2013年06月04日

グリーン・デスティニー日記 世界が驚いたアジアン・アクション!編

201306052000年公開映画「グリーン・デスティニー」・・・中国、香港、台湾、米国合作作品で、アカデミー賞では4部門を受賞した大作よ。

主演女優のチャン・ツィー、ミシェール・ヨーの両花の見事な武術シーンもさることながら、1枚の絵画のような美しい映像と2つの悲恋が見事に描かれていたわ。今作はワイヤーアクションの先駆けであり、後に世界中の映画に大きな影響をもたらしたというのも忘れてはいけない。

物語は剣の名手であるリー・ムーバイが、彼の女弟子であるユーに名剣"グリーン・デスティニー"を恩人の屋敷に届けるよう依頼することから始まるの。言いつけ通り剣を無事に届けた彼女は、隣家に住む美しい貴族の娘イェンに出会い意気投合。イェンは剣士になるのが夢だったけれど、家の事情でやむなく嫁ぐのだと言う。そしてその夜、名剣は何者かに盗まれてしまい、そこから一気に歯車が動き出したわ。リーを密かに思い女としての幸せに憧れるユー、剣士になり自由に生きることに憧れるイェン・・・自分の望む人生を生きたいと願う彼女達の戦いが始まる、といったものよ。

見所はアクションなれど、女性がこれほどまでにしなやかに、そして雄々しい戦闘シーンを演じきるというのはお見事。緑の竹、漆黒の髪、布の赤、アジアならではの鮮明な色合いの中で、風のように舞う彼女達の姿は人に非ず・・・妖精とでもいうべきか。

この画面構成と色使いの美しさは映画「ザ・セル」を彷彿とさせるものがあるわ。少し残念だったのは、少女漫画たっぷりの要素がストーリーを少々甘めにしてしまっていて、個人的に欲しかった重厚感が損なわれてしまったことね。イェンの恋人である山賊のリーダーがその立場とは裏腹に女々しい行動をとったのが疑問だけれど、全体をファンタジーとして捉えるならば範疇・・・と納得。

しかしながらこの作品がアジア発世界発信であり、ありとあらゆる挑戦が様々な作品に影響を与えたのは間違いないことだわ。ユー演じるミシェル・ヨーは「トゥモロー・ネバー・ダイ」にも出演していて、その男前な凛とした美しさは各国に新たなアジアンビューティー・ムーブメントを起こしているのではないかと思うのよね。現代放送中のTVシリーズの「ニキータ」の主人公もどこか彼女に通ずる部分があるような気がするし・・・。

今や機材やソフトの進化で様々な事が可能ではあるけれど、人間の能力と努力ででここまでやり切るというのはなかなか難しい。改めて人間の、そして女性の底力を感じさせられた1作であります!

pipopipotv at 00:00│Comments(0) 映画&TV 

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