ゴッドファーザー

2015年10月17日

ゴッドファーザー日記4 ついに上陸!!シネマコンサート編

20151008

以前からピックアップしている海外シネマコンサート…いつになったら日本で開催されるのかと首を長くして待っていたところ10月に国際フォーラムで行われると聞いて即チケット購入よ!!

日本初コンサートは「The Godfather Live2015」…そうあの名作「ゴッドファーザー」だなんて嬉しい限りだわ…さほど大きな宣伝はされていなかったにも関わらずチケット販売は好調。

1階の前から6列目という指揮者がよく見える席を取ることが出来て期待は膨らむばかりよ…当日はホールAのステージにスクリーンが鎮座し、東京フィルハーモニー交響楽団が60人編成で登場…指揮者は昨年イギリスのロイヤル・アルバート・ホールでも指揮を務めたジャスティン・フリーアが担当しクラシックコンサートらしい雰囲気で幕が上がったわ。

さてさて、ここで最も興味があることは、どうやって映像と生演奏を数秒違わずにシンクロさせるのかということね。指揮者はどうやってそのタイミングを奏者に伝えるのか・・・とじっと手元を見ていたら、演奏する1小節前からモニターには大きな円が点滅しテンポを計っていたの。

そして赤いラインが出ると場面展開、黄色のラインが出ると演奏スタートという表示だということが理解出来たわ。しかしながら指揮者が導くとはいえ呼吸すらコントロールされているのかと思うほどの正確さ・・・当然のことではあるけれど、プロフェッショナルとはかくありきと改めて思い知らされたわよ。

映画は皆さんもご存じのシリーズpart1の上映で、マーロン・ブランド演じるドン・コルレオーネの娘の結婚式から始まり、抗争、裏切り、息子マイケルが次のドンを引き継ぐまでの人間ドラマだけど、想像していたよりも劇伴の部分は少なかった気がする…それはつまり、どれだけ音楽が効果的に用いられていたのか、どれだけ本編に集中させられていたかという証明なのよね。

後半ではあの有名なテーマ曲が様々なシーンでアレンジされ、物語の緩急を表現していたわ。映像にはセリフ、効果音、又劇中に効果として流れる音楽もある訳だけど、生演奏にも関わらずそのバランスは超完璧…映像から流れ出る音なのか生なのかさえ判断がし辛いシーンもあり、その一体感たるや鳥肌ものよ。普段PAを通してアウトプットという方式しか経験の無い自分にとって、この絶妙なバランスは神懸かりとしか言い様が無かったわ。

終了後は鳴り止まぬ拍手の中、指揮者がにっこりと微笑み退場・・・当然のことながら日本初のシネマコンサートは大成功。久々にこんな楽しいライブを堪能できて大満足よ!! ちょっと残念だったのが映像はリマスターなんだけどプロジェクターの性能が悪いのかリマスターの良さ(暗い部分の深み他)が出てなかった…次回はこの点を改善して頂きたいわ。

スタイリングはTシャツにパンツスタイルでのライブも良いけれど、ヘッドドレスにクラッチバックで行くライブもなかなか良いものよね。次なるコンサートには「バック・トゥー・ザ・フューチャー」が控えているけれど、個人的にはやはり「STAR TREK」を開催して欲しい!!その時は中央でスキャットさせてもらおうかしら・・・ふふふ。

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2015年08月01日

ゴッドファーザー日記3 生LIVE編

20150801以前、英国式文化継承で紹介したフルオーケストラの生サウンドによる映画上映が遂に10月に日本初上陸よ!!

