2014年12月

2014年12月30日

ビヨンセ日記3 静寂の嵐編

20141226ピックアップしようと思ってすっかり忘れてしまったあの作品…そう!丁度一年前に、音楽業界に画期的な出来事があっさりと展開されてたわ。あまりにもあっさりし過ぎて事の重大さに気付いていない国内の音楽関係者も多いはず…それはビヨンセが何の告知も無くリリースした「ヴィジュアル・アルバム」。

年末最後のピックアップはやっぱりビヨンセかしら…リリースから1年、あらためてこの「ヴィジュアル・アルバム」を振り返ってみて、彼女の音楽性だけで無く、その哲学やビジネスに対しての感覚の鋭さを思い知った感じよ。

それは突然でしたよね…何の予告も無くAppleのiTunesから【新曲とビデオが織りなす、斬新な音楽体験を実現したビジュアルアルバムをリリースしたビヨンセ。作詞/作曲から監督、プロデュースまで彼女自身が手掛けたセルフタイトルのニュービジュアルアルバム「BEYONCÉ」を独占先行リリース】とのダイレクトメール…静寂の嵐です。

通常、新譜リリース数週間前から宣伝をしながら当日ロケットスタートで販売しますが、そのセオリーを無視して、それもパッケージ販売よりも配信を先行させる大技…一般には前パブなしの云々みたいなレポートが多いですが、超ロングスパンでの前パブが行われていることに気付くのです。

それはビヨンセが前年のスーパーボウルでのSHOWTIMEから始まっていたのです。SHOWTIME終了と同時に4年振りのワールドツアー「Mrs. Carter Show World Tour」の発表とそれに向けての新曲が公開され、その締めてして「ヴィジュアル・アルバム」にまとめたと理解した方が良いでしょう。

配信を先行することで亀裂も生じます…既存のターゲットなどの量販店はパッケージが主体ですから、突然配信を先行されることで気分は良くありませんよね。そこ彼女が取った行動は数日後に実店舗に赴き、店舗内のCDを買取りお客さんに配布するなどの、お店にとっての集客を徹底サポートして緩和したのです…見事です。

日本は世界の中で未だにCD主体の市場ですが、世界は既に配信やストリーミングなどに確実に移行しています。アーティスト側も完全にそちらにシフトしたいのですが慣習も大事で柔らかな共存が現状だったのですが、TOPアーティストのビヨンセがそれを一気に打破した感じです…それも全楽曲映像付きのフォーマットで。

結果として、この戦略は大成功して、彼女自身200億円以上の稼ぎを記録…フォーブス誌でも「最も影響力あるセレブ」今年度1位はビヨンセになりました。

そして、肝心の中身に驚かされましたね…「ヴィジュアル・アルバム」と銘打っただけにそれは単なるPVではなく、短編映画レベルに仕上がっていたのです…特に驚かされたのが「Pretty Hurts」…彼女のここまでの道のりを表現しているのですが、彼女の美しさを持ってもここまでするのか!!と驚かされるオーディション風景…司会者から『What your aspiration life?』と聞かれ、王道の答えを戸惑いながらも『Be Happy』と返したビヨンセの正直さが全てが詰まった言葉ですね。

映像美的に素晴らしかったのが「Haunted」…ゴージャスなお屋敷の中の異様な各部屋の空間表現が人間の複雑な内面を描写しています。是非これは大人ヴァージョンの視聴をオススメしますよ。

JayZとの共演となる「Drunk in Love」も倒錯する自分をストレートに映像化していて、先の「Pretty Hurts」のその後的なイメージで精神的な強さと弱さをコントロールするのがいかに難しいかを歌詞とともに表現してます…人生でのJayZのサポートの大きさを感じ取る事ができますね。

一転「Blow」でレトロな退廃的な楽しさを「No Angel」「Yonce」「Partition」「Jealous」では逆に堕落的な退廃美を、「Rocket」は健康的な美を、「Mine」では絵画的な美しさを流麗な動的に、「XO」はファンを交えてのPartyVideoで楽曲的にも新境地、「***Flawless」は「Pretty Hurts」「Drunk in Love」とつながる彼女の苦痛と解放がテーマのようです。

「Superpower」は彼女の生きる強さを代弁するかのような表現で絶対に負けない宣言、「Heaven」で生死を歌い上げ、「Blue」は新たな命の賛歌を・・全編通して彼女の生き様が他者に絶対に真似できないヴィジュアルで構成されてます。

何をすれば売れるでなく、自分はコレよ!的な「ヴィジュアル・アルバム」…アーティストとは何か?エンタメビジネスとは何か?表現とは何か?等・・色々再考する機会をくれた素晴らしくグレートな作品…間違いなく年間衝撃度No.1でした。

それでは皆さんよいお年をお迎えください。

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2014年12月29日

EPICA日記6 産後の1枚編

20141225今年の夏にリリースされた「Quantum Enigma」…前作のEPICA10周年記念集大成LIVE「Retrospect」後の最初のSTUDIOアルバムです…「Retrospect」LIVE時にお腹に子供を宿していた歌姫シモーネも無事出産との事…めでたしめでたし!!

新作「Quantum Enigma」の特徴はそのジャケットとタイトルを見てもお分かりの通り、ブッディズムを色濃くフューチャーしたコンセプトで、過去のEPICAが得意としていたエジプシャン的なリズムは封印された感じです。

もう一つの大きなポイントとして歌姫シモーネの出産後のケアーも含めて、歌の部分の負担が意識的に少なくなってるような気配り的アレンジになってるのもバンドとしての哲学や生き方を象徴していて成熟期に入ったEPICAサウンドとも言えるでしょう。

歌の部分負担が少なくなってる分、リズムやコーラスパートがとても重厚にアレンジされてるのが聴き所で、特にコーラスとグロールがシモーネの産後を完全サポートと思って聞いてみると別の楽しみ方ができるおもしろいアルバムなんですよ。

オープニングのイントロから4曲目までLIVE的なEPICA的ストレートなリズムで一気に攻め込んでシモーネの歌が安らぎな構成…5曲目で組曲的な初期のEPICAを彷彿させる展開に。

6曲目「Unchain Utopia」がこのアルバムを象徴するような厚いコーラスとメッセージ色のハッキリしたサビでキャッチーでな重厚コーラスフレーズバランスがかつてないバンドサウンドに仕上がってます。

7曲目で「指輪物語」のテーマのような楽曲というか、昔の紀行番組のエンディングテーマ的なエスニックな序幕から10曲目までは正直ちょっと物足りない組曲でタイトルからのイメージ楽曲といった感。

11曲目から13曲は終章ですから静から動へ、そして完結へに向けて大きな展開となるのですが、締めに向けてシモーネの歌の存在がちょっと薄く、流石にコーラスが厚くても主役不在で残念なんですが、そこは産後サポートで大目に見ましょう!!

