2013年05月

2013年05月31日

話し方日記 出世に関わる声・・・!?編

20130530「ルパン」の峰不二子、「魔法使いサリー」のよし子ちゃん・・・それぞれ声に特徴はあるものの、受ける印象はまったく異なるわ。自分自身声に携わるお仕事をしているから普段から色々な声に敏感だけど、この"声"が出世を左右する大きな要因だとしたら・・・!?

北米最新の研究によれば、話し手の声は話の中身より2倍重要であるという結果が出たそうよ。研究者達はコンピューターのソフトウェアを使って10人の専門家と1000人の聞き手からフィードバックを集めたのだけど、話し手の評価の23%は声質、話の内容は11%と言う結果が出たの。

更に注目すべきは声の種類!

弱々しい緊張した声、ざらつく声、息づかいが聞こえる声は否定的で弱いという印象、自然な声は社交性があり、賢いという印象を持たれて成功を収めるという研究結果が発表されたわ。

やはり人間はまず誰かが話すのを聞いてその人に対する判断を下そうとするので、声の印象が占める割合は大きいという事らしいわ。確かに人から物を教わる際に同じ内容を聞いても、落ち着いた低音と慌ただしい高音では前者の方が理解しやすいものね。さて、苛つく話し方とは一体どういうものか・・・

まず挙げられたのは、質問しているかのように語尾を上げる「アップトーク」、うなるような声で語尾を締める「ボーカルフライ」…昔テレビの影響か何かで語尾を上げて話す若者が急増したけれど、あれは確かに頂けない。どことなく軽率でまったく知性が感じられなかったわね。そして後者も聞きづらい上、傲慢な印象になってしまうわ。

その他にも単調で抑揚の無い「モノトーン」、過剰な挿入語を入れる「クラッシャー」、甲高く鼻にかかる声か金切り声の「イリテーター」などが挙がっているの。でもこれらの声もその人自身の個性であることは間違いないし、日常生活においてはさほど気にしなくても良い事だけど、人に伝えるという重要な役目を果たす場合慎重にならざるを得ない。

声の質ひとつで伝えるべきものが伝えられなければ、仕事ではマイナスになってしまうもの・・・。しかし、苛立った聞き手は苛つく声の持ち主を何も出来ないと決めてかかり、話し手は自分の声に無自覚というのが殆どでしょうね。

声質の問題は、セラピーやコーチングで声の調子を改善したり呼吸法や咽頭部の筋肉の強化で緩和出来るけれど、果たして今の日本でそこまで対応出来るかといえば難しいかも。今後も長く付き合っていく自分の声・・・果たして人の耳にはどう響いているのか"客観聴"するのも面白いわね。

そう言えばとても印象的な声と話し方で好感を持たれてるのがApple重役の一人Mr.Jony Ive…次期CEO候補としても有力よね。彼も独特のリズムとナチュラルな語りっぷりは前述の通り社交性と賢さを備えてるわね…彼の今後に要注目。

出世の道も声質から。まずは慎重なトーンと冷静な物腰、かしら?

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 自分探し 

2013年05月30日

ジャン・ピエール・ジュネ日記3 デリカテッセン編

20130524「アメリ」「ロストチルドレン」と立て続けに五感を揺さぶる逸作を突きつけた、ジャン・ピエール・ジュネ監督の1991年の作品「デリカテッセン」



毎回思うことだけど、ジュネ監督の頭の中は膨大なスケッチ画が存在し、目には特殊なフィルターが装着されているのでは・・と思うくらいの独特の質感を出してくるのよね。絵の具を絞り出して描いた粘着力のあるトーンというか・・小粋な暗さがとにかくたまらない!



出演者も皆カリカチュアで描いた絵のような個性的な人ばかり・・主人公の青年を演じたドミニク・ピノンを始め、1度見たら脳裏に焼き付く実力派揃い。



舞台は核戦争15年後の荒廃したパリ。この土地に唯一存在する精肉屋(デリカテッセン)の上にあるアパートに、元ピエロの青年が移り住んでくるの。精肉屋 を営む店主、そしてアクの強い住人たちに囲まれ青年の新生活が始まったわ。けれど、食べるものさえままならない状況であるのに、何故この店では肉が売られ ているのか…というお話よ。



内容がかなりブラックであるけれど、描き方がカラッとしているのでユーモアたっぷり。時代背景の説明もあまりないまま進行するところも心憎いわ。見所は満載過ぎるほど満載なんだけど、音に対する表現はかなりの見物よ。



ベットのスプリングの軋みをベースにチェロ音が加わり、そのあとは布団たたきの音…と生活音が重なり合いセッションするシーンは圧巻!ポスターが半分め くれてたり、石けん置きの汚れ具合などの細かいディテールも行き届いていてたまりません。ジュネ劇場開演~!!極上ブラックを売るお店・・もう誰にも止められない…フフ

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 映画&TV 

2013年05月29日

ジャン・ピエール・ジュネ日記2 ロスト・チルドレン編

20130525「アメリ」に続きジャン・ピエール・ジュネ監督の「ロスト・チルドレン」

うわっ・・こりゃどうもすみませんと言うくらいのオリジナリティ…やはり画面全体が赤と緑の色使いで構成されていて、何とも言えない異次元空間を描き出してるわ。

思うにこの作品は油絵のよう…何度も何度も絵の具を重ね塗りして深い味わいを出しているから。ストーリーもこれまたどうしてこんな事を思いつくのか頭の中を覗かせて欲しいと思う独特の世界観!影響を受けた人もかなりいると思われるわ。

