Tweet日記 失言から転落へ・・・編新子連れ狼日記 ちゃんからてちょへ・・・編

2014年01月17日

子連れ狼日記6 愛蔵版は人生のバイブル編

20140114

名作と謳われる作品には幾つかの特徴があるもの。それはストーリーであったり登場人物であったり、様々な要素が挙げられるけれど、特に重要なのは「如何に物語の中でキャラクター達が生きているか」という事に尽きる気がしてならないのよね。

このブログで幾度となくご紹介してきた名作「子連れ狼」…その映像の素晴らしさは勿論だけど、その源である原作は日本の財産と言うべきか・・・。ストーリーも見事ながら、その作画力は驚異としか言いようが無い。

ページをめくる度、キャラクター達の息遣いが感じられるほど"生きて"いるのよ!原作はお馴染みの小池一夫氏、そして作画は小島剛夕氏というゴールデンコンビ。小島氏に関しては殆ど存じ上げなかったけれど、筆を駆使した大胆なタッチとスピード感、そして太い筆遣いの中にキラリと光る艶に一瞬にして魅了されてしまうわ。

個人的に好きな白土三平氏の作画に酷似している部分もあるな、と思っていたら白土氏の代表作である「カムイ伝」の作画も担当していた時期もあったと知り、ビックリ!小島氏は紙芝居から貸本屋、そして青年漫画とまさに漫画の生き証人のような作家であり、その遍歴が本作により深みと命を与えたのだと痛感したわよ。

コマ割りは非常にシンプルながら、その枠内では留まらない奥行きと重厚感に引き込まれるわ。勿論スクリーントーンはほぼ使用せず、陰影も大胆な描き込みで無駄の無い美しさ。こんな線が描けるようになったら・・・出来るなら、生涯かけて追求したいものだわ。愛蔵版は全部で20巻有り、当然のことながら全巻揃えたのだけれど、それぞれの表紙絵もレイアウトも素晴らしくてため息もの。

しかもよくもまあ、これだけのストーリーと余すところなく表現出来るものなのだなと、ただただ感心するばかり。前回もご紹介したけれど、主人公・拜一刀の敵方の一人であった阿部頼母が切腹するシーンは壮絶ね。僅か数ページで切腹という行為への怯え、刑を敢行させようとする周囲の武士への怒り、一刀に諭され死を受け入れるまでの頼母の心の推移が心に響き伝わって来るの。

紙と墨、このモノクロの世界がこれほどまでに人の心の明暗を描き出せるなんて…まさに神業よ!1度読み始めたらページをめくる手が止まらなくなるわ。最早「子連れ狼」は人生のバイブル…1家族に1セット必須になる日は近い。

pipopipotv at 00:00│Comments(0) ご本 

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