イントゥーダークネス
2014年01月12日
スタートレック日記13 VFX編

昨日の「パシフィック・リム」同様にILMが手掛けたVFXですが、近年はリアリスティック感が物凄くて、解析してくれないとどこの部分がCGなのかは難しくなってきましたね
SF作品に限って言えば背景がそもそも現実的な場所ではないので、どの部分と言うより、どこがレイヤーなのか気になる部分です。
レンダリングの精度やスピードも向上したことで、水や煙などの粒子が細かく計算量の多い流体力学的な部分がリアルになったおかげで「パシフィック・リム」や「Into Darkness」など巨大なオブジェクトにまとわりつく大気の流れなどが忠実に再現できて凄いことになってきましたね。
この先、表現としてCGはどんな進化の道を歩むのか楽しみです!
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2013年11月27日
Dolby ATMOS日記1 驚愕の音響システム上陸編

それはDolby ATMOS(ドルビーアトモス)なる名称の最先端音響システム…既に北米では導入が進んでいてアジアでは中国が先だったのね。
一般の人にはDolbyと言ってもあまり馴染みがないかもですが、音楽関係者には昔からなくてはならない機材だったのよ。まだレコーディングがTapeだった時代にノイズを抑える画期的なシステム…時代はアナログからデジタルに進化しDolby社自体も新たな音のサポーターとして進化してるのね。
難しい事はさておき、スタッフのウケウリを交えて解説よ…今回のATMOSは何が凄いかと言いますと、家庭でもDVDやBRで5.1chや7.1ch等のサラウンドがあるけど、それは既にレンダリングされた音が個々のスピーカーに割り当てられ音が出る仕組み…このATMOSは写真の様にスクリーン裏スピーカーを含め、天井・背面・両サイドと映画館内をスピーカー群(今回は49台)が包み込むように設置(数は限定されない)され、スクリーンチャンネルにその場でサラウンド音(オブジェクト)をデータからリアルタイムでレンダリングするのよ。

活字にしてるPIPOKOも分かってるようで分からないのだけど、音をキッチリとポジショニングできるのよね…それも劇場にあわせて自動的に最適化してくる優れもの…ボワ~と音が聞こえるのじゃなくて、そこに在るって感じかしら。その位置を自由に変えられるからビックリね…つまり出来上がった音じゃなくて、その場でMIXしてる感覚に近いわ。
ちなみに、ハード的にはレコーディング世界ではお馴染みのProToolsにATMOSのプラグインで視覚的に音場を調整するのだけど…今後はスクリーンチャンネルもATMOS前提に完全なリアルタイムMIX作品もどんどん出てくるでしょうね。

実はATMOSだけでなくて、新しくTCXなるTOHOシネマズの独自スクリーンで壁いっぱいにやや湾曲してデジタルIMAXとはちょっと違った臨場感も素晴らしいわ!
で、一本目は「パシフィック・リム」…既に2D、3D、吹替版、IMAX版と全てのフォーマットで鑑賞済みなのでこのTCX+ATMOSでどうなるか・・いやぁ〜驚きの一言よ。
この作品は実は巨大なマシンの重量感を出すために重低音の再現がとても大事なのだけど、地響きのような重低音がATMOSのナチュラルなダイナミックレンジで凄い奥行きが出て、通常ならやや耳に付く高域もうるさくないのよ…細々としたオブジェクト音もちゃんと立体で定位してるし、その移動もリアル。音だけで無く俳優の衣装の生地の毛玉まで良く分かるスクリーンの上質さはデジタルIMAX以上だったわ。
二本目はこれも試写レベルから何回も鑑賞済みの「STAR TREK:イントゥ・ダークネス」…今度は座席をやや前方のセンターに移動して音のスイートスポットに変化があるか確認よ。この作品のサウンドはゴージャスなオーケストラ的な部分が多いのでそれとオブジェクトの馴染みをチェックね。
一般的に今までの劇場では音のスイートスポットはセンターからやや後方にベストチューニングされてるのだけど、ATMOSのそれは広いはず…劇場前方で見る利点はスクリーンから視界がはみ出ないのでその世界にどっぷりつかれる事、でも音はNG的な感じだったのだけど…う〜むこれも素晴らしい音場…恐るべしATMOS。天井のスピーカーもあって前方でも立体感は損なわれず、SF的な作品は今後はこのポジションが良いかもしれないと思ったわ。
何だかATMOSはおどかし的な音響と勘違いされるかもしれないけど、それこそ勘違い。リアルタイムレンダリングによるレンジ感の広さはとても自然な音響になるって事なのです…このようなシステムは映画だけで無く音楽LIVE映像にも最適ね。絶対に自宅では体感できない劇場だったら人は集まるし、逆にゴミのような作品だったら宝の持ち腐れになる…当面、このATMOSが活きる作品は海外作品だけでしょうけど、国内でもこのような最新技術を前提にした作品作りを関係者に期待したいわね。
さて、その上映場所はTOHOシネマズららぽーと船橋…モニタリング的な設置で、今後都内で初になるのは日本橋に来年3月にできるTOHOシネマズ日本橋との事。船橋での「パシフィック・リム」と「STAR TREK:イントゥ・ダークネス」上映は好評につき12/6ま延長らしいから絶対にご覧になったほうが良いわ。これは色んな意味で歴史的な上映会だから!!
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2013年08月23日
スタートレック日記6 金字塔「イントゥーダークネス」編