物語は、近未来のある港町で次々と子供が失踪するの。実はその裏では脳だけで生きている先導者とその子供である7人のクローン人間が糸を引いていて、クローンの1人が"夢を見られない"という欠陥を補う為に一つ目教団を使って子供たちを誘拐し夢を盗んでいたの。

ある時サーカス団の怪力男が弟をさらわれて、一つ目教団の本拠地に乗り込もうとするのだけど一筋縄ではいかない。シャム双生児の姉妹が取り仕切る窃盗団の一員である9歳の美しい少女が弟奪還に力を貸すが、二人の前に次々と困難が襲いかかる・・という内容。

しかしシャム双生児の姉妹が二人で料理を作ったり、一つ目教団の集会、脳だけで生きている男…どれもビジュアル的には一度見たら忘れられないわ!でもこの作品で一番伝えたかったのは『究極の純粋な愛』『不純物の無い愛』に違いない。

9歳の少女と知能がやや遅れているものの優しい怪力男の愛…「レオン」とは一味違うわよ~!一番印象深かったのは夜休んでいるときの二人の会話で、男が少女の後ろにぴったり寄り添い、少女は一言「なにをしてるの?」男は「ヒーター」大人びた口調で男を守ろうとする少女と、異性愛を超越した愛情を少女に感じている男…どちらもお互いを必要としているの。

こんなにドキドキしたのは久しぶり!そこらのラブロマンスなんかより全然素敵なの!!

そして、こんな風に演じられる二人は化け物級ね。最近心が渇いてるなと思う方必見ですわ!でも、どうしても大男を演じているロン・パールマンがトム・ウェイツに見えるのはPIPOKOだけだろうか…で、明日は「デリカテッセン」

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2013年05月28日

ジャン・ピエール・ジュネ日記1 アメリ編

20130526自分とピッタリ周波数が同期する映画監督の一人・・それはジャン・ピエール・ジュネ…そんな彼の3作品をピックアップよ。

今日は2001年頃ちょっとした社会現象を起こした「アメリ」

公開当時雑誌等で『お洒落』『可愛い』『小粋なフランス映画』…なんていう評判を耳にしたけど・・と、と、と、とんでもない!オープニングから凄く怖い。只ならぬ妖気のようなエネルギーを全編から感じつつ堪能したわ。

内容はね、神経質な母と冷淡な父に育てられたアメリは、心臓に障害があるという父の勘違いから外部とは遮断された環境で暮らすの。でも彼女は想像を膨らまし自分の世界で生きる事を楽しんでいたのよ。事故で母が亡くなり、やがて成長したアメリはアパートで一人暮らしを始めカフェで働くようになるの。ある日家で偶然見つけた子供の宝箱を持ち主に返す事をきっかけに"彼女は世間との関わり"を持ちたいと思うようになり、やがて運命ともいうべき自分と周波の合う男性を見つけるのだけど…というお話よ。

作品全体が緑と赤を中心の色づくリになっていて、何とも言えない摩訶不思議感が漂ってるの。オープニングの誕生から幼いアメリが1人で遊ぶシーンはとにかく不気味・・むしろホラーと言って良し!そして彼女を取り巻くエピソードは全て突飛だわ…さすがジュネ監督。

飼ってた金魚が冷たい家庭に耐えられず投身自殺をするとか、父のお気に入りの人形を友達に頼んで世界各国に連れていってもらい写真を撮って送ってもらったり・・でも各々に重要な意味があるのよ。

驚くべき事に音楽は1種類のみで、それが効果的に使われているから飽きが来ないの。場面場面はポストカードのように美しく、登場人物は身体的に不自由であったり精神的に問題があったりとややブラックだけど、逆にそこでぐんと人間味を増しているのよ。

作品を見終わる頃には「ああ、いいんだこれで。思うように生きていいんだなぁ~」という確認作業が終わった感じがするのでした…明日は「ロスト・チルドレン」

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2013年05月27日

マーベル日記1 マッピング編

20130529実質的に2008年の「アイアンマン」から始まったマーベル快進撃…2012年の「アベンジャーズ」の大成功で大きな流れの一部分を締めくくった感のあるマーベルの第一章ってとこね。

ここまでの登場人物だけでも頭が混乱しそうですが、それを素晴らしくグラフィカルな系統図にまとめてくれたのが英国映画メディアのエンパイアよ。

「アベンジャーズ」までをフェイズ1、以降をフェイズ2という流れで表現してとても分かりやすいのよね。

実は制作する側も時々時系列的な整合性を間違える事がよくあって、このような外部の資料を参考にすることが多々あるのよ…映画を楽しむためにもこういった基礎知識があるとより没頭できるので助かりますし、隠れた相乗効果になるのよね…フフ。

pipopipotv at 18:00|PermalinkComments(0) 映画&TV 

2013年05月26日

アンドレア日記 誕生日編

実は今日はミーの誕生日なのだニャー!

期待してたらママが品川Buzz Searchで「沖縄黒糖プリン」と「抹茶ケーキ」買って来てくれたニャ!

もうミーも4才…皆も元気で毎日楽しく生きるニャーよ!

