2013年12月26日

ニューヨーク東8番街の奇跡日記 ほこほこ人間ドラマ編

20131226最近ちょっと心が疲れ気味なので、今年の年末映画特集は家族愛をテーマにピックアップしてみることにしたわ。まず最初は心がじんわりと暖かくなるような作品を見たくなるわ。そこでチョイスしたのが1987年の名作「ニューヨーク東8番街の奇跡」。

原題は「Batteries not Included」…電化製品によくある注意書きの「電池は含まれません」という意味なのだけど、このセンスが素晴らしいわ。

舞台はNYの東8番街にあるある古いアパート。再開発が進む中、大家の年老いた夫婦と住人達はアパートから立ち退かず頑張っていたけれど、立ち退きの執拗な嫌がらせは続き疲労困憊していたの。そんなある日UFOの夫婦がアパートに訪れ、住人達との不思議な共同生活が始まった・・というストーリーなのよ。

とにかく驚かされたのは、無機質なはずのUFOが情感たっぷりの役者として存在し、物語の核になっているということ。当時の映像技術ではかなり大変だったろうなと思われるシーンも多数あったけど、全く違和感が無いし、これだけ彼らが活き活きと演じきれているというのは実にお見事よ。

公開当時、SFファンタジーというカテゴリーにされていたけど、これは完璧な「人間ドラマ」だと言うべきだと思うわ。アパートの住人達のそれぞれの背景もよく描かれていて、亡くなった子供を未だ生きてると信じる老女、いつか迎えに来てくれる彼を待つ若き妊婦、孤独の中でひっそり生きるボクサーなど、その中にも幾つもの細やかなストーリーが存在するの。

悪役の立ち退き屋が、老女の母性によって人間としての温かみを取り戻すという一見ベタそうな展開も、自然にグッとくる仕上がりになっていているのはさすが。UFOはあくまでエッセンスであって、登場人物達のドラマの分だけ、共感出来る範囲が広いというのもお見事と言うべきかしら…熱いお茶でも飲みながらゆっくり心を癒やしてね。

pipopipotv at 00:00│Comments(0) 映画&TV 

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