エイリアン

2014年05月13日

レトロ&オルタナティブポスター日記5 プロメテウス編

20140515無事続編が北米で2016年3月公開決定したリドリースコット監督の「プロメテウス2」を記念して、「エイリアン」と「プロメテウス」の綺麗なオルタナティブポスターをご紹介しましょうね。

「エイリアン」はスコットランドのアーティストでブライアン・テイラー氏の作品…シガニー・ウィーバーの表情がいいですよね!視点の定まらない虚ろな目が不安感と、本能的な生存の狭間にある自分をよく表現してます。

公開当時のポスターと決定的に違うのは、殆どのファンが物語を知ってる事…ですからこのオルタナティブポスターが成立するのですよね。

そして、「プロメテウス」はアートの定番Mondoで、マケドニアのグラフィック・デザイナーでマルコ・マネヴ氏の作品…ギーガーのテイストを匠にデザインした記憶に残るポスターですね。

いったい彼らの文明と哲学はいかなるものなのか…そんな謎も「プロメテウス2」で描かれるのか・・色々想像を膨らましてくれる秀逸なポスターです。

あぁ~スイスのギーガー博物館に生きたいなぁ~。

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2014年03月17日

レトロ&オルタナティブポスター日記4 エイリアン編

20140314恒例のレトロ&オルタナティブポスター…今回はまたMONDOのアーティスト達が美しい作品をリリースしてくれたの…それはあのエイリアンシリーズから3作品。

先ずはKevin Tongによる「エイリアン」…エイリアンと言えば何しろHR.ギーガーの強烈なアートワークが存在してるので、これを違う視点でオルタナティブに仕上げるには簡単そうで難しいと感じるのよね。

その為にも一見してエイリアンよりも主役をどう描くかが課題なんだけど、そこもスルーしてマーベル系の悪キャラみたいなテイストで純粋にストレートにエイリアンを表現してみましたって感じかしら。

正直うぉ!って印象はないのだけど、アメコミ文化を深く感じるポスターです。

次はMartin Ansinの「エイリアン2」…こちらも1枚目と同様にアメコミなマザーエイリアンに立ち向かうリプリーのとても分かりやすい構成になってますね。

特に物語から抽出した比喩的な部分は描いてないけど、両作品とも商売を意識した作風が見え隠れしています(^^;)

で、面白かったのが最後のKevin Tongによる「プロメテウス」…これはやっとギーガーの呪縛から少し解かれたようなタッチがうかがえるの。

前の2作品と違い物語のテーマをお上手に抽象化していていい感じ…ちょっとザック・スナイダーの「WATCHMEN」を彷彿させるような部分もありますが・・。

正直最近はオルタナティブポスターブームに乗って安易な商売用の作品も多くなってきて、ただそれっぽく描けば売れるみたな傾向もありますから、しっかりと感度の高い作品だけ見極めないとですね。

でも、結論として思ったのが、HR.ギーガーはやっぱり凄いなって(笑)

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2013年12月06日

レトロ&オルタナティブポスター日記2 光と影編

20131206前回のオルタナティブ系映画ポスターで、作品哲学の抽出は簡単そうで難しいってお話したけど、今回はマケドニアのアーティストMarko Manevの作品を何点か紹介するわ。

特にMarko Manevに関しては詳しくないのだけど、その作品がとても印象的だったので4作品をピックアップ。

先ずは「ブレードランナー」…舞台となるあの本社ビル窓からレプリカントのレイチェルの後ろ姿…どことなく無の世界を感じさせてくれる…漠然たる不安感を見事に表現してるわね。

2作目は「2001年宇宙の旅」…モノリスに群がる猿たちを進化へと導く聖書的な構図は、神感を素晴らしく表現してる…このレイアウトには明らかに十字架を暗示させてるわよね。