20130527


pipopipotv at 21:00|PermalinkComments(0) アンドレア 

2013年05月25日

ドリームガールズ日記 歌う女優魂編

20130515セリフを発した直後から急に歌い出す・・・その手法にどうしても抵抗があり、長いミュージカルが苦手だったの。でも、そんな自分の苦手意識を見事に払拭してくれた作品「Dream Girls」

今年日本公演の舞台が決まったけれど、2007年公開の映画版は後世に残る素晴らしさ!そして、その要であるサントラは何度聴いても飽きのこない完成度の高さよ。

映画と現実の世界が見事リンクした歌姫ジェニファー・ハドソン、ビヨンセの歌唱力業現力はずば抜けており、音楽的にも金字塔を打ち立てたと言っていいでしょうね。このサントラは1曲目から順に聴いていくと、いつの間にかラストまで通して聴いてしまうの。

大抵好きな曲以外は飛ばして聴くというのが常だけど、曲や歌の力で脳内で物語が自然と再生されていくからなのかもしれない。どの曲もドンドン主張してくるのに、それぞれの個性がしっかりと引き立て合っている・・・これも凄い事よね。

1曲目の「Move」は、3人の歌姫がこれから訪れるチャンスに向かい初々しく歌い上げるの。楽曲自体も昔のモータウン風で好きだけど、歌でここまで演じきれるというのはやはりお見事!面白いと思ったのは、ジェニファー演じるエフィがメンバー達と言い争うシーンで歌う「It's All Over」。彼女の発するセリフ自体にがテンポが有り、音に乗っても全く自然なので導入部分がとてもスムーズだし、各自の感情の変化がこの1曲に盛り込まれているの。

でもやはり忘れてはいけないのは、名曲「And I'm Telling You I'm not Going・・・」ね!この曲は自分の感情を優先してビジネスをおろそかにしてしまったエフィが孤立し、仲間にも恋人にも背を向けられてしまう…という絶望と孤独をその感情のままに歌い上げるというもの。個人的にこの曲は絶対歌ってみたい1曲よ!聴いているうちに自然と涙が溢れてきてしまうという魔性の作品なの。

自分の奥底で何かが大きく揺さぶられている・・・こんな事は初めてよ。

どの曲もテーマがはっきりしていて、イントロが始まった段階からその世界に引き込まれシーンが思い浮かんでくる。歌いながら途中セリフに切り替わる部分が多いけれど、これまたバッチリ決まっちゃうのが良い!ミュージカルの面白さというのはこういう事なのかと大いに納得させられたわ。

言葉というものは本来独特のリズムを持つものだから、背景に音を乗せても何をしても成立するものよね…それが音楽の起源でもある訳だし。

でも役を演じるだけでなく、その人物としての感情を歌に託すという事を見事やってのけた女優陣はやはり真の歌姫よね!いやぁ、本当に参りました。

映画を見ていなくても、サントラだけで十分楽しめるけれど、サントラを聴いたら絶対映像も見たくなるはずよ。特にミュージカル・アレルギーの方、この1作で一気に方向転換したくなるはずなので是非お試しあれ!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(2) 音楽 

2013年05月24日

スタートレック日記3 夏のTシャツは戦闘服・・・!編

ここ数年、夏は殆どTシャツで過ごしているわ。去年辺りから洋画や海外ドラマのシャツが欲しくなり、アメリカから取り寄せる機会が増えたの。

最初は海外の品ということで不安だったけれど、何度洗っても色落ちしないし素材も丈夫で安心よ。

デザインもバラエティに富んでいるし、全てが日本未発売のものばかりというのが嬉しいわ。日本でも映画の公開に伴い独自の企画ものが発売されてるけれど、どれもこれもあたりさわりのないものばかりでつまらないのよね。しかも、関税を含めても1枚当たりが2000円台と超お得!

PIPOKOは子供サイズがぴったりなので更にお得なプライスなのよ・・・ふふふ。気付けばその数は徐々に増え、クローゼットの上部を占拠してしまったわ。

「アベンジャーズ」や「バットマン」、「ビックバン・セオリー」をはじめ、最近は遂に大好きな「スタートレック」をお取り寄せ!今年で47周年になるこの大作、歴代艦長がズラッと並んだデザインはファンにとっては涎ものよ。

このところようやく暖かくなってきたので、重ね着の下からそっとピカード艦長のスキンヘッドをのぞかせて買い物に出かけると外人さんに喜ばれることも・・・海外でこんなシャツを着ていると"トレッキー"と呼ばれそうだけど、日本では特定の場所以外着用している人に遭遇する事が無いからちょっぴり淋しいわ。

今回はベタだけど、連邦の上級士官の制服を模した赤いシャツも入手したので、これでスタトレごっこは出来るけど・・・やはり仲間はいない。ま、気を取り直して、とにかく今年の夏は大好きなスタトレTとアメコミTでホットに過ごすわよ!エンゲージ!

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pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) ファッション 

2013年05月23日

信頼と裏切り日記 良い上司、悪い上司、普通の…編

20130519「信頼と裏切り」…人間が集まって何かを行う以上、必ず起こりうる事よね。特に職場においては誰もが経験する事だわ。この相反する2つの感情が人間関係を、そして仕事を、最終的には会社にとって大きな影響を及ぼすと言っていいかも。

オクラホマ州にあるホーガン・アセスメンツはこの点に着目し、個人の性格テストを利用して職場での業績向上を目指しているんですって。

彼は今年2月、700人を対象にした職場で職場での信頼と裏切りに関する調査を行ったところ、回答者の81%が同僚に裏切られた、もしくは不誠実な扱いを受けたと回答したの。更に10%の人が、自身の出世の為に倫理に反する行為を働いたと認めたのよ。でも、70%以上の人が同僚や上司を信頼していると回答したそう・・・なんだか救われた気がするわね。

では一体、良い上司と悪い上司とは何なのか?従業員からみて、良い上司の特性は"信頼"。

正直であると同時に判断力があるということが重要なんですって。その人物が責任者になったら、組織を正しい方向へ持って行くと信頼できるか否かというのが鍵よ(エージェンツ・オブ・シールドのコールソンみたいな人かしら)。

一方悪い上司とは"傲慢"であること。その他にもごまかし、受動攻撃性が挙げられたわ。先のトラブルを予見させる悪い資質として、自己陶酔、自己欺瞞、そして自信満々な態度とは裏腹の"中身が空っぽ症候群"といったものも挙げられたわよ。

確かにこれらの回答は、大いに納得出来るものであるわね。でもその一方で、厄介な特質もある事を忘れてはいけない…それは"カリスマ性"よ!これを備えている人は、リーダーの素質があるように見えるし人に良い印象を与えるの。でも結果、自身の事情や都合に従わせ、会社の利益より己の利益を優先させるという傾向が強いのだそう。こればかりは見極めが非常に難しいのではないかしら?

