2016年02月

2016年02月27日

SPY日記1 世界をおデブに託す編

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ゴールデン・グローブ賞他、権威ある賞でノミネートされた作品「SPY」…主演はあのキレ味の良いデブキャラで世界を圧倒しているメリッサ・マッカーシー…監督は「ブライドメイズ」デンジャラス・バディ」のポール・フェイグ。

きっと日本でも公開され話題になるかなと思いきや、配給会社からは完全に無視されてる状況なのでその予告編をお届けよ。物語はメリッサ演じるCIA職員スーザン…職員と言っても現場のエージェントではなく、それを本部から補佐するアナリスト…ある事件をキッカケにそんなスーザンがあろう事か武器商人の世界に潜入するハメに…世界の危機が彼女に託されてしまったのです・・・。

共演はあのジュード・ロウに「ブライドメイズ」でも強烈な嫌味の女性を演じきったローズ・バーンと、たまらないキャスティング。

どうも日本の配給会社は女性主役の作品を見下す傾向が強く、同じく「ゴーストバスターズ」女性版に関しても国内企画現場ではやる気の無さがアリアリなんですよ…ここだけの話。因みにこの作品にもメリッサはバスターズのメンバーとして登場しますから楽しみ。

それと2年前にピックアップした「エクス・マキナ」も同様に現在様々な映画賞でノミネート&受賞してるのに結局配給されませんでしたよね。よく洋画は右肩下がりと言ってる人多いですが、メリッサも含め新世代の役者や監督を紹介しないので自ら自分の首を絞めてる事にそろそろ気付いた方が良さそうです。海外の友人からも『日本って遅れてるんだね〜』と・・・。

それはさておき、この「SPY」…ポスターも007「スカイフォール」と数々のSPY映画がオマージュされていてそれだけでも早く見たいです。

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2016年02月25日

徹夜日記 20歳過ぎたらおばあちゃん!?編

20160211夜を徹して課題やレポート制作、友人とのおしゃべり、オールナイトのイベント・・・20代まではそれこそ精力的に動いていたものよ。

寝る時間さえ惜しんで様々な事に取り組み寝不足も何のその。多少の頭痛も我慢し授業や移動中の電車の中で睡眠を摂り回復してはまた夜更かし、というパターンが当たり前だったわ…でも作業効率と健康面を考え、徹夜はこの10年していないの。

最近若い人達から「徹夜が出来ない」「しんどい」というワードを耳にする事が多くなった気がする…ある20代前半の女性は、休みの日は出かけず家で眠りたい、足腰が痛いなど、自分の世代以上の人と話しているような錯覚を覚えるほどよ。

世間的にも20歳過ぎたら徹夜は無理、深酒も無理という声が多く、若者は生気も無ければ体力も無いのかと、ついつい説教じみた事を言いたくなってしまうわ…一体どのくらいの年齢から徹夜がきつくなるのかしら?

働く女性を対象に行われた調査によれば、1位はなんと22歳!!…2位は25歳とまだまだ体力が有り余っている時期のはず。続いては23歳、20歳とこれまた若返ってきたわ…ようやく6位に30歳とランキングが落ち着いてきたけれど、これはかなり問題よね。

20歳前半の意見として挙がったのは学生時代はオールナイトの連続で20歳頃から眠くて仕方が無い、社会人になってから生活が規則正しくなり徹夜がきつい等…理由は納得出来るけれど体力の無さが際立っている。20代後半は25歳以降どっと疲れを感じる贖うことの出来ない体の変化を物語っているわ。

しかし好きなアーティストの全国ツアーに参加したり仕事と家事を両立させて忙しくしている40代や50代も実在する・・・そういう人達はお肌も綺麗で若々しくパワフルなのよね。逆に何をしなくても若くて綺麗なはずの若者達がどこか年老いて見えてしまうというのも如何なものか・・・勿体ない。

