ゴッサム

2016年08月05日

ゴッサム日記2 シーズン2はヴィラン達の目覚め・・・編

20160803シーズン2で益々エキサイティングな展開のTVシリーズ「ゴッサム」…バットマンが誕生する前のゴッサム・シティで、この町を命をかけて守らんとする若き日のジム・ゴードン刑事を中心に様々な人間模様が描かれているわ。

シーズン1ではゴッサムを裏で仕切るマフィアとゴッサム市警の攻防戦が繰り返され、最終的にゴッサムの女王に君臨したフィッシュがその地位を狙うペンギンに突き落とされて水面に消えてしまう。

この悶々とした状況からゴッサムの腐敗は進み、警察内部も同様の状況になっていたわ。そこでゴードンと相棒ブロックは腐敗を一掃しようと立ち上がるの。その一方で同僚のニグマ、ゴードンの元恋人のバーバラは己の中に眠っていた本性に目覚め暴走、ゴッサム市長に名乗りを挙げた資産家ギャラバンは祖先の恨みを晴らそうと幼いブルースを狙ったりと様々なヴィラン達が目白押しに登場。

しかしブルースの真の敵はアーカム・アサイラムを仕切る父の古い友人、ストレンジ教授だったという結末に落ち着いたけれど黒幕はこれから登場しそうよ。

このシーズンではブルースの両親の死の真相が明らかになり、ゴードン達を取り巻く人々が時には敵、時には味方と状況によって変化するのが面白いの…己の目的のためのずる賢い駆け引きを重ねるペンギン、正義を貫くための冷血さを身につけたゴードン、苦しみの結果自己解放を得たニグマ、真実を知る度に傷付きながら成長していくブルース、それぞれが厳しい状況下で間違え絶望しながら自分の心と対峙していく姿は、非常に人間的で魅力的。

ヴィラン・オールスターズの中にMr.フリーズやブリジットなどお馴染みのキャラが登場するけれど、特に印象深いのはのちにジョーカーとなるのではないかと思われる少年ジェローム。たった2回ほどの登場でありながらジョーカー特有の不気味な笑みは怪演レベルね・・・ヒース版ジョーカーにも並ぶ壮絶さよ。

キャスティングの素晴らしさも回を増す毎に唸らされてしまう…怪演といえば忘れていけないのがニグマ・・・オタクな彼が自信溢れるヴィランに変化する過程は一見の価値有りね。一人芝居で善と悪を往き来する様は圧巻!!その映像表現も素晴らしく暗黒面にのまれていく危うさと狂気が見事に表現されているわ。

あまりにもレベルの高い俳優陣とストーリー展開に毎回全神経釘付けだけど個人的に印象に残ったのはブルースの両親殺害を請け負った殺し屋、マローンとブルースが対面したシーンよ…常に死と共に有りながら己の死を願っていた彼は、ブルースが復讐の為に自分を殺すことを期待…しかし彼が手を下さないと悟ると己の手で幕を閉じてしまう…そのやるせなさ、後味の悪さ・・・やっと訪れた解放は彼の望んだ形ではなかったけれど、この事件が後にブルースをバットマンに導くキッカケとなる重要なシーンなのよ。

人間は弱く、時に流されてしまう事も多い…忙しい日常の中ふとそれでいいのだろうかと自問自答した時、浮かんでくるのは己のどんな姿だろう…自分が在りたいと思う形で存在できているだろうか・・・「ゴッサム」を見ていると、そんな疑問が沸々と湧き上がってくるわ。

ヴィラン達もそんな疑問を抱きつつ最終的には自分に正直に生きる事を選べた、そう考えると何とも羨ましいような気がしてくるから不思議よ…彼らは善悪という認識を超えて生きたいように生きている、そう考えるとヒーロー達の正義という信念と同様、力強いパワーを感じずにはいられないわ。

常日頃から思う事だけど、人間は生まれながらにして”悪”ではないと思う…全員が同じラインの上に立たされているけれど、あるきっかけでそこから飛び出すか否かを選択するというだけに過ぎないのかも・・・。人生は短い。ヒーローになるもヴィランになるも全ては自分次第ね…ね、アルフレッド。

【ゴッサムAXNオフィシャル】
http://axn.co.jp/program/gotham/ 

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2015年09月05日

ゴッサム日記1 バットマンは如何にして誕生したのか・・・編

20150902アメコミに興味を持つきっかけとなったのは、クリストファー・ノーランが描いた「バットマン3部作」

この作品がきっかけで単にコミック・ヒーローとしか認識の無かったバットマンが何故正義を貫くのか、彼自身がどれほど苦悩し戦ってきたのか深く掘り下げて知る事が出来たわ。

バットマンはあくまで普通の人間・・・そんな彼が血の滲むような努力をし、自分の財力と仲間達の力で自分の生まれ故郷である”ゴッサム・シティ”を救おうとする姿は非常に人間らしく心を打つ…そんなバットマンの誕生前のゴッサム・シティを描いたTVシリーズ「ゴッサム」が今年の春から放送されているのだけど、これが非常に素晴らしいのよ。

物語はバットマンの親友ともいえる存在、若き日のジェームズ・ゴードンが新米刑事としてゴッサム市警に配属される所からスタート…幼き日のバットマンことブルース・ウェインが映画同様、両親を目の前で殺されるという事件をきっかけに2人は出会うの。しかもその時事件を目撃したのは若きキャット・ウーマンことセリーナという展開もなかなかのもの。

