ウォール・ストリート

2014年03月01日

ウォール・ストリート続編日記 裏切り王、ゲッコー再び・・・!編

20140301あの"ゲッコー"が帰ってきた!1987年に公開された映画「ウォール街」の続編である「ウォール・ストリート/Money Never Sleeps」をようやく鑑賞出来たわ。

13年の時を経て前作同様オリバー・ストーン監督で制作されているので生々しくて良い感じ。最近新たにウォール街を舞台にした作品が公開されたけれど、やはりウォール街と言えばマイケル・ダグラス演じるゲッコーを差し置いて他に無し、よ!

物語はインサイダー取引で8年の懲役を追えたゲッコーが出所するシーンからスタート。その後、彼はかつての戦場に戻ること無く講演会や本の執筆などを行っていたの。一方絶縁状態だったゲッコーの娘ウィニーは、父を恨みながらも父と同じくウォール街で戦う若き金融マン、ジェイコブと婚約。しかしジェイコブの心の師である経営者ルーは金融界の黒幕ブレトンの陰謀により自殺に追い込まれ、彼の会社も彼も破綻してしまう。

ジェイコブはブレトンに復讐を誓いゲッコーに助けを求め、彼は娘との仲を取り持つことを条件に手を組むことに。しかしゲッコーはウォール街に再び君臨すべく虎視眈々と復活の機会を狙っており、その為にウィニー、ジェイコブを利用したの。

ブレトンは失脚したけれど、再びウォール街に返り咲いたゲッコー、父に裏切られたと悲しみに暮れるウィニー、一筋縄でいかないゲッコーに子供が出来たことを伝え、それを最後の切り札にしたジェイコブ…3人の歯車は噛み合うのか、という展開が二転三転するスリリングなストーリーよ。

ウォール街の申し子というべきか、卓越した頭脳と行動力で本能の赴くまま金融界を操るゲッコー…それが彼のライフワークであり、宿命とでも言うべきか。そんな彼が唯一の肉親である娘に対しどう思うのか、というのが今回の注目点だったのよ。

ゲッコーは娘を裏切り冷酷非情な金融王のまま纏めるか、肉親への愛情を蘇らせハッピーエンドにするのか最後まで読めなかったけれど、結果、後者の後味の良いバージョンで落ち着いたのでほっとしたような残念なような複雑な感じね。

本作ではゲッコーの感情的な部分も垣間見られ、冒頭の部分で出所の日に誰も迎えに来ない淋しさを、普段の通りの様子なれど背中だけで表現しているのは見事。そして受け取った荷物の中に大きな携帯電話、紙幣を挟んでいないマネークリップなどがクローズアップされ、時間の経過と過去の武器の名残を印象的に見せていたのも気に入ったわ。

そして今回のもう一人の主人公ジェイコブの師ルーが、普段通り妻と朝食を摂って、そのまま食地下鉄に身を投げるシーン…セリフ無し現場音のみという淡々とした中で描き出されているのも秀逸ね。人間は絶望の中に死を見出すと、日常通りの行動から自然と深淵にのみ込まれるのだと理解出来たわ。

でもやはり「恋するリベラーチェ」で同一人物を演じたとは思えないマイケル・ダグラスは神懸かっていて素晴らしい!自分に正直に生きるというのはこういう事なのかも・・・と考えさせられたわ。

マネーゲーム、なんていうと軽いけれど、人間はお金を手にしようと思った瞬間からお金に操られていくもの。お金より愛よ!というのはその通りだけど、生きて行く為にはお金は必要。今一度自分の人生に何が必要なのかを考え直す良い機会をもらえたわ。預金通帳を見る前に是非見てみて!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0)