートレック」等SF系視聴者は所得も高く最新のスペックに積極的にアクセスするので余計な説明は不必要…いかに彼らの若い心にアプローチできるかを見事に表現したTVCMに仕上がってます。

Apple等も同様に本来CMはブランドのコンシステンシー(一貫性)が大事なのですが、どうも近年の日本のTVCMは直接的な伝達ばかりでコンシステンシーが消えつつありますから残念です。

それにしても少年の表情が記憶に残る素晴らしいTVCMでしたよ!!


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2014年07月26日

スタートレック日記16 TNG編

20140722「スタートレック」TOSのTV放送後4作の劇場版公開を経て、遂にテレビ放送第2作目となったのが「The Next Generation=TNG」…時代はTOSの宇宙探査から約80年後という設定で、タイトルどおり、次世代の宇宙連邦とその名を受け継ぐ宇宙鑑U.S.Sエンタープライズ号(NCC-1701-D)の人類未踏星域への探査の物語。

TOSではSFというカテゴリーを超えて奥深い人間ドラマが展開し、創意工夫を施した異星人たちで彩られていたけれど、TNGでは更に人間ドラマが掘り下げられ、映像技術等の進歩により今なお愛され続ける独創的で印象深い異星人達が次々に登場しているわ。

TOSでは数少なかった女性士官も、今回は医療主任、カウンセラー、女性艦長と重要なポジションに就いているのが”未来的”で良い感じよ。

やはりTNGで重要なのが主役の艦長・・・前回は甘いマスクが魅力の若き獅子、といったタイプのカーク艦長だったけれど、今回はなんと禿げ頭がトレードマークのベテラン、ピカード艦長が登場。名優パトリック・スチュワート演じるピカードは知的で包容力が深く統率力抜群、芸術を嗜み紳士的という魅力的な人物なの。

回を重ねる毎に、その男気溢れる行動力と時折見せる少年のような一面に誰もが心を奪われてしまう。そしてTOSでのスポックのポジションに当たるのが、アンドロイドのデータ少佐よ。彼は機械でありながら人間らしくなりたいと切望し、猫を飼ったり冗談を言ったりしてクルーに溶け込んでいくの。

スポックもバルカン人特有の無表情と理論武装で人を寄せ付けなかったけれど、カークとマッコイの人間らしさに触れ徐々に変わって行くという共通項があるわ。逆に今作の副長ライカーは、艦長の良き右腕であり部下の信頼も厚く女たらしという点でカークに近い。後半その人物像を色濃く出すためか髭を生やすのだけど・・・個人的には苦手なタイプだわ。

そして、TOSで敵対していたクリンゴンが既に惑星連邦と同盟を組んでおり、保安部長にはクリンゴン人と地球人のハーフであるウォーフ中尉が登場。彼は様々な意味合いで重要な人物となっているの。各エピソードで異星人たちの個々の文化や慣習、そして地球人とのハーフであることで起こりうる差別や問題など現代社会においてもシンクロする部分が多く、それに傷つきつつも立ち向かっていくキャラクター達の姿は誇らしく映るわ・・・これが「スタートレック」の魅力ね。

TNGはTOSを凌ぐ壮大なスケールで描かれており、第1話と最終話がリンクしているという演出も秀逸ね。次のシリーズにも引き続き登場する強靱な敵"ボーグ"は後世にも語り継がれるであろう、前代未聞の斬新さ、そして美しさ。衣装もメイクもストーリーも全て人類未踏と言えるかもしれないわね!ストーリーについては改めて語らせて頂くので、又お付き合い下さい。カークとピカード、どちらが好き?という質問に、あなたはどちらと答えるかしら?私?私は即答で「ピカード!」ね(笑)

で、お次はVOYことヴォイジャーかしら…「コーヒー、ブラックで」

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2014年07月19日

スタートレック日記15 TOS編

20140715「STAR TREK」シリーズ…最近の私のものづくり人生を大きく揺るがしたわ…これほどまでに魅せられたのは何よりもその作品が素晴らしいからなの。

私自身トレッキー歴は10年に満たず短いけれど、世界には少年時代から今作を楽しみ今は自分の子供と楽しむ人、自宅をセットそのものに改造したりしてしまう人等も少なくはないわ…今なお各地で定期的にファン・イベントが開催されていたりと、その熱は一向に醒めることはない。更にビックリなのはファンがファンドを絡めリアルキャストでスピンオフ作品「Renegades」を制作中という白熱振り!

