2013年10月07日

スリーメン&ベイビー日記 スポックは名監督だった!編

201310081987年公開の映画「スリーメン&ベイビー」…日本でもタイトルとストーリーの認知度が高い作品だけど、この映画をMr.スポックことレナード・ニモイが監督したという事は意外と知られていないかも・・・。

映画「STAR TREK」の3,4本目の監督を見事に務め上げ後世に残る名作と成し得たMr.スポックが、宇宙を離れて現代の地球を描いたとなれば必見じゃないかしら。

物語は80年代のニューヨークが舞台よ…建築家のピーター、漫画家のマイケル、俳優のジャックの独身貴族3人は、高級アパートメントで優雅な共同生活を送っていたの。そんなある日家の前に見知らぬ赤ん坊が置き去りにされ、その父親が仕事で留守中のジャックだと判明。

赤ん坊を放っておくわけにもいかず、ピーターとマイケルは慣れない子育てにてんやわんやよ。しかもジャックは知らぬ間に友人から麻薬の受け渡しに利用されてしまい、3人は赤ん坊と麻薬の売人と捜査官の間に立たされて大ピンチ!しかし見事なチームワークで事件は解決し、子育てチームワークも完璧になっていったの。スタイリッシュな独身生活は一転、彼ら自身の奥底に潜む父性愛が開花し、赤ん坊中心の楽しい生活が始まったわ。

そんなある日、赤ん坊の母親が子供恋しさに彼らのアパートを訪れ引き取りたいと言い出すの。子供は母親の側が良いに違いない・・・そう考えた3人は泣く泣く赤ん坊を返すけれど、喪失感に打ちのめされ取り返そうと空港へ・・・しかし時既に遅しよ。更に落ち込みながら家に戻ると、なんと家の前に赤ん坊と母親が!喜んだ3人は母親共々アパートで暮らそうと提案するの。

とにかく最初は赤ん坊を煙たがってた花の独身男性が赤ん坊の無垢な可愛らしさに惹かれていき、慣れない子育てに奮闘する姿がコミカルで暖かいわ。最大の見せ場は、赤ん坊が母親に引き取られた後の3人の"無言の"淋しさね!こういう描写って一歩間違えると臭くなりがちなのだけど、そこは役者陣とスポック監督の凄さ!それはそれは自然に母性寄りの父性を表現していたわ。

一言では言い表せないけれど、今作はコミカルさにちょっとしたロマンス、更にサスペンスの要素が絶妙の匙加減で織り交ぜられたハートウォーミング・ドラマよ。

前作の「STAR TREK」の映画でも戦い云々という部分より人間の心の結びつきに焦点を当てて作られていたわ。Mr.スポックは人間の心の殻を取り除き、本来持ちあわせている太陽のように暖かい部分を描く天才なのね・・・そして、見ている側の暖かさをも引き出してくれるという特典付きよ。

名作と呼ばれる映画は多々あれど、今なお色褪せずに息づいている所以というのはこういう事なのかもしれない。さて、宇宙探索が終わったら、次は地球探索はいかがかしら?勿論、副長が案内してくれるわ。

pipopipotv at 00:00│Comments(0) 映画&TV 

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