エミー賞
2017年02月01日
BESSIE日記 クイーン演じるクイーン編

HBOはミュージシャンの伝記的作品を手掛けることには定評があるけれど、その理由としてどの作品も彼らのリアルな現実と心の動向を微細に描いているからなのよね…この作品も同様に素晴らしくエミー賞TV作品賞受賞・・・当然と言えば当然の結果と言えるわ。
物語は1913年のアトランタの舞台裏からスタート…甘い雰囲気かと思いきや、男に暴力を振るわれ反撃した彼女は流血したままステージで歌う…という衝撃的なオープニングに惹きつけられたわ!!
ベッシーはテネシー川の畔の貧しい黒人街で生まれ早くから両親を亡くし厳しい姉の元で育ったの…兄と共にシンガーとしての才能を奮うべくステージに立ちオーディションを受けるけれど、紙袋よりも肌の色が黒ければ不採用という時代・・・なかなかチャンスをつかめなかったわ。そんな時、当時大人気のブルースシンガーであるマ・レイニーのステージに感動したベッシーは半ば押し込み状態で会いに行き、プレゼンテーション!!…レイニーは彼女の根性と情熱を感じ取りステージで歌わせるようになるけれど、彼女はやがて”自分の歌”を歌い始め師匠であるレイニーを超えることになったわ。
やがて押しも押されぬ大ブルースクイーンとなったベッシー…常に彼女の傍らには美人ダンサー、ビジネスセンスに長けた夫、酒屋の商人など無上の愛を捧げる恋人達が存在する…贔屓目に見てもベッシーは凄い美人でもスタイルが良いわけでも無いけれど彼女の魅力は性別を超越した暖かさ、懐の広さ、そして芯の強さなのかもしれない…だからこそ多くの男女が彼女を愛し夢中になったのかもね。
個人的にはステディを選ばず沢山の愛情に満たされていたベッシーは欲張りで腹立たしいし芸の肥やしというにはあんまりではないかと思うけれど、それを歌の原動力にしていたのは理解出来る…ラブシーンでは、どのお相手も不思議と彼女が相手を”抱いて”いるように見えたというのもその表れかも…何ものに対しても主導権を取りパワーを得ようとする姿勢・・・そう考えると全て合点がいくし見事な演出だわ。
時に愛を分かち合い傷つけ合いながらも、歌姫ベッシーは彼らの愛によって完成されていたのね。この人間描写の素晴らしさもさることながら、時代背景の忠実な再現も興味深い。
この時代、黒人の肌の色を紙袋の黒さと比較するテストがあったとは人種差別というものが激化する以前だというのに非常に屈辱的よ…でもそんな中、今で言う自家用ジェットである自家用列車を保持したり、大きな屋敷を購入したりとベッシーの出世ぶりは想像を超えるもので、近年成功した黒人ラッパーの比では無いかも・・・。
レコーディングのシーンではマイクは皆無、大きな集音用の筒に向かって歌いダイレクトカットという初期の方法が再現されていて実に面白いわ。ヘッドドレスにワンピースもこれまた時代に忠実にデザインされ見応え十分よ。
勿論キャスティングも完璧でベッシーにシンガーでもあるクイーン・ラティファ、マ・レイニーにモニークと、まさに現代に蘇ったかの様なシンクロぶりに唸らされる…ネタバレになるけれど、こういった伝記的作品は最終的に死で幕を閉じるのが定石かと思いきや、ベッシーの男気溢れる生き様と歌、奔放な愛を満面に描き出したまま幕を閉じたことで安堵したわ。
歌はその人自身を体現するもの・・・これほどまでに自由で伸びやか、大地を覆い尽くす様なパワーとセクシーさを兼ね備えた歌声は唯一無二よ…クイーンが演じるクイーンの前に私達は平伏すしかないわ!!