ラスト14曲目「ALL Conscience」はタイトルの通り、良心ですから全ては善の心でQuantum=量子は再構成され、ここでも、めでたしめでたし的な派手なエンディングとなりEnigmaが解ける物語。

全体として10周年LIVE直後の通過点的なアルバムだったのですが、出産後であってもしっかりとリリースしてくるのが既に欧州を代表するバンドとなったEPICAの底力でしょう!!

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2014年12月27日

アヌーシュカ・シャンカール日記3 偉大なる名盤編

20141224月1でピックアップしてるアヌーシュカ・シャンカール…今回は2007年作品「Breathing Under Water」をピックアップ。

突然、圧倒的な存在感を示してくれた前作「Rise」から2年、次作はインド系アメリカ人音楽家Karsh Kaleとのコラボレーションアルバムを発表…Karsh Kaleはシャンカール同様に英米で育った作曲家で例えるならインド的ジャスティン・ティンバーレイクと言った感じでリズムメイキングを軸にタブラー演奏者としてもかなりな腕前。

そして、初めてのノラ・ジョーンズを迎えての共演が実現した最初のアルバムなのよね。参加アーティストはノラだけでなく、スティングも参加の結構豪華な作品なのよ。

近年はiPod等が主流のユーザーによるランダムな再生が当たり前だけど、この「Breathing Under Water」だけは是非曲順そのままで聞いて欲しいのよ…曲間の間合い、楽曲毎の関係性が素晴らしく、全13曲で心地良さが100倍。

リズムコンポーザーとの共作なので、リズムトラックは独特なインド感が漂いシタールをサンプリングしての2曲目「Slither」などは何人も真似のできない楽曲に仕上がってる。前後するけど1曲目「Burn」は西洋的なストリングスも交え、様々な音楽様式にシタールがどのように響くのか、そして歌をフィーチャリングする事でアヌーシュカの可能性を感じるわ。

アルバムタイトル楽曲でもある3曲目「Breathing Under Water」…西洋的なキッチリと様式化されたストリングスとシタールが醸し出す倍音の差異がとてもよく理解できる楽曲で、実はこのイントロ的なアレンジが4曲目「Sea Dreamer」へ絶妙な間でつながり、いきなりスティングのブレスからはじまる歌は鳥肌もの…一言でいってスティングの声はズルイ!!それぐらいインパクト大なアレンジで、この楽曲の存在を知らなかった事が悔やまれるくらいよ。

5曲目「Ghost Story」はノイズを旨みにインド旋律に怪しさを感じされるリズムメイクは秀逸…シタールも響を若干ミュートしたエフェクト処理でエレクトリックなポジションでストリングを壁に歌とタブラーリズムを際立たせてる。

6曲目「PD7」前作Riseの「Red Sun」を彷彿させるパワフルな楽曲…巧妙なリズムトラックにアヌーシュカのシタールとVoiceがデジタルに絡みつくアナログ生物的でなんだこの曲は!!と驚きで口あんぐり・・。

ビックリ楽曲の後となる7曲目「Easy」で遂にノラ・ジョーンズ登場…アルバムのテーマ旋律となるイントロにノラの歌声・・初共演もあってちょっと短めで手探り的なアレンジが逆に美しいのです。

一息ついた8曲目「Perfect Rain」ではよりPOPなフレージングでアヌーシュカよりKarsh Kaleがメインを取る楽曲…インド的こぶしが妙に清々しいのです。

10曲目「Abyss」ではシタールの倍音用弦を上手くリズムアレンジした楽曲…タイトルからして水の妖精をイメージした開放的で、常に生ある水の活力を優しく表現してるますね。

そして11,12曲「Oceanic」は、偉大すぎる父、ラビ・シャンカールをフューチャリング…この響が世界を魅了し世界のアーティストからリスペクトされてるのですね…感無量です。

エピローグとなる最後13曲目は「Reprise」…父のシタール音の残響がクロスするかのごとくアヌーシュカのそれが引き継ぎます。テーマ旋律を優美に奏で終幕…いやぁ~アルバムとしての完成度が凄すぎて吐きそうです。

実は2012年の次作「Traveller」でドイツグラムフォンレーベルから初のメジャーリリースになるのですが、じゃ~ここまではインディペンデントなアルバムに分類されるのか!?…とすると史上最強で偉大なインディペンデントアルバムで間違ないです。

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2014年12月26日

ゴージャス・レッド日記 聖なる夜の競甘編

20141227

今年のクリスマスはちょっと趣向を変えようと思い立ち、シャングリラ東京のミルフィーユを注文したの…定番の「オーボンビュータン」のショートケーキは、厳選された素材に負担のない甘さが魅力で素晴らしいけれど、さすがに2年連続だと新鮮味が・・・。

もともとミルフィーユ好きであるし、シャングリラなら味も間違いないだろうと言う事もあり、何より小振りながらそのデザインの美しさに惹かれてチョイス・・・その選択は正しかったわ!新作であるミルフィーユは、3層のパイ生地で構成されているの。パイ生地、彩り豊かなラズベリー、そしてその横にちょこんと乗ったカスタードクリーム、すべてがまんまるで可愛らしい。