スタトレ映画作品も今作で12作…2009年にJ.J.エイブラムスで再生、公開された「スタートレック」では、若きカークがU.S.Sエンタープライズ号の艦長に就任するまでを描いており、キャスティングもストーリーもトレッキー及び初スタトレ体験者にも納得いく仕上がりになっていたわ。そしてその3年後、同じ制作陣、キャスティングで…ときたら期待せずにはいられないわよね!
既に全世界で先行公開されていて、前作より最大300%を上回る国もあって大ヒットと言っていいわ。お話としては、『平和を謳歌する地球に、突如訪れた史上最大の危機。それはエンタープライズ号の内部に潜んでいた静かなる悪のもたらしたものだった。壮大な宇宙を舞台に繰り広げられる生死を賭けた闘い。仲間との絆は引き裂かれ、愛は試される。世界と引き換えにカークが、エンタープライズ号のクルーが、払わなければならない「犠牲」とは・・』みたいな感じ。
日本でも自販機、豆腐、オイル・・・と至る所で近年珍しい程の大規模なキャンペーン(ミッションインポッシブルの2倍以上)を展開し、大スタトレ祭りにテンションは更に上がる一方!公開まで内容を決して口外してはならないという通達があり、試写後スタッフも関係者も私の前では何も言えないという生殺し状況・・・でも私は密かに今回のヒールが誰なのか予想し、本編でその予想が見事命中した時は、嬉しさのあまり声をあげてしまったわよ!
これから本編をご覧になる方が沢山いらっしゃると思うのであまり詳しいことは書けないけれど、これまでスタトレを見てきた人達にとっては思わず唸ってしまうほどのツボの連続!これも詳しく書けないのが口惜しいわね。
クリス・パイン演じるカークとザカリー・クイント演じるスポックはウィリアム・シャトナーとレナード・ニモイ同様最強なコンビだけれど、今作の2人の方がよりセクシーさがあるような気がするのよね。映画はテレビシリーズより若い頃の設定なので、彼らの瑞々しい若さがとても眩しく、若さ故の破天荒さや美しさ、そして初めて向かい合う恐怖と苦しみがじっくりと表現されて素晴らしかったわ。
噂のベネディクト・カンバーバッチ演じるヒールも新たな切り口で描かれており、トレッキー達を納得させるには十分。テレビシリーズでじっくり時間を掛けて作り込んできたものを2時間ほどの映画にするというのは容易なことでは無いわ。
スター・トレックの映画シリーズに関してはトレッキー内の評価も様々・・・でも前作、今作は過去のエピソードをきちんと踏まえた上で新たに作り込んでいるし、制作サイドのこだわりと努力、そしてスタトレ愛は並々ならぬものを感じる。これだけの歴史的大作になれば、好きすぎても客観視できなければダメ、背景をよく理解せずやみくもに新しくしようとしてもダメ、一見さんにも常連さんにも楽しんでもらえるように、と言うことにも気を配らないといけないから本当に難しいわよね。
しかし・・・本当に素晴らしい作品であるということだけは間違いないの!さぁ、夏も佳境に入りましたが、スタトレの新たな挑戦は今始まったばかり・・・!ネタばれ有りのレビューは公開後一ヶ月ぐらいしたらアップするわよ…フフ、長寿と繁栄を。
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2013年08月02日
スタートレック日記5 広告本腰編

