キンブラ

2015年03月14日

デンジャラス・バディ日記 全員プロフェッショナル編

20150312我らがメリッサ・マッカーシー嬢とポール・フェイグ監督の「ブライズメイズ」コンビがと強力タッグを組んだ、2013年「The Heat」…邦題は「デンジャラス・バディ」よ。

主演のサンドラ・ブロックは彼女の代表作のひとつである「デンジャラス・ビューティ」同様FBI捜査官を演じており、その時のイメージを彷彿とさせるという相乗効果もあって、この邦題は実にお見事。メリッサ嬢は今回サンドラ嬢とパートナーになる市警察の女刑事を演じ、彼女自身が持つ強烈なコミカルさを前面に出しつつも、サンドラ嬢演じる真面目なエリート女性のコミカルさも引き立たせるという、コメディ女王の実力を見せつけてくれたわ。

物語は優秀で真面目一辺倒のFBI捜査官アッシュバーンが麻薬組織捜査の為にボストンにやって来るところから始まるの…そこで地元市警の暴れん坊、マリンズ刑事と共に捜査をすることになるのだけど、あまりにも対照的な2人は衝突するばかり。

当初アッシュバーンは出世の為に事件解決に打ち込んでいたけれどマリンズが自分の家族を守り、ひいては警察官としての使命を全うしようとする姿勢に打たれ次第にうち解けていくの…人とは交われずどこでもはみ出し者だった2人は唯一無二の凸凹コンビとなり、遂に麻薬組織のトップを突きとめることに成功するのだけれど・・・というお話。

「ブライズメイズ」同様さすがだなと思うのは、脇を固めるサブキャラがかなり個性的でありながら絶妙な匙加減で配置されているのよね。アッシュバーンとマリンズのメインディッシュを中心に完璧なフルコースを堪能したような満足感があるわ。

見所は、やはりアクション・・・だけではなく、まず美人のサンドラ嬢がガードル姿や鼻からピーナッツを吹き出す姿・・・だけでもなく、イケていないピン留めをマリンズに指摘されて外したり、隣の家の猫を勝手に自分の癒やしにするキャリアウーマンの孤独と可愛らしさかしら。

そしてマッカーシー嬢のまんまるなボディが自由自在に飛び回り、テロかと思うほどの毒舌のあとに愛情の毒がふとこぼれ落ちるのも見所ね。アクションコメディはすっきりと、落ち着くところに着地がセオリーだけど、その点を嫌味無く、しかも所々に小さな仕掛けを作り飽きさせることなくゴールに向かわせるのはさすが!!

俳優陣のレベルの高さは言うまでも無いけれど全編通してのテンポの良さオープニングの70年代刑事もの風の構成、特に秀逸なのは音楽の使い方ね。『Boston』に『April Wine』や『Ted Negent』に『Dee-Lite』他・・・エンディングには『Kimbra』とピックアップするアーティストもツボながら、シーンに応じて組み入れてくるこの選曲は「サッカーパンチ」に匹敵するセンスの良さ!!

しかもエンディングの頭に突如挿入されたエピローグ、通常は簡潔に締めて再びエンディングテーマに戻るパターンが多いけれど、今作はそのセオリーを見事に打ち破り、更に間延びさせないという2段構えで魅せてくれました。

作品を創るというのは脚本も役者も編集も重要ではあるけれど音の使い方ひとつで更に粋に仕上がるのだということを思い知らされたわ。それはで、エンディングのキンブラ「Come Into My Head」でも見ながらもう一度エンディングを楽しもうっと・・・。


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2013年06月30日

VoiceLiveTouch2日記1 キンブラ編

20130629歌い手にとって楽器と呼べる物は強いて言えばマイクなのかしら!? そのマイク1本であらゆる表現が可能な機材が出たので早速購入よ。

それはTC-HeliconのVoiceLiveTouch2…メーカーのTC-Heliconは音声に特化したプロ用機材のパイオニアでHeliconとはメーカーによると【南ギリシャにあるヘリコン山から取られています。ギリシャ神話の中では、ヘリコン山は特に詩、文学、彫刻といった芸術の「霊感の聖霊」ムーサ(ミューズ)たちと関係が深く、ヘリコン山にはその昔、ムーサたちの像を収めた神殿がありました。ヘリコン山は「歌声がもっとも美しく響きわたる場所」という言い伝えがあります】…との事。

どんな事が可能になるかと言いますと・・とても表現が難しいので、このVoiceTouchのスペシャリストでもあるキンブラのPVがとても判りやすいのでご紹介いたしましょう!