てっぺんに鎮座するチョコもこれまたまんまるで、食べるのが勿体ないほどのキュートさよ。ナイフを入れると指先にパイのサクサク感が伝わり、パイの裏にサンドされた北海道産の生クリーム”クレームシャンティ”がほどよい甘さを導いてくれるわ。

マキシム・ド・パリのミルフィーユは濃厚なクリームの多さが特徴だけど、こちらはクリームの加減が実に絶妙で品が良いの。多少時間が経っても、パイのサクサク感を損なわないクリームの量は完璧ね。実は自分、カスタードクリームが苦手なのだけれど、カスタードだと気付かないほどの爽やかで濃厚なクリームだったのにも驚かされたわ。

それまで頂いていた手の込んだオードブルやチキンなどが一気に霞んでしまうほど、美しく美味だったという事だけは強くお伝えしたいわね。ケーキのお供に、私が長年お世話になっている第2の父から頂いた「クラッハー、ツバイゲルトアウスレーゼ」というヴィンテージワイン」をセレクト…完熟した桃の甘さを感じさせるフルーティなワインで、貴腐ワインで有名なクラッハーが造った珍しい赤の甘口なの。

ケーキの程よい甘さにも相性抜群。父がお酒が強くない自分の為に選んで下さったのだけど、飲みやすくてついご陽気モードに・・・ちょっぴり反省。聖なる夜を迎えるにあたり、美味しいものを頂くというのは最高の贅沢ね。しかしこの素晴らしきスイートな競演の後、新年に向けて気を引き締めて行かなくては。今年もまもなく終了…皆さまはどんなクリスマスをお過ごしかしら??

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2014年12月25日

ブノア日記2 ノワールなイブ編

20141223さて、クリスマス…皆さまはどうのようにお過ごしかしら??…クリスマスと言えばやっぱりケーキ。近年で傑作ケーキをと言えばこの青山「ブノワ」かしら…ブッシュドノエルは定番だけど、今までこれ!というケーキに出会えなかったのでついホール型を選んでしまって自分。

でもこの「ブッシュ・ショコラ・キャラメル」はルックスもテイストも五重丸よ!外側はつやつやのビターチョコレートでコーティングされ、側面の切り株には板チョコ。装飾は同一のトーンでまとめられているから品があるわ。

一口頬張ると、中からキャラメルクリームとキャラメルショコラのムースが登場!キャラメルの甘さとチョコのほろ苦さが良い感じに口の中でとろけていく中、チョコのパイ生地"フィヤンティーヌ"がアクセントになって、幾通りもの味を楽しむことが出来たわ。

クリスマスケーキって、食べている時甘さが持続して飽きてしまうことが多々あるけど、このケーキは甘さと苦さのバランスが絶妙で飽きないし、嫌な甘さが残らないから凄い。

作品に緩急があるというのはやはり大事・・音楽も全く一緒だもの。そして明日は今年のクリスマスケーキを御披露するわよ…フフ。

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2014年12月24日

オリオール・バラゲ日記 もう買えない淋しさ編

20141222「オリオール・バラゲ」のチョコと初めてであったのは数年前…あの美味なる芸術品を食したいという欲望に駆られるわね

以前は白金台プラチナ通りをちょっと入った場所にひっそりと存在したのだけど、ちょっと前に撤退。裏手のセレクトショップで不定期に扱っていたのだけどそれも終了とのお知らせ。

スタイリッシュな店内にはチョコのショーケースが!カカオの実をイメージしたチョコは相変わらずの人気で、色も形も実に美しかったのだけど今は思い出に・・。

最後となったのは18個入りの"マイ・オブセッション”…黒トリュフやオリーブオイルも入ったゴージャス仕様…お味は相変わらず上品で驚く程さっぱりしているから歯止めがきかないの。まさに魔性チョコだったのよ!

ショコラトリーのオリオール・バラゲ氏はかの「エル・ブリ」出身だけに芸術性が特に高くて、今までのショコラトリーとはちょっと違った世界観で、日本初上陸の時もわさびをモチーフにした作品などで舌を驚かせてくれたわ。

今では毎年1月下旬に新宿伊勢丹「サロン・デュ・ショコラ」で年一回しか彼の作品にお目にかかれないけど、きっと再び日本に出店してくれる事を願ってます!!

【サロン・デュ・ショコラ】
http://www.salon-du-chocolat.jp

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2014年12月23日

マイケル・コース日記 Gorgeous Clutch!編

20141221最近はiPhoneケースの種類が豊富で、どれにしようか迷ってしまうわ。落下の衝撃を防ぐためにもケースは必須だけれど、人目にふれるものだからこだわりたいものよね。

今はアイアンマンのケースを使っているのでiPhone用としては使っていないけれど、以前お誕生日に頂いたマイケル・コースの"Wallet Clutch”はなかなかの優れもの。

一見お財布の様に見えるけどハンドキャリーだからクラッチのように持てるし、中にはカードが入れられるようになっているの。表面は光沢のある黒、中はゴールドという超ゴージャスな色合いで、最高級のフルグレインレザーを使用。しかも職人さんの手作りなので量産されずApple Storeでも品薄だったそうよ。

手に取ったときの皮の感触が肌に馴染んで、使い込めば込むほど良い感じになりそう。マイケル・コースといえばシンプルでフェミニンなデザインが特徴だけど、このクラッチも彼らしさが出ていると思うわ。意外にもiPodを収納するのに丁度良いという事に気付き、このところはこのクラッチにヘッドフォンを差して出かけているのよ。

長く使い込んでいるiPodもゴージャスな印象になるので、かなり気に入っているわ。さすが、マイケル・コース・・・ここまで対応出来るなんて商売上手よね。

やっぱり彼の会社の株を買っておけば良かったかしらね。それはさておき、遂にクリスマスシーズンに突入したことだし、まずは小物からキラキラさせておくことにするわ!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) ファッション 

2014年12月22日

池田理代子日記3 クロディーヌ…既成概念を超えた愛編

20141220子供の頃読んだ漫画を大人になってから読むと、感じ方が全く違うと思った事は無い?…このブログでは常連になりつつある、池田理代子先生の1978年作品「クロディーヌ・・!」は、今なお心にずっしり訴えるものが有るわ。