ホーガン曰く、企業や幹部たちの多くは"直感"で管理職をふるいにかけているそう。しかしこの直感こそ危険であり、彼らのかつての部下に話を聞くのが最善策だと語っているわ。

ちょっとアナログな方法だけど、感情の推移は非常にデリケートな問題なのだからこれが一番良い方法なのかもね。会社にしても家庭にしても動かすのは人間。人間同士がうまく作用し向上していくためには、細心の注意が必要になっていくわ。これからは、勤務時間中におやつは禁止…しないでおこうっと。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 自分探し 

2013年05月22日

宣伝日記2 ポスターの役割編

20130521近年の米系作品の特徴として、公開半年ほど前に意味深なポスターをリリースし、約三ヶ月前から様々種類のポスターを発表する宣伝方式が主流となりつつあるわ。

米で間もなく公開される「Man of steel」スタートレック:イントゥ・ダークネス」もそうだけど、予告編のVersion Upと同期させながら主人公やそのメインキャストの個人ポスターが緊張感を高めるようにネットを中心にアップされていくのね。

面白いのは、Officialだけじゃなくて、ファンメイドのポスターも素晴らしい作品が次々に発表されて、パブリックなエコシステムで相乗効果を上げてる事ね。

オフィシャル系では謎めいた表現から段々、確信に迫るデザインになってくるし、そのどれもが宣伝物としてだけでなくアートとして抽象的な力も十分持ってるから素晴らしいのよ。日本は未だに作品関係者のクレジットだらけでデザインセンスは数十年遅れてるわ。

ポスターをリリースしながらファンの反応を見て細かな修正を施して次に進む…映画の2時間ではおさまらない想像的な部分を刺激する手法は前パブから後パブへとつながり、切れ目の無い世界観を提供し続けわね…もちろんその前提条件としてのクオリティは無論ですけどね…フフ。


pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 映画&TV 

2013年05月21日

Kate Bush日記3 美貌の裏の狂気編

20130522Kate Bush嬢と聞くと、真っ先にどんな映像が浮かんでくるかしら?クリッとした目…しなやかな体…天まで突き抜けるような声…どこからどう見ても間違いのない美人だわ。

そして彼女の生み出す音楽は、かつて聴いた事も見た事もない産物であることは確かね。初めて聴いた作品はかの有名な「バブーシュカ」…ちょっと登って降り、降り切ったと思いきや横道にそれる、そのメロディーラインの妙にあっという間に引き込まれてしまった!'変なメロディー'なんて言う人もいるけど、表現出来る言葉が見つからないわ。'神懸かりに妖しく美しい'と言うべきね!

彼女は人間ではないのではないかと錯覚を起こす瞬間もしばしばあるもの。そう思ったのは1982年、デヴィッド・ギルモアらも参加しているケイト嬢が自ら単独プロデュースしたという「The Dreaming」を聴いてからかしら。

彼女の近年の作品はキーも低くなって攻撃的な面は一切無くなってしまったので、全盛期の作品としてこれが一押しよ。

彼女の狂気の部分…というか根底にあるものが爆発した素晴らしい作品よ!どのアルバムもジャケットのデザインが凝っているけど、このアルバムは特にグッとくるわ。美しきケイト嬢が接吻しようとしているのは鎖で縛られた男性…そして彼女の半開きになった口の中にはその戒めを解く鍵が!これは収録されてる「ハウディニ」という曲がモチーフらしいわ…ハウディニとは、プリンセス天功もびっくりの大脱出を行なった奇術師なんですって。

アルバムは視覚、聴覚トータルでひとつの作品になるけど、細部までのこだわりにはとにかく脱帽よ。

以前見た「The Dreaming」のPVも刺激的だったわ…ミイラと綱引き!?…シュールね。レコーディング時にチャンネルが足りなくなってスタジオの壁をぶち抜いてコンソールを追加したり、音へのこだわりは異常と言えるほど深いわぁ。

もしあなたがケイト嬢未体験なら気をつけて!どこまでも伸びゆく澄んだ高声と沈みこむ低音、エフェクト的なコーラスが渦を巻いて、呪文のように一生耳に残るわよ!彼女は天使なのかしら・・・それとも・・・?

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2013年05月20日

仕事愛日記 我を知らずして語る・・・編

20130517仕事で結果を出す・・・仕事をする人間にって最も幸せなことだわ。会社にとって業績を上げる社員は期待されるし、その期待に応えようと社員も努力し日々充実・・・でも優秀な社員は必ずしもそうだとは限らない。

ある最新の研究によると、42%の企業で上位の勤務成績を収める社員より、成績の悪い社員の方がやる気があり、会社の中で働くことを楽しんでいるという結果が出たわ。これは一体どういうことなのかしら?

