2017年06月28日
マーベル展日記 歴史に彩られたヒーロー達編

予想通りではあったけれどエントランスの高さ5メートルにも及ぶアイアンマンは見応え十分!!…東京シティビューから一望…あの素晴らしい景観と見事リンク。
展示は幾つかのセクションに別れていて1930年に創刊されたマーベルの前身であるタイムリー・コミックスの「マーベル・コミックス」から始まり「キャプテン・アメリカ」「アイアンマン」そして「ドクターストレンジ」から「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーズ」に至るまで各キャラクターの詳細や位置付けなどをじっくり理解する事が出来たの。
個人的には「アベンジャーズ」「ガーディアンズ」にも登場する凶悪ヴィランである”サノス”の存在が不明瞭だったのだけど今回の展示でようやく理解出来たのよね…彼は元々平和を愛するタイタン人だったのだけど、死の女神デスを愛してしまい彼女をふり向かせようと「エイジ・オブ・ウルトロン」でも描かれた魂…時間などを支配する宝石「インフィニティストーン」を使って全宇宙の生命体の半分を消去させたのよ…という事はサノスの横恋慕が世界を、そして宇宙を困惑させたのか・・・!?そう考えるとなかなか人間的で面白いわよね。
展示物は貴重なものが多く、あまりにも線が美しすぎて凝視してしまう生原稿や扉絵などの展示にはガラスに鼻が付くほど見入ってしまった…いやぁ~修正している部分が殆ど無い潔い線、フリーハンドなのに製図!?と驚愕する程の一定の筆圧・・・クオリティの高さにただただ口をあんぐりよ。

別の意味で驚いたのは”ブラック・ウィドウ”の完璧なプロポーション・・・!!衣装から腰の細さ、脚の長さを垣間見ることが出来、文字通り彼女が魔女であると確信よ…そして歴代アイアンマンが一同に会するコーナーも圧巻だったけれど中でも映画「アイアンマン」で登場した初号機「マーク1」の姿には興奮してしまったわ。
ちょっと物足りなかったのは日本の漫画家やイラストレーターによる「マーベル・アート」と物販ね…寺田克也氏の作品ははまっていたけれど日本開催だからといって企画しなくても良かったのではと思ったりして…物販はツボを突いたものがなかなか無く「ガーディアンズ」のロケットとヨンドゥのグッズが欲しくて探したけれどポスターしか見当たらず・・・で、お買い上げ。
平日にも関わらず来場者は多くコスプレの人や展示物を素通りせずしっかり読む人が多く、実に勤勉でマニアックな方が多かったわ…他の来場者を気遣って声を立てたくないのか、近距離でメールで会話するファンもいたりして模範的・・・兎にも角にも色々な意味で楽しめたわ…グッズをこれでもかと用意する商魂のたくましさに呆れつつ欲しい物がないので油断していると階下で「キャプテン・アメリカ」のお弁当箱を発見!!最後の最後で箸箱とセットで持ち帰りました、とさ・・・恐るべしマーベル・パワー!!!