「STAR TREK」が米のテレビドラマとして登場したのは1966年の事…最初のシリーズは「The Original Series=TOS」と呼ばれているわ。HD版でリリースされたBOXを入手して見たわよ!全話一気に…物語は23世紀の未来が舞台。地球人は幾つもの種族と惑星連邦を結成し、その惑星連邦を守護する宇宙艦隊が、最新鋭鑑U.S.Sエンタープライズ号で未知の惑星を探索に出航するというものよ。

SFというとどこか稚拙なイメージが強かった時代、人間の内面的な部分を深く掘り下げて描き他と一線を画しているわ。背景は宇宙であっても人間ドラマと言えるわね。登場人物も実に魅力的で、エンハンサムで女たらし、だが抜群のリーダーシップを持つ船長のカーク、常に論理的でクールなバルカン人の副長スポック、カークと親友の人情味あふれる医療主任マッコイ、キュートな黒人女性の通信士ウフーラなど、挙げたらキリのないほどどのキャラクターも存在感大。

この頃、黒人の女性がテレビに登場するというのが大変な時代だったけれど、製作者ジーン・ロッデンベリー氏のすべての人種が分け隔て無く生きる世界が実現するように、という思いを込め宇宙人、地球人の同盟という設定を考えたのだそうよ。各回で登場する宇宙人達も、感情を露わにしないバルカン人、常に暴力的なクリンゴン人をはじめ、たった1回しか登場していないのに絶大な支持を得た怪獣ゴーン、地底怪獣ホルタなどユニーク且つ悲哀溢れるキャラクターも目白押し。

とにかく驚かされるのが、最初の回から人間の驕りや欲などに焦点を当てて展開して行くストーリーね。回を重ねる毎に製作サイドの挑戦や工夫、楽しさなどが伝わってくるのが良いわ。今でこそ様々な情報や技術でリアルに表現出来るけれど、宇宙開発はおろか何も解明されていない時代に想像だけで創り上げるというのは、どれほど大変・・・いや、未知の部分だからこそ楽しかったことでしょう。

リアルタイムにTOSを見てた少年達がのちに宇宙飛行士や開発に携わる仕事をしているそうで、彼らは実際にカーク達と共に宇宙探索に出たという事になるわね・・・素敵だわ!今なおファンと共に生き続けている「STAR TREK」・・・エピソードに関しては改めてご紹介させて頂くわ。因みに私の最も好きなキャラクターはスポック…いざ、皆さんを宇宙の旅に誘わん…そして次回はTNGね…v( ̄^ ̄)長寿と繁栄を!

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2014年05月21日

キックスターター日記4 Sci-Fiミュージアム編

20140524米では日に日にKickstarterの存在感が増していますが、以前紹介したスタートレック番外編とでも言える「Renegades」では追加でCG制作を強化する為に別枠で公募したりなど、成功案件を色々ブラッシュアップする動きがあります。

そんな中でまた面白い案件が出てきたのでご紹介…今回はハリウッドにスタトレ等歴史的なSFコンテンツ施設を「THE HOLLYWOOD Sci- Fi MUSEUM」として2015年にプレヴュー開催する案件…そして2018年に本格的な施設を稼働するとの事。

プレゼン映像を見る限りなかなか本格的な仕様…スタトレだけでなくSTAR WARSブレードランナー、2001年宇宙の旅、マトリックス、Avengers等々、話題になった作品のコアの部分を再現したり、レストランがあったりショッピングできたりと大人も子供も楽しめるスペースですね…今回の公募金額$82300で主にSTARSHIP関連の強化が狙い。

何しろSFファンが深く関わってますから妥協はしないでしょう!スタジオ側やプロダクションも全面参加ですからファンド成功時には話題となるでしょうね。

誰かの企画を待つのではなく自分で企画する、資金がないなら自分で集める…このマインドは日本には無いスピリットですね。キックスターター成功の影も彼らのような存在があるから熱意とお金がお互いを引き寄せ合うのです。

この公募企画は是非成功して2018年のフルオープンを目指して欲しい案件の一つです!