この研究を行ったコンサルティング会社のCEOによれば、成績の悪い社員にはそれほど重要な仕事は与えられず、ストレスが少ない、故に日々の仕事の満足度が高いからだとのこと。

確かに自分にとってハードルが高くなければ難なくこなせるし、余裕も出てくるだろうから気持ち的にも楽よね。一方優秀な社員は結果を出すだけでなく、出来の悪い社員の仕事の修正、顧客も満足度を更に上げるための努力など献身的に仕事を行う。つまりひとつの仕事を築き上げる過程で、様々なことに気付きそれを改善していこうとしてしまうのね。結果、成績の悪い社員への不満、ストレスを覚え、低く評価されていると感じてしまうのよ…これでは仕事を楽しむ、充実するなんていう気持ちはなくなってしまうのも当然。

CEOはこの状況を改善するために、管理職は上位の勤務成績を上げている社員と腹を割って話し、彼らの不満、どんな動機付けが会社にとどめておくかについても見つけ出すべきだと語っているわ。更にある企業での踏み込んだ調査で、「仕事をする際100%の努力をするか」という質問に対し、成績の悪い社員の自己評価最も高く、続いて優秀な社員、一番低いのは中間の社員という結果が。

続いて「全員同じ基準に応えているか」という質問では、成績の悪い社員の方がこれに同意する傾向がかなり強かったそう。こうした結果を見てみると、成績の悪い社員は自分のレベルのアンテナが低い故に会社全体が見えていないということになるかしら。己を知るのも大事な事だけど、自分にとって居心地が良い場所を得るというのも幸せかも・・・。

一生のうち、働く時間というのはかなりの部分を占めるわ。だからこそ楽しくやりがいを持って臨みたいけれど、上を目指せば目指すほどハードルは高く厳しいものになってくる。頂上を極めることで何を得るのかは人それぞれだけど、楽しさも厳しさも自分の人生に刻まれるものだから大事にしたいわよね。

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2013年05月18日

大魔神日記 世界に誇る日本映画編

201305161966年に公開された映画「大魔神」…この作品は未だ国内外問わず高く評価されているわ。

日本の特撮時代劇の地位を確立した今作は当時1億円という莫大な制作費を投じており、日本映画というのはここまでやれていたんだ、と誇らしく思えるほどのクオリティの高さよ。当時はまだ珍しいブルーバック合成が見事で、この画面を創り上げるまでどれだけの時間と努力が…と考えると胸が熱くなるわ。

ストーリーは皆さんもよくご存じだと思うけれど、舞台は戦国時代。丹波の国の領主花房家は家老の反逆に合い、跡継ぎの幼い兄弟は追われる身となり、忠臣小源太とその母巫女の信夫により匿われることに。暴君と化した家老は領民に重税を強き、領民が崇める魔神信仰を否定した上、魔神像を破壊するよう命令するの。

魔神の側で身を隠していた兄弟は遂に家老達に発見され、兄と小源太は囚われ信夫は殺害されてしまう。己の命と引き替えに必死で彼らを救おうとする妹、小笹の願いを受け、魔神は恐ろしい武神へと変貌し暴君の命を奪い村を破壊していくのよ。そしてその怒りは暴走し、罪もない領民の命を奪っていくの。しかし最後は小笹の訴えと無垢な涙により怒りを鎮め、村に平和が戻るというものよ。

自然の明るさが巧みに取り込まれていて"作ったような明るさ"がなくて実にリアル。だからこそ、山中の霧の深さや雨の降りそうな薄曇りなどが物語の世界を強調しているのよね。オープニングで大魔神の目がギョロリと睨み付けタイトルが出てくるのだけれど、とにかく素晴らしいの一言!タイトルのフォントも世界観にピッタリでこの部分だけでも十分!と言って良いかも。

大魔神の青とも緑ともいえない顔色、怒り狂った黒ずんだ赤い空の色…これだけでも世界観を表現出来ているのも素晴らしいわ。役者陣も見事で、巫女を演じた月宮於登女嬢の演技が作品の重厚感を増していたわ。巫女として魔神を守り、母として小源太や兄弟を守り、凛として暴君へ立ち向かう姿は圧巻よ。大魔神を演じた橋本力氏はその目力で荒神を演じ、人外の神々しさを十二分に表現していたし、今見てもその神秘性は十分だわ。

ただひとつ気になるのは子役の演技ね。大人が考える子供の行動ばかりが目立ち、この部分だけリアリティがなかったのが残念。現代に於いても、子役への演出や演技のレベルはさほど変わっていないので仕方ないのかも。

ストーリー、特撮という部分でも当時海外にひけをとらない出来であるにも関わらず、日本はここで止まってしまっている…その考えは否めないわ。「大魔神」を見て感じるのは、日本が映画界に一石を投じようとする意気込み…今こそこの気合いが必要なのではないかしら。改めて言うべきは「日本よ、これが映画だ!」

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2013年05月17日

ピンク・フロイド日記1 後世に語り継がれる伝説編

20130518ピンク・フロイドの伝説的なLIVEを記録した『P・U・L・S・E』…彼らはプログレの代名詞の様に言われるけど、その哲学的、文学的な世界観は他と一線を画しているわ。

初めて聴いた曲は"マネー"…この曲を筆頭に、人間の滑稽さを思いっきり皮肉った作品の数々は、火とを惹きつけてやまないのよね。音楽関係者が彼らを捕まえ「どちらがピンクさんでフロイドさんですか?」と聞いたというおかしなエピソードを、自分のアルバムの作品にしてしまうというセンスにはやられた!と思ったわよ。

超ウルトラ級の演奏、人間を別次元から捉えているような歌詞、見るものを圧倒するライブステージ…この全てに挑みかかってゆく姿勢には完敗。残念ながら年代的に彼らのLIVEを生で堪能した経験は無いけどこのTourを体験できた人が羨ましいわ。

幸いにも自宅は65インチTVなので爆音環境で鑑賞したら、あまりの臨場感に言葉を失ってしまったわ。ありったけの光を集めたのではないかと思えるほどの照明の洪水、目を光らせ客席をにらむ巨大なブタ…次々と展開する前代未聞の演出の数々に口があんぐりよ!