彼女がここで使ってるマシンは初代のVoiceTouch1と、iPad…iPadは音源としてだけですが、これをシークエンスではなくリアルタイムLIVEで独演してます。映像を見ても何がどうなってるか判らないでしょうが、その場で自分の声をレイアー化デザインしてメロディを重ねるとでも言いましょうか・・。

今年の3月にリリースされたばかりなので、今後も追って使い勝手をレポートするわ…さて、現在VoiceLiveTouch2とMacBookAirにLOGICとiPadで簡単なシステム構築して色々実験中…PIPOKO LIVEでお目見えする日も近いかも…フフ。



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2013年06月15日

キンブラ日記2 ワサビ入りマカロン・ポップ編

20130613黒髪のおかっぱ美女、Kimbra…彼女の作品「Settle Down」について以前このブログでご紹介させて頂いたけれど、あれから彼女の作品が気になって去年リリースされたアルバム「VOWS」

いやぁ、久々に又触覚がムズムズ…底抜けにポップではあるけれど、その奥に見え隠れする妖しさは一体何なのか、と一歩足を踏み入れたい気分になったわ。ぱっと見はピンクの可愛らしいマカロンのようなルックス、しかし口に含んだ瞬間ワサビのようなピリ辛さを感じ、やがてそれがクセになるというのが率直な感想ね。

彼女の最大の魅力はそのリズムセンスと卓越したメロディライン・・・レコーディング向きかと思いきや、YouTubeでライブ映像を見てライブに強い人なのだという事がわかり更にビックリよ。

KimbraはTC-Heliconの「Voice Live Touch」とiPadアプリを駆使して、その場でループを構築し自分の声でリズムセクションだけでなくコーラスも重ねていくの。そこに生楽器を加え、メインボーカルをドカンとぶつけていたわ!こういった方法でライブを行うアーティストは珍しくないけれど、こういった機材を効果的に使うには、やはり素材となる自分の声質、グルーブ、リズムセンスなどが鍵になってきそう。

Kimbraの声は女優もびっくりの様々な表情があるし、ループ作りのセンスは洗練され尽くされているから、この機材との相性は最強よ。しかも歌の奥底には黒っぽいグルーブが感じられるなぁと思っていたら、アルバムのボーナストラックにニーナ・シモンの「Plain Gold Ring」がカヴァーで入っていたので大納得!

ループだけでは体温を感じられない音になりがちだけど、Kimbraは機材を通して作られた音でさえもグルーブがあるのが素晴らしい。このアルバムを通して聴いてみて、彼女のリズムセンス際立つ「Settle Down」と極めポップの「Cameo Lover」は常に脳内に残り、珍しくソウルフルな「Come Into My Head」は途中の変調具合が心地良くドカンとお腹に一撃、オリエンタルなリズムからスタート、往年のKate Bushを思わせる歌いだしの「Sally I Can See You」とKImbra七変化を16曲も楽しめたわ。

ライブでは、そのキュートな様相から想像出来ない程の大きな口を開けて音をコントロールする様には見とれてしまう・・・天は二物を与えたのね。自分自身楽器のパートを伝える際、声で「パン!ポーン」などと感覚的に伝えてきたので、Voice Live Touchを使えば思い通りの曲作りが出来るかも。しかも今は偶然にもKimbraと同じおかっぱ…なんだか運命を感じさせる出会い!?さて、私もワサビ入りまんじゅう・ロックを作るべく頑張らねば!

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2012年07月28日

キンブラ日記1 ポップ・ドール登場!編

20120721Kimbra・・・最近では、全米チャートを賑わしているStingに酷似したアーティストGotyaと共演で話題になった彼女、そのキュートなルックスと不思議な雰囲気が気になるわ。

最新曲「Settle Down」は一度聞いたらずっと口ずさんでしまう、どことなく妖しい作品なの。ボンボボ、パ・・・とリズムを口ずさみ、手拍子でリズムセクションが始動すれば、Kimbraの世界へグッと誘われてしまう。彼女は非常に魅力的な歌い方をする人で、今作でははささやく部分とと張り上げる部分がほぼ一定の音圧でまとめてられているのもあり、独特の不気味さが表現されているわ。

PVでは"I wanana Settle dawn・・・"とKimbraが人形達をバックに、自らも人形のように目を見開いて歌い出すのだけれど、その後登場する少女2人の好演が実にお見事!やっと落ち着き始めた新婚生活に精を出す新妻、そしてその様子を陰から見守る1人の女・・・幼い少女達がこれほどまでに悟りきった表情が出来るのか!?とビックリさせられたわ。

お掃除、お料理、おめかしをして愛する人を待つ、しかし向かい合う席に帰るべき人はいない、数小節で展開するこのシーンで、新妻の少女は人形のように動き目を動かすの。それがとてつもなく恐ろしく、少女が古女房のように年老いて見えてくるのが凄い。日本の子役では絶対にこうはならないわね。

後半はKimbra独自の絶妙なリズムの"間"と釣人形のようなダンスに少女達が加わり、不気味さはヒートアップ、そして哀愁へと色変わり。背後に置かれた人形達は燃えていくのだけど・・・ここが実に勿体ない!PVは曲の世界観を更に深めるものであるから、映画同様、最後の最後は作品の主題を示すための"締め"が必要なのよね。彼女のPVを何本か見たけど、曲はセンス抜群だし表現したい部分も伝わって来るのに、締めの部分が綺麗すぎて何も残らない・・・ここが本当に残念だわ。

前作の「Cameo Lover」ではその類い希れなるポップ・センスを見せつけ、ドール・ダンスを披露。そこには今作に登場した少女2人とご主人が存在している・・・という事は2部作!?もしかして次作も続いていたら3部作なのかもしれないわね。謎が多く、目が離せないKimbra、次作のPVは是非良い意味で裏切りの結末を見せて欲しいなぁ。

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