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2016年11月21日
ゲーム・チェンジ日記 お騒がせ大統領選編

彼女の名はサラ・ペイリン・・・アラスカ州知事である彼女は前々回のアメリカ大統領選で共和党ジョン・マケイン氏の片腕として抜擢された人物よ。
ご存じの通り結果はオバマ大統領の圧勝に終わったわけだけれどマケイン陣営は如何にして戦ったのか気になる所よね。
当時注目されたのは、サラのトランプばりのお騒がせ発言…マケイン陣営の対策本部は対オバマだけではなく、サラのコントロールにも始終頭を悩ませることになってしまったわ。
そんな部分に焦点を当て制作された2012年公開のTV映画「ゲーム・チェンジ」が素晴らしい出来映え…キャスティングもお見事で、女性知事ペイリンに「ハンガー・ゲームズ」でも自己中首相を演じたジュリアン・ムーア、ペイリンに翻弄されるマケイン陣営のアドバイザー、シュミットにこれまた同作品でアドバイザー・ヘイミッチを演じたウディ・ハレルソンという適材適所ぶりよ。ゴールデン・グローブ、エミー賞等の主要部門を受賞した隠れた名作。
物語は実話ベース…アメリカ共和党はマケイン上院議員を次期大統領候補として選出するも対する民主党が史上初の黒人大統領を目指すオバマを候補に選出したことでより強力な副大統領候補が必要だと考えたの…そこで白羽の矢が立ったのがアラスカ州知事ペイリン。日本でも彼女のメガネがトレンドとして当時注目されていたわ。
彼女はお披露目スピーチで全米の話題をさらい人気は上々・・・しかし取材準備を進めていくうち外交はおろか基本的な政治知識に著しく欠けていたことが判明…しかもペイリンはマケイン以上に保守的な思想の持ち主で、民主党陣営から攻撃されるだけでなくいつしか共和党の中でも亀裂が生じ始めてしまったわ。ここで面白いなと思うのはペイリンは本番に強くスピーチが上手でカリスマ性があることね。更に自己中心的で自身のアラスカ州以外のことには全て疎い・・・やはりトランプと重なる点が非常に多い。
彼女は周囲を引っかき回すだけ引っかき回しマケインの強力な武器になるはずが自爆装置に…トランプの場合は前回の「Election」の時にも書かせて頂いた通り当選という結果になってしまったけれど・・・相手がヒラリーでなく男性だったら同じ状況になっていたでしょうね。
このドラマは実際にアドバイザーを務めた2人の著書を元に制作されたので、ペイリンがどんな風にあんちょこを使って取材を乗りきったか、どんな精神状態であったかというのが細部に渡り描かれているのが面白い。
敗北が確定した時、演説をしたいと申し出た空気の読めない彼女に対しシュミットがこれまでの憤りをぶつけるシーンには爽快感を覚えたわ。それだけストーリーが事実に基づいてしっかり描かれている証であり、ジュリアンはじめ役者陣の迫真の演技が素晴らしいという事なのよね。
しかしながら、この大統領選では事前に共和党内でペイリンがこの大舞台にふさわしくない人物であるということに気付き、周囲がそれを阻止する事が出来たけれど、トランプは阻止どころかトップに送り出してしまった…この結果が恐ろしい事態をあちらこちらで引き起こし一触即発状態・・・最早これはドラマでも何でも無く、現実だということを改めて認識しなければならないわ。
今後アメリカを中心に世界全体がトランプ台風に巻き込まれることを思うと不安で仕方ないけれど「トランプ?そんな大統領もいたよね」とドラマを見ながら回顧する時期が一日も早く来ることを望んで止まない。
因みにこの「ゲーム・チェンジ:大統領選を駆け抜けた女」は現在スターチャンネルで放映中なので、契約されてる方は是非ご覧になってみて…選挙のバックヤードがよく理解出来るわ。
【STAR CH web】
http://www.star-ch.jp/channel/detail.php?movie_id=25276
