ファッション

2017年07月13日

HAT MANIA日記2 モディスト達の饗宴編

20170704日本橋三越で開催された帽子好きの為の帽子好きによる帽子の祭典「HAT MANIA」・・・大好きな原田美砂さんのブランド”misa harada”も参戦という事でお手伝いさせて頂いたのだけれど他にも個性溢れるモディストの方々の作品が会場を華やかに彩っていたわ。

なかなか持ち場を離れられなかったので足早に試着・・・という状況だったけれど、普段お会い出来ない皆さんとお話をする機会を得られて、嬉しく楽しく幸福感に満ちた時間を得られたの。

まずは老舗の”maxim”…今年で創業77年という歴史的なブランドで、東京オリンピックや万博の制帽などを手掛けているけれど、こちらの伝説的のモディスト大平千鶴子さんは、作品だけでなくご本人の存在感も重厚で素晴らしいのよ。今回お会いするのは2度目なのだけど、そのパンキッシュなヘアとファッションはとてもクールで見惚れてしまう…作品は非常に女性らしく、どこかクラシカルなデザインでありながらアクセントになるモチーフの色合いがエメラルドともブルーとも言えないヨーロッパ的な美しさで、モダンな絵画のよう…今回は帽子についてお話する時間が出来たので、非常に光栄だったわ。

そして個人的に惹かれたのが、これまた青山にある老舗の帽子学校”サロン・ド・シャポー”のアトリエ発の”tete salon de chapeau”・・・チーフの中島千夏さんは柔らかい物腰のメガネ美人。ゆっくりと丁寧に作品の説明をして下さり、全ての帽子を身につけてみたくなってしまう。兎にも角にも可愛い!被りたい!と思う女性のツボを突いた作品が多く、若い方でも年配の方でもたちまちレディになれる…円形の麻の中にお花を閉じ込めたカチューシャ、大きなリボンを後ろに垂らしたキャスケットなど、ユニークな発想の中に可愛らしさと優しさが共存していているのが素晴らしい。

そして、これまたキュートで笑顔の素敵な窪田恵美子さんのブランド”emi kubota”…デザインや色遣いのポップさには目を奪われるわ。エレガントさと遊び心が見事に融合した作品は、飾っているだけでも見応え十分。帽子を飾るお人形には可愛い赤いおちょぼ口が施され、どことなく窪田さん似・・・色のセレクトもさることながらそのフィット感とバランス感は絶妙なのよ。手で創る作品であるからミリ単位での調整はどれだけ神経を研ぎ澄まして行われているのか…高度な技術に裏打ちされた感性の素晴らしさ!個人的に気になったのは、オレンジとブルーの夏らしいツートン・カラーと細やかな装飾の見事なセッションよ。

更にポップではあるけれど、大人の女性がカジュアルにもお洒落にも楽しめる、火の国美人、國廣志保さんのブランド”daep”…今回はピクニックをテーマに日差しの下で楽しめる作品がテーマで、特に気になったのはハンチングよ!水玉柄にサイドに立ち上がったフリルが付いたハンチング、ビジュアルもキュート…丸顔には危険なハンチングにも関わらずピッタリはまったわ…これもやはり國廣さんマジックなのね。

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どの作品も思う事だけれど、やはり作り手の人柄が反映されている・・・モディストの哲学は勿論だけれど、彼ら彼女らの帽子を思うエネルギーが宿っているのよね。ジャンルに関係なく、これこそものづくりの原点ではないかしら。モディストの皆さんは本当に明るくパワフル、そして美しい・・・!!

この空間が華やかな理由は作品の力だけではなく彼らの帽子への愛情が満ちているからなのね…これだけの実力派モディストとの交流も名誉ながら個人的に有り難いのは、帽子作り75年の技術を活かしクリーニングメンテナンスを行っている「クリーンハット」さんとの出会い。帽子の型崩れや部材の劣化などどこに相談したら良いかわからず悩んでいたので、今回お知り合いになれたのは大きな収穫よ。代表の横井真弓さんは可憐な方で、丁寧且つ的確にアドバイスをして下さったわ。他にも水沼輝之さん率いる、型から制作されるカスタム・オーダーの「WABISABISM」はご本人同様、容姿端麗男気溢れる作品で魅了されてしまい…あぁ、もうご紹介しきれないわ!

大事な帽子は長く使いたいもの・・・その為にも彼女のように安心してお任せできるドクターは不可欠…帽子は生きていく上で絶対必要なものではないし、日よけや防寒にすぎないと思う人も多い…手に取り頭に被せた瞬間、着ていた洋服やメイク、髪型までもが変化を遂げてしまうの。そういえば、お客様がこんな素敵な事を仰っていたわ。

「帽子は、自分をワンランクもツーランクも上等な淑女にアップさせてくれる。」・・・なるほど、本当にその通り!!自分が帽子に魅せられたのもその魔力のせいかもしれないわね。ようやく日本でも帽子を身につけることが習慣になってきたとはいえ、セレクトから楽しみ方等々突き詰めるのはマニアの域のように思われがちよね。

もっと気軽にお洒落として帽子を楽しめるようになれば、人生はもっと豊かになれるはず・・・!!その為にも三越さん、是非このイベントを継続して下さい!!

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2017年07月01日

HAT MANIA日記1 misa harada編

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今回で2回目の開催となる日本橋三越本店のスペシャル・イベント「HAT MANIA」…三越バイヤーセレクトによる老舗ブランドから個性的な若手ブランドまで厳選された20ブランドによる帽子の祭典よ。

前回は創業1940年の老舗maximさんが手掛けたオリンピックやJALなどの歴史的帽子の展示もあったりしたのだけれど今回はイギリスの「ロイヤルアスコット」をテーマにしたモディスト陣の作品の展示・撮影スペースなども設けられ華やかな雰囲気に。

実は私、帽子好きが高じこのイベントで敬愛する原田美砂さんのブランド”misa harada”を担当させて頂いたの。ミサさんの2017年SSのテーマは海中の世界を表現した「Under Water Love」・・・前回ご紹介させて頂いたけれど、会場はビーズで出来た美しい南国の鳥のアップリケのパナマ帽やハンドカットされたスパンコールの花があしらわれたラミー・ストローハット、入手困難なノッテド・サイザルのワイド・ブリム、更に波をモチーフにした優雅な曲線のヘッドドレスなど、リゾート感がありながら非常にエレガントで日常でも取り入れられる作品も盛り沢山。

