スクール・オブ・ロック

2014年08月21日

ジャック・ブラック日記 ふとっちょの凄いヤツ!編

20140822ジャック・ブラックは大好きな俳優の一人よ。デブなのに軽い身のこなしと軽妙な台詞使い多様な表現力は他に類を見ないわね。そんな彼の代表作は何と言っても2003年「スクール・オブ・ロック」でしょ!…つい最近、米のTVシリーズとしてリメイク(彼が出演するかは未定)されることにもなったわ。

ストーリーは、超エリート小学校の教師になりすました負け犬ロックミュージシャン(デューイ)が、堅苦しい秩序に固められた子供たちにロック魂の何たるかを伝えバンドを結成するの。

クラシックしか知らない彼等にロック史や(黒板の図解が良く出来ていて笑える!)ステージ上のパフォーマンスをたたき込み最後はバンドバトルに出場することになるのだけど、音楽好きにはたまらないツボが幾つも登場するわ。

しかしデューイ自身自分には作詞作曲能力が無いと発言したり、夢を諦めた友人のバンドマンを諭したり、一生懸命子供達に音楽を指導する場面はさすが!のひと言。実にハートフルで物語の核を突いているの。JBの音楽の造詣の深さとボーカリストとしての実力を発揮した1作でもあるわね。

続いては2006年公開「ナチョ・リブレ」…こちらも爽快でテンポの良い作品で、ストーリーも簡潔。何をやってもダメな修道士が、修道院にいる孤児たちにおいしいものを食べさせたいが為に覆面レスラーとなり、ファイトマネーを稼ぎ出すというものよ。

修道士たるもの暴力は禁止されてるし、新しくやって来た美しいシスターに"暴力は罪"ときっぱり言われてしまっては内緒で戦うしかない・・・結局はバレてしまうけど、シスターを始め孤児たちが試合の応援に来てくれて彼は見事優勝を勝ち取るの。

内容的には"タイガーマスク"を彷彿とさせるものがあるけど、舞台がメキシコなので空や地面、家の中の道具・・・すべてが原色で明るくてポップ。見ているだけで元気になれるようなビタミンカラーだらけなのも良いわ。

登場人物も曲者ぞろいで、"キャプテン翼"の花輪兄弟の如く素早い動きを見せる双子レスラー、孤児のおデブちゃん、修道士の相棒のやせっぽっち君、そのやせ君に恋するプロレス会長のふくよか娘など、よくもまあこんな人達を集めたものだと感心・・・このキャスティングが嫌味無く、更なるビタミンになっているの。

レスリング衣装からお腹の肉がはみ出るコミカルな容姿、己の正義を貫き太陽のように明るく力強く生きる姿・・・まさにこの作品はジャック・ブラックの為に作られたと言っていいかもしれないわね。今作ではJB自身の作曲歌唱と、前作同様音楽の才能を披露しているのもお見事よ。

どちらの作品も、見終わった後には嫌な事が全て浄化されてしまうという特典付き。コメディというジャンルで一括りにしてしまうのは惜しいわ。差し詰め「ビタミン・コメディ」とでも言っておこうかしらね。

日本にもコメディ作品はあれど、役者の演じきる力不足や製作側の笑わせよう感が見えて薄っぺらいものになってコントになってしまってるのよね。本当に人を笑顔にするにはまず自分が楽しむ事から、そして根底にあるテーマをぶれさせない事が笑いの部分を活かすのだとこの2作から学んだわ。

しかしながらこの太っちょさん、多才な上に可愛らしすぎ!お腹を抱えて笑いたい夜には是非オススメよ!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(2)