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2015年09月27日
In Memoriam日記 2015編

先のエミー賞のでもこの一年間に他界されてしまった映画・TV制作関係者(北米)の追悼映像が約4分にまとめられて放映されました。
今年はあのMr.Spockことレナード・ニモイも・・・近年のメモリアムはTVの創世記を飾った方々が年齢的な事もあって大変多く時代の大きな転換期を感じます。
今日は語るよりも亡くなられた方々を偲んで…笑顔でご冥福を。
【2015エミー賞追悼】
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2014年10月18日
ビックバン★セオリー日記2 愛すべきギーク達「シェルドン」編


そしてシェルドンの奇妙な彼女を演じるメイアム・ビアリックもノミネートと、カップル揃ってその実力を発揮。回を追う毎に、これまたストーリーに即した豪華なゲストも出演も見逃せないし「スタトレTNG」出演のウィル・ウィートンは、ゲストでありながらも準レギュラー的存在になっているのも微笑ましい。
物語は頭脳明晰だが女性に対する免疫が全く無いオタクの物理学者シェルドンとレナードの隣の部屋に美女ペニーが引っ越してくる所からスタート。シェルドン達は彼らの変わり者の友人ハワードとラージと共に現代的なペニーと異文化交流を深めていくの。
やがてペニーはレナードと付き合いシェルドンにはエイミー、ハワードにはバーナデットというこれまた個性的なガールフレンドが出来るのだけど、ラージにはゲイ疑惑が・・・。この男女7人の独特なキャラクターがしっかり確立しているからこそ、この作品の面白さは無限大と言えるのかもね。
その屋台骨とも言える愛するべきキャラクターを紹介!!
まずはシェルドン…彼はテキサス出身で11歳で大学に入学し16歳で博士号を取得するという天才で極度の潔癖症で嘘がつけず自信家で皮肉屋で頑固者なの。「スタートレック」が大好きでピカード艦長を支持しており、ルームメイト募集のテストに訪れたレナードがピカードを支持したことで一次合格させるという偏ったエピソードもあるのよ。
「ビックバン★セオリー」の大部分はシェルドンの独特な応酬や行動で創られていると言って良いほど、その存在は強大だわ。幼い頃は虐められ、信心深い母親に厳しくも暖かく育てられてきたので、未だ母に対する依存が強いのも面白い。病気になると枕元で「やわらか子猫ちゃん」という子守歌を歌ってもらわないと眠れないという甘えん坊だけれど、これが非常に母性本能をくすぐるの。
普段は悪びれることなく正面切って相手に嫌味や悪口を言い放ち、効率的に行動する事を好む。自尊心を傷つけられれば、どうしたら良いかわからず機能停止するという一面も・・・。しかしながら、シェルドンという人間は一見"嫌なヤツ"であることには間違いないけれど、最も自分に正直で裏表の無い"良いヤツ"だからこそ、この仲間達は彼を愛しているのよ…表面上は殺してやりたいと口で言っても、彼の純粋な素直さを理解しているから・・・。
シェルドンが奇跡とも言うべきガールフレンド、エイミーと出会ったのもハワードとラージの悪戯からというエピソードも秀逸だけど、世間一般の男女のお付き合いに全く興味が無いシェルドンが今後エイミーとどうなるかも見所の1つよ。
これまでの印象的なシーンは多々あれど、シェルドンがレナード・ニモイの使ったナプキンを誕生日プレゼントとして受け取るシーンの演技は、爆笑プラス脅威と言えるほど神懸かっていたわ。その他にもスポック絡みの回は個人的に大好きだけど、ファンでなくても十二分に楽しめるのもお見事よ。
何にせよ、シェルドンを演じるジム・パーソンズの演技力はもはや演技を超えたシェルドン化と言うべきかしら。もしこの7人の中で誰になりたい?と聞かれたら、迷わず彼の名を挙げるわね!さて、来週はシェルドンの仲間をご紹介するわよ。
【ビックバン★セオリーweb】
