非情日記 いい人やめればお金持ち!?編グランド・ブダペスト・ホテル日記 シニカル・コミカル・フィジカル編

2016年08月26日

ゴーストバスターズ日記2 コメディエンヌ達がもの申す!!編

20160812名作リブート版…どうしてもオリジナルと比較されてしまうもの。更に男性主役の作品を女性が演じるとなるとバッシングを受けてしまうのは世の常。

しかしそんな風当たりの強さも人気のバロメーターという事で絶賛公開中の2016年版「ゴーストバスターズ」。

最初にピックアップした際もポール・フェイグ監督&キャスティングだけでまず見たい!!と思っていたのよね。

なにせアメリカを代表するコメディエンヌ、クリステン・ウィグにメリッサ・マッカーシーの「ブライズメイズ」チーム、クリステン同様「サタデーナイトライブ」のケイト・マッキノンが「ゴーストバスターズ」のメンバーを演じるなんて最強よ。

物語はほぼオリジナルを踏襲しており今回はクリステン演じる素粒子物理学博士エリンが、以前共に心霊現象を研究していたメリッサ演じるアビーと再会し幽霊の調査を手伝った事をきっかけに共に失職…それならば自分達の知識と技術力を駆使して幽霊を捕らえようと会社を興すことに。

ケイト演じる原子力エンジニアのジリアン、地下鉄職員でNYの街の歴史に詳しいパティ、そして筋肉美とルックスだけが取り柄の電話番ケヴィンが加わり「ゴーストバスターズ」は幽霊退治を請け負う会社としてスタート…やがて街中のあちこちに幽霊が出没するようになり、それはある大きな事件を引き起こすことに・・・というものよ。

オリジナル版で出演していたシガニー・ウィーバーを始め、ビル・マーレイやダン・エイクロイドなどのカメオ出演も見物だけれど、やはり見どころはエリンとアビーの自然過ぎる演技と過激な言動ね。

一番気に入っているのはエリンが時代遅れのリボン付きブラウスをジリアンに指摘された際の応酬や無能ながら男前のケヴィンに一目惚れしゴクッと喉を鳴らしたり、彼が口を付けたコップをわざわざ理由をつけながらそっと飲み干したりするシーン…これらちょっとした場面での演出が抜群にセンスが良く、強いてはキャラクターを深く掘り下げることに繋がっているのはさすがよ…“ただ面白い”のではなく例え卑猥な言葉を発しても非情に知的であるというのは見事だわ。

少し残念なのは字幕版でこういった小気味よいユーモアが拾え切れていないかな?と思った事ね…彼女達独特のテンポの良い言いまわしや皮肉などを100%表現するのは熟練者であっても難しいかも・・・。

それにしてもケヴィンは物語のエッセンスとして非常に美味しい…「ソー」で雄々しいヒーローを演じたクリス・ヘムズワースに筋肉おバカのケヴィンを演じさせるなんて、これまたうまいキャスティングではないかしら…周囲のレベルが高いせいか個人的には彼のコミカルさにピンと来なかったけれど、ソーの筋肉質な美しい肉体を自虐的に扱うという点だけで大成功ね。

劇中エリン達は世間や男性達や権力者達から様々な妨害や中傷を受けるのだけれど、これはまさに彼女達が公開前に現実世界で受けたものと同じ…それでもガールズ・パワーで立ち向かうという気迫は本編も現実も全く一緒だったわ。

中傷や批判も幽霊同様実体の無いもの・・・しかしそれらを見事に封じた彼女達のバスターズぶりを心から讃えたい…エンディングで次回作の振りがあったので期待したいけれど、クリステンとメリッサのコメディエンヌ・コンビは破竹の勢いだし、そのうちどちらがオリジナルかわからなくなってくるかもしれないわね…先ずはまだまだ世にはびこる女性蔑視と批判を退治しなくちゃ!!!

そうそう、あの名フレーズ楽曲もアレンジ色々で楽しませてくれますよ〜。
20160813


pipopipotv at 00:00│Comments(0) 映画&TV 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
非情日記 いい人やめればお金持ち!?編グランド・ブダペスト・ホテル日記 シニカル・コミカル・フィジカル編