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今回は通常ドレスとセットになっている美しい大輪の花のヘッドドレスが単品で販売という特別企画もあったりして皆足を止められ溜息を漏らしていらしたわ。最終日迷った挙げ句、大きなリボンにチュール付きのヘッドドレス「THAMES」と高級天然素材のシナマイにビーズの花を縫い付けたキュートなベレー「DORY」をお迎えする事にしたの…やはりミサさんの帽子の魅力には抗えるはずもなく・・・。

会期中様々な作品を身につけさせて頂いたのだけれどミサさんの作品を引き立たせるための洋服やメイク、靴選びは慎重に行ったわ…彼女の作品の世界観をどう表現すべきかで興味や購買意欲などに大きく影響してしまうから。

作品の説明をする前にまずビジュアルは重要…ギャルソンのロングスカートにバックにネクタイを垂らした細身のシルエットのブラウス、レースのワンピースなど、百貨店と言う事もありモダン且つエレガントさを心がけるようにしたの。しかしながらミサさんの帽子はドレスアップしても逆にラフでもキッチリ決まる…それだけパッと被ってもラインが確実な所に来るような計算されたデザインであり、どこか男気のある中にあるエレガンスさがあるからカッチリ締まるしポップで可愛らしい…さすが!!としか言い様が無いわ。

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来場者の方はそれこそ帽子を作る職人さんから帽子好きのご婦人、更に帽子に興味はあるけれどどれを選べば良いかわからないという方まで幅広かった…ミサさんの作品の力の素晴らしさは理解していたけれど、その色遣いやデザインだけではなく、そこに宿る思いこそが女性達の美しい部分を引きだすのだと改めて痛感…本当に帽子は奥が深い・・・!!会場内は他にも素晴らしいモディストの作品が所狭しと咲き乱れていたので、次の機会にご紹介させて頂くわね!!

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2016年12月14日

Palnart Poc日記 あたたかな個性編

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お知り合いが経営するマトリョーシカ専門店「JOHNNY JUMP UP」で出会ったアクセサリー・ブランド「Palnart Poc」・・・店主である友人が気に入ってセレクトし店内でも人気が高いそうよ。

ブランド名はオーナーが飼っていたアヒルの名前に由来するんですって…このブランドは新宿をはじめ、最近では様々なショップで見かけるようになったけれど、その人気の理由はコンセプトとセンスにあると思うわ。

お伽噺のワンシーンが再現されたりシニカルな笑いを誘うモチーフであった、その躍動感溢れる作品は可愛いだけでなくエンターテインメント性が高い…手仕事へのこだわり、そして高いクオリティにも関わらず価格は10000円未満が殆どよ。

作品は小振りのものが殆どだけれど洒落が効いたものが多いので派手な柄物のワンピースにちょこっと合わせるのが良い。すると出先で会う相手に「あら?これって・・・」と必ず指摘されるの…アクセサリーは洋服を引き立て服もアクセサリーを引き立てる…この見事な連携がその日のファッションを創り上げる訳だけど「Palnart Poc」は小柄ながら密かにその大きな役割を担っているわ。

一目惚れして最初購入したものは「ハシボソさん」というネックレス…カラスの中でも賢いハシボソをチョイスするなんて、動物モチーフが多い中非常に拘りを感じるわ…青いチェーンに星のモチーフがついていて意外とどんな服にも合わせやすいのと、ハシボソさんが中心からずれないように留めてあるのが有り難い。

同じく赤系で纏めてあるのが旧ロシアの宮殿をモチーフにした「クレムリンパレス」…これまた形状がユニークで細部に渡り着彩されているのが見事よ…どちらかというとノスタルジックな服に合わせるとその可愛さを十二分に発揮できると思うわ。

他にも左右で持ち手が変わっているイヤリングの「ハーヴェスト」…このブランドが得意とする猫モチーフの「アイ・キャン・フライ」のイヤリングもお気に入りよ。どれも長時間身につけても痛くならない工夫が施され甘すぎない大人向けのデザインが豊富なの。

でも極めつけは「アジ」のブローチ…しかも開きよ!何故開きなのか・・・この視点こそがブランドの強みなんでしょうね。この作品は帯留めとしても使えるし個人的に同色のチェーンをつけてネックレスとしても活用する予定なの。

この食べ物シリーズは蓮根、枝豆なども大人気で最近はムール貝などもお目見え…どの作品もそのレンジの広さにはビックリ・・・数人のデザイナーが手掛けているので写実的なものから擬人化された可愛らしい作風まで多岐に渡っているのが良いわ…だからこそファンの年齢層も広く、それぞれのツボに行き渡るということなのね…素晴らしい。

新作が発表される度にワクワクしてついお財布の紐が緩みがちだけど、いつまでも可愛いものを身につけていたい、と思う女性にとっては嬉しいもの…これからもふっと笑みがこぼれてしまうような洒落感満載の作品を送り続けて欲しいわ。

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2016年12月04日

ハイヒール日記 フェティシズムのメカニズム編

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ハイヒールといえば、女性の象徴・・・履く側にしてみれば足長効果、女性らしさの強調という意識が高くなるけれど、男性にとっては魅力的に映るようね。

近年米大学の心理学の教授が「何故ハイヒールを履いた女性が魅力的に見えるのか」を数字で証明する研究を行ったのだけど、これが非常に興味深い。

まず12人の女性を連れてきて、動きを際立たせるべく彼女達の脚、脛、お尻に反射マーカーをつけ、下半身だけ見える様にしてウォーキングマシンに乗せたの…そして反射するポイントが見えるよう照明を当て、最初は全員バレーシューズ、その後6センチのハイヒールで歩いてもらい男女110人に評価してもらったんですって。

結果は当然の如く、男女ほぼ全員がハイヒールで歩く方が魅力的と回答したわ。

実際歩いたモデルは全員女性だったけれど、もし男性が混じっていたとしても同じ結果だったのかしら?