自分個人のことを思い返しても20代は眠らなくともギラギラして毎日何かに打ち込んでいたものよ…このままでは益々若者達のは草食化が進行するだけでなく影絵の様な薄っぺらい存在と化してしまうかもね…徹夜を推奨するわけでは無いけれど、彼らが寝なくても打ち込めるだけの何かを見つけて欲しいものだわ・・・命短し、徹夜せよ乙女~♪

でも、あまり徹夜し過ぎて「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」のリジーのような病的な目力にならないようにね…フフ。

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2016年02月22日

ニューヨーク眺めの良い部屋売ります日記 粋な生き方教えます編

20160210現在公開中のヒット作「ニューヨーク眺めの良い部屋売ります(原題:5 Flights Up)」…そのタイトル、更に御大モーガン・フリーマンと「ゴッドファーザー」でお馴染みダイアン・キートンが夫婦を演じるという点で触手が大きく動いたわ。

数年前に家の売買を経験し大変な思いをしたけれど、海外での不動産売買はどんな感じなのか…終の棲家、老後の生き方など丁度今の自分にとってタイムリーなテーマが目白押し…若い頃はそんな話題に飛びつく程では無かったけれど、じっくり己の今後にシンクロしたことで更に深く楽しめたわ。

物語はブルックリンに住む画家アレックスと妻のルース・・・そして愛犬のドロシーが結婚当時から40年間住み続けているアパートメントを売りに出すというものよ。

SATCでもお馴染みのシンシア・ニクソン演じる姪のリリーがやり手の不動産エージェントを演じており如何に物件を高く売り込むかの駆け引き、敵方に交渉し自分の手数料を取るなど海外ならではのイケイケな手腕を披露してくれるのも見どころのひとつね。

日本での不動産売買と異なる点は多々あれど、内覧会で数組の買い手を招待し在宅の状態でありながらオープンハウスにするというやり方には好感が持てたわ。やはり居住者が在宅していることで家の良い部分を伝えられるし、家具も置いてあるので買い手にとって生活のイメージがしやすいから。

また映画的にも、ここでおかしな買い手達が登場するというのも見どころで面白い。どこの内覧会に必ず現れるひやかし、内見しながらICレコーダ片手に内装のプランを録音する青いタイツの女医、ペアルックの夫婦、どこの内見でもベットで寝る母親・・・どのキャラクターもスパイス的な要素として申し分ないわ。

家の売買は神経をすり減らし気分的にもイライラしてしまうものなのに、いつも前向きで無邪気なルース、そしてそんな彼女を2歩後ろから優しく見守るアレックスの夫婦の絶妙なバランスが、そんな負の要因を一蹴しちょっとしたイベントのように楽しんでいるというのが粋で素敵すぎる。

全編部屋を主軸に若き日の夫婦と現在の夫婦の生活が交差するという構成になっているのだけど、何の嫌味も無く”自然体に生きる事の素晴らしさ”を思い知らされたわ。

老後お金が無くなったらどうしよう・・・ペットに先立たれたらどうしよう・・・体がきつくて階段も登れなくなったら・・・年を追う毎に「どうしよう」の数がどんどん増えていく。でもそれらを受け入れ、自分にとって少しでも楽しめる方法を見つける事が出来れば深刻になる必要はないのだと、少し心が軽くなった気がする。

夫婦というカテゴリーを超え人間として絶妙な適温を保てるパートナーを演じきったこのお二人…やはり怪優としか言い様が無いかも。特別構えること無く、ふと思い立ったときに鑑賞(勿論公開中なので劇場鑑賞がベスト)する事をお薦め…その時自分の将来に対する考えが見えてくるかも・・・。

ニューヨーク眺めの良い部屋売ります official】 
http://www.nagamenoiiheya.net 

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2016年02月19日

マダム・マロリーと魔法のスパイス日記 名作まで、あと一歩・・・!!編

201602092014年「マダム・マロリーと魔法のスパイス」…原題は「The Hundredー Foot Journey」…大女優ヘレン・ミレン演じるマダム・マロリーがキーマンであるが故の邦題なのだろうけれどタイトルのマダムは不要かなという印象ね。

