2012年06月23日

子連れ狼日記2 シーズン1刺客街道編

20120623日本を代表するエンターテインメント作品「子連れ狼」。原作の素晴らしさは勿論だけど、1973年に放映されたテレビシリーズは脚本、演出、キャスティング・・・全てにおいてクオリティが高いわ。

当時は、映画を手がけている監督がテレビシリーズを手がけているとあって1本1本が映画の様に仕上がっているの。テレビは3シーズンで構成されているのだけど、どれもこれも秀逸。これからちょこちょこご紹介させて頂くのでよろしくお願いしますね。

さて、まずはこのストーリー、公儀介錯人の地位を持つ拝一刀は、裏柳生の策略にはまり妻も一族も全て殺されてしまうの。一刀は生き残った一子・大五郎を連れ、一殺五百両で刺客を請け負い、裏柳生に復讐しようと諸国をさすらう、というのが大筋ね。本編で幾度となく出てくる「冥府魔道」という言葉は原作者・小池一夫氏の造語なのだけど、一刀親子が復讐を成し遂げんと歩む道は険しく、人としての全ての幸せや欲を捨て修羅として生きる、という意味合いが伝わるし、語音も良いのよね。

しかしこれだけ重く辛いストーリーでありながら、ゴールデンタイムに放送されていたという粋さ!しかも当時の風習や人々の生活などの描写もきちんとなされているので歴史的に興味深い部分も多いわ。でもなにより根本であるストーリーがしっかりしているのと、拝一刀役を自らアピールして勝ち取った萬屋錦之介の神懸かった演技力にはひれ伏しかない!あぁ、リアルタイムで見た人は幸せね。

でも最近ようやくDVDを入手することが出来たので、毎日大事に見ているの。第一部で特に心臓をえぐり取られたのは、第4話の「刺客街道」で妻と一族を殺された一刀がその怒りを柳生烈堂にぶつけるシーン。歌舞伎の口上の様にセリフを語り出すと、怒りがギシギシと伝わって来て画面から目が離せないの。

歌舞伎役者である錦之介の見事な時代劇との融合・・・これは彼にしか出来ない、新しいスタイルを確立したと言っていいのではないかしら。一刀は公儀介錯人時代はまだあの青いシャドウのメイクではなかったけれど、この後から例の特徴的な青シャドウになっていくの。それは、彼が今まで公儀とはいえ命を奪っていた者達を弔うため祀っていた不動明王にそっくり・・・!という事は一刀が冥府魔道に生きる上で不動明王が守りについたという解釈になるわね。一歩間違えればこの斬新なメイクはコミカルに映ってしまいそうだけど、こういった意味合いをきちんと表現しているのよね・・・納得。

毎回登場するゲストの俳優陣も超豪華!シーズン1の主演女優賞は浜木綿子さんなの。第6話の「あんにゃとあねま」では穂積隆信さんや竹下景子さんも出演しているけど、浜さん演じる女郎を仕切る頭の酉蔵は際立っていたわ。女を捨てて男の着物をいなせに着流し、凛とした美しさは目を見張るものがあるもの。でもその中に女を捨てたほどの悲しさ、そして一刀の武士道を目の当たりにした後垣間見えた女としての部分が見事に演じられていたわ。

この回で登場した「ぷりぷり」という拷問シーンも見物よ!語り出したらまだまだ止まらないけど、一刀親子が冥府魔道を進むにつれてどこか神々しさを感じるようになったのはピポ子だけでは無いはず・・今度は改めてシーズン2のご紹介をさせて頂くわね。お付き合い下さい!

pipopipotv at 00:09│Comments(2) 映画&TV 

この記事へのコメント

1. Posted by rainmans DS & iPad   2012年06月23日 13:36
こんにちは。
今日は朝からいい天気!
と、思っていましたが....
あらら...
この時間になり雲が...
ずいぶん厚くなりつつ有ります!
おかげで...
涼しい!
最近のエンターテーメント。
何だか力が無くなっている感じです。
テレビなんか....
もうニュース以外は見る物がない!
だだ放送しているだけ!
最近は毎日...
昔放送したドラマをDVDとかで見ています!
やっぱり面白いな〜
そう思うのは懐かしさからなのか?
質がいいのか?
2. Posted by ピポ子   2012年06月23日 14:24
5 こんにちは!
本当にアップダウンな天気ですよね。
風邪もひきやすくなっちゃいます。

> 最近のエンターテーメント。
> 何だか力が無くなっている感じです。
> テレビなんか....
> もうニュース以外は見る物がない!
> だだ放送しているだけ!

仰るとおりで。
私も殆どテレビは見てません。

> 最近は毎日...
> 昔放送したドラマをDVDとかで見ています!
> やっぱり面白いな〜
> そう思うのは懐かしさからなのか?
> 質がいいのか?

両方でしょうか。
でもそれだけ印象に残る面白い物が沢山あったのでしょうね、きっと。

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