この問いに関しては数字が全て物語ってくれたわよ…ハイヒールは歩幅を平均1.24メートルから1.20メートルに縮め、歩き方を寄り機敏なものにする。更に腰の回転を3.06度から4.16度に増やすんですって。数値は細やかな変化に過ぎないように思われるけれど、男性にとっては難解な女性ならではの動きだそう…この細やかな動きが女性らしさを強調しより魅力的に見せるメカニズムという訳ね。

又性科学者達によれば女性の腰の回転は排卵のサイクルによって変化しており、回転が大きければ私達の脳により性的欲望の対象であると伝達されるそうよ…これでハイヒールを履くという事は自然の中に存在する刺激を更に強靱なものにするという結論に至ったわ。

ベティちゃんがハイヒールを履いて腰をフリフリする姿は可愛いけれど、これが人類の存亡に繋がると考えると何とも壮大よね…素敵なパートナーを見つけるには髪やお肌のお手入れも大事だけど、まずはヒールの似合う脚作りが先?かもね。

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2016年11月04日

MISA HARADA日記3 海の香り漂う展示会にて・・・編

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当ブログでお馴染みの帽子デザイナー原田美紗さんのブランド『MISA HARADA LONDON』2017年春夏展示会にご招待され早速初日にお伺い。

MISAさんは素敵なレースのワンピース姿で登場・・・6年前にお会いした時と変わらず可憐で笑顔が印象的だったわ…ご本人と関係者の方々にご挨拶後、展示会場であるギャラリーに並べられたMISAさんの新作とご対面!!

今シーズンのテーマは「Underwater Love」・・・海や砂浜、花や鳥などがモチーフとなり、それはそれは色鮮やかなコレクションが会場を華やかに彩っていたの。

これまでのMISAさんの作品は女性らしさの中に尖った部分を秘めているという印象が強かったのだけれど、今回はガラッと変わり軽やかで自然体。ご本人サーフィンをされると聞いていたので、きっと海や海中の中に息づく生命体、太陽や風などを作品に投影されたのかもしれない・・・と思いながら、ひとつひとつじっくり拝見したわ。

パナマ帽にフレンチレースや蜂の巣のようなベール、鮮やかな配色のスパンコールで出来た鳥のアップリケなどポップな作品が目白押しよ…どれもMISAさんらしさ満載で飾って置いても楽しくなってしまうし、実際被ってみると相も変わらず頭にしっくりはまる被りやすさ。

20161104ヘッドドレスも同様に楽しい色遣いで、中でも特に目を惹いたのは「ANEMONE」というガチョウの羽で海のロイヤルブルーと珊瑚のオレンジを表現したヘッドドレスね。

身につけるとアフロの様に見えるのだろうけれど、この配色の美しさと華やかさは海の中で輝きを放つ珊瑚そのもの。ブランドのタグにも使われているMISAさんが撮影した線香花火の燃え上がった瞬間の美しさをも彷彿とさせるわ。

今回帽子自体に使われている青は所謂ブルーではなく、シアンの優しい色合いに近くて上品なのよ。

ストローハットでこういう色合いを出すのはなかなか難しいのではないかと感心していると、関係者も同じくこの青の美しさに魅せられたそう。

20161102今シーズンはMISAさんとイラストレーターの及川キーダさんとのコラボレーションもあり、キーダさんがアクリル絵の具で直接帽子に描き込むというオリジナル作品が登場よ。

会場ではライブ・ペインティングのパフォーマンスが行われペインティング中も気さくにお話させて頂けて楽しかったわ。

手描きのお帽子というのは希少価値だし、キーダさんが描き出すこれまた鮮やかな色合いは今回のテーマにぴったり…意外にも彼女とはあるミュージシャンが共通のお知り合いだったりして御縁を感じてしまった。

東京はこれから冬を迎えるけれどMISAさんワールドは海の香りが漂う夏全開!!次にお迎えする帽子はどれにしようかしら・・・楽しみ。

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2016年10月29日

ファッション・チェック日記2 ペギー・カーター編

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シーズン2が待ち遠しいTVシリーズ「エージェント・カーター」…前回は主人公ペギーを狙う女性工作員ドッティの素敵なファッションをご紹介したけれど、今回は我らが主人公、ペギー・カーター嬢の知的なマニッシュ・スタイルをご紹介するわ。

最も印象的なのは第1話の出勤スタイル…男性は中折れ帽、女性はヘットドレスを着用する事が主流の時代にペギーは赤の中折れを角度をつけて被りこなし登場よ…常にショールカラーやトライアングルカラーといった比較的男性的な襟のシャツにスーツを合わせカチッとした印象を与えているのよね。

赤と青という衝撃的な色合いにも関わらず、くっきりカールさせたサイドと前髪…彼女のシンボルである赤い口紅がフェミニンな部分を担い実に粋なスタイルに纏めているわ…朝の男性陣の出勤の波に逆らって一人突き進むその姿は戦後のNYを舞台に男性上位社会への反発であり彼女自身の葛藤を見事に表現している。

他の女性陣がレースや柄スカート、カーディガンを好んで着用する中、彼女はそんな甘さを秘めたアイテムは決して選ばず、サファリ・ジャケットやタイトなニットワンピースなどをチョイスしているのが実に素敵なの…靴はボトムの色に合わせたものが多くヒールのあるストラップシューズなのでスカートでもパンツでも相性が良い…あまり流行廃りのないデザインなので今でも好んで履く人が多いわね。

ペギーは有能であっても女性であるが故に認められない事に憤りを感じており、男性と対等に仕事が出来るという意思表示がこのファッションに繋がっている。唯一の女性らしい部分は赤い口紅のみ…この時代の赤い口紅はマットなものしか存在しないけれど白人女性の白い肌を更に美しく際立たせるには十分よ。

現代はグロスで艶を出したりシャドウでグラデーションをつけたりして立体的だけれど、この時代のシンプルでマットならではの二次元的美粧は”メイクらしいメイク”と言えるのではないかしら…日本的な感覚だとスーツのシルエットもスカート丈もどこかバスガイド的で色っぽくはないけれどペギーの内面から溢れ出る自信とその強い意志が美しさを増幅させているのよね。

服は着る人のセンスだけでなくその人自身を表現するもの・・・このドラマを見て改めてファッションの重要さを痛感させられてしまったわ…ハイエンドな服を身につけると物怖じして”着られて”しまう場合もあるけれど、それはその時の自分の表現が異なるだけにすぎないのかも…まずはペギーを見習い中折れ帽コレクションを箱から出すことにしよう。

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2016年10月18日

MISA HARADA日記2 直感を信じて、進め。編

20161009帽子コレクションを始めるキッカケとなったブランド「MISA HARADA LONDON」の帽子デザイナー原田美砂さん。

MISAさんの作品については何度かピックアップさせて頂いているけれど、彼女が英国を代表する帽子デザイナーの地位を確立するまでの経緯は誰もが知りたいことなのではないかしら?