【キックスターターweb】
http://kck.st/RmobbR

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2014年04月11日

スタートレック日記14 オルタナアートTNG編

20140411面白い作品があればご紹介してる映画系のオルタナティブポスター…今回はMatt FergusonがスタートレックのThe Next Generation映画シリーズをリリースしたのでピックアップよ。

TNGは映画として4作品制作され、その後は現行の映画2作品へと引き継がれてるのだけど、古くからのファンはやはりパトリック・スチュワート演じるピカード艦長がお好きな方が多いわ。

映画第一作目の「Generations」はキャプテンカークとの引き継ぎ的な作品で時系列な時を越えて二人のキャプテンが共演する作品ね…よく、あなたはカーク派?ピカード派?みたいな場面が色んなドラマの中で引用されるけど絶対にピカードでしょ!

そして、二作目となる「First Contact」…シリーズ最大の敵ボーグが主人公ね…特にこの作品では集合体なのに親玉的なボーグクイーンの登場で大盛り上がりな訳ですが、ロキュータスとの恋話かとおもわせてデータが絡んでくるあたり流石ね。

因みに先週は、バルカン星人とのファーストコンタクト記念日だったのですよ…フフ。

三作目「インサレクション」はこれが結構な問題作で、ポスターを見てもお分かりのように、テーマのとらえどこがないのよね…オルタナティブ系のポスターでは作家が作品の抽象化をするのですが流石にお困りの感じが伝わってきますね…そのお困り感が表現されてるからGoodと言う事に致しましょう。

最後は「ネメシス」…「バッドマン:The Dark Knight Rise」でベインを演じたトム・ハーディがもう一人のピカードを演じてた事で話題になった作品で、ついにあのデータが・・的な展開でTNGシリーズを締めくくったわね。

ポスターは全て縦長で掛け軸的な物語のデザインとでも言いましょうか…好はやはり二作目のボーグクイーンでこれは自宅用に欲しいわね!

過去の映像コンテンツをオルタナティブ化するのはしばらく流行るでしょうし、ビジネスとしても新人アーティストのA&Rにもなるし、権利をもつスタジオ側も積極的にオープンにする事でフィードバック効果も得られる事でAll Good Thingsですな!

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2014年02月26日

アンドレア日記 絵日記編

20140222

ママは最近オルタナティブ系のポスターが好きなようで、メモ帳もスタトレ仕様のものを買ってきたニャー。

何でも、コレにメモってるとアイディアがドンドン湧いてくるって言ってるニャーよ。何事も気分が大事だから頑張っておくれ…ニャにしろミー達のご飯と住まいはママの働きにかかってるから、スランプなんかになったら大変だからニャー。

そうだ、どうせなら絵が描けるのだからミー達をオルタナティブタッチでアートにしておくれニャ…晩年はそれを売って猫御殿ニャー(=^..^=)

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2014年01月12日

スタートレック日記13 VFX編

20140110先日に引き続きアカデミー賞最優秀視覚効果賞狙いのノミネート投票に向けたILMのPRリール…本日は「STAR TREK:Into Darkness」編。

昨日の「パシフィック・リム」同様にILMが手掛けたVFXですが、近年はリアリスティック感が物凄くて、解析してくれないとどこの部分がCGなのかは難しくなってきましたね

SF作品に限って言えば背景がそもそも現実的な場所ではないので、どの部分と言うより、どこがレイヤーなのか気になる部分です。

レンダリングの精度やスピードも向上したことで、水や煙などの粒子が細かく計算量の多い流体力学的な部分がリアルになったおかげで「パシフィック・リム」や「Into Darkness」など巨大なオブジェクトにまとわりつく大気の流れなどが忠実に再現できて凄いことになってきましたね。

この先、表現としてCGはどんな進化の道を歩むのか楽しみです!