一番印象的だったのは、女性ボーカル3人組による"虚空のスキャット"3人が3様にそれは見事なスキャットを展開するという鳥肌もののシーンなの。

歌詞ではなく、声だけで表現するというのは究極の行為ではあるけど、歌というのはもともと音を伝える所から始まった訳だから原点回帰というべきかしらね。もしピポ子がこの場に立って歌うとしたらどうするだろう…ああしようかこうしようかと悩んでしまう。とにかくボーカリストは必見だわ!

以前ピックアップしたデヴィッド・ギルモアの「Remember The Night Live At Royal Albert Hall」も同様だけど、華々しいステージの中、普段着の様な服装で演奏しているメンバーを見て「ああ、この人達はお客さんに楽しんでもらう事だけを考えている。自分たちの表現を出し切る事に徹しているのだ」とエンターテインメントというものに真摯に取り組んでいる姿勢を見せつけられ、襟が正される思い!

ピンク・フロイドに影響を受けたアーティストは多いけど、彼らを超えるアーティストは未だにいないという理由がこの映像から理解出来たような気がするわ。

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2013年05月16日

メリダ日記2 筋違い編

米系の映画情報を見ていたら気になるNEWSが流れていたのよ…それは日本でも「メリダとおそろしの森」で公開されたCG映画の主人公メリダに関する事だったのね。

ピクサー制作で2012年に公開され見事にアカデミー賞長編アニメ賞受賞…素晴らしい作品だったわ。

で、一体何事で問題勃発かと言いますと、PIXERの親会社はディズニーなんだけど、この男気あふれるメリダのキャラクターを突然変更してしまったのよ!

見ての通り、勇者の象徴で彼女の芯の強さを表現した弓矢も持たず、ヘアーのウェーブが綺麗になって、ウエストがしまって、キラキラドレスに今風のプリンセスメイク・・と、完全にキャラクターから逸脱したお姿に。レポートによれば過去のディズニープリセンスのキャラそのものだと。

これに怒ったのが監督・脚本・原案のブレンダ・チャップマン!!…「時代を生き抜く強い女性を描いたのに、女子力で誘惑する性差別的で金もうけのためのデザインだ」と。更に、ファン達も一気に不満が爆発してオンラインで署名運動を展開して既に18万人以上の署名が集まってディズニー側に嘆願書が出される状況に。

その文面には「メリダは普通の女の子と同じように完璧ではないところが共感を呼んでいます。セクシーさを強調しアダルトにイメージ変更する事で、オリジナルのメリダは劣性でプリンセス不適格というメッセージを世の中に送っている」と。

確かに、その通りだわね…PIPOKOもさっそく署名したわよ!

作品の主人公キャクターの人格が反転してしまったら、共感する意味が無くなってしまうものね。でもこの一連の動き、そして行動力…エンタメコンテンツが深く見る側の人生にリンクしているのだなと再認識したわ。そして何らリンクすらしない最近の日本の薄っぺらいコンテンツにも呆れるのでした・・。

20130520


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2013年05月15日

メイシー・グレイ日記1 肝っ玉ディーバ編

20130514「メイシー・グレイ」…以前TVのCFソングで偶然彼女の歌声を耳にして、即効アルバムを買いに行った覚えがあるわ。2003年に発表されたアルバム"The trouble with being myself"は内容だけでなくジャケットもセクシー。

スパイラルヘアに褐色の肌を露にして何かに気付いた様な視線の彼女はどこか力強く美しい。エイミー・ワインハウスが夜ならメイシーは昼の女王と言うべきか・・・。ハスキーというか、程よい枯れ方が耳に心地良く、重厚感もあるのよね。敢えて例えるなら、エイミーがおっさんでメイシーは姉御という具合かしら。

分類的に近い2人ではあるけれど、メイシーの方がどことなく女性的でセクシー。メロウでもアップテンポでもバッチリはまるこの声は存在感大よ!面白い事に、彼女はこんな素晴らしい声を持ちながら自分の声が嫌で、幼い頃人前で話す事さえ恐れていたんですって・・・わからないものだわ。

しかし神様は彼女の役目を全うさせるべく導き、現在に至るという具合。メイシーは歌の才能だけでなく経営能力にも長けていて、深夜に気軽に楽しむ事の出来るコーヒーショップを経営し大当たりしたそう!天は人にニ物以上与える事もあるのものを作る…というか、何に対しても楽しく貪欲に取り組む彼女だから出来るのでしょうね。

プライベートではかなり波乱万丈だったみたいだけど、3人の肝っ玉母さんであり経営者であり唯一無二の歌姫!この素晴らしい声に魅せられたリスナーは世界に数知れず…なんてワンダフル!アルバムの話に戻るけど、1曲の"When i see you"を1日の始まりに聴くと何だかやる気が出てくるわ。

全体的に張り上げることなく、寧ろ抑えめに歌い上げる独特の歌唱法は、燦々と輝く太陽の厚ささえ感じることが出来る。逆に7曲目の"jesus for day"は艶やかで湿り気を帯びた歌い方になっていて、夕方の日が落ちる直前といった雰囲気なの。ピッチがどうこうという事より、一音発する事でその場の情景を創り上げる…これこそアーティストよね。

これほど特徴的な声質だと、逆に色々苦労する事が多いはず。しかしながら、彼女はプライベート同様その才能と声質を存分に活かし切っているのが素晴らしい。ライブでも「セクシー?」を連呼するメイシー・・・姐さん、イカしてます!

