2015年07月12日

エイジ・オブ・ウルトロン日記3 ヒーロー達の暗黒面編

20150707日本での公開を待ちに待った「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」…ディズニーJPの日本版ポスターの稚拙さや、宣伝とは言えないネタばれぶりにファンは激怒したわ!!特にコピー文句は愛のバーゲンセールかと言いたくなるほどの安っぽさ・・・。

ですが本編は前回のスケールの大きな戦いの流れを汲みつつ各ヒーロー達の内面の奥深さが見事に描かれた心に残る1本となっていたので大満足よ。

登場するキャラクターすべてが愛を重んじているのは当然ながら、己の中に潜む弱い部分を向き合うというのが大きなテーマになっているの。

物語はロキの杖を使い人体実験をしているヒドラの残党をアベンジャーズが見つけ、杖を取り返すところから始まる。その実験で特殊能力を得た双子はアベンジャーズを襲い、バートンが負傷してしまうけれど一命を取り留めたわ。

目的を果たした一行はNYに戻り、スタークは杖の先に人工知能を見つけバナーと共にウルトロン計画をメンバーに内緒で進めてしまう…しかしこのウルトロンは自我に目覚めスタークの人工知能ジャービスを破壊し鉄の軍団を生みだし世界を破滅させようとするの。

双子のうちの1人であるワンダ…人の脳に入り込み苦悩やトラウマを見せる能力があり、この力でアベンジャーズのメンバーは己の弱点と対峙することになってしまう。ここで面白いと思うのは、ウルトロンはよくある勧善懲悪ストーリーに登場する悪の権化ではなく、ウルトロン自身が世界の出来事やアベンジャーズの情報を検索した結果、地球を救うためには人類を根絶させなくてはいけないという結論に達したからなのよ。

確かに人類の血塗られた闘いを見れば果たして真の平和が訪れるのか・・・と考えるのも当然かもしれない。そんなウルトロンは人工の肉体を手に入れアイアンマンの如く単純な表情をしているのだけれど、双子を説得したりナターシャに話を聞かせたりとその表情の豊かさが素晴らしく驚かされたわ。

更に今回の見所は祝宴パーティでの各自のオフショット…そしてバートンのプライベート、ナターシャの女性的な一面かしら。ナターシャは常に冷静沈着で完璧な女性だけど、敵を追跡中市民に注意を促す際「ピーピー」と口で警報を発したり、親友の妻が身籠もった子供が男子と知り「リトル・ナターシャじゃない、裏切り者」と言い放ち、生まれたばかりの映像を見ては「おデブね」と可愛く罵っていたのよ。

彼女は自分のその過酷な運命故に子供を持つことが許されず使命を全うするという重責を負っている…だからこそどこかドライに言い放つこのふたつのシーンには大納得だわ。自分もそうだけれど、仕事を優先させる女性にとって家庭や子供というのは範疇外なのよね。細やかな演出ではあるけれどそういう部分もきちんと描かれているというのは本当に感心したの。

他にも沢山語りたいことはあれどクリントが他のメンバーは特殊能力や武器で闘っているのに自分は弓矢で闘っているのだと自嘲気味にごちるシーンもなかなかよ。ヒーローとはいえ誰もが個々の人間であり、間違いや後悔に苛まれながらも自分の人生を歩んでいる。そんな彼らのふとした自然な一面や心の奥底にある暗黒面を垣間見れたことがファンとして嬉しい限りだわ。

個人的にはキャプテンの幸せを願わずにはいられない・・・最早母の気持ちかもしれないわね。どこを挙げても見所だらけのアベンジャーズ、ファンならずとも未体験の方は劇場へ!!マーベル作品を一から見直したくなりますよ!!

そうそう、ポスターは国内用のダサいのじゃなくて本国のIMAX用にデザインされたオフィシャルをお届けよ…フフ。

pipopipotv at 00:00│Comments(0) 映画&TV 

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