グッド・ウィル・ハンティング日記 経験から生まれるもの編ミステリー・メン日記 ストリートヒーロー原点!?編

2014年09月04日

TVと映画日記1 差異消滅編

20140908先週、米ではTVコンテンツのアカデミーとも言われるエミー賞の発表が終わったばかり…スタッフによると近年で大きくTVコンテンツに変化があってTVと映画の垣根は無くなったと思ってもらっていいとか。

先ず背景にあるのは撮影&編集機材の進歩で、以前はVIDEO収録やサイズの小さいフィルム撮影が主流で画質の点で大きな違いがあり、映画の質とTVの質がそのまま境界線になっていたのよね。

それがここ数年のデジタルカメラの高画質化で殆ど差が無くなり、映画でもREDカメラのようなデジタル撮影が増え、お互いが接近しあってるのがここ数年の傾向で、それにともなって安っぽかったTVの画質向上で映画専属俳優達がTVにも出演するようになってきたのよ。昨年のエミー賞で11部門を取った「恋するリベラーチェ」が良い例だわ。

もう一つの大きな要因は安定したギャラもあるのよね。映画は基本的に単発なのでよっぽどの俳優でないと単価は思ったほど高くないけど、TVの場合レギュラーで安定した収入が得られるため、主役でなく特に脇役に実力派の俳優が多く出演するようになってきたのも一因ね。

昔はTVに出るとキャラのイメージが付きすぎて次の仕事が取りにくくなる・・ってよく言われてたけど、今はさほど重要な事では無く逆に数字が出ると、一本の出演で億単位のギャラも常識になって、映画とTVの交流が活性化して一気に相乗効果で盛り上がってるのが現状。

さかのぼると、機材前にこの流れを作って来たのが「Xファイル」や「スタトレTVシリーズ」になるのかしら…制作費に1話億単位で上質な作品を提供し、それを回収利益につなげるコンテンツシンジケートが世界マーケットに流通させ、そこに機材が追いつき映画よりも再生のリピート率が大きい事でとても小回り効くビジネスモデルに気付いてのよね。

映画と違ってTVの場合はパイロット版で視聴者の反応を見て、もし数字や評価がダメなら直ぐに打ち切れるから映画の様なリスクも少なくて済むし、打ち切りが微妙な場合は途中で物語を変更できるとか柔軟性もあるのよ。

このような映画とTVの接近を『ハリウッド映画のアトラクション化にある・・』なんて最もらしい事言ってる人もいるけど、全然違いますから…基本はギャラと俳優が綺麗に撮られるようになった事で特に映画女優陣が参戦しはじめ、次いで優秀な制作も含めロングテールのビジネスが可能になったからですから…映画ライターの皆さんもっとお勉強を。

今年のエミー賞ノミネートを見て更なる変化も起きているのよ。通常TVコンテンツは大手スタジオだった時代は終わって今は、ネットフリックスなどの配信企業が制作したコンテンツも多くノミネートされてるわ。TV映画制作として既に実績のあるHBOなども同様で、制作背景も大きく変わりつつあるのです。

そんな世界潮流の先進国の中で、ある国だけTVコンテンツ制作が退化&劣化してる国があるのよ・・それが日本。

制作費は削られ、将来に向けての若手スタッフは集まらず、キャストは大手事務所にコントロールされ旧態依然な現状…景気が上向いてるのに現場からはいい話が聞こえてこないし、家電メーカーは4Kコンテンツとか言ってるけど、いったい誰が作るのかしら。

まぁ、そんな事で日本は置いといて、進化してるTV&映画の世界を定期的にピックアップしていきましょうか…フフ。

pipopipotv at 02:10│Comments(0) 映画&TV 

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