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 音楽 

2013年05月14日

ヘッドフォン日記 消耗品編

20130512音を外に持ち歩く時代になってもうどのくらい経過したかしら・・。思えばSONYのお猿のウォークマンから始まり、今はiPodやiPhoneその他で当たり前の様に音楽を楽しむライフスタイルが日常よね。

そこで欠かせないのがヘッドフォンになるのだけど、この分野の進化も目覚ましいわ!

ただ音が出てるだけの100均で売ってるようなものから10万以上するような高価な物まで種々雑多にラインアップされてる。特に耳に直接入れるインナータイプは形状や仕組みも様々でTPOに応じて使い分けるのがいいわよね。

毎日使う物なので消耗が激しいのも事実。高価なのはメンテ可能だけど、そうでない物は消耗品になってしまう。PIPOKOのインナータイプも約1年ぐらいで新規購入って感じよ。

今回はこの2種類を選択!

1つは、お気に入りのBeatsからBeats Tour…低域再生に特徴のあるメーカーで以前もピックアップしたBetats Proがデザイン・音質ともに良かったのでインナータイプもこれをチョイス…色は勿論、白!音のチューニングはPro同様に低域が魅力的ね!

そしてもう一つはゼンハイザーの680i…これは「ゼンハイザー×アディダス」のスポーツ専用で汗や水分などに強いのよ…音質よりも機能性重視でウォーキング時にベストなタイプね。

それにしても色々あり過ぎて選択に困るわよ…単純に音質だけ求めるのもいいし、自分の趣向に合わせるのもGood!!…次は自分の耳型をとってカスタマイズしてみようかしら…フフ。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(2) ハイテク 

2013年05月13日

褒めすぎ日記 あなたのお子さんは大丈夫・・・?編

20130513最近「モンスターペアレンツ」なんて言葉が浸透しつつあるわね。親の過保護により子供達だけでなく周囲にも様々な弊害が起きている訳だけど、海外でも子供への褒めすぎと褒めなさすぎの舵取りが問題になっているんですって。

子供の将来を考えると、自信がなさ過ぎるのは心配…でもエゴを過剰に高めてしまうのも危険な事よね。これまで保護者や教育関係者の多くは、高い自尊心が幸福や成功につながると考え、トロフィーを与えたり褒めたりして自尊心を植え付けようとしていたわ。

かくいう自分も、そんな大人達を見てきた子供の一人なのだけど、常に違和感を感じていたのよね。やがて研究者達は、高い自尊心の一部は秀でた行動の結果から生まれるのであって、必ずしも結果に結びつかないという結論に達したそう。自尊心を過剰に高めることで、挫折を味わった時のダメージが大きくなるという弊害も問題視されているわ。

アメリカでは自尊心が低い方が一時的には子供達に良い影響があると考えられているの。一見それってどうなの?と思うかもしれないけれど、自分が周囲からどう見られているか思い上がらず、現実的な理解をしている方が打たれ強い傾向があるというのがその理由。

エゴを過剰に高めるようなやり方で子供達に取り入ることはせず、目の前にある困難に立ち向かう自信を身につけて欲しいと思っているという考えの親も少なくはないの…ちょっと安心したわ。

ある研究者によると、自尊心は子供達が家族や友人からどう評価され、受け入れられるかを測る心理のバロメーターに値するのだそう。他人の目に対する敏感さは人間が社会に受け入れられる必要があったために進化したもので、太古では社会に受け入れられることが生存に必要不可欠だったとか。このバロメーターは早くて8歳頃反応するそうだから、生き上手になるかならないかはこのあたりで決まるのかもね・・・!

また別の専門家によると、子供達は自分の価値を見出し、周囲から受け入れられていると感じるのが必要であると同時に、自分自身を悪く感じる事が良い方向へ導かれるのだとか。自己中心的な考えや振る舞いが人間関係を悪化させ定職に就く能力を損ないかないかねないと学ぶからなんですって。

痛みを知って学ぶ、という事かしらね。ある父親が「誰もあなたより優れてはいない。けれどあなたも他の誰より優れている訳ではない」と息子に教えていると聞いて、ビックリすると同時に非常に感心したわ。自分を認めてもらうよう努力する、そして他人をきちんと認める、この2つが備わってこそ世の中の荒波に耐える力を身につけられるもの。

未だ社会では大人になりきらない、エゴの塊のような大人がうようよしているわ。もし幼い頃から親がこんな哲学を伝えていたら、モンスターペアレンツはおろか日本自体がより強靱な国になっていたに違いない。若いお母さん達、今後の日本の為にも「褒めて育てる」もほどほどに、ね。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(2) 自分探し 

2013年05月12日

Paperman日記 画力編

20130510今年のアカデミー賞短編アニメ部門を見事受賞した「Paperman」…既にご覧になった方も多いはず…まだみてない方の為にピックアップよ。

国内の映像コンテンツで感じるのが説明セリフや余計なテキストにお節介な説明カット・・子供番組ならいざ知らず、すっかり幼稚化された映像がTVや邦画で散乱してる現状よね。「Paperman」はBGMだけでセリフ無し…でもこの感動伝達画力よ!