そんなパワフル且つ人間らしい一面を垣間見る事の出来る自伝的エッセイ…「直感を信じて、進め。」を改めて読み直してみたわ。

丁度この本が発売される前、ご本人にお会いする機会を得たのだけれど本当に華奢で素敵な方だなという印象が残っているの…でも作品のオリジナリティは言うまでもなく、その男気溢れる潔さやフェミニンさには今も惚れ込んでいるわ。

10代で「海外で一旗揚げてやる!!」とロンドンに…そこから「帽子デザイナーとして成功する!!」という目標を達成するまでの努力や行動力、そして信念は並外れたパワーに裏打ちされているのよ。

読み進めていくうち女神の前髪を掴む人は目標へのベクトルが揺るぎないのだなと痛感…階級制度が色濃く自己主張がスタンダードという保守的なイギリスで外国人である彼女が、フィリップ・トレイシーなど数々のアーティストを送り出した名門ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学ぶ権利を取得し、更にデザイナーとして仕事をしていく事がどれほど大変だったか想像もつかない。

虐めに対してもユーモアで返し自分の考えをきちんと相手に伝えるという”郷に入れば・・・”をきちんと実践…全ては自分の毎日のお洒落にプラスαになる良質な帽子を提案する為の「自分のブランド」…そして「帽子文化を絶対廃れさせない」という信念。

人生面白いもので何かに突き進んでいる時は敵も現れるが強力な指導者も登場するもの・・・家族などのプライベートな問題もタイミング悪く起きてしまいがち…それらを乗り越えることで精神力も鍛えられていくのよね。

パワーを持つ人の周りには同じ周波数の人が集まるし己の道を切り開いていけばチャンスを得る事が出来る…本編で彼女自身「ものを作る人は孤独であり二兎を追うことは出来ないと痛感した時期があった…」と語っているのだけれど、まさにその通りだと思う…でも信念を貫き走り続けて行くことは本当に素晴らしい事だわ。


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2016年10月15日

ファッション・チェック日記1 ドッティ編

20161007待ちに待ったTVシリーズ「エージェント・カーター」・・・今ようやくシーズン1を鑑賞している最中よ…キャスティングは勿論、その内容も期待以上の素晴らしさで大興奮!!…本編については次週に…今回はその時代背景を忠実に再現しているファッションに焦点を当ててご紹介。

この物語は1946年のニューヨークが舞台なので、男性は中折れに短めのタイにサスペンダー、女性はヘッドドレスやワンピースというスタイルが主流よ…まずは主役のペギー・カーターのスタイルから・・・と思ったけれど、このところその存在感が際立つドロシーことブリジット・リーガン演じる”ドッティ”をご紹介。

彼女は第3話から登場しペギーの住む女性専用のグリフィスホテルに引っ越してくるのだけど、実はロシアの工作員で彼女の命を狙っているのよ…普段はその美しい金髪をカールさせブラウスにカーディガン、フレアスカートというガーリーなスタイル。

しかし本業に戻ってからはそのスタイルは激変・・・深紅のインナーに襟と袖に大振りなボーダーが施されたミリタリージャケットにパンツスーツというスタイリッシュな装いに

このスーツ姿はとにかく格好良すぎて、この時代特有のウエストがくびれた細身のシルエットが非常にモダンな印象を与えているの…戦争中から女性もパンツを着用するようになってきたけれど、やはり工作員としてハードな任務をこなすにはパンツの方が良いかも。

20161008更に注目すべきは、このスーツに合わせたクロシェね…髪を後ろで編み込んで纏め、プリムの幅が狭く頭にピッタリとはまるクロシェは更に彼女のスマートさを強調していて美しいわ。

面白い事にこの時のドッティの配色は第1話のペギーの配色と酷似じていて、女性が仕事をやり切る自信とプライドが服装から垣間見える気がしてならないのよ…このスタイルだったら今でも十分格好良い・・・今でこそこういうスタイルで通勤する人が増えるべきではないかしら。

マニッシュではあるけれど、どことなく女性らしい可愛らしさと華やかさが融合していて素敵だもの…本編の面白さもさることながら女性陣のファッションにも目が離せません!!…という事で次回ピポ子のファッションチェックをお楽しみに!

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2016年10月04日

ターラ・ブランカ日記 鮮やかな日常編

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先日、友人エミリアが勤めるストールのお店「ターラ・ブランカ:TARA BLANCA」にお邪魔してきたわ。

「ターラ」は日本でも数少ないストールの専門店…ストールは全てインドのカシミール地方の熟練した職人達の手によって1枚1枚手刺繍で創り上げられ芸術的なオリジナル作品をシーズン毎に発表…工房はかつてマハラジャに献上するターバンを創る歴史ある工房で、その当時ヨーロッパの上流階級の人々が愛した幻のカシミール刺繍の技術を伝承し続けているそうよ。

その刺繍の美しさは勿論、糸の配色は纏うよりも飾っておきたい程の見事さ・・・更に肌に触れたときの生地の柔らかさは未体験の域なの…当然ながらお値段はかなり背伸びしても届かないクラスのものが殆ど…でも見ているだけでも華やかな気分になれるし、その色遣いは異国情緒たっぷりで素敵なのよ。

エミリアに新作のストールを見せてもらっていると店頭のクッションカバーが何やら気になって仕方ない・・・今回新作の動物モチーフである、象と鳥のカバーを見た瞬間一目惚れ・・・!!

家のソファはイタリアのフェラーリ内装シートと同じメーカーによるもので朱に近い赤色で発色が良く、なかなかピッタリくるクッションカバーが無かったのよ。

しかし「ターラ」のオリエンタルな刺繍は可愛らしいだけでなく個性的なのでソファの色合いにもぴったり!!…ソファにとってクッションはメイクと同様重要なアイテムだから、妥協は出来ない・・・という事で3点お買い上げ。

動物達の表情は愛嬌たっぷり…でも背景の糸遣いが手描きの縄かけの様になっていたりしてその技術力の高さを物語っていたわ…特にお気に入りはうひょひょ目の鳥で、色合いは象のディープブルーかしら。

「ターラ」の色彩の美しさには視覚だけでなく感性も癒やされるわ…贅沢かもしれないけれど毎日使うものだからこそやはり華やかで楽しいものをチョイスしなくてはね…次はストールを普段使い出来るようにしなくては・・・ふふふ。

【ターラ・ブランカ】
http://www.tarablanca.com

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2016年07月21日

帽子日記5 ヘッドドレス編

20160711数年ほど前から趣味で南カリフォルニアの帽子職人さんを通じ、ヴィンテージ・ヘッドドレスを集め始めたの。

主に1940年代から1950年代の北米で使われていたものが中心。

頭に乗せるタイプのものからピンで固定するタイプなど形は様々・・・その色合いの美しさとデザインの素晴らしさには目を奪われてしまう…被って楽しむのは勿論だけどは飾っておくだけでもアートなのよ。