http://www.superdramatv.com/line/bigbang/
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2014年09月04日
TVと映画日記1 差異消滅編

先ず背景にあるのは撮影&編集機材の進歩で、以前はVIDEO収録やサイズの小さいフィルム撮影が主流で画質の点で大きな違いがあり、映画の質とTVの質がそのまま境界線になっていたのよね。
それがここ数年のデジタルカメラの高画質化で殆ど差が無くなり、映画でもREDカメラのようなデジタル撮影が増え、お互いが接近しあってるのがここ数年の傾向で、それにともなって安っぽかったTVの画質向上で映画専属俳優達がTVにも出演するようになってきたのよ。昨年のエミー賞で11部門を取った「恋するリベラーチェ」が良い例だわ。
もう一つの大きな要因は安定したギャラもあるのよね。映画は基本的に単発なのでよっぽどの俳優でないと単価は思ったほど高くないけど、TVの場合レギュラーで安定した収入が得られるため、主役でなく特に脇役に実力派の俳優が多く出演するようになってきたのも一因ね。
昔はTVに出るとキャラのイメージが付きすぎて次の仕事が取りにくくなる・・ってよく言われてたけど、今はさほど重要な事では無く逆に数字が出ると、一本の出演で億単位のギャラも常識になって、映画とTVの交流が活性化して一気に相乗効果で盛り上がってるのが現状。
さかのぼると、機材前にこの流れを作って来たのが「Xファイル」や「スタトレTVシリーズ」になるのかしら…制作費に1話億単位で上質な作品を提供し、それを回収利益につなげるコンテンツシンジケートが世界マーケットに流通させ、そこに機材が追いつき映画よりも再生のリピート率が大きい事でとても小回り効くビジネスモデルに気付いてのよね。
映画と違ってTVの場合はパイロット版で視聴者の反応を見て、もし数字や評価がダメなら直ぐに打ち切れるから映画の様なリスクも少なくて済むし、打ち切りが微妙な場合は途中で物語を変更できるとか柔軟性もあるのよ。
このような映画とTVの接近を『ハリウッド映画のアトラクション化にある・・』なんて最もらしい事言ってる人もいるけど、全然違いますから…基本はギャラと俳優が綺麗に撮られるようになった事で特に映画女優陣が参戦しはじめ、次いで優秀な制作も含めロングテールのビジネスが可能になったからですから…映画ライターの皆さんもっとお勉強を。
今年のエミー賞ノミネートを見て更なる変化も起きているのよ。通常TVコンテンツは大手スタジオだった時代は終わって今は、ネットフリックスなどの配信企業が制作したコンテンツも多くノミネートされてるわ。TV映画制作として既に実績のあるHBOなども同様で、制作背景も大きく変わりつつあるのです。
そんな世界潮流の先進国の中で、ある国だけTVコンテンツ制作が退化&劣化してる国があるのよ・・それが日本。
制作費は削られ、将来に向けての若手スタッフは集まらず、キャストは大手事務所にコントロールされ旧態依然な現状…景気が上向いてるのに現場からはいい話が聞こえてこないし、家電メーカーは4Kコンテンツとか言ってるけど、いったい誰が作るのかしら。
まぁ、そんな事で日本は置いといて、進化してるTV&映画の世界を定期的にピックアップしていきましょうか…フフ。
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2013年11月01日
恋するリベラーチェ日記1 最高のラブストーリー!!編

本日から日本公開のマイケル・ダグラスにマット・デイモン、監督がスティーブン・ソダーバーグという強力タッグで生まれた「Behind the Candelabra ~恋するリベラーチェ~」の試写会に行って来たわ。期間中この作品がエミー賞14部門にノミネートされた事もあり(結果は11部門受賞)立ち見が出るほど。