今から30年も前に描かれたのだけど、"トランスセクシャル"を題材にしたものなのよ。今でこそ世間の性同一性障害への認識は高まっているけど、この時代に取り上げるというのはかなりの気合いだったと思うし、出版社側にとっても挑戦だったのではないかしら。

物語も実に凝っているわ。ある裕福な家庭に生まれたクロディーヌは敬愛する父に習い、勉学、教養すべてパーフェクトで聡明な女の子なの。ただ自分が女性であるという事に違和感を抱いていたので常に男性的な身なりや振る舞いをしていたわ。

そんなある日、彼女は新しく来たメイドの女の子に恋を・・・でもその恋は母によって阻止され、カウンセリングを受けるという結果に。その後大学生になったクロディーヌは1人の少女と運命的な恋をし、遂にその恋は実るのだけど、愛しい彼女は自分の兄と結ばれる事になってしまったの。精神的な繋がりは肉体を超えると思っていたのに・・・クロディーヌの悲しみは深く、ある決断をする事にしたのよ。

表面だけで読むと一見ドロドロで昼ドラも真っ青な展開になってるけど、心と体のバランスが取れずに苦しみながらも心から"人を愛する"クロディーヌの生き様には一点の曇りもない。読んでいくうち、自分はここまで人を愛する事が果たして出来るだろうかと自問自答してしまったわ。

エンディングで、精神科医は彼女の記録にこう書き込んでいるの。

「真の男性でさえ、かくは深くひとりの女性を愛せなかったであろう」と。偏見と戦い自分と戦い、溢れる愛を人に与えるクロディーヌ。彼女はこの世に遣わされた天使そのものかもしれない・・・そう思えるのは自分が人を愛する喜びや苦しみを少しは理解出来るようになったからかしら?

性別の枠を超え、人を思うパワーというものは本当に強く儚いもの。タイトルの「・・・!」という部分に作者のそんな強い意思を感じずにはいられないわ。もしもあなたに愛する人がいたなら、是非一度読んでみて。


pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) ご本 

2014年12月21日

トルーマン・カポーティ日記2 未完の退廃…編

20141212トルーマン・カポーティの遺作「叶えられた祈り」を"取り敢えず"読破。でも、この作品を読んでいた時の心情が最悪だったせいか、カポーティをどう受け止めたらいいか分からなかったというのが正直な感想ね。半ば攻撃的に読んでしまった・・そんな気がするわ。

ブログで紹介した大作「冷血」を書き終えた後、カポーティは未完のこの作品を残し急逝したのだけど、発表当時かなりのバッシングがあったそうよ。

それもそのはず、彼は作品中で自分の上流階級の"友人たち"のプライベートを面白おかしく書立ててしまったからなの。

P・B・ジョーンズという名の美しい小説家志望の少年が己の体と話術を駆使して、上流社会という名の偽りで彩られた世界に身を置くというストーリーなのだけど、言うまでもなくジョーンズはトルーマン自身よ。華やかで美しい人達に囲まれ、その光の恩恵を受けながらも自ら光り輝く事の出来ないジレンマ・・・そのあまりにも身勝手で自己中心的な文章からは、汚れ切ってしまった彼の心の奥底に沈む悲しみが見え隠れしている。まさに拭いようもない不安を自負と恍惚でオブラートしている、という感じかしら。

冒頭で「叶えられなかった祈りより、叶えられた祈りの上により多くの涙が流される」という聖テレサの言葉が引用されているのだけど、個人的には「叶えられなかったことは空想の中で楽しめるが、叶えられた事で悲しく辛い思いをする事は多い」と解釈したの。

P・Bことカポーティは小説家として成功したものの、傑作を生み出さなくてはというプレッシャーや、友人達の信頼の喪失、己の在り方に常に苦しんでいたのではないかしら・・。

ここまで自分を赤裸々に、いや剥き出しにして血だらけにしたカポーティ・・あなた自身が本当に素晴らしい作品であった事は間違いないわ。もうこれ以上傷つく事なく、ゆっくり休んで下さいね。もう少し時間をかけてあなたの天の邪鬼な気質を受け止められるようになったら、再度チャレンジさせてもらいます!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) ご本 

2014年12月20日

ブノワ日記1 パリのエスプリ編

20141218小島景エグゼクティブシェフ(現「ベージュ アラン・デュカス 東京」総料理長)から2011年に野口貴宏氏へバトンタッチされた青山のビストロ「ブノワ(BENOIT)」…今日は2009年のメニュー回顧録。

暖か味のある照明の中に広がる空間は実に落ち着いていて、レセプションを通り過ぎると本やお酒がセンス良く並べられた棚、上に続く階段の途中ではガチョウのブロンズ像がお出迎え・・そしてテーブル席には可愛らしいクッションが備え付けられ、リラックスして夜景が楽しめるようになっていたの。

クラシカル過ぎず、でも小粋でお洒落な雰囲気が自分好み!メニューはプリフィクスメニューと呼ばれるコースにアラカルトで何皿か追加したのだけど、これが大変!フランス料理だというのに一品の量が多かったのよ。でも、どのお料理もルックス味ともに素晴らしく、最近訪れたお店ではベスト1だわ。

大好物の鴨のテリーヌ、セップ茸のリゾット、すり下ろしたトウモロコシのソースがベースの牛肉のプロヴァンス風に地鶏のロースト…どれこもれも素材の個性を最大限に生かし切った芸術品ばかり。繊細なソースにお肉の焼き加減も絶妙。付け合わせのお野菜もバイプレーヤーとして立派に活躍していたわ。

お腹がパンパンに膨れあがった後はお待ちかねのデザート!チョコレートとキャラメルのブノア風はこのお店に来たら絶対食べないといけない一品ね。濃厚なアイスと下層部がクッキーになっているチョコレートケーキは、甘さとほろ苦さの見事なセッション。