驚いたのがそのタイアップ先で、既に先月からわJR構内によく見かける最新の自販機に張り巡らされたMr.スポックとキャプテンカークが至る所でおめにかかるわよね。ここまでのスタートレック宣伝はファンの私でさえちょっと驚きよ。
更に、サビ取りで有名なKURE556ともタイアップしてて、TVCMでは泉谷しげるが耳をとんがらせて映画のワンシーンと絡んだりと、こちらも結構濃い目のヴィジュアル!
で、最近ビックリしたのがスーパーにお買い物行ったら、なんとスタトレ豆腐が出てるじゃないですか!波乗りジョニーで有名なお豆腐とタイアップで、言われてみればその形がコミュニケーターに似てるような・・。
他にも、ローカルで各種タイアップがあるらしいけど、スタトレ知らない人には何事って感じでしょうね。一部ではカークとスポックのBL疑惑とか、妄想的波及効果もあって良い感じではないでしょうか。先月来日した悪役を演じるベネディクト・カンバーバッチも日本ではトム・クルーズを凌ぐ人気だそうでなによりね!
洋画が低迷と言われてるけど、国内の地上波各局が利権絡みの邦画が出回ってるだけで、媒体量が少ない洋画は情報そのものが届いてないだけのお話ね。地上波に頼らない情報伝達のあり方をPIPOKOもお手伝いしたいものです…フフ。
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2013年06月19日
スタートレック日記4 最新映画編

北米で、その他では既に公開されていて、前作比300%近い成績を記録してる国もあるとの事。
日本では8/23日からの公開でちょっとタイムラグがあるのが残念だけど、スタトレファンとしては早く見たいわよね。

とにかく、「今までのスタトレファンと新規の人達を満足させる完成度だってって事は間違いない」って言ってるわよ。しからば、待ちますわよ8/23まで!
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2013年03月10日
スタートレック日記2 予告編アップデート編
日本でも今年の夏に公開予定の「スター・トレック・イントゥ・ダークネス」の予告編が本日アップデートされたのでご紹介…相変わらず悪役は謎ですが、よりアクションシーンが盛り込まれてますよ~。クリンゴンも登場するとのことでJJの元でのクリンゴンがどのような形相なのかも楽しみです!
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2012年12月19日
スタートレック日記1 悪役の正体は!?編

スタトレはTV~映画と歴史が長いけど、前回映画版「スタートレック」から制作スタッフ、役者陣もフレッシュに再スタート…興行成績も良くその続編にあたるのがこの「イントゥ・ダークネス」ね。
今回は未だに内容が謎めいていて、レギュラー以外のリリースされる役名もダミーばかりで宣伝的にもとても上手いわね。
映画版として名作と称されてる「カーンの逆襲」が絡んでるとの噂もあるし、マニアとしては非常に気になるのよ!ポスターも一見するとバットマン的な暗さもあり、一体この人物は誰なのか・・。
予告編を見る限り、CG表現の進化も見逃せないわね。テーマは家族らしいのだけど、ここでの家族の意味はそう単純ではなさそうね。そう言えばブログでスタトレは意外にピックアップしてなかったので、これを気に過去のTVシリーズも含めて語っていこうかしら…え、誰が好きか?って・・そりゃーもうハゲが素敵なジャン・リュックことパトリック・スチュアートに決まってるじゃない…フフ。
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