それもかの「ゴッドファーザー」…このLIVEの凄さはこれから音楽ビジネスに関わりたいヤングな方々は絶対に体感しないとダメ。

英国では既に「グラディエーター」「スタートレック」「指輪物語」他がRoyal Albert Hallでイベント化されていて、今回はジャスティン・フリーア指揮、東京フィルハーモニー交響楽団がリマスターされた名作「ゴッドファーザー」で魅了するわ。

近年は圧縮音源でレンジ感のない音が主流なだけに、是非フルオーケストラでのダイナミックな音域を感じて頂きたい。

作品自体は誰もが知ってる1972年フランシス・コッポラ監督作品で音楽はイタリアの故ニーノ・ロータね…あの有名なフレーズは暴走族もご利用よ。映画における音楽はとても重要でその音楽の部分を今回のLIVEという発想は素晴らしい。

家庭でもデジタルの普及でかなりな高音質な環境で音楽を楽しめるようになったし、劇場側もDolbyATMOSのような新技術で更なる進化をとげていますから音楽の存在価値が極めて高まってきているのです。

これからのコンテンツは表現の可能性の開発よ…つまり素材が素晴らしければ素晴らしい程、その可能性は無限に存在するって事。逆につまらないコンテンツはの行き先はゴミ箱のみ…コンテンツ制作者の皆さま、あなたの作品はどこ行きですか…フフ。

【The Godfather Live 2015web】
http://www.promax.co.jp/godfatherlive/

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2014年11月25日

レトロ&オルタナティブポスター日記7 死者の日編

20141116色々ポスターを見ていて、ハッとする色使いやタッチにアーティスト魂を感じ事がよくあるわね…今回は特に色による表情に特徴のある2作品をピックアップよ。

一枚目は日本でもヒットしたマーベル作品「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」で緑の暗殺者ガラモのバストアップ…イラストレーターのオーランド・アロセナ氏によるもので、独特の色彩だけど、これはメキシコの10/31,11/1-2の三日間に祝典『死者の日』の明るくまつられる祭壇をイメージした様子。

『死者の日』は11/1に子供が11/2には大人の魂が現世に戻ってくる事をお祝いしてるのね。日本のお盆と違ってとにかく派手なのよ…よくガイコツとダンスをしてる映像も流れてくるわ。

二枚目はF・コッポラ監督の名作「ゴッドファーザー」の有名な一場面…ドンが街で買い物をしてる背後から暗殺者が現れて撃たれてしまうところね。

物語としては、この事件をキッカケにファミリーの抗争に否定的だった2代目が目覚めてしまう重要な一場面…それをベルギーのローラン・ドゥリュー氏が描いた作品…迫る影の動きの対比が緊張感を生み出してるから凄いのよ。近年は過去の名作の一場面をアート化するビジネスが流行っていてとても興味深いわ。

『良い映画はポスター化した時にも同様に良い作品になる定義』…を以前からお話してるけど、その逆も大いに可能性があるから面白いかもしれないわね。挑戦してみようかしら…フフ。

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2012年12月30日

ゴッドファーザー日記2 家族の中の孤独編

20121226「ゴッドファーザー」の続編「ゴッドファーザーPart2」…「Part1」が公開されてから3年後に発表されたのだけど、間違いなく映画界に金字塔を打ち立てた名作で有ることは間違いないわ。



映画って1作目が良くできていると2作目は薄まるケースが多いけど、この作品は共に濃いわよ。今作は、亡き父ヴィト・コルレオーネの後を継いで2代目ゴッドファーザーになったマイケルの現在と、ヴィトがコルレオーネ・ファミリーを築き上げていく過去の物語が同時進行していくの。



様々な人々の陰謀や利害関係からファミリーを守り、ドンとしての風格が滲み出るマイケル・・前作の冒頭で家業や親に反発し恋人と明るく笑っていた青年が、今作では殆ど表情を消し鉄仮面のようになっていたわ。彼がどれほどの重い宿命を背負ってしまったのか・・その悲哀が十二分に表現されていて圧巻!



唯一、マイケルの表情が強く表れたのは2カ所ね。



実兄フレドが自分を裏切ったと知った時と愛する妻がわざと流産をしたと知った時よ。どちらもアル・パチーノの驚異的な演技で、映画史上の名シーンになったんじゃないかしら。身内の裏切りというありえない状況に遭遇し、ショックで瞳の奥にじわじわ闇が落ちていく・・実際にはそんな映像効果はないけど、そう見えたのよね。これって見ている人の別の感覚を呼び起こしてしまう位の演技って事なんだわ。