物語は故郷インドを追われヨーロッパの地へやって来たカダム一家が車の故障をきっかけにフランスに根を下ろし、料理店を開くことに。しかし向かいは、マダム・マロリーが経営するミシュラン1つ星を誇る老舗のレストラン…文化の違いやカダム家の父とマダムの気性の激しさから2家は険悪な関係に陥ってしまうの…さて、2店のリストランテはどうなるのか・・・。

この作品の素晴らしいところは始まってから十数分でカダム一家がヨーロッパに亡命するまでのエピソードがテンポ良く描かれている点ね…そして母の形見のスパイスと共にボロ車でヨーロッパを放浪する一家・・・一見現在の難民事情を彷彿とさせるけれど実はカダム家はかなりの資産家で、すぐに大きな空き家を借りてレストランに改装できる経済力があったという点が面白い。

父もマダムも料理に対する思いと誇りは非常に深く、そんな彼らだからこそ憎み合い、子供のような喧嘩をしながらも惹かれていくというのは当然で、主人公のハッサンとマダムのレストランの副料理長であるマルグリットの恋よりもしっかりと描かれているという点も良いわ。

ひとつ感心したのは、このマルグリットが異国から苦労して来たハッサンに料理を教えたり親切に接していくうち好意を抱いていたのに、自分のライバルと認識してからは無視や嫌味を言い出すという心情の変化ね。

これは自分にも経験があるのだけど、女は自分が目指すものがあれば例え恋人であっても切り捨てる機能を持っているもの…この点が見事に描かれているのが素晴らしい!!…お陰でありがちな甘いロマンスは無いのが好感。ヘレン演じるマダムの経営者として女性としての心情の変化の表現は素晴らしい…特に、ミシュランからの電話を受けた直後の歓喜はお見事よ。

ストーリー的にはインドの家族が苦労して異国の地で成功をおさめる・・・というとどうしてもお涙頂戴の重苦しさを想像するけれど、この映画ではカダム一家の資産的な余裕や家族の明るさでそんな点は微塵も感じさせない。

特に父が自分の店のオープンの日に客が来ないことを憂うどころか積極的な接客で店に招き入れるシーンは爆笑且つ感心したわ。このシーンは接客業を志す人達には必見!!下手な販売教則ビデオよりも参考になるはずよ。

とにもかくにも中盤までは神懸かっていたけれど纏めに入ってしまった後半で名作まであと一歩という感じかしら・・・惜しい!!(^_^)

まぁ、それは置いといて、仕事を愛する女性達には特にご覧頂きたい作品ね。

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2016年02月17日

交渉人日記 役者淘汰編

20160208「アンブレイカブル」サミュエル・L・ジャクソンの演技力に圧倒だけど、1998年映画「交渉人」も凄いのよね。普段はこのタイプのストーリーにはなかなか触手が動かないのだけど、とにかく交渉人役のサミュエルと「アメリカン・ビューティー」他でもお馴染みなケビン・スペイシーの演技が素晴らし過ぎて・・・。

物語はサミュエル演じるシカゴ警察のトップ人質交渉人が相棒を殺害されてしまう…でもその背景には、警察内部の人間による横領事件が大きく関係していたのよ。相棒の殺人と横領の疑いをかけられ追いつめられた交渉人は真犯人を見つける為に連邦政府ビルに関係者を人質に立て篭もり警察内部に裏切り者がいると判断した彼は西地区のトップ交渉人を指名…真相を究明すべく交渉人同士の命を懸けた頭脳作戦が展開なの。

主役2人を見ていると当たり前の事ではあるけど、役毎に見事に別人になれるものなんだと改めて感動!!…反面近年の日本のドラマや映画では、その当たり前の事が出来ている役者(タレント!?)が激減…1本の作品を通して見ても登場人物の色合いがベタ塗りされたように単調で、心情が見えてこないのよね。

サミュエル演じる交渉人は銃を持つ事にふと恐怖を感じ、愛する妻と仲間から得る仕事の充実感を得て、自分の正義を貫く為に命を投げ打ち、時に感情的なりつつも戦う・・・ストーリーの進行と共に心情の変化が見事に表現されてるわ!!