1950年~70年代に実在したエンターテイナー、リベラーチェの生涯を描いているのだけど、そこはリアルさを追求する事にかけて評価の高いソダーバーグ監督!見事に彼の内面を描ききっていたわ。
物語は、リベラーチェの黄金期から亡くなるまでの1960年から80年に焦点を当てているの。幼い頃からピアノを習い、その類い希なる才能を開花させたリベラーチェ…やがてコンサートホールでの演奏を辞め、ナイトクラブを巡業しクラシック奏法でポップスをアレンジする「クラシカル・ポップス」という独自の音楽スタイルを確立していったわ。
やがて彼はハリウッド・ボウルでフィルハーモニックと共演するまでに上りつめるのだけど、それまで黒い燕尾服が主流だったピアノ奏者の常識を覆し、全身光り輝く真っ白のゴージャスな燕尾服を着用したの。それ以降は数10キロのもある毛皮やダイヤを施した豪華な衣装、特注のピアノに大きな燭台をトレードマークとし、演奏力と軽快なトークで人々を魅了するエンターテイナー王として君臨したわ。
毎日何ステージものショウを行い、観客を楽しませる事に費やす日々…そんな彼が唯一安らげるのは恋人とのひとときなのだけど、同性を愛するリベラーチェにとっては厳しい時代、彼はようやく自分が心を許せる半身ともいえる存在に出会うの。それが彼の運転手であり、愛人であり、息子でもあるスコットよ。
若いスコットはリベラーチェのステージを見て感動し、彼の心の奥にある孤独を感じ取ってからどんどん惹かれていくのよ。やがて両思いになった2人は豪華な生活を楽しみ幸せを噛みしめるのだけれど、スコットは前恋人同様自分もリベラーチェに捨てられてしまうのではないかなど疑心暗鬼になり、薬に手を出してしまう。
一方リベラーチェはプロ意識の高さから整形を施したり、若いコーラスグループをプロデュースしたりと大忙しですれ違い、喧嘩が耐えない状態に。やがて2人の間には溝が出来、別れることになってしまったわ。しかしその時既にリベラーチェはエイズに侵されており、死の床で会いたいと懇願したのはスコットだったの。スコットは彼を見舞い、彼がどれだけ自分を愛していたのか、自分がどれだけ彼を愛していたのかを悟ったわ。
一緒にいるときが最高に幸せ、愛する人と共にあるときの自分が好き、そんなリベラーチェの言葉が心に突き刺さり、とにかく切なくなってしまったわよ。どんなカップルでも最初は惹かれて浮かれ気味になり、やがて衝突する。そこからお互いをどう思っているか真価が問われる状態に陥る訳だけど、このカップルも全く同じよ。自分の自信がちょっぴり欠けてしまった時、そこから不安や疑心暗鬼という病が少しずつ浸食してくるのよね。それはやがて全身にまわり、その人自身を破滅させてしまう・・・唯一治せるのはパートナーの愛情だけ。
リベラーチェは自分の老いを、スコットは自分の自信の無さを恐れた結果すれ違ってしまったけれど、どちらも愛情におっかなびっくりだったに過ぎないかも・・・これは究極の純愛と言えるわね!とにかくマイケル・ダグラスのリベラーチェぶりには驚かされ、一瞬彼だとわからないほどの名演技よ。
マット・デイモンのスコットは若い恋人故の細やかな心の推移が手に取るように伝わって来るし、本当は2人とも同性愛者なのではと思えるほどの自然な振る舞い・・・神懸かってるわ!脇役陣も素晴らしいけれど、特に色を添えていたのはロブ・ロウ演じる整形外科の医師よ。自らの顔にも手を入れてるという設定らしくイケメンで、言葉静かに淡々と追加の手術を進めて行く様が面白い。
生々しい描写も有りながら、そんな笑いのスパイスも有り、テンポ良く進んで行く展開にただただ釘付けだわ。自分の一生の仕事を重んじ、精一杯やり遂げる、でも最期は愛する人に見守られて旅立ちたい・・・誰もが強く望むことだけれど、リベラーチェは自分の力でそれを実現したのよ!本当に素晴らしい・・・!さて、あなたは最期の時を誰と共に過ごしたいですか?思い当たる人がいてもいなくても是非。
【恋するリベラーチェ公式】
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