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2013年12月07日

スタートレック日記12 Renegades編

20131208先週のキックスターター日記でもお伝えしたとおり、様々なメジャー系コンテンツがクラウド系ファンドを利用する動きがあるけど、これまたビックリな動きがあったのよ!それはあのスタートレックがキックスターターで公募してたじゃありませんか。

タイトルは「STAR TREK:Renegades」…ガイドはSTヴォイジャーのトゥボックでお馴染みのティム・ロスにTOSのチェコフが!既に最初の目標額2000万円をクリアーし最終的に約2500万円を確保。

何だ何だと調べてみると、本家スタトレとは違い、コアなファン達が作りあげた世界を本家のキャストが手伝って構成した完全なオリジナルコンテンツだったのよね。それも監督はトゥボックのティム・ロス…役者も過去のスタトレシリーズからトゥボックとチェコフは勿論の事、ドクター役のロバートピカードにイチェブ他がキャスティングされてるし。

物語はスタトレTVシリーズ「ヴォイジャー」の最終話から10年後の設定で連邦にとある危機が迫るのだけど、その解決にトゥボックが指揮官としてならず者(Renegades)を集めて闘いに挑むという事らしいのよね。

企画に5年の歳月をかけて、先にパイロット版的な「Of Gods and Men」なるvideo撮影の90分作品を公開してキックスターターで展開したようね…現在は撮影真っ最中らしいわ…で、早速予告編を!

本家のTVシリーズの1話の予算からすれば少ない額だけど、それはコアなファンが付くことで計り知れないパワーが生まれる図式よ。撮影機材もREDを使用しプロの制作陣も全面バックアップしながら進行してるらしいわ。スタトレのトレードマークその他はCBS/Paramount Picturesのものだけど、それも権利的にクリアーしてるから世界観も崩れる事はないし。

それにしても、このファンと制作者との絆の深さは凄すぎるわ!本家のTVシリーズが終了して結構な月日が経ったけど、ファンのフラストレーションは「だったら自分達で作るよ!」なんですからね…そしてそのモチベーションにオリジナルスタッフが加わって始動する…いやさせる・・無いものは自分で作るって言う開拓者精神を感じたわ…日本じゃ絶対にありえないし・・。

因みに、ここだけの話、本家のCBS/Paramount Picturesもこのような動きに刺激されてか新たなTVシリーズを2015年以降に発表するとの情報も入手してるわよ!新クルーによる映画も大成功してるし、一気にまた新しいスタートレックの時代が始まりそうな予感ね!…ふふ、v( ̄^ ̄)長寿と繁栄を!


【STAR TREK:Renegades WEB】
http://startrekrenegades.com/home/

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2013年12月01日

スタートレック日記11 スポックメイキングな画集!編

20131201

友人のあきちゃんとはっしーから「STAR TREK/THE ART OF JUAN ORTIZ」という画集を誕生日プレゼントに頂いたわ。この画集はずっと欲しかったので、リボンを開けた瞬間大喜び!

この画集は1966年に放送された「STAR TREK」オリジナルシリーズをポスター化したものなの。コミックアーティストであるフアン・オルティス氏がテレビシリーズの全エピソードを描いているのだけど、まさに今オリジナルシリーズを全話見直している自分にとっては涎ものよ。

B4という大判サイズなので作品の見応えは十分!なによりそのデザインと色調が個性的で、60年代風のレトロなグラフィック・アートを意識して作られたというのが斬新よ。ポスターは、一目見てその情報を瞬時に理解させるというのが本来の使命…これは本当に難しい事であり、自分が最も苦手とする部分であるのよね。

しかし、そこはさすがオルティス氏!「STAR TREK」への深い愛とプロの才覚で、ポスターを見ただけで直感的に内容を思い出させるという瞬殺ぶりよ。デザインの秀逸さも半端なく、その回に登場した要のキャラクターを誇張したフォルムやシルエットで表現する様はお見事ね。簡略化されればされるほど、その真意を伝えるのは難しい。本当に"好き"だからこそここまでやれたんだな、としみじみ感じ入ってしまったわよ。