ケビン交渉人も同様に、家庭を大事にする父親の顔から、張りつめた現場で冷静な判断を下すプロへ、そして自分の信念を貫く強さが目まぐるしくよく見え、視聴者側がまるで彼らとはずっと知り合いだったかのように感じる。

いやぁ~演技の何たるかをまざまざと見せつけられてしまいましたよ!!…この作品を見たら軽い気持ちで役者を目指していこうと思ってる方は断念してしまうかもしれない・・・なんて心配してしまう傑作なのでした。

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2016年02月15日

体内時計日記 早起きお爺ちゃんのひみつ編

20160207人間の体の中には体内時計が存在するわ…朝起きて夜眠るという規則正しいリズムを刻むうち活動する時間には体温を上昇させインシュリンやホルモンの分泌の調節など事細かな業務をこなしてくれる…しかも思考や感情にも多大な影響を与えているの。

鬱病や躁うつなどの疾患があるとこの時計は乱れ朦朧としたり不眠で悩むケースも多いわ…一体この体内時計は人間の脳にどれほどの影響を及ぼしているのかしら?…専門家チームは交通事故などで突如亡くなった人達の脳を調査したところ1000以上の遺伝子が1日のサイクルに従って活動していたことがわかったの。

ほぼ同じ時刻に亡くなった人達は遺伝子の活性化レベルも同程度の水準であったけれど、重い鬱などを患っていた人は大幅にずれていた事が判明…やはり精神的な部分が体内時計を狂わせてしまうのね。

更に調査を進めていくと若年者と高齢者では脳内の遺伝子発現のパターンが大きく異なり、年齢と共に体内時計のリズムが崩れて早いほうにシフトする傾向が強くなるのだそう…どんなに遅く休んでも早朝目が覚める、というお爺ちゃんの習慣にはやはり訳があったのね!

人間は60歳過ぎると1日のサイクルで活性化していた遺伝子が弱まり体内時計を維持するのに必要なタンパク質が脳内で合成されなくなるというのがその理由なんですって。

年齢だから仕方ないなと諦めモードになるけれど、更なる調査で高齢者の脳にのみ別の活性化する遺伝子が存在することが発見されたのよ!!…それはまるで脳が別の時計を動かして不足を補おうとしているかのよう・・・脳にはこうして予備の時計をつくる能力があることがわかったわ。

専門家は、この時計のスイッチを入れる事で鬱など様々な疾患の治療方法に役立つのでは無いかと考えているの…人間の能力というのは素晴らしいものよね。

自分の中に体内時計を作り更にそれを正しく動かしたり崩したり…でもそれを正すための時計を生み出したりする・・・まさに人生そのものね。そのうち早起きお婆ちゃんになるだろうから、今だけ少し夜更かししておこう・・・でも、いくら活性化しても「セッション」のJKシモンズは髪はきっと伸びない(^^)

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2016年02月13日

Miles Ahead日記1 蘇るか目力編

20160206昨年NewYork Film Fesでプレミア上映されて話題だった作品が、あのマイルス・デイヴィスの伝記となる「Miles Ahead」…その最新予告編がアップされたのでピックアップ。

通常のスタジオ作品と異なるのはクラウドファンドを一部活用して資金調達され制作された事と、監督・脚本・主演を
ドン・チードル(「アイアンマン2」以降のローズ大佐役)が自らの企画として立案した事ね。

マイルス・デイヴィスの伝記と言っても、名作「レイ」的なアプローチとは違って70年代後半の休息時期からフォーカスされ再起動までの期間がとても濃く描かれている感じ。

1991年にマイルスが亡くなってそろそろ25年…何しろマイルスの印象はあの目力なんだけど、ドン・チードル演じるマイルスに、その目力が再現されてるかとても見所よ。時代的に1番目の妻フランシス・テイラーをエマヤツィ・コリネアルディが演じてるけど個人的は2番目の妻ベティがお気に入りよ(本編とはまったく関係ないですが・・・)。

予告編を見る限り当時のローリング・ストーンズ誌記者だったデイヴ・ブリル視点で描かれてるようで、帝王マイルスの日々を苦悩と見るのか、孤独と解釈するのか、はたまた聖人と描くのか・・・その晩年の生き様をドン・チードルがどこまで同化したかが見物です。

そして、問題が一つ“果たして日本で公開されるのか・・・!?”