更にリンゴと洋なしをオーブンで焼き、サワークリームをかける温かいロメルトフは素材の甘さが凝縮されていたわ。お紅茶もさっぱりとした味わいでおいしいし、更にマドレーヌがついてくるの…お腹もいっぱいでロングスカートが限界まできつくなって恐ろしい。

と、2009年の思い出だったけど、来年、野口貴宏氏の「ブノワ」にお邪魔するわ。それと「ベージュ アラン・デュカス 東京」にもね…フフ。

【ブノアweb】
http://www.benoit-tokyo.com

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2014年12月18日

エドワード・ゴーリー日記2 不安と恐怖のタロット編

20141219

ヴァニラ画廊で開催中の展覧会が大人気のエドワード・ゴーリー。以前このブログでも「おぞましき2人」という絵本をご紹介したけれど、お誕生日に頂いた「Fantod Pack」もお目にかけるわね。ゴーリーらしい「不安で落ち着かない」というネーミングのこの小さな箱の中身は、20枚のタロットカードが入っているの。

1995年に限定で発売された復刻版なのだけど、ファンには非常に嬉しい1品よ。ご存じの通り、通常のタロット・カードは明暗や何か別の意味を指し示す絵柄で構成されており、占う側がその意味合いを解釈して伝えるけれど、やはりゴーリーは違う!すべてがブラックな意味を持つ落ち込むカードばかりで、救いがないわ・・・こうこなくっちゃ。

20枚のカードには、ゴーリー節の細やかな線画で描かれた愛くるしく不気味なイラストが満載よ。それぞれの完成度が高いので、大きな額に並べて飾っておきたいくらいだわ。箱を開けると、まず目に飛び込んできたのは「THE LADDER」…「はしご」よ。はしごの下に紐が引っかかっているのが良いわ…カードの意味は、火曜日、挫折、進行する病、不眠症、髪が抜ける、レストランの事故、ですって。うーむ。

続いて骸骨姿でこれまた骸骨の犬を連れた「THE CHILD」…「子供」は9月、汚す、邪魔、性別不備、幻覚とかなりきている。これなら多少は緩和されるかと思った「THE SEA」…「海」は1月、両耳をなくす、偽りの愛情、体力の衰え、エレベーターの事故、と壮大な自然にふさわしくスケールの大きい惨事よ。

中でも気になったのは「THE BUNDLE」…「かたまり」なのだけど、大きな肉のようなかたまりがタコ糸の様なもので括られ、ベンチに座っているという超ユニークなもの。意味は水曜日、うんざりする病気、失語症、不誠実な友、ささくれ、とこれまたブラック。他もすべてご紹介したいけれど、今回はこれくらいにしておくわ。

このタロットには英文の解説書が付いており、この解説をしている占い師は「Groeda Weyrd」…エドワード・ゴーリーのスペル並び替えときたわ…どこまでも発想力豊か。しかしながら、このカードを使って占っても意外にもどれも当てはまるものなのよね。

それだけ世知辛く、厳しい状況で生きているんだなと気付かされると同時に、そんな世の中だからこそ斜に構えて笑い飛ばしてやりたい、ゴーリーもそんな風に思ってこのカードを作ったのかもね。

最後に引いたカードは「THE TUNNEL」…ぱっくりと開いた大きな穴がこちらを見ているわ。意味は実行、後悔・・・なるべく今日は慎重に行動しようかしら。ドキドキ。

【ヴァニラ画廊】
http://www.vanilla-gallery.com

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) アート 

2014年12月17日

ナポレオン・ダイナマイト日記 邦題最悪!!編

20141217昔「電車男」という日本のドラマがヒットし、その流れを汲んで邦題に「バス男」という愚かなタイトルを付けられてしまった名作「ナポレオン・ダイナマイト」…ちなみに、バスは何ら物語の主題ではありませんから・・。サンダンス映画祭で絶賛された2004年の作品ね…こんな作品を作れるなんて正直凄く悔しいわ。

アイダホの田舎町に住む少年ナポレオンは、絵を描く事が好きだけど常に半口を開けてボーッとしているダサ男君で、引きこもりでチャット好きの兄と暮らしているの。学校ではいつもいじめられている彼・・でもメキシコから来た変わり者の転校生のペドロと意気投合し、彼の生徒会長選挙の手伝いをする事に。

その間、ナポレオンの外見でなく内面の誠実さに魅かれる女生徒が現われたり、兄の恋の成就など、ナポレオンが自分の中の可能性を見いだした事で、己だけでなく周囲も変化が起こって行く…という徐々に”染み入る”お話よ。

全体に脱力的な展開でアメリカの田舎力が主人公の素朴なパワーの背景になっているのがよく分かるのが凄いわね。ストレートな人間模様がちょっとした味付けで、より際だっているので見る側にダイレクトに入ってくるの。

役者は皆ブリガム・ヤング大学の卒業生という当時無名の役者ばかりなんだけど、ナポレオンを演じたジョン・へダーはどこからどう見ても見事な"ヲタ"で、半開きの唇や言い訳の仕方、ノートに絵を描く姿は昔から"そうであったとしか思えない”の!!…しかし彼の宣材写真を見ると、全く別人と言って良いくらいの美青年・・演技力があるって犯罪に近いかも。

淡々としたトーンで統一された背景に、あくまで自然体にこだわった細やかな作り込み、"居そう"と思わせながらも確立されてるキャラクター・・ほのぼのと見せておいて、ガッチリつかまれてしまったわ!