中でもお気に入りはパラレル・ワールドを描いた「Mirror,Mirror」というタイトルポスター…イオン嵐によって鏡像世界に迷い込んでしまった主人公のカーク船長がそこで副長であるスポックに出会うのだけど、彼はカークが知っているスポックと正反対で、ヒゲを生やし冷血そのもの。対峙する2人の横顔が相反する2つの世界を彷彿させると同時に、オレンジとマスタードの色合いがスポックの存在感の強さを描ききっているのが素晴らしい。フォントも非常にポップで部屋の中に飾っておきたいわね。

20131202そして表紙は、今回の映画にも登場する優性人間カーン(映画最新作「イントゥダークネス」の悪役としても登場)が主役の「宇宙の帝王」…カークやスポックだけでなく、エンタープライズ号を窮地に陥れた宿敵カーンの登場する伝説的な回なの。

骸骨から伸びるカーンの魔の手…それは彼が常に死と隣り合わせであると同時に原題の「Space Seed」を表現しているのだけれど、彼の手が今にもエンタープライズに迫っている、という緊張感が見事描かれているわ。

1枚1枚見ているだけでストーリーが走馬燈のように巡るアート・ポスター…オルティス氏は小声でシャイな印象の男性だったけれど、これほどまでに深い愛情を感じさせてくれる作品を描けるなんて羨ましい。これぞまさに「ス"ポ"ックメイキング」な作品集である事は間違いないわ!トレッキーではない皆さんもこの素晴らしいアート作品に触れてみてね。

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2013年10月28日

スタートレック日記10 最期の望みは最後のフロンティア!編

20131024もし自分が死を目前にしているとしたら、何を望むか・・・?

以前このブログで「死ぬときに後悔する34のリスト」という本について紹介させて頂いた際、著者のいかに「質の高い死」を迎えられるかが重要という考え方に感銘を受けたのだけど、果たして自分はどんな最期を迎えるべきなのか悩んでしまうわ。

大好きな人、大好きな猫に囲まれて静かに旅立ちたい、というのが至極自然な気がするけれど、世界にはよりロマンティックなエンディングを描く人が多いようよ。あるドン・ファン的な男性は、自分の死後苦労をかけた妻に9年間バラの花を届けるように依頼し、妻に伝えきれなかった愛情を花に託すという粋な計らいをしたんですって。こんな素敵な事をされたら、どんなに苦労をさせられても帳消しにしたくなってしまうわよね。

でも最も感動的なエピソードは「STAR TREK」シリーズの生みの親であるジーン・ロッテンベリーが宇宙に遺灰を放って欲しいという願いを託した事ね。

宇宙をこよなく愛し、作品を通して深い人類愛を伝えてきた彼の願いは叶えられ、そしてその10年後、彼の妻も夫と共に宇宙に飛び立ったのよ。2人はクリエーターとして、演者として共に「STAR TREK」を育てた両親とも言うべき存在で有り、このエンディングは本当に2人にふさわしく素晴らしいものとなったわ。

ものを作る人間にとって、自分の作品が長く受け継がれるというのはこの上ない喜び・・・しかも愛する人と共に創り上げ、共に散っていくなんてこれ以上の幸せは無いのではないかしら。人間として生まれた以上必ず迎える最期の時・・・送り出す方としては寂しいけれど、思い通りのエンディングで締めくくれたら最高よ!ロマンティックにはほど遠いかもしれないけれど、その時まで1日1日をしっかり生きていかなくては、ね。

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2013年10月13日

スタートレック日記9 ペーパーブック編

20131012絵と英語の勉強を兼ねて、最近過熱気味の「STAR TREK」のペーパーブックを入手。1冊は映画「Into Darkness」の前日譚ともいうべき「Countdown Darkness 」…もう1冊はJ.J映画版のキャストで描かれた初期オリジナル・ストーリー「STAR TREK Volume 1」よ。

両方の表紙から、てっきり映画版そのものがコミック化されたペーパーブックかと思いきや、どちらもファンを飽きさせない為のひと工夫があるのが素晴らしいわ。共にお値段は17ドルほどで決してお安いとは言えないけれど、オールカラーで装丁もきちんとしているので十分納得ね。