集め始めたきっかけは元々自分が帽子好き、というのが理由だけど当時の女性達の身だしなみであったこの装飾品が時を越え、今なお私達の髪を華やかに彩ってくれるなんてロマンティックだと思ったから…シンプルなワンピースやシャツを身につけてもヘッドドレスを装着するだけで瞬時に可愛らしくゴージャスな印象に変わるのも魅力のひとつだわ。

コレクションの中で特にお気に入りは鳥の羽を染色して組みあわせたハット…”バブルハット”と呼ばれる、被るのでは無く乗せるタイプは、まるで頭から茸が生えたような形状がとてもユニーク…角度によってだいぶ表情が変わるので、その時合わせる服の色やデザインによって羽の方を前にしたりリボンの方を前にしたりするの。

そして非常に珍しいのが、ネットに鳥のモチーフが施されたベールハット…元々ヘッドドレスには前方に顔に掛かる位のネットが付いている事が多いのよね。これは式典などで女性の嘆き悲しむ表情が見えないように考慮されたらしいのだけど、色も長さも柄もかなりの種類があるのよ。

20160712この鳥ベールの場合平面的なデザインなので頭の方をピンで留めて前方に垂らすと面白いかもしれないわ。コレクションの中でも最も繊細でアートな作品なので戸棚に飾ってしまっているけれど、いつかお着物に合わせてみたいと思っているの。

この時代はお花や葉やリボンなど女性らしいモチーフが多く、鮮やかな色目のものばかりと思いきや意外に渋めの色合いものが目につく…ヴィンテージならではの色褪せだけではないので落ち着いた色合いは逆にモダンと言えるわ。こういった渋い配色は昔のレディ達の肌や髪の色にはさぞかし映えたでしょう・・・でも、現代に於いては逆に使いやすくて合わせやすいという利点になっているのが有り難い。

個人的には、夏は渋めな色のヘッドドレスにアメコミ柄のTシャツ、冬はカラフルなヘッドドレスにモード系のワンピースやパンツなどを合わせるつもりなのだけど、なかなかお出かけするタイミングが・・・とほほ。昔のレディ達のエレガントさには及ばないけれど、ヘッドドレスをさりげなく使いこなして近所に買い物に行けるようになったら真のお洒落さんと言えるのではないかしら!!その日までコレクションを増やしていこうっと。

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2016年01月07日

007日記5 タイムスリップしたブロフェルドの猫!!!編

20160102007最新作「スペクター」を見てから熱冷めやらず・・・と関連商品を見ていたら、なんとSwatchの粋な企画を発見!

過去の007シリーズの悪役をイメージした腕時計が販売されるとのことで「ドクター・ノオ」のドクター・ノオから「ゴールドフィンガー」のオッド「女王陛下の007」のブロフェルドなどなど、彼らのイメージを彷彿とさせるデザインが目白押し。

そして最も目を引いたのは「007は二度死ぬ」のブロフェルドの猫バージョン!!…やはり旬のブロフェルドは良いけれど、あのフサフサペルシャ猫をイメージするなんて、なんてセンスが良いのかしらと感心してしまったわ。

世界限定200個のコンプリートセットもあり、そこに付属されてる小冊子の表紙がやはりブロフェルドの猫!!思わず触手が動いてしまった。

因みに猫バージョンはその白い毛並みがモチーフで憎いことにスペクターの紋章付きのチャームが揺れる仕組みになっているニャーン。あああら、失礼

文字盤には1時の部分に肉球マークがついていて、女性が身につければ可愛いらしい印象・・・でもブロフェルドの猫だニャーン、なんて自慢のひと品になることは間違いない!!と思いSwatchサイトを見ても情報が全くなし。

オメガの店頭ではあれほどダニエル様が宣伝されているのにおかしい・・・しかもよく見ると「スカイフォール」のシルヴァのバージョンが見当たらない・・・と、よくよく見てみると・・・・・・なんと今から7年前2008年の記事だということが判明・・・これはもう既に世界的に完売済みで入手不可。

悲しみに暮れながらそんな前の記事を挙げてくれるなとSwatchを逆恨みしていると、なんとSwatchコレクターの方から猫時計を譲って頂けるという連絡が・・・!!人生悪いことばかりではない…海外便と聞いてワクワクソワソワ・・・そして遂に家に到着よ!

パッケージはやはりあの白猫ちゃんニャーン!!そして時計は思った通りキュートなデザインで真っ白なバンドは腕にピッタリの細いタイプ。スペクターのタコ紋章のチャームが揺れて実にチャーミングよ。外で使うと汚したりチャームを無くしたりしてしまいそうなので特別な日にだけ使うことにして後は戸棚に飾って毎日見ているのよ・・・ふふふ。

しかし物というものは欲しい人の所へ届く物なのかしら…こうやって猫時計が家に来てくれたのも何か縁があるからに違いないものね…遂に自分の時計コレクションの中でも最も貴重な1本を手に入れたことだし、あとはいつ身につけて出かけようかしら・・・ニャーン。

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2015年10月06日

シェア・スピリット日記 共有する魂編

20151003個人的に気になるブランドは多々あれど、以前夢中になって集めたのは「シェア・スピリット」かしら。

女性らしいラインが特徴のブランド"GRACE"を立上げたデザイナー片野光氏が旅を通じてインスパイアされたものを自身の感覚で表現したんですって。

そのブランド名の通り均等で苦楽を共に分け合う精神・・・それがコンセプトだそう。メディア露出を極力控え、取扱店舗を各都市に1店舗に限定するなど、作品力と行き届いた営業力が息の長さに繋がっているとも言えるかも。

2003年に発表された作品はガンジーやフリーダ・カーロから影響を受けたものが多く、シルクオパールの柔らかな肌触りの生地を使ったカットソーやスカート、インクジェットプリントのワンピースなど、そのこだわりは深いわ…裾や袖が切りっ放しのものが多いけど全て綿密な計算の元に成り立っているの。

色合いは全体的にオリエンタル!!…特にこの年のラインはカーキやオレンジ、グレーなどが多くブッダや浮世絵などもモチーフになっていて日本人がデザインしたというのが納得出来るような、でも色や素材の使い方を見ると日本人の感性ではないような、不思議な作品群なのよ…片野氏が旅先で体感したものをコレクションに反映させたそうで、どちらかと言うと外国から見た日本とでも言うべきかしら。