学校内でいじめっ子が彼を見るなりいきなり羽交い締めにしたり、給食の残りをポケットに隠して授業中に食べたり、授業を無視してノートに落書きなど懐かしい出来事が"超自然"に描かれているというのが視聴者をこの世界に引き込む大きな要因なのね。

日本では劇場未公開なのでギチガチの"作られた演技"を良しとする日本では理解出来ないと思われたのかしら?・・制作費がたった400万でも、有名俳優が出ていなくても、物語がしっかり作られていればこんなに面白い作品が出来る・・!ジャレット・ヘス監督はこの後に、あの「ナチョ・リブレ」を発表したのね!改めてレベルの違いに圧倒されたのでした。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 映画&TV 

2014年12月16日

池田理代子日記2 悪魔の娘…あやこ編

20141215池田理代子先生という人は漫画家ではない。彼女の才能は計り知れない・・・脚本力、画力、音楽、全ての芸術的要素が備わった”アーティスト”と呼ぶべきね。

先週に引き続き、池田先生の作品をご紹介!!…彼女の作品は数あれど、1979年発表の作品「妖子(あやこ)」は特に素晴らしい。画風が最近の作品に近い大人びた仕上がりになっている分、物語のダークさが強調され少女漫画の域を超えているわ。

主人公の妖子は女囚と悪魔との間に出来た子供なの。しかし女囚は自分を受け入れてくれなかった世の中に対する報復として、病院で華族の娘とすり替え由緒ある家のお嬢様として育てられるようにしたのよ。

何も知らない本人と華族の夫婦は幸せに暮らしていたけれど、妖子の主治医がその事実に気付き彼女を悪魔の子だと証明しようとするの。家を守る為、華族夫婦は大事に育ててきた妖子を殺そうと主治医と手を組んでしまう。

昨日まで幸せは消え、優しかった両親から命を守る生活が始まった妖子。しかし彼女の中で魔の部分が目覚めてゆき、自分を陥れる者たちを次々と闇へ葬る術を身につけていく・・というお話なんだけど、妖子が悪魔的パワーで相手を殺したり、呪ったりするかと思ったら大間違い。

そういった描写をしてしまうと安っぽい三流アニメになってしまうわ。彼女は自分を守る為知恵を働かせ、理知的にすべてのことを進めて行くのだけど、その手際が実に鮮やかで美しい。妖子は半分人間であるから、母親譲りのサバイバル的本能が彼女を救っているのだと考えると、何だか感慨深いわ。

本編のテーマとして、この悪魔の子が自らの力で人間を追いつめていく部分ではなく、愛を得たくても得られない苦しみにもがく純粋な部分を表現してるのが本当にお見事なのよ。

悪魔なのに純粋・・?と思う方もいらっしゃるでしょうけど、彼女は周囲の人間の欲や悪意と戦う為に、自分のダークサイドを開放するしかなかった・・それだけなのね。悪魔も女囚のそんな哀しい部分を見抜いたからこそ妖子を身籠もらせたに違いないわ。

この世で本当に恐ろしいのは悪魔でも妖怪でもない。欲を持ち保身や目的達成の為にだけに生きる人間が一番怖いのよ。この作品を読んだのは今がら10年以上も前だけど、読者にそんな考えを起こさせる池田先生が・・・実は悪魔なのかもしれないわねえ。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) ご本 

2014年12月15日

建物探訪日記 究極のモダニズム編

20141216愛猫ママミーミと初代大御所のお墓参りを兼ねて、前々から行ってみたかった東京都小金井公園内にある「江戸東京たてもの園」へ。

ここでは明治から昭和までの文化的価値の高い建造物を移築し復元展示しているの。一歩広い館内に足を踏み入れたら、時間の感覚が麻痺してきたわ。今感じている時間は、数分前に感じているものは全く異なるもの・・懐かしさと安心感で大きく包まれていくようよ。

池袋のナンジャタウンや日光江戸村と違い全てがほぼ本物だからかもしれないけど、建物ひとつひとつから暖かさや息づかいを感じ取れたわ。藁葺き屋根の大きな農家からモダニズムを追求した大正時代の住宅、更に昭和初期の商店、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった銭湯など、どこも靴を脱いで実際に上がることが出来、肌でその時代を感じることが出来るのが嬉しい。

ボランティアの方達が囲炉裏で火をおこす実演をされたり庭の手入れをされ、地域ぐるみでこの素晴らしい歴史を残していこうという姿勢に心を打たれたわ。特に気になったのは、大正時代田園調布に建てられていた大川邸と文京区の小出邸よ。どちらもヨーロッパのデザインが見事に取り入れられ、食堂、寝室、書齋が配置されているの。

丸い窓にピアノにオーブン・・教科書でしか見たことの無いような小道具が実際目の前に存在しているのも感動よ。家具は全て当時のもので、緋色のソファはこの応接間の為にデザインされたに違いない!と思われる程の美しい色合い。部屋全体が1枚の絵の様な完成度の高さなの!特に驚いたのは照明の笠のデザインね。幾重にも布が重ねられたり房が垂れていたりと、部屋の雰囲気に合わせて変えられているのよ。

現代でもこれほどモダンな作品があるかと思うほどの伝統的でありながら斬新なものばかり。こんなにも個性に溢れ、細かい部分に迄神経が行き届いた"作品"があったなんて!日本も捨てたもんじゃなかったのね!人生の中で一番長い時間を過ごす大事な住まい・・安全性や利便性を追求していくと仕方のないことなのかもしれないけど、いつからこんなにも味気なく統一されたものばかりになってしまったのかしら。

でも、日本はこんなにも表情豊かで美しかったという事実を目の当たりに出来て何だか誇らしい気分よ…終の棲家は究極のモダニズムを追求したデザインにしてみようかしら・・あ、猫のお散歩穴は忘れずにつけておかなくちゃ。

【江戸東京たてもの園web】
http://tatemonoen.jp

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) アート 

2014年12月14日

ミート・ローフ日記 実在した!?肉太郎編

20141214先日のジャック・ブラック主演映画「テネイシャスD」で見かけてから気になっていたミュージシャン…ミート・ローフのDVD「クラシック・アルバムズ/地獄のロックライダー」を見たわよ!