内容的には紙飛行がつなげる愛のコミュニケーションとでも言いましょうか、とても感情移入しやすいCG処理で、一体どんな手法で製作されてるのかなと気になっていたのですが、メイキングがアップされていたので、ご紹介。

メイキングでビックリしたのが、最初に3DCGでモデリング後に輪郭線的な書き込みをしてスーパーフラットな2Dアニメーションで仕上げてる点よね。色々テクスチャーも工夫しながら独特の質感を表現してるのに驚いたわ。

今は全世界的に使うソフトもPCも世界共通な状況だけど、結局それを使いこなすヒューマン力がとても大事って事が良く分かるわね。そして、このようなメイキングを惜しげも出してくれるクリエーターやメーカーも素晴らしいわ。

料理もそうだけど、結局レシピを公開して全く同じ手順で作っても味が異なるように、決して数値化できない個性が明らかに存在するわ…でも知識としての学習は将来の武器になるわよ…若手の皆さまがんばって!

【メイキング】

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(1) 映画&TV 

2013年05月11日

ムッソリーニとお茶を日記 文化の意味するのも編

201305101999年イタリア映画「ムッソリーニとお茶を」を見ると、文化や芸術という意味を今一度考えさせられるわ。日本でも文化を伝承って言うのは簡単だけど、その文化そのものが何に根ざしてるのかと尋ねると答えが返ってこない場合が殆ど…歴史的背景まで織り込まれた企画は本当に少ない。この映画はそんな文化を死守するご婦人達の実話をベースに描かれた作品よ。

芸術とは皮肉なもの…ダビンチにしろモーツァルトにしろ王家という絶対権力の庇護の元で開花し伝承され今も息づいている。やがて王家には名誉だけが残 り、実態経済は豪商に移行。そして、芸術もまたメディチ家を筆頭に文化としてパトロネージュされ数多くのアーティストが軌跡を残しているの。



芸術は悪用されるケースも多い…ベルリン・フィルとヒトラーの関係等、芸術一辺倒の生活が時代に翻弄されるリスクもあったの。反対にピカソの“ゲルニカ”のように1枚の絵が世界を行脚し政治にプレッシャーをかける事もあるわ。



「ムッソリーニとお茶を」は、当時ファシスト党のムッソリーニが自分をアピールする材料として、文化・芸術を利用した経緯を、シニカルな象徴としてピックアップし時代色を際立たせた力作よ。決してムッソリーニのお話ではありません…4人のミドル女性を中心展開するたくましいドラマなの!



時代は1930年代。ムッソリーニが40年に英仏両国に宣戦布告する前後のイタリア動乱期のお話。1935年、フィレンツェの芸術的環境に憧れるイギリス 出身の3人(マギー・スミス/ジョーン・プローライト/ジュディ・デンチ)の誇り高きレディが、身寄りのない男の子を立派なイギリス紳士に育てようと決意 するの。そこにアメリカ人ショーガールで富豪との結婚をくり返す女性(シェール)が加わりスポンサーになるけど、ナチスの台頭によりイギリスはイタリアの敵国となり、彼女達も強制収容所暮らしとなってしまう・・。



物語はこの少年の目から見た4人の女性の生き方にスポットをあてたドラマとなっていて、戦闘の場面や直接的な反戦へのメッセージは殆ど無いわ。戦争が勃発 しても祖国に帰らず自分達をイタリアの一部として友好関係を保とうという姿勢を保ち続けた主人公たちの姿に、監督であり、この少年自身であるフランコ・ゼ フィレッリの感謝の思いが強く込められているの。結果、それが平和を愛するメッセージにつながっているの。



“人を育てる”とは今で言うプロデュース能力に相当するわ。よく、『プロデューサー業で一番重要な資質は何ですか』と尋ねられるのよね。『それはお金』と 答えてしまいそうだけど、実はどこまで世話を焼けるかが重要なの。この作品は、その世話焼き度がとてもコミカルに描かれている。また、資金担当はアメリカ人、教育担当はイギリス人というのも世相を表現していて楽しめるわ。



ちなみに、当時のイギリスのレディ達が師と仰いでいたのが「アンナと王様」で有名なアンナなの。意志の強さや自分の存在価値に確固たる自信を持ち、それ をライフスタイルとしていた象徴的な存在だった彼女。もしかしたら、現代の女性の強さにも通じる部分があるかもしれない。



見どころは、何と言ってもスミスやデンチ他の強力なアカデミー女優の演技力。イギリス女性とアメリカ女性の生き方に対する対比をとても素直に演じているのよ。



芸術をこよなく愛する女性がテーマとあって、ファッションや風景も実に凝っているわ。トスカーナ地方“花の都”のフィレンツェから“美しい塔の都”のサンジミニャーノや古都フィエーゾレを背景に、さりげなく登場するフレスコ画や彫刻等の美術品、19世紀風のイギリス婦人のスタイルからモダンなドレスや斬新 なパンツスタイルと見逃せないシーンも多いの!



「ムッソリーニとお茶を」は、芸術をこよなく愛し、どのような状況下でも自分達のスタイルを貫き通した女性達を通して、個人の存在がいかに今に連続し、未来へとリンクして行くのかを気軽に見せてくれたわ。女性的要素が強く出ているけどオールラウンドで味わえる秀作よ!



ちなみに、タイトルの「ムッソリーニとお茶を」とは、ファシズムが台頭し外国人たちの生活に危害を及ぼすようになったため、外国人居住区のレディがムッソリーニに直談判しに行き、彼に英国流のお茶でもてなされた、というエピソードからよ。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 映画&TV