ページを開く毎に、その作画力は圧巻!J.J版キャストを忠実に再現しているのがさすがよ。実在のキャストを描くことでアメコミの醍醐味が存分に活かされており、日本独特の柔らかさやデフォルメが見当たらないのが心地良いわ。内容に関しては、「STAR TREK Volume 1」が特に興味深く、日本で放送されていたオリジナルストーリーの「光るめだま」と「ゴリラの惑星」がうまく盛り込まれていたの。

前者はパイロット版2作目として名高い作品で、銀河系外縁部を調査する宇宙船エンタープライズが航行中謎の力場に遭遇し、主人公のカーク船長の親友のミッチェルに超能力が宿るというもの。やがて優しかったミッチェルは、全能の力を得て己を神のような存在と思い豹変するの。結局カークはミッチェルを殺さなくてはいけないという悲しい結末になってしまうけれど、もしJ.J版キャストがこの回を演じたらこんな演技をするのでは・・・と想像出来るくらい緻密な表情で描かれているのがお見事ね。

後半の「ゴリラの惑星」では、エンタープライズが医薬品運搬という任務中、巨大な恒星状天体に遭遇。カークはこの天体を調査すべく副長のスポックと6人のクルーで調査隊を編成しシャトルで出発させたの。やがて彼らは突如コントロールを失い、ゴリラのような野蛮な生物がいる惑星に不時着。

スポックは全員の命を守ろうと指揮を執るけれど、彼の決断は全て理論に基づくもので、クルー達からは冷淡だと反感を買ってしまうの。ゴリラのような生物はクルー2人を殺し、エンタープライズとも連絡が取れず。しかもエンタープライズは任務を遂行するという使命があり、残された時間はあと僅か・・・しかしスポックの理論ではなく感情的な機転によりシャトルはエンタープライズに帰還することが出来たのよ。

ここで面白いのはハラハラドキドキのストーリー展開だけではなく、理論武装をしてきたスポックが人間の感情を少しずつ理解し始めるという部分に焦点を当てたという事ね。オリジナルでは大団円で終わるのだけど、このペーパーではスポックの恋人とされるクルーのウフーラとキスをして幕を閉じるというのがなんとも新鮮な感じ。自分の中ではニモイ版スポックがベストではあるけれど、若きザッカリー版ならキス展開もありかな、と納得させられてしまうのも凄いことだわ。

今TOSを全編初見しているだけに、この配役すり替えバージョンは実に面白い。そのうち自分もオリジナルのストーリーを作って、「P.P版STAR TREK」を描いてみようかしら・・・ふふふ。

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2013年09月10日

スタートレック日記8 原点回帰編

20130907最新作「スタートレック/イントゥーダークネス」が絶好調なので、やはりこの新しい流れを作った前作「スタートレック」を振り返らないとダメよね…と言っても世界中のトレッキーと呼ばれる人達のようにこの世界に詳しくないのでスタッフのウケウリでお届けするわ。



1966年TVシリーズがスタートして以来、40年以上の歴史があり、過去劇場用として10作品のリリース歴があるのが「STAR TREK」なんです。故ロッテンベリーが生み出した世界観を色々な人達が引き継ぎ構築された神話的な物語で、実は最初のTVシリーズ終了後からブレイクし数年後に映画化され、後に「新スタートレック」、スピンオフした「Deep Space 9」「ヴォイジャー」等、大好評を得、その間にも劇場用と制作され近年では時代をさかのぼった「エンタープライズ」がありました。

残念ながら近年の「エンタープライズ」は脚本的な部分やスタッフの問題もあって数字を出せず第四シーズンで打切りとなり、企画はあるもののコンスタントだった映画も一端白紙に戻されていました。そこで、プロデューサー陣を刷新して新規スタート。TV界で新機軸を打出していたJJエイブラムスを監督(実質的な制作総指揮)として企画が始まりました。



この時点では、新しいスタートレック映画はいつを描くかは全く未定だったのですが、エイブラムスはあえて原点に立ち返ったようです。



歴史がある作品はその長さと比例するように多岐に渡る物語が存在しています。その整合性を崩す事は勿論出来ません。してしまえば熱狂的なトレッキーから怒りをかってしまうからです。そこで、リサーチチームが編成されトレッキー達の知識を借りながら綿密な脚本を練っていく訳なんですね。多分、今回のエイブラムスも同様の手法をとった事でしょう。そして原点に戻った本作では、最初のTVシリーズの主人公を元に、あの性格だったらきっと若い時にこんな行動を取るだろうと仮定しながら脚本を仕上げる、リ・イマジネーション方式で物語を組み立てたとの事です。