そして、愛する妻にもう自分への愛は無く、子供を堕ろしたと告白された衝撃・・マイケルはファミリーは守ったけど"自分の家族"は守りきれなかったのね。この時は激しく妻を殴ったけど、その後、妻が子供達を内緒で訪ねた際、無表情でドアを閉めたのよ。これだけの奥深く静かな怒りを表現できるって・・。



ラストは過去にさかのぼり、兄弟全員が父親ヴィトの誕生日パーティの準備をし、帰ってきた父親を玄関に迎えに行くの。でも、マイケルは出迎えず、テーブルでタバコを吸っているシーンで終わるわ。これがマイケルの未来への前兆であり、彼がこれから孤独と共に生きる事が理解できる。過去の父と現実の息子を交互に見せる事でストーリーがメビウスの輪のように描かれ、人の上に立つ厳しさ、人を愛する苦しさが絵巻の如く書き記されているわ・・これぞ"人生のバイブル"!



書きたいことはまだまだあるけど、これほどまでに人間の"心"の色を巧妙に描き出した作品というのはそうそう無いでしょうね。だからこそ名作と呼ばれる所以なのだわ!人生哲学を凝縮した作品を見ながら、今年の自分はちゃんとやれたのかを反省しつつ来年頑張ろうー!(^^)!



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2012年12月29日

ゴッドファーザー日記1 年末年始はファミリーとして生きる!?編

20121225年末年始と言う事でこの時期に何を見るか?って聞かれたら間違いなくこれ!「ゴッドファーザー」シリーズよ!特にPart1&2ね!

言わずとしれた1972年フランシス・F・コッポラ監督の名作「ゴッドファーザーPart1」…幼少の頃からずっとこの作品をマフィアの抗争を描いた男の物語という認識しかなかったの。

しかし大人になってじっくり見てみると、この作品の真のテーマは"家族愛"であり、台詞や演出、役者の素晴らしさに度肝を抜かれ、どれだけ人々に多大な影響を与えた逸作であるかという事を思い知らされたわ。

しかも登場するファミリーの構成は現代の会社の人員配置にも当てはまり、ビジネスモデルとして見ても充分に楽しめるの。舞台は1947年のNY。マーロン・ブランド演じるマフィアのドン、ビト・コルレオーネが、末娘の結婚式が盛大に行われる中、いつものように訪ねてきた友人の嘆願に耳を傾けるところから物語は始まるの。

やがて対立するタッタリア・ファミリーとの抗争が勃発し、ビトは凶弾に倒れるも一命を取りとめたわ。大黒柱が不在になって揺らぎ出すコルレオーネ・ファミリー・・ドンの方腕で頭脳明晰な弁護士、感情のままに行動してしまう長男、しかし最もマフィア社会を敬遠していたアル・パチーノ演じる三男マイケルがファミリーを仕切るという皮肉な結果になるの。でもそれは彼が本当に父親を愛していたから。

妹の結婚式で恋人のケイと楽しそうに話していたマイケルが、父の為にそしてファミリーを支える為に冷酷非情に変化していく様は圧巻!彼の顔についた痣が心境の変化と共に無くなっていくという描写もお見事よ。そしてドンの依頼を断った映画監督の愛馬の首がベットの中から発見される名シーンは恐怖と言うよりアートを感じたわ。

当時のフィルムの劣化の影響で画面全体が良い感じにべたっと油絵の具を塗った様な質感になっているけど、最近発売になったリストレーションBDでは元の鮮やかな色に修復されているんですって。逆にべたっとした質感で感じていたものが鮮やかになったら更に重く感じるかも…見てみたいわ!

日本では大家族も減少し、家族自体の絆が希薄になっているような気がするけど「ゴット・ファーザー」を見ていると、血の繋がり関係なく自分をすがってくる者に対し愛を注ぎ込むという姿勢は見習いたいもの。それも奢り無く、気高くスマートにね。でも根底には大きく深い愛が存在しているのが前提だけど…。しかしながらマーロン・ブランド、この役を演じるために生まれて来たのか!?当時48歳でこの幅の広い演技、驚愕としか言いようがないわね。3時間近い大作でありながらあっという間に終わってしまったわよ。明日は「Part2」いってみよう!

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