3番目は「エイリアン」…遠近法に奥に対峙するリプリーに闇から襲いかかろうとするエイリアンの緊迫感がとても良く表現されてる。

最後は「ウォッチマン」…元々抽象化の難しい作品だけど、センターに白抜きのDr.マンハッタンを配置し、歯車と宇宙で空間における定理の存在とその基本単位でもあるDr.マンハッタンが原作者アラン・ムーアのグラフィックに勝るとも劣らないアートよ。

4作品に共通する階調表現は、作品事の光と影の意味する構図をその階調の中に想像させる手法だけど、出来上がった作品は単調なれど、その制作過程は奥深い思考が必要とされるわ。

将来デザインの道を考えてる皆さん…是非参考にどうぞ。


http://www.markomanev.com
【Marko Manev web】

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2013年09月28日

エイリアン日記 家族が揃って雛祭り・・・!編

20130921

最近はまってしまった「ガチャガチャ」…球体のプラスチックのケースから何が出るかはお楽しみ、なんて言っていたのは遠い昔のこと…この歳になってはまるとはなんたる不覚かしら!昔のガチャガチャは100円程度の価格帯で、中身もどぎつい着色の消しゴムなどのおもちゃが主流だったのよね。

しかし今回のガチャガチャは凄いわ!400円と高額ではあるけれど、中身はあのH.Rギーガーの「エイリアン」が再現されたものなのよ!!僅か5㎝ほどしかないフィギアのその精巧さと言ったら・・・これはファンでなくても一見の価値有りね。偶然このガチャガチャを発見してからというもの、通りがかる度にひとつ買い、ふたつ買い・・・。

このガチャシリーズは全部で5種類あり、エイリアンの赤ちゃん期にあたる第一形態「フェイスハガー」、幼虫期の第二形態「チェストバスター」、成長したエイリアンの立ち姿とおじぎをした形状の「ビックチャップ」シリーズ、そして"エイリアン"に登場した貨物船ノストロモ号オ船外活動用宇宙服姿の隊員というラインナップ。

最初は第二形態と「ビッグキャップ」2種をゲットし、販売機の前で大喜びしたわ。1週間後再チャレンジすると「ビッグキャップ」おじぎ版と宇宙服という好成績!残るは第一形態のみよ・・・。家に戻ってパーツを組み立ててみると、エイリアンの頭部は取り外し可能で、中から本編さながらの不気味な骨のようなものが出てくるし、口からはきちんと独特な形状のベロのようなものが飛び出しているのよ。

エイリアン独特の黒光りしたようなボディの色合いも美しく、つま先と爪には銀のマニキュアが・・・凝ってるわ!第2形態の「チェストバスター」は卵からかえって少し経った凶暴なは虫類というか幼虫が、歯をむき出しとぐろを巻いて今にも襲いかかってきそう。宇宙服はどこかクラシカルで、4体並ぶと物凄い迫力になるの。

しかし第一形態だけがまだ揃わないことにやきもきして、2週続けてガチャガチャに挑戦。しかし出てきたのは「ビックキャップ」の立ちエイリアンとお辞儀エイリアンばかり…この2種類だけで7体、更に「チェストバスター」が3体、宇宙服2体という結果になったわ。ガチャガチャ本体の中身も行く度に減っており、このままでは第一期の赤ちゃんに会えない・・・!と落ち込んでいたところ、見るに見かねたうちのスタッフが赤ちゃん単体をネットで発見してくれたの。

在庫1体だけのみの販売だったので速効購入し、翌日エイリアン一家は一堂に会することが出来たのよ!

半透明の卵から花のように生えた赤ちゃんは、それはそれは不気味で可愛らしい。しかし大家族になってしまったエイリアンの迫力は相当なものなので、メタリックな雛壇を作って「エイリアンおひな様」を作る事にしたわ。3月にはこれを飾ってお祝いをしなくては・・・これで婚期が遅れること間違いなし!