さて、リ・イマジネーションされた「スタートレック」…これはまさしくMr.スポックとカークの黎明期をハイテンポで描いた作品で、過去の映画とはテイストが明らかに違います。と言うのも、過去の映画はTVシリーズ終了後にその後を映画化のパターンだったので、俳優陣が高齢の域に入っている事で、どうしてもスローな展開が多く、まして2時間内に起承転結させないといけないという制作上のジレンマがありました。それを感じてか、トレッキー達は映画はお祭りイベントのようなもので本流ではないと優しく見守ってくれました。



ですが、今回はフレッシュ、採れたてモギタテの俳優陣ですから新鮮さ満載となりました。元々最初のTVシリーズの根底にあった楽天主義とテクノロジーへの希望を更にブラッシュアップした感じです。カークとスポックは一見、相反する性格のようですが、本質的には同じなので、人間の二面性を極端にデフォルメしたキャラクターになっていて、若返った事でそれがより強調されています。そして、過去のスタートレックと橋渡し役でレナードニモイ分するMr.スポックが登場します。



物語ですから、強敵(本作はロミュラン人)もいるのですが、カークとスポックを語る上での存在なので単純なバトル系ではなく、全ての情景がカークとスポックの対比の背景と言っていいでしょう。



必ずPRコメントとして、「スタートレックを知らない方でも楽しめます・・」とありますが、やはり多少の予備知識があった方がより楽しむ事ができますね…本作は、2作目の映画「カーンの逆襲」にある『コバヤシ丸』の話”を知らないと理解しにくい場面も多く、ヴァルカン人の特質や初代艦長パイクの謎、全身緑の女性、スールーのフェンシング等、あらゆる場面に埋込んであるので何も知らないとツボを押されても効かない=もったえないみたいな。



ヴィジュアル的にはILMが過去の映画シリーズの特殊効果だけを再編集して今回に活かした事もあって、それは素晴らしい仕上がりになっています。「2001年宇宙の旅」的に光りのディテールによる感情表現の演出が印象的で広い空間の描写に成功していますし、ヴィジュアル技術の進化で一層スタートレックの世界観を体感出来る事で新たなファン層を獲得しましたね。迷ったら原点に返る…リスクも多いですが今回は良い感じに再スタートできています。時代と共にある「スタートレック」の新たなる歴史の始まりとなりました。



以上、スタッフからの受売りでした…PIPOKO的にはスポックの髪型が昔からお気に入り! 実は一度試した事があるのよ・・フフ…v( ̄^ ̄)長寿と繁栄を。

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2013年09月05日

スタートレック日記7 カプラ!!編

20130904現在公開中の「スタートレック/イントゥーダークネス」も気合いの入ったパラマウントの20億円相当の広告宣伝で国内で大ヒット中でめでたしめでたし!

うちのスタッフもTVシリーズの元関係者と言う事もあって、これは乾杯せねば!で、持ち出してきたのがファンの方ならよくご存じのボーグのマグカップ!

本来ならクリンゴンのカップでブラッドワインでカプラ!としたいとこですが、ボーグのマグカップってとこがシュール(抵抗は無意味だ)でしょ。ディテールもなかなかで使うと同化されそう。

このボーグカップ…飲むのが難しくて一気に飲もうとするとサイドから溢れ出る驚異のカップ…まぁ~元々観賞用のグッズでしょうからこれで飲むなってツッコまれそうですが(汗;)

ちなみに、公開日から三日間の累計動員数は285,531人とアクセル全開…作品の満足度も宮崎アニメの「風立ちぬ」を押さえてNo.1とのこと。

そろそろ公開から二週間以上たったので、多少のネタばれもいいかなと思いまして、近々マニアならではのこの作品の見所をブログにアップ致しますのでお楽しみに~カークとスポックの怪しい過去も振り返りつつ…フフ。

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