中でも自分のお気に入りはグレーのコットンブルゾン!!…シンプルながら首回りのデザインとボタンの大きさが個性的で存在感大。何にでも合わせやすいし生地がとにかくしっかりしてるので永く使えて実用的よ。

日本のみならず海外のミュージシャンやスタイリストさん達に支持されているのも頷けるわ…ミリタリーやスチームパンクの様なテイストかと思いきや、アンティークやヴィンテージな色合いで見事な片野カラーに仕上げられているのはお見事ね。流されること無く何年もこのテイストを維持し続けているというのがブランドを確立出来ている所以であることは間違いない。

それにやはり作り手のコンセプトと個性が色濃く作品に反映されてるというのは当たり前だけど重要な事よね…それに長く着てもらおうという姿勢が素材の選別から見て取れるし、各アイテムを通じて片野氏の精神論が伝わってくるようだわ。

最近は特にどこかの成功例に習い、百貨店では同じようなものを並べ立てるという傾向が強いけれど、やはりそれでは生き残れるはずはない。ドカンと売上を伸ばす事だけを考えるのでは無く「シェア・スピリット」のように作品が物を言い根強いファンを獲得して行く方がどれほど息が長く大切なことなのか気付いて欲しいものよね。

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2015年09月28日

CATWALKーCOLLECTION日記 衣装はデイリー使い編

2015091420代はじめの頃は憧れていた洋服を買えるようになり片っ端からお洒落を貪っていた時期だったわ。

幾つかの贔屓のインポートブランドはあったけれどセレクトショップに足繁く通うようになったのもこの頃だったかしら。若さと好奇心から・・・というと嫌だけど、どうやってデイリー使いにするの?と言われるようなデザイン性の高いものを買い集め、クローゼットの中はどこの楽屋かと思うほど奇抜な服で溢れかえっていたものよ。

中でもイギリスの「CATWALKーCOLLECTION」というブランドのファーコートは衣装レベルのインパクトで、デイリー使いとしては不向き。セレクトショップで一目惚れし予約注文をしたコートなのだけど、ファーの部分が検閲に引っかかり税関で止められたといういわく付きのお品ものなの。

でもこのコートは自分にとって忘れられない思い出が・・・大昔、初めてクラブッタ川崎でライブを行った際衣装として着用したのよ。

襟元、袖口、ヒップラインにぴったりと天然のファーが施され、ボタンを留めるとプードルの様なラインが出来上がりキュート!お値段は決してキュートでは無いし、タイトすぎる程タイトなラインはコートとしての機能よりビジュアル重視ではあるけれど、このデザインや質感は今なおベスト3に入るキワモノかも。

年齢を考えるとこんな大胆なアイテムは無理、なんて年を追う毎にそんな声が聞こえてくるけれど、今だからこそ敢えて挑戦したいと思うわ。

その時その時になりたい自分を表現するからこそのファッションであり、そのときめきや勢いを無くしてしまったらつまらない…十数年経ってこの「CATWALKーCOLLECTION」を身につけた自分が、子猫から成猫へ見事変貌出来ていたとしたら嬉しいかも・・・。

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2015年09月23日

ベルロイ日記 全天候でどっからでもかかってこい編

20150911新しいタワーに移転して日々アクティブな毎日を過ごしていると、環境に適したグッズが必要になってくるのだけど、お財布もその一つ。

身軽に自転車に乗ったり、よく歩いたりしてると突然の雨や汗でiPhone他の色々注意が必要…でもナイロン等はとても安っぽくてお財布としてもあまり利用したくない・・・と悩んでいたら、やはり同じ悩みが海外で多かったのか、遂に全天候型の革財布&iPhone収納可の素晴らしい逸品が登場よ。

ブランド名は「ベルロイ」…そのラインのエレメンツシリーズが日本でも発売になったので早速購入。こちらのブランドはお財布を薄々にしたことで着目されて、今度は革製品ながら全天候対応の画期的な商品。

エレメンツシリーズは大小4種類あるのだけど、その中で「エレメンツ・フォンポケット」を選択…このサイズがとても絶妙できっと開発者は絶対にアウトドアを知り尽くしてる人だなと使ってみて直ぐに納得。

必要最小限を実にコンパクトに収納できて、自転車ウエアーのおやつポケットにもスッポリと収まる縦長サイズでiPhone6も収納できるのよ。ジッパーも勿論耐水仕様なので突然の雨や運動中の汗にも対応。革素材とデザインも上品で全天候型にありがちなチープさは一切無し。

特に最近はApple時計と併用でiPhone本体はこの財布に入れっぱなしで頻繁な出し入れもしなくてよいのが持ち物の無駄を省いてくれるので重宝。これはアクティブな方々には超優れものな商品でオススメです。

ただ残念なのが販売してる方々(特に百貨店系)が無知な事が多く、「全天候ってなんですか?」とか目の前にブランドのPOPが出てるのに知らないとか、最新グッズに関する販売スタッフの知識の無さに驚き…こまったものです。

アウトドアでカッコイイ逸品をお探しの皆さま…これは本当にオススメですよ!!

【ベルロイ・エレメンツ・シリーズ公式】
http://bellroy.com/live-life-outside

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2015年09月21日

VERSACE日記 薄くてもエレガント編

20150910ようやく秋めいてきたこの頃・・・そろそろコートを、というには少し早いわね。

今年は異常気象のせいか季節がまるっきり不安定で一体何を着たら良いかわからなくなってしまう。

クローゼットの中を見回し本格的な冬が来る前に準備しなければと思っていたところ丁度良いアイテムを発見!…大分前に購入した「VERSACE」のロングコートなのだけど気負いからなのか数回しか袖を通しておらずクローゼットの肥やしと化していたわ。

年々日本からハイ・ブランドが次々に撤退し、このブランドも例外ではなかったけれど最近では銀座にオープンした「VERSACE HOME」が話題になっていたかしら。

しかし「VERSACE 」といえばバブル期の大胆な鎖のデザインやゴールドの色遣いが印象深くて、自分のイメージとはほど遠く、着こなせる自信がなかったのよね。でもこのコートはVERSACE らしさがありながらもどこかクラシカルな雰囲気。

ブラックというシンプルな色使いだからわかりづらいけど袖と裾のカッティングが格好良いの…個人的にあまり”切りっぱなし"という手法は好きではないけど、このコートは見事にこの手法が生きているわ。正面の留め具と袖の絞りにすべて皮のベルトが付いていて、どことなく中世の様でありながらも近未来的で独特な雰囲気が漂っているの。

身につけるというよりも”挑んでいく”・・・と言った風情で、羽織るときはちょっぴり気合いが入るわ。自分が小柄なので丈の長さが心配だったけれど細身のシルエットが幸いしてさほど長いとは感じられなかった…これもデザインの妙と言うべきかしらね。

ウール生地なので若干重みはあるけれど薄手で暖かいの…今年は厚手のものより薄手のものを重ねる方が気候的にも対応出来るし使い勝手が良いわ。ヒールの高いブーツを合わせれば、裾のカットの美しさが際立ってエレガント・・・いよいよキレイめ個性派、デビュー!!か!?