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2016年02月11日

アンブレイカブル日記 ギリギリの対極編

201602051999年「シックス・センス」で脚光を浴びたM・ナイト・シャマラン監督の2000年の2作目「アンブレイカブル」…ストーリーもサミュエル・L・ジャクソンの演技も素晴らしかったわ・・・でも引っかかる部分があったのも確かね。

物語はB・ウィリス演じる父親が列車事故に遭遇し唯一の生存者となるの…彼は以前から事故に巻き込まれてもケガひとつ負わない己の体を不審に思いつつ、愛する妻と息子と静かに暮らしていたわ。そんな時、サミュエル演じる漫画コレクターギャラリーの黒人オーナーがコンタクト…彼は骨形成不全症という難病に冒されていて幼い頃から漫画にのめり込み、その世界に学び、自分の様に脆い肉体の対極には不滅の肉体が存在すると確信し探していたのよ。

そしてようやく見つけた該当者が父親で、その力を漫画のヒーロー同様弱者を救う為に使うべきだと言い出したの。最初はオーナーを変人扱いしていた父親だけど、自分が人に触れるだけで相手の行動が見えるテレパス能力や恐ろしいほどの腕力を持っている事に気付き、自分の使命を全うしようとするの。でも彼は恐ろしい事実を知ってしまう・・・という筋書きよ。

なかなかドキドキする内容だけど一番感心したのは画面の構成ね…列車の席の合間、クローゼット上部、背景は固定されている中で役者が演技をする・・・一種監視カメラ的な感覚だけど、実に絵のように見事な構図になっているし役者の演技も光るわ。最も見事だったのはブラウン管のテレビモニターに映り込んだ影のような幼少時代のオーナーと母親の姿だけで会話するシーン。

留まった世界で表現すると言う事は本当に難しい・・・でもきちんと出来れば、観客に瞬時にそのシーンの背景、人物の関係、空気感が伝えられる!!…でもただひとつ惜しかったのは親子愛を誇張し過ぎた所かしら・・・見ていて「イラッ」とする事が何度もあったのよ。前作の流れをひきずっていたのかもしれないわね、それが残念。

人間は常に自分にないものに対して憧れを抱き続けるわ。自分にないからこそ崇高で美しいものだったりするんだろうけど、時として手に入らず憎いと思う時も有る。こうして人間は常に対極の気持ちを持ち合わせているんだけど、それを自分が納得する為にどうコントロールするか・・・もしくは激情に身を任せるのか・・・あなたならどちらを選ぶ?

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2016年02月09日

豊洲新市場日記4 そろそろ編

20160204

前回の豊洲新市場定点観測からはや半年…正式オープンが今年11月に決定で工事は外観化粧パネル張りが始まってます。これからは急ピッチで中と周辺の環境整備の工事が一気に進のでしょうね。

現場をあらためて眺めてると、かなりな巨大建築…屋上緑化のための木々が運ばれ、さながら田んぼの土を肥やしてるようにも見受けられます。キャンセルになった千客万来後の企画は未だ決まってないようで、残り10ヶ月ですから確実に同時オープンは無理でしょうね。

強大な建築現場を見てると、徹底した整理整頓が完全分担で日々実行されていて色々参考になりますよ…豊洲新市場が完成する頃には、いよいよ五輪関連の建設が始まりますが、こんなメモリアルな現場をリアルタイムに高台から見れてちょっと感動です。

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2016年02月06日

ナイトミュージアム日記 テンポと天賦の成功編

201602032006年09年そして14年と3部作で綴った映画「ナイトミュージアム」…ファミリー向けのストーリーだろうしと後回しにしていたけれど、あの曲者ベン・スティラーと故ロビン・ウィリアムズの遺作という事も気になり3本一気見。

3部作というと1作目は予算の理由などから創意工夫が際立ち、結果を出した事で進められた2作目で制作費が増え見せ場も増やすことで中だるみ、3作目はフェードアウトか没という展開が多いわ。

しかしこのシリーズは1作目でベンとロビンの実力が軸となって見事なテンポで進行…2作目で大人の事情が見え隠れし若干停滞気味…3作目で2トップの演技力と共に見事なキャスティングで元のテンポに戻っていたわ・・・素晴らしい!