本編ではミート・ローフの初アルバムを作曲をしたジム・スタインマンが成功までの道のりを語り、本人やメンバー、スタッフが当時を語るというドキュメンタリー作品なの。

噂には聞いていたけど、若き日のミート・ローフはその名の通りどこもかしこもまんまるで、自作PODCAST「レジェンド・オブ・デブ」に出てくるミュージシャン"肉太郎"そのものなんで驚いたわ。

歌唱力も然る事ながらその表現力は素晴らしく、"ライブに生きる男"と言うべきかしら。物語仕立てになった楽曲をミートがオペラ風に歌い上げる…もともと役者だった彼は曲ごとに自分の演じる役を変えて歌い、ステージ上で思いっきりパフォーマンスをしていたそうよ。

その為舞台から降りると倒れてしまうほど疲労し、揚げ句の果てには声が出なくなってしまったんですって。この歌への取り組み方やパフォーマンス、更に喉を痛めるという状況迄以前のピポ子と全く同じで、お肉が沢山付いている事以外他人とは思えない。

今、時を超え彼の作品に触れるというのは、巡り合わせのような気がしてならないわ。当時唯一の理解者であるトッド・ラングレンによってレコーディングされたこのアルバムは何処へ行っても門前払いだったけど、ミート軍団達は諦めないで何年も売り込み続けたというのだからその根性は物凄いものがあるわ!

これだけ個性的なスタイルは今も昔も皆無だけど、作曲を担当したジムも相当の変り者みたいね。彼はバイク事故に対して異常な執着を持ち、その結果生まれたのがヒット曲「地獄のロックライダー」なんだそうよ。

事故について話す彼の顔は嬉しそうでちょっと怖い。当時細身のロッカーが奏でるロックが全盛期の中、この肉厚と個性的サウンドは見事時代の申し子となったわ!大成功を収め…脱落(破産)…そして這い上がったミート・ローフは今も歌い続けている…いつの世も、自分を信じて諦めず続けるという事が後の結果につながるのね。

これから色々な事に挑戦していこうという方に是非見て頂きたいDVDだわ…実写版「レジェンド・オブ・デブ」を作る時はオファーしたい…そう言えば彼は俳優としても、デヴィッド・フィンチャー監督の「ファイトクラブ」とか結構映画監督にリスペクトされてる存在なのよね。

あ、こちらのBLOGでは「PIPOPIPO TV_PODCAST」について何もお伝えしてませんでしたね…近日中に新作のお知らせをリリースいたしますから、しばらくお待ちになっててね…フフ。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(2) 音楽 

2014年12月13日

冬のお台場花火日記 ここから見納め編

20141213h

今年の夏は東京湾大花火大会が中止になってしまって残念でしたが、湾岸エリアで冬の花火として有名なのが、お台場で年末毎週土曜の7時から10分間打ち上げられる花火。今週も先ほど終わったので上げたての写真を。

来年は別のタワーにお引越なので、ここからの花火はこれで見納め…冬の花火は夏と比べて視界が良いのでとてもクリアー!!

来年はこの花火の打ち上げ現場近くになりますので更なる迫力で楽しめそうです…でも寒い(*_*;)

【お台場レインボー花火2014】
http://www.tokyo-odaiba.net/rainbow/hanabi2014.html

pipopipotv at 21:00|PermalinkComments(0) 自分探し 

テネイシャスD日記 痛快!おデブ道編

20141213音楽系映画は色々あれど、特にジャックブッラク主演の作品は好きなのよ!!…彼が主演の思いっきりロックな味付けの2006年作品「テネイシャスD」!!

内容はロック好きな太っちょ少年JBが厳格な父に反発し、何故か部屋に貼って有ったロニー・ジェイムス・デュオのポスターに『ハリウッドに行け』という啓示を受け家出するの。

数年後彼は遂にハリウッドに到着し、海辺で超絶テクニックを持つ、これまた太っちょギタリストKGに出会うのよ。

彼の技術に一目惚れしたJBはKGとバンドを組み、賞金目的で地元のライブハウスのコンテストに出る事になったけど新曲が必要。何とかいい曲を作りたい…そう思い何の気なしに音楽雑誌を見ていると、歴代の大物ギタリストが皆同じ形のピックを持っている事に気付くのよ。そのピックを持てばきっと売れっ子になると信じた2人はピック探しの旅へ・・。

とにかく全編ジャック・ブラックのロックに対する愛情で溢れていて、音楽好きにはたまらない作品である事は確かね!父親役にはミートローフとポスターから出てくる当時66歳の故ロニー・ジェームス・デュオというキャスティングもたまらないわ~。

何よりも驚かされたのはJBの歌唱力!彼が公園のベンチで「自分はまるでベイビー」と嘆きをアカペラで歌う部分は本当に素晴らしかった!!とにかく発声がしっかりしているから何を歌っても揺るぎないのよ。

劇中の楽曲は2人で作っていて王道のハードロック的なものから笑える程ファンシーなもの迄、ストーリーに添って実に色合い豊か。実際彼らはバンドを組んでいるとはいえ、ここまで出来るなんてさすが!!!

ストーリー自体は単純でも、シーンの転機毎にタロットカードや名画に見立てた2人の映像が出てきたり、細かいギャグが随所にちりばめられたり色々と工夫されているので、頭を空っぽにして大笑い出来るわ…年末にオススメの1本ね!!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 映画&TV 

2014年12月12日

ホークアイ日記 非凡で平凡なアベンジャーズ編

20141211誕生日に、ずっと読みたかった「Hawk eye:MY LIFE AS A WEAPON」を頂いたわ!!…「アベンジャーズ」の一員であるホークアイに焦点を当てた作品なのだけど、この表紙とタイトルを一目見て気になって仕方が無かったの。

映画ではジェレミー・レナーが彼を演じ、そのはまりぶりに人気は急上昇!しかしながらこのホークアイ、メンバー内では普通の人間なのよね。ソーやキャプテン・アメリカ、ハルクにアイアンマンは天才的頭脳や人智を越えたパワーの持ち主(しかも神もいる!)、ブラック・ウィドウも普通の人間だけどある意味無敵だし、彼は唯一千里眼と弓矢で立ち向かう努力家、という地味なポジションよ。

タイトルから兵器として生きるホークアイの”哀”の部分がピックアップされているかと思いきや、彼の人間臭い日常的な部分が描かれていて更に好感度アップね。

アメコミの面白いところは何人かの作家で構成されている事だけど、今回も3人の描き手のうち一番最初の章を手掛けたデイビット・アジャ氏の絵柄は最も魅力的だったわ。アメコミ特有のリアルさはないものの、版画の様な粗い線の中に繊細な表情がきっちり描かれ、ブルースを聴いたときのような”沁みる”格好良さ、といった感じ。

更にひとつのワードを呟く間に起こった出来事をコマ送り仕様で細分割したり、電話での対話シーンではお互いを挟み画面中央に小さなコマを積み上げたりと、ページ毎の構成の自由度が高く凝っているのが素晴らしいわ!