マフィアと警察の癒着や凶悪犯罪、そんなゴッサムを救おうと若きゴードン刑事は相棒のベテラン刑事ハーヴェイと共に数々の事件を調査していくのよ。腐敗しきったゴッサムでゴードンは目の上のたんこぶ的存在だったけれど、やがて彼の信念は徐々に周囲の人間達を動かすこととなったわ。

ストーリー展開も見事ながらキャスティングは稀に見るくらいの完璧さ!!…両親を亡くしその真実を突きとめようとする、芯は強いが憂いのあるブルース少年、そして彼を支える執事アルフレッドの底抜けな強さとブルースへの愛情、それだけでも見所だけれど、悪役として登場するペンギンの狡猾さ、なぞなぞ好きの変わり者の警察職員リドラー、サーカスで旅をし自分の母を殺した少年ジョーカーなど、アクの濃いキャラクター達を実にうまくストーリーに構成し登場させているのよ。

そして彼らを取り巻く母親や取り巻きなども物語に深みを与えているわ…コミックに於いて敵はポップに描かれ、初代バットマン映画でもどのキャラクターもコミカル・・・3部作映画でようやく彼らの憎しみや悲しみを理解する事が出来たけれど、このテレビシリーズで更にその部分をじっくり描いてもらえるので嬉しい限りよ。

この数ある怪優の中で特に異彩を放っているのが本編にだけ登場するギャングの女ボス、フィッシュ…ウィル・スミスの奥様であるジェイダが演じており、その存在感の大きさ、強さは圧巻ね。

ナイトクラブを経営する彼女が毎回個性的且つラグジュアリーなドレスで登場するのも見所のひとつかしら…常にゴッサムのボスの座を狙うフィッシュにとってゴージャスなドレスとヒールは戦闘服であり、敵や味方関係なく欺くその切れ者ぶりは見ていて清々しささえ感じてしまう。

シーズン1後半フィッシュはゴッサムを追われとてつもない行動に出るのだけど、彼女の生きる事への執念、トップになる事への執念、裏切り者を排除しようとする執念には感心してしまいフィッシュこそが最も人間らしい真っ直ぐな生き様を見せてくれているような気さえしてくるのよね…とにかく誰よりも男前!!とにかく毎回見る度にどんでん返しが起き、息をつく暇なく物語にシンクロさせられてしまい目が離せないのよ。

さてさて、バットマンことブルース少年、こんなとてつもない奴らとどう渡り合っていくのか・・・アルフレッドと共に頑張っておくれ!!母は見守っています。

【ゴッサムAXNオフィシャル】
http://axn.co.jp/program/gotham/

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2015年08月28日

繋がり日記 長生きに最も必要なこと編

20150814健康の基本はバランスの取れた食事や運動、禁煙・・・様々なことが言われ続けてきたけれど、最新の研究によると、最も健康に影響を及ぼすのは「人間関係」なんだそうよ!!

この説を説いたのは、ハーバード大学院で健康作りを研究した日本人男性医師…彼はまず以前日本人の死因第一位だった結核を例に挙げ、日本及び諸外国及の克服の状況を話してくれたわ。

1800年代から人々を脅かしてきた結核は、1940年には医学の進歩により死亡率が激減…しかし大局的に見てみると、死亡率が下がり始めたのは1880年頃からだったの。

この背景にある理由は、家族のために栄養を考えて食事を作ってくれた母親、或いは上下水道の整備をした工事関係者の努力が窺われる。治療薬を作る事は大事だけれど、こういった人達の繋がりが人類の健康に影響を及ぼしてきたことが理解出来るわ。

20世紀まではこういった感染症が主な課題だったけれど、21世紀の今は癌や心臓病などの慢性疾患、更に鬱のような精神疾患が主ね。特に人との触れ合いが必要とされる病因ではあるかも・・・。この10数年のデータによれば、社会的に孤独な人は早死にしやすく、家族や友人などと繋がっている人はストレスがあっても緩和する事が出来たり、コミュニティに所属することで生きる目的を得て長生きに繋がるそう。

自分の友人も癌を患ったり精神疾患で悩んでいる人がいるけれど、お見舞いに訪れる人が多く毎日のように対応に追われていたのよ。そのうち嘘のように回復して退院し、周囲を驚かせたわ。

その裏付けではないけれど、急性心筋梗塞で入院した人が半年以内に亡くなるかという研究では、お見舞いやサポートしてくれる人がいないと亡くなる確率は69%、1人いると43%、2人以上いると26%という興味深いデータが・・・やはり人が支えてくれると思うだけで、これほどまでに変わるものなのね。

人と人の関わりは好きな人だけでなく嫌いな人もいるもの。すべての人に好意を持つことは出来ないけれど、その人の良い部分を肯定することは出来る。

もしかしたら嫌いだと思う人が自分の入院時、最初にお見舞いに来てくれるかもしれない。嫌いな人がいるからこそ好きな人の良さも改めてわかるし、人の繋がりや人間の気というものは不思議な力を持っているものだわ。病は気から・・・とまさに言葉の通りよ!

まずは汝の隣人を愛することから始めるべきかもしれないわね。まだまだ先は長い、コミュニケーションの達人執事アルフレッドとブルースを見習ってゆっくり紡いで参りましょう。

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