SPY日記1 世界をおデブに託す編アンチ・サザエさん日記 家族の絆は時代錯誤か・・・!?編

2016年03月01日

ケンドリック・ラマー日記1 恐るべし!!Power of Black編

20160301先日開催されたグラミー賞…予想通りテイラー・スウィフトにブルーノ・マーズと期待の面々が受賞する中、あるアーティストのとてつもないライブ・パフォーマンスに釘付けになったわ。

彼の名はケンドリック・ラマー・・・その後に披露されたレディ・ガガのDボウイ追悼メドレーも素晴らしいかったけれど、それらすべてを上書きしてしまう程見事なパフォーマンス。

ご覧になられた方も多いだろうけれど明らかにケンドリックは音楽や歌というものを超越し、己の奥底に潜む強い信念、溢れ出す郷愁や血族たちへの思い、そして愛を物凄いパワーで見せつけてくれたわ。

時に宣教師のように、兄弟のように、友人のように語りかけ「俺はここにいる」という絶対的な存在感がパフォーマンス後も残ったの。そのメッセージは決して押しつけがましいものではなく、ダンスも演出も表面的な格好良さではなく、彼自身から発せられるものがそのままビジュアルとして表現されているからこそ心を掴まれ、すべての機能が彼を追う羽目となる。

こんな恐ろしいアーティストがいたなんて・・・改めて音楽とは、歌とは、それを表現する意味とは?という事を改めて考えさせられたわ。最初、刑務所に連行されるケンドリックが自らを縛める鎖をそっと挙げ、指をマイクに這わせるという絶妙なタイミングでリズムとRAPが同時にスタート。

牢の中には同じく囚われた仲間がサックスでモダンジャズのようなアプローチを効果的に挟み込む…その後続くリズムトラックは非常に心地良く、前代未聞、前代未聴のモダンさに度肝を抜かれたわ!!…パフォーマンスは刑務所から南アフリカの大地の民族的なシーンに移行、最終的にケンドリックが一人マイク前に立つという流れなのだけれど言葉がわからずとも彼がアメリカ社会の於ける警察問題、差別や暴力に対して訴えているということは理解出来る。

最終的に「Compton」と書かれた地図を背に立つ彼の姿にケンドリックのルーツを窺い知ることが出来たわ…「Compton」は彼の出身地であり、ストリートライフやギャングバンギンにどれだけ身を投じたかによって人となりを判断されてしまうという、日本でのうのうと暮らしている私達にとっては想像もつかない危険なエリアだそう。

ブラック・カルチャーに於ける物質主義的な価値観や欲望、そんなものに憧れを抱きつつもその中から這い出たいという葛藤、友情やストリートなどへの愛情など日々深い思いを抱きながら彼らは戦っているに違いない。

歌は言葉であり音楽は思いを伝える背景である…そんな当たり前の事をケンドリックを通して思い出す事となったわ。民族もジャンルも超え音楽というものの懐深さ、そしてその意味をもう一度考えて見るべきかもしれない…ケンドリック・ラマー・・・兎にも角にも恐ろしいアーティスト、いやメッセンジャーよ!!!

【グラミーLIVEパフォーマンス】

pipopipotv at 00:00│Comments(2) 音楽 

この記事へのコメント

1. Posted by ソウルマン   2016年03月01日 00:22
レディガガのデビッドボウイトリビュート、YouTubeで見ましたよ。
すごくよかった。
レッツタンスを歌ってる時に出てきたナイルロジャースとの共演は感激でしたね。
マドンナもレベルレベルをカバーしてましたけど、レディガガの方がいいですね。
アラジンセインの頃のボウイのメイクを彷彿とさせるメイクとパフォーマンス最高でしたね。
ボウイの話をしてると長くなってしまうのでこれでやめておきますね。
http://youtu.be/3aw_sZvauCw
2. Posted by ピポ子   2016年03月01日 10:21
ソウルマン
こんにちは!
そうですね、ガガだからこそ出来るボウイ・トリビュートでしたね。
しかしながら今回は、唯一無二の存在感を放つケンドリックをピックアップしてみました!
この若さであの才能・・・素晴らしいです!

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
SPY日記1 世界をおデブに託す編アンチ・サザエさん日記 家族の絆は時代錯誤か・・・!?編