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2015年08月20日

GLEAN日記 感性をくすぐる小物たち編

20150810最近は一目惚れするという機会に恵まれず、自分の感覚の鈍りなのか凡庸に慣れてしまったかと辟易していたの。

昔は街の至る所にそれぞれの個性を発するものが溢れ、服にせよ鞄にせよ刺激的なものがギラギラとこちらを見据えるといった具合だったわ。しかし今ではどこを見ても同じような色合い、形・・・刺激的なものを探すことが難しくなってしまった。

先日、偶然お仕事で関わりを持つことになったブランド「GLEAN」で自分の感性のアンテナを稼働させる作品に出会ったの…こちらは革の鞄好きの方ならよくご存じの「genten」の姉妹ブランドで、鞄や革小物、財布やアクセサリーを手掛けているのだけど、そのコンセプトは非常に興味深い。

「GLEAN」の”G”はGenten、”L”は実験室、”E”は探求、”A”は夢中にする、”N”はアイディアを意味し、古き良きものをリユースし新たなものに生まれ変わらせるというものなの。

作品の中にはペットボトルから作られた生地を使ったり、ストローをリサイクルして編み込んだり、200年以上前に使われていた楽譜を皮にプリントしたりとユニークなものばかりよ。中でもイタリアのデッドストックのピローケースにプリントを施したリネンバックは、柄も発色も美しく耐久性に優れており人気商品のひとつなの。

今回ご紹介したいのは、一目惚れしたクラッチバック「Newspaper」と「PAST」の定期入れ…前者は100年以上前のフランスの新聞紙を特殊コーティングしたもので、クラッチ、トート、ワンショルダーに斜めがけと4種類以上のバリエーションが楽しめる。

もともとが紙なので取り扱いには注意しているけれど、クラッチにすると新聞紙を丸めているようなフォルムになるのよ。裏地も本棚の柄になっており、ポケットを開けるときもちらりと見えるのがお洒落。中も携帯や貴重品が入れられるようにポケットがついており使い勝手が良いわ。

一番面白いのは新聞記事のどこで裁断されるのか、どこで折れるのかが完成までわからないのでどれひとつとして同じものがないという事なのよ。新聞紙もモノクロとカラーがあり大量生産出来ない為、その時出会った柄で決めなくてはいけないというのが良い。

そしてもうひとつの定期入れ「PAST」…これは文字通り過去に思いを馳せるというのがコンセプトで、イタリアのアンティークの鍵が皮に埋め込まれているの。鍵が無くなり次第生産中止という事なんだけど、現行のものは鍵が小さくなってしまい印象が変わってしまっているのよ。これも面白い点ではあるわね。

カラーはこの臙脂と青・ベージュの3色展開で特にこの臙脂の美しさには目を奪われたわ。家のカードキー、Suica、定期の3枚が楽々収納できてしかもこのロマンティックな美しさ・・・完璧ね。

小物はずっと手元で持つものだから拘りたいもの。こうして常に感覚を研ぎ澄まされるものを持っていると新たな刺激を呼び込むから大事よ。先日もこれを持っていたら外国人の方に「Fantastic!!」と言われて嬉しくなってしまったわ。ファッションも小物もその人自身を表現するもの・・・新たなものを生み出すためにまず自分自身のアンテナを高く掲げていたいものよね。

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2015年07月08日

TSUBO日記 デザインティック・コンフォート編

20150704デザインを重視した靴を履くと足が痛むことが多いわ…以前、神田うのさんが「お洒落な靴を履きこなすには我慢が必要」と言っていたけど本当にその通り。素敵な足下を演出するには我慢我慢…と思っていたものの遂に足に限界が来たわ。

なるべくフラットな靴で負担を軽減しようとしていたのだけど、やはりヒールは欠かせない。どうしようかと思っている時素敵な靴との出会いがあったの!「TSUBO」…”スボ"と呼ばれるその靴は、ファッション性と快適性を見事兼ね備えた逸品なの。

ネーミングは日本の"ツボ”から由来していて、その名の通り足ツボに作用するが如く履きやすく疲れない。デザインが適度に攻撃的だし、皮の柔らかさもさることながら色合いがとにかく美しい。ついつい、ヘヴィテイストのロングブーツと手縫い感満載のストラップシューズを衝動買いしてしまったわ。

何故こんなに履きやすいのか・・・とソールを見てみると、まるで鱗のように細やかなデザイン!この独自のデザインが足の負担を軽減してくれているのね。しかしソールだけでも凄いデザイン性だわ。

"TSUBO"の生みの親であるNickとPatrickはイギリスのトップデザイナーで1997年にこのブランドを立ち上げたのだけど、コンセプトは『個性を前面に打ち出したコンフォートシューズ』なのよ…いやあ、コンセプト通りの出来映えじゃないかしら。初日に長時間歩いてもどこも痛くならなかったし、どんなお洋服にも合わせやすいというのも嬉しいわ。

女性の皆さん!!足の痛みを我慢するのはお食事に行く時だけにして、健康の為にもお洒落なコンフォートシューズを履きましょう。これなら待ち合わせに遅れそうになっても走れるしね。さよなら、10センチヒール・・・!