物語はNY自然史博物館の夜警の仕事を得たベン演じるラリーの初勤務から始まるの…彼は離婚した妻との間に出来た1人息子ニックを養い、彼に父親らしいところをみせようと一生懸命。しかしここでの夜警の仕事はなんと、夜な夜な動き出す展示物の管理だったのよ…ティラノザウルスの骨は猫のように尻尾を振り自らの骨で遊びたがるし、ミニチュア人形たちは集団で攻め入るし、サルの剥製はいたずらばかり・・・そんな彼らを鎮めてくれたのはロビン演じるルーズベルト大統領の蝋人形。

やがてラリーは持ち前の明るさで展示物達との意思疎通をはかることが出来るようになったわ。彼らが動き出した理由は、古代エジプトの王アクメンラーの持つ石板の力によるもので、それを狙う者が次々と現れるのよ。

1作目では秘密を知る古株の夜警たち、2作目はアクメンラーの兄、3作目ではアーサー王の騎士ランスロットとそれぞれ敵対はするけれど、どの人物、いや人形達も憎めないおとぼけキャラばかり。3作目で石板の秘密を探る展開になるのだけど、その石板を発掘した人物の息子が1作目で盗みを働いた元夜警の1人という設定も面白い。

3作通して恒例となったミニチュア人形の視点と実際の視点を対比させた画面のおかしさ、サルの役者顔負けの演技も見逃せないわ。場所も自然史博物館からスミソニアン博物館、大英博物館と移り、エッシャーの絵の中に入り込んだり、アル・カポネがモノクロームのまま出てきたりと視覚的な面白さもさることながら、やはり最大の見どころはラリーね。

テンポの良い応酬は勿論のこと、ひとり芝居とも言える猿人とのダブルキャストは大爆笑よ…更に最終章で登場した「ブライズメイズ」でもお馴染みレベル・ウィルソン演じる女性警備員との絡みは何度も見返してしまうくらい最高!!

1作目で「サッカーパンチ」のカーラ・グギノが出演したのは嬉しいけれど、それ以外でもヒュー・ジャックマンや「スタートレック:イントゥーダークネス」で印象的だったアリス・イブのカメオ出演など、スパイスの如き見事なキャスティングには脱帽ね。何よりもラリーとの絶妙なコンビネーション、蝋人形であることの嬉しさと悲しさを見事演じきったロビンには圧巻!なのだけど、この作品を最後に旅立ってしまったなんて・・・本当に辛いことね。改めてご冥福をお祈りしたい。

ブログで何度も名作が名作たる所以という事をお話させて頂いているけれど、やはり役者の天賦とストーリーのテンポというのは最も大事なのだな、と改めて痛感させられたわ…ファミリー向けというよりは映画好き向けと言えるこの3部作、是非ともご鑑賞あれ!!

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2016年02月04日

コーヒー日記 キャサリン艦長は長生き!?編

20160202以前親からコーヒーの飲み過ぎは良くない・・・とよく言われていたわ。カフェインの過剰摂取が睡眠に影響するからなのか、依存症になってしまうからなのか・・・理由は漠然としており、ただなんとなく飲み過ぎは良くないのかという認識のみ残ったの。

個人的には朝から晩までコーヒーを飲み続けても飽きないし、あの香りを嗅いだだけで幸せな気分になってしまうほど好きなのよね。そんな自分にとって朗報が!!

