エージェント日記 千里眼編睡眠日記 ベストタイムはどのくらい・・・?編

2014年08月23日

刑事コロンボ日記 別れのワイン編

20140815

作品をご覧になっていない方もタイトルだけは知ってる刑事コロンボ…リアルタイムではNHKで放送されクオリティの高いTVドラマとして一世風靡してましたね。

近年はCS/BS等で常時リピート放送されていて、そちらを初めて見た方も多いハズ…実は自分もその一人で、「あ~これがあの古畑任三郎のパクリ元か」とか今更ながらの世界です。

コロンボに関してはきっと皆さまの方が詳しいかと思いますので、今回はシリーズの中で個人的にNo.1だった作品をピックアップ…それは「別れのワイン(Any Old Port In A Storm)」…既に1973年の作品なのでネタばれもご容赦で。

シリーズの特徴はトリッキーな殺人事件発生>>コロンボ登場>>小さな矛盾点をしつこく探索>>犯人対して巧妙な罠を仕掛ける>>犯人自爆といった基本展開ですが、この「別れのワイン」に関しては、短時間ながら人間ドラマが濃縮され絞り込まれた背景と犯人役ドナルド・プレザンスの素晴らしい表現力にTVドラマを超えたスペックを感じたのでした。

コロンボ作品の特質として日本語吹替版の秀逸さですよね…初代吹替の小池朝男氏のオリジナルを超えたと称される吹替…当時は英語版が無かったので、数年後の本物ピーターフォークの声を聞いた時に視聴者全員が「ちが~う」とツッコミを入れたとの事…邦題も素晴らしく今回の「別れのワイン」も原題よりも文学的です。

個人的に感じるのは吹替版での日本語がとても綺麗なんですよね…殺人事件なんですが基本的に犯人は知的で地位もある場合が多いので当たり前なのですが、訳されたフレーズがとても奥深い表現で翻訳された方のセンスを感じます。

で「別れのワイン」ですが、主人公演じるドナルド・プレザンスは映画の世界でも名優として名高い方で「大脱走」や「007は二度死ぬ」ではあのブロフェルドを演じ、後に「オースティン・パワーズ」で彼がモデルとなったマイク・マイヤーズのブロフェルドは大笑いでした!…TVシリーズでの強烈な印象は「ゲームの達人」前半で信心深い父親ながら人を騙す二面的な演技で他を圧倒した存在感は今でも鮮明です。

そんな彼がひたすら人生をワインに捧げ、愛し、我が子のように一緒に時を過ごす彼の表現力がこのドラマをシリーズの中でもNo.1に押し上げてるのですね。これを書いてる時点では知らなかったのですが、シリーズ人気投票ではやはり「別れのワイン」が一番との事で、やっぱり!とうなずけました!

物語はワインを愛するが故に身内を殺害しアリバイ工作をするのですが、脚本的に感銘したのが彼の秘書が察してしまい、秘めた彼への恋心が強制的な愛の告白に変わる瞬間…そして結末で主人公がその事に対して『刑務所は結婚より自由かもしれませんな・・』と、コロンボに語りかける台詞にもぉ~鳥肌。

通常ならこのエンディングでも十分OKなのですが、ちょっと間が入って作品的な厚みとして更にコロンボが差し出すワインを最後のワインと悟って抱きかかえながら嬉しいそう飲むシーンは役者・脚本・監督・・全てが最高レベルで仕上がってます…1時間ちょっとのTVドラマでここまで出来るのかと驚かされたのです。

生まれる前にこんな面白いTVドラマが放映されてたのか~と、以前ピックアップした「子連れ狼」他、まだまだ見逃してるこの時代の大傑作があるのだなと実感…こうなったら全部見てやる!

pipopipotv at 00:00│Comments(0) 映画&TV 

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