いや、ガチャガチャは根気がいりますなぁ・・・おあとがよろしいようで。

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2013年01月19日

プロメテウス日記2 SFかファンタジーか…編

20130120以前ご紹介した映画「プロメテウス」のBlu-rayが我が家に到着…ストーリーは考古学者エリザベスと恋人ホロウェイ、女性監督ヴィッカーズ、アンドロイドのデヴィッド総勢17名を乗せたプロメテウス号が人類創造の謎を解き明かすべく宇宙の果ての惑星に降り立つというもので、本作が「エイリアン」の前日譚として描かれているというのは、皆さんもうご存じよね。

【あ、まだ見てない人は以下はネタばれになりますから要注意ですよ!】

本編のラストはエリザベスの堅い決意と共に次作へ繋がる雰囲気で終幕だけど、部分的に少し引っかかる感じがあったのは否めなかったわ。そこでBlu-ray版に収められている別エンディングを見てみたのだけど、気になる部分は解消されたわよ。

注目すべきは、プロメテウス号の出資者であるウェイランド・コーポレーションの忠実なる僕、アンドロイドのデヴィットね。ウェイランド社は端からこのプロジェクトで成果を得る為なら、乗務員全員を犠牲にするつもりだったの。結果エリザベスを除く全員は死亡…彼女の立場からすればウェイランドは最早スポンサーではなく愛する恋人や大事な仲間を殺した憎い相手であり、加担したデヴィットも憎むべき存在よ。

ラスト近く、人類創造のキーマンとなる「エンジニア」に首と胴体を真っ二つにされたデヴィットがエリザベスに助けを求め、この星から脱出するために自分の技術が必要だと主張。彼女もそれに同意し2人の目的は合致したわ。

さてここからが本題…本編のラストでエリザベスがバラバラになったデヴィットの頭をバックに入れて移動するシーン、バックに頭部を入れるとき「ちょっと我慢してね。」と言って優しくバックを閉じるの。あら?自分の全てを奪った原因である憎い相手にそんなに寛容になれるのか・・・?それとも同志として認めたからなのか・・・?と疑問を持ったまま終了したのよ。

でも収められていた別エンディングでは、エリザベスは目的は合致し一緒に移動することに決めたものの、バラバラのデヴィットを探しに行ったシーンでは彼に荒々しい言葉を投げつけ、バックに頭部を入れるシーンではとにかく乱暴に扱うの。これこそ理に適ってるというか筋が通ってるわよね。何故リドリー・スコット監督はこの別解釈を本エンディングにしなかったのだろう…その答えは彼のコメンタリーの中にあったわ。

監督曰く「この作品はSFとして描かれているが、ラストでファンタジーにした」だそうよ!なるほど、ラストをファンタジーにするのであれば、エリザベスの対応も納得がいくわね。

しかしながらこう考えると、映画制作において異なったパターンを作るというのは当然のことだわ。紙の台本から役者が命を吹きこみ、絵コンテの絵が実際の映像となりその世界が確立されるに従い色々な可能性が広がるけど、整合性も考えてなくてはいけない。

201301211本の作品を作るというのは、何十、何百もの要素が組み込まれ必要なものだけ残されていくという事なのね…だから一見さらっとしていても重厚な作品が出来上がるのだわ。

そんな思いに耽っていたら、関係者から「エイリアンの卵」が送られてきたわよ!やった!旧作で登場したエイリアンの卵にエイリアンが絡みついているのがお見事。しかもエイリアンの歯や尻尾のディテールがギーガーのデザインを再現していて本当に素晴らしい。

そして、卵の上部がうっすら点灯するしくみになっていて不気味さ満載!早速家の一番目立つ棚の上に飾り、点灯式をしてみたわ。裏には引き出しが付いていて、ディスクが保管できるという心憎い演出も・・・。色合いといい、形状といい、言うこと無し。今後は家宝として、我が家でイベントがある毎に点灯することにしたわよ。関係者の皆さん、有難うございました。是非ご覧になりたい方は家にお寄り下さいませ~。そうだ、過去のエイリアンシリーズもピックアップしないといけないわね…フフ。

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