プロジェクト・ランウェイ日記 常にプロフェッショナルであれ!!編キザイア・ジョーンズ日記 バスカー魂は健在!!編

2015年11月09日

反主流の美学日記 カウンターカルチャーとはかくありき編

20151105行きつけの銀座の画廊と東急文化村が同時開催という展覧会「反主流の美学」展が開催されたのは今からもう5年以上も前になるかしら

1960年~70年代という混沌とした時代に暗躍した数々のアーティスト達…面子の豪華さもさることながら、その作品の濃度は果てしなく濃い!!

こじんまりとした空間に息苦しさをかんじるほど主張し合っていた…まず目を引かれたのは太田蛍一氏の「猫」…黒い皮の手袋を身につけた婦人がお乳を与えるというシチュエーションも非現実的だけど、そのお乳を飲んでいるのは紛れもなく猫2匹・・・。

婦人の両乳房は猫のひっかき傷でいっぱいであるにも関わらず、彼女の表情は喜びに溢れているのよ…背後のカーテンと窓、ソファのデザインは非常にモダンで色遣いもほぼモノトーンのせいか不気味さたっぷり。

最も衝撃的だったのは、昭和少女文化を築いたイラストレーター、内藤ルネ氏の作品ね!!…内藤氏の作品で真っ先に目に浮かぶのは、大きな瞳の可憐な少女、愛くるしいパンダちゃんのイラストだけど、今回展示されていたのは初代BL雑誌「薔薇族」の表紙・・・やや角刈りの精悍な顔つきのポロシャツの男性が描かれていたわ。

その下には、これまた短髪七三分けで黄色のベストを身につけた青年が、憂いを秘めた目でこちらを見据えるという「心が砕けてしまいそう」という作品が・・・!!タイトルの斬新さも手伝い見ているこちらの心は完璧に砕かれたわよ。

巨匠は男女問わず人物を魅力的に描く天才であると確信したわ。そして丸尾末広氏の生原稿の美しさ・・・今回、寺山修司の作品をテーマに描かれたものもあり、いつもながら画面いっぱいに漂う妖艶さは垂涎ものね…画廊内では渋沢達彦氏や中井英夫氏の希少な幻想文学コレクション等が販売されていたりとツボをしっかり抑えたラインナップに大満足。

改めてこの時代に生まれたアートの持つエネルギーの凄まじさを実感できたわ…何でもそうだけれど反骨精神がもたらす変化は非常に大きいものよね…それだけ若者達が主張し行動するという”生きた”時代であったからこそこういったムーブメントが起きたし、それは今なお新鮮さを失うことはない。

はてさて、今の若者達は反骨どころか流されてばかりいる気がするし、”カウンターカルチャー”もただカウンターでお茶を飲む位の意味合いしかなくなってしまうかも・・・うーむ。

pipopipotv at 00:00│Comments(0) アート 

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