物語は、ホークアイが戦闘中に恐怖心を覚えつつ落下するシーンから始まるの。映画などではどんな局面でもクールに対応するというイメージだけど、やはり彼も人間・・・病院にも行くし、車椅子も使うし、タクシーの運転手ともケンカするといった具合よ。そして住んでいるアパートの大家の雇っているチンピラと対決したり、ピザを食べたり、重傷の犬を助けたりと、色々なトラブルに巻き込まれつつものんびりと生きている様子が良い。

今回はもう一人のホークアイでもあるケイト・ビショップが登場し、その凸凹コンビぶりも微笑ましいわ。アメコミは相当な数の作品が存在し、アベンジャーズ全員の生い立ちや人間関係を網羅するのは難しいけれど、今作のように単体でもなんとか理解出来る設定になっていると助かるのよね。

ホークアイ=クリント・バートン…今後彼が画面に登場する際、クールな面持ちの下にこれほどまでに人間臭い感情を押し隠しているのだと思えて、今まで以上に応援したくなってしまう。派手なアクションはなくとも、ずば抜けた活躍はなくとも、あなたがいなければアベンジャーズは成り立ちません。頑張れ!ホークアイ!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) ご本 

2014年12月11日

kawa-kawa日記 匠の技、ここにあり!!編

20141210その日のファッションを生かすも殺すもアクセサリー次第…だからこそきちんとこだわりたいものよね。

デザイン的に優れた小物は多々あれど、日本初のアクセサリーの中でも際立っているのが「kawa-kawa(カワカワ)」というブランドよ。

アクセサリーをはじめ鞄、ポーチなど、その名の通り皮で作った作品を次々と発表しているわ。素材は”スーパーソフト”と呼ばれるkawa-kawaオリジナルの柔らかい牛革を使用しており、すべて職人さんの手作りなの。

入荷してもすぐ売り切れてしまい、運が良ければ入手ということもしばしば。家には運良く、というか無理を言って作って頂いたネクタイとネックレス、リストバンドがあるのだけど、この3アイテムは再販の予定がないそうなので大事に大事に使っているわ。

まず、皮のネクタイ…これは白いファスナー部分がアクセントになったポップなデザインなのだけど、このファスナーは独の戦車のカバーに使用されているもので標準より大振りなの。

シンプルなシャツに合わせると、その存在感の大きさに目が釘付け・・・心して着用しないと全体のバランスが崩れてしまうので要注意よ。

そして、円を組みあわせたシンプルなデザインのネックレスとリストバンド…しかしながらここでも心憎いのが配色ね。黒にシルバーという組合せが非常にクールではあるけれど、皮の柔らかい質感で暖かみがプラスされているの。胸元に下がっているだけでこれまた凄い存在感・・・ここまで来ると芸術の域だわ。ただ長さを調節する際、付属のサスペンダークリップの跡が付いてしまうという点だけ惜しいけれど、飾っておくだけでもインテリアになり得るその主張ぶりに、ただただ圧倒されてしまう。

シンプルで極上の唯一無二の存在…クリエイティブとはかくありきものかと思い知らされた、日本発職人技よ!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) ファッション 

2014年12月10日

断捨離日記 捨てることから始まる幸せ編

20141208気付けば、クローゼットの中は着ない服で溢れてる…そんなことに気付いたときは即、断捨離よね!いらないものを捨てることで使うものが明確にわかるし、気持ちもスッキリして運気もアップするわ。それは人生に於いても同じ。

最高の人生を送るためには、断捨離は必要不可欠なの。今欧米で多くの人が共感している「捨てるべきもの」をご紹介するわ。まず最初は「"間違った人"との時間」よ。真の友人とは、自分が困ったときにこそ一緒にいてくれる人・・・うわべの付き合いなんて不必要だわ。

そして「自分に嘘をつく事」ね…時には自分を騙してごまかさなくてはいけない場面もあるけれど、それは良い結果を招くことにならないし自分が辛い。常に真正面から正直でいる必要があるわ。続いては、「願望を後回しにし、過去にしがみつく事」。なにはさておき自分の人生・・・やりたい事があるなら人目を気にせず突き進み、過去に囚われないようにする。まずは一歩を踏み出さないと始まらないわね。

更に「自分ではない誰かになろうとする」…他人と比較し、周囲から好かれようと擬態するなど愚の骨頂よ。自然な自分を受け入れてくれる人は必ず存在するもの・・・それまで待つくらいの余裕は必要ね。

そして非常に虚しいのは「幸せを買おうとする事」…綺麗事と言われるかもしれないけれど、本当に必要なのはお金でなく、愛、笑顔、情熱をもって働く事じゃないかしら。お金を出せば何でも買える、でもそれは形だけに過ぎないのよ・・・。

そして更に虚しいのは「他人への依存」…誰かを求める前に自分自身が安定しなければ、結局誰かと幸せになることは出来ないものよね。その他にも「無理だと思う事」、「立ち止まる事」、「自分を責める」等が挙げられたけれど、やはり大事なのは「他人と競う事」ね。

自分より優秀な人間を気にしていては後ろ向きになるばかり・・・幸せを掴む戦いは己自身と行うものだわ。自分自身をアップデートしていく事が、生きて行く上で最も重要であり、最も難題であることは確か。

果たして、あなたはどれだけの不要品をお持ちだったかしら?自分はほぼ全て持ちあわせていたので、今日から少しずつ捨てていくことにするわ。どれもこれも、オークションにも出せないガラクタばかりね・・・さ、幸せになる為にポイッとな…「300」の穴にね…フフ。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 自分探し