米国心臓協会の最新の研究によるとコーヒーの摂取が全般的な死亡リスクを下げる事がわかったのよ!生存率が最も高いのは1日3~5杯のコーヒーを飲む人で、コーヒーを飲まない人と比較すると早期に死亡するリスクが最大15%も低いのだそう。

この研究は過去大規模な臨終試験に関わった20万人の健康状態を分析し、最も長い人で30年もの間追跡調査を行ったの…その間3万人が死去したというから、どれほど大規模な調査だったのか驚かされてしまうわね。

更にデータを詳しく調べて行くと、コーヒーの摂取が心臓疾患、パーキンソン病などの神経疾患、自殺などのリスクを低下させることもわかったわ…プラス非喫煙者であれば、死亡リスクがもっと低くなるそうよ。

これらの結果から多量のコーヒーを摂取することは悪い習慣なのではなく、むしろ健康に良いということが判明。これで安心して朝から晩まで飲むことが出来るわ!!

そう言えば「STAR TREK:Voyager」のキャサリン艦長もよくコーヒーをがぶ飲みしていたっけ・・・確か彼女も長生きだったはず。さて、今日はどの豆を碾いて頂こうかしらね。ふんふん~♪

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2016年02月01日

ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン日記1 リアル・ワールドから伝説へ編

20160201世界的に著名なパキスタンのミュージシャンでありイスラム教神秘主義スーフィズムにおける儀礼音楽カッワーリの歌い手である「ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン」…彼に関する情報は少ないけれど、その声を一度聴いたら最後脳まで震え上がってしまう。

世の中に素晴らしい歌い手は沢山存在するが、歌手、ボーカリスト、アーティストという従来のカテゴリーで彼を呼ぶのは軽々しい気さえしてしまう。歌は神に捧げるもの・・・やがてそれは長い歴史をかけて人々の暮らしに息づくものと変化していったけれど、ヌスラトの声はその伝統的な部分を差し引いてたとしても”生命の根源”そのものとしか言い様が無い。

残念ながら彼は48歳という若さで亡くなってしまったけれど、南アジアの歌手として最も多く西洋の聴衆の前で公演しカッワーリの分野に於いても最も多くの音源を残してくれた。

初めてヌスラトの声の洗礼を受けたのはピーター・ガブリエルのアルバム「UP」に収録された「Signal To Noise」を聴いた時…ピーガブの語るような一音ずつ置いていくようなボーカルの後にスッと流れ込んできたかと思えば一瞬にして巨大な空間を創りだし、そこをとてつもないエネルギーで満たしてしまった。

この2者の押し引きのバランスは実に見事で、後半はヌスラトが習得したカッワーリの独特な喉を鳴らす手法が余すところなく披露されているわ。

ピーガブはその才能は勿論ではあるけれど素晴らしいアーティストを見つける才能も兼ね備えているのだなと痛感し…伝統的な手法もピーターの手にかかれば本来の素晴らしさはそのままに、更に現代的なアプローチでより研ぎ澄まされたものとして再生されていく。

ヌスラトの発声がどうなっているのか今なお研究中なのだけどレッドボイスの強さと伝統的なカヤールなる喉奮わせの技法、更に神に届けと言わんばかりの精神的な上昇グルーブなどなど…所謂ボーカリストとしてこうあるべき、こうしなくてはいけないというつまらない禁忌を一蹴している事は明らか。

個人的には非常に理解出来る部分が多く自分の得意とする手法が活かせるはずなのでヌスラトの発声は時間をかけて自分のスタイルに取り入れたいと思うわ。

彼の声はピーター・ガブリエル主催『リアル・ワールド・レーベル』からもリリースされているので少しずつ集めていくつもりよ…出来ることならライブでヌスラト洗礼を受けたかったけれど今は天国…でも貴重なピーガブとのライブ映像を見つけたので是非ご覧あれ。

若干ピーガブが押され気味のセッション的な展開が見物!!そしてヌスラトの力強い目合図も見どころ…改めて”歌う”ということ”発する”という事の決意と責任の重さを思い知らされた1曲でありました…ヌスラト・ファテー・アリー・ハーンよ、永遠なれ!!

【Signal To Noise】

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