-TSUBO web-
http://www.tsubo.com/

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2015年05月16日

ストレンジ・ラブ日記5 支えて!!ドクロベエ編

20150513引っ越しもようやく落ち着き、お散歩がてら、馴染みのヴィンテージ・ショップ「ストレンジ・ラブ」へ。

以前から気になっていたステッキを見に行くことにしたのよ…杖は礼装として帽子とセットで用いられる習慣があるから、1本ぐらいは欲しいなと思っていたの。

しかし、自分の帽子コレクションに併せて持つにはかなりの個性的なものでないと・・・と、そこはさすが「ストレンジ・ラブ」!思った通りの品揃えに大満足よ。

トップの部分は鷲や熊などの動物、そして大好きなスカルが施してあり、すべてが象牙で出来ていたわ。中には鮮やかな色合いの大変貴重なヴィンテージものも数本あったけれど、その存在感の強さに帽子も服も負けてしまうので断念。とにかく動物シリーズの象牙の細工の細やかさと美しさは圧巻で、牙を剥き今にも飛びかかりそうな動物達の表情は杖の域を超え芸術品ね。

いつも楽しくマニアックな店長さんに相談しながら暫し悩み、やはり第一希望のスカル・ヘッドを迎え入れることに決定よ!ヘッドの部分がこれまた繊細な装飾で、スペインのお祭りで使われるドクロの様な唐草や花のモチーフが施されているの。

しかも頭から下は杖の太さと同じ脊髄に見立てた骨のデザインになっており、世界観を損なうこと実用的に仕上がっているわ。ヘッドの取り外しが可能なので杖が消耗した際には取り替えがきくのだけど、もし足腰が弱まった時にこの杖を使っていたとしたら、非常に格好いいおばあちゃんになれるわね…そして近所の子供が悪さをした時にはこれで叩く・・・”髑髏婆”として恐れられるのよ。素敵!

帰りは包んで頂かず、そのままステッキ・デビューしたわ。ロングスカートやワンピースとも相性が良いし、ファッション・アイテムとしてはこれ以上無いほど個性的。何の違和感も無く持てるので、今後はお台場散歩に活躍しそうよ。見かけたら、是非声をかけて下さいね!おーしーおーきーだーべー!


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2015年05月04日

山口小夜子日記 永遠のファッション・アイコン編

20150504山口小夜子…彼女が月に還ってしまってから、早ものでもう8年の月日が経ってしまったわ。

幼少の頃、自分は「ファッション通信」という番組が大好きで、そこで流れる資生堂の「セルジュルタンス」のCMに登場した彼女に目を奪われてからというもの、その神秘的な美しさの虜になってしまったの。天女は実在した・・・!それが第一印象よ。

小夜子は”スーパーモデル"という言葉を生み出した第一人者であり、日本の美を世界に知らしめたファッション・アイコンであることは間違いない。切れ長の瞳、白い肌、美しい直線を描く黒髪…彼女が持つものすべて、美は不滅であると体現していたわ。

彼女が召された年、東京ミッドタウンで上映会が開催されたのだけど、たった4回の上映しか行われないと聞いて取るものも取り敢えず駆けつけたの。当日は全国から小夜子信者や、ファッション・ジャーナリストの故・大内順子をはじめとする関係者が集結し彼女を偲んでいた。

上映会は40分ほどで、小夜子のインタビューやJ.P.ゴルチェを始めとする歴代のショウ、そして惜しまれる最後のショウの映像が次から次へと夢のように流れていったの。鈴が鳴るような美しい声で彼女はこう言っていたわ…「洋服を纏う時、自分は無になる。その後は洋服がどう歩いてどう動けば美しく見えるか誘ってくれるから・・・」と

ファッションモデルはデザイナーの世界観を短いウォーキングの間でいかに伝えるかが勝負。己を無の状態にしつつ洋服のメッセージを伝える・・・でも小夜子は服をより美しく魅せる為に指先から髪の一房まで神経を張り巡らし、空気さえ変えてしまっていたのよ。イッセイ・ミヤケのショウで見せた躍動感溢れる見事なダンスウォーキングは、彼独自の作品のラインの美しさを強調していたし未だ目に焼き付くほど美しかった。

小夜子はモデルという枠を超えた”表現者”であると言える。デザイナーは己を削りだして作品を生みだし、一糸一糸織り込まれた哲学をモデルは体現するという重要な役目を担っているわ。より良く作品を見せる事だけでなく、そういった魂の部分を瞬時に伝えなくてはならない過酷な仕事であるという事が小夜子の映像を見ていて理解出来たの…だからこそ彼女は”スーパー”モデルなのね。

たまに見る日本のファッション雑誌で上辺の可愛らしさとセクシーさに自己陶酔気味の若いモデルを見るとがっかりするわ。表現するどころか逆に作品の知的さを失わせてしまっていたり、個性を殺してしまう状態になっているものすらあるのよね。

何をするにしても表現をするというのは生半可なものではない。山口小夜子はその圧倒的な存在感、究極の美、儚さ、透明さ、そして強さを兼ね備えた人だったけれど、そのすべてを体現するために血の滲むような努力をしていたに違いない。彼女に続く者がいるか?と問われても、残念ながら思い浮かばないわ。

表面の美しさとは、顔の造形、体のバランス、性格や雰囲気、様々な要因が影響し合って完成されるけれど、本当の美は”理解”する事で形成されていくのではないか・・・そんな風に思えてならないの。

山口小夜子…彼女が日出ずる国に降臨したのは、羽衣が小枝に巻き付いてしまったからでは無いだろうか。伝説はこれからも語り継がれていく。

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2015年04月22日

ライダース日記 キリリとキュート編

20150414皆さんはライダースはお持ちかしら?…ライダースと言うとどうしてもロックンローラーな、いかついイメージよね。黒い革に大きく開いた襟元、スタッズと何処をとっても硬派一直線!本当は王道のメンズが欲しいのだけど自分のサイズは無いし、ピッタリフィットするフェミニンなラインのものが好きだから結局レディースを選んでしまうのよね。

女性仕様はサイズが豊富だし、素材もデザインもかなりの個性派揃いだから。お気に入りは"MISS SIXTY"のシルバーのダウンライダージャケットと"WORLD WIDE LOVE"のピッグレザーのライダー。

前者は発色が良い上体にフィットして凄く暖かいし袖口がリブになっているので風が入り込む余地が無いのよ…デザイン性と実用性を兼ね備えた才色兼備な1枚だわ!

後者はメンズ・ライクだけど革が柔らかく肩のラインが丸いので、やんちゃながら一見ジャケット風。でも一番の魅力は裏地で、薄いピンクの生地にスキュートなスカルや雷が施してあるのよ。室内で脱ぎ着する時にこの裏地がチラリと見えたらかなりお洒落。外見は攻撃的、中身は可憐に・・・いやあ、レディースならではの工夫ね!

ライダースはコーディネートしやすいし、暖かいから中は薄手のものを合わせられるのが利点。身に付けた瞬間、何だかきりっとした気分になって来るから不思議よ…もし自分がデザイナーならガッチリライダースと超フェミニンなドレスをセットアップで販売したいわ…テーマは『女性のON・OFF』と『大人ロック』・・・かな。

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