2016年12月12日

喧嘩日記 仲直りはケーキでね・・・編

20161208お腹が空くとイライラして喧嘩・・・日常思い当たる事が何度もあるわ。お腹の都合で何故こんな嫌な思いをしなくてはいけないのかしらと、悲しいような悔しいような思いをする事が多いのよね。

とある研究で夫婦喧嘩と血糖値の関係について実証されたのだけど、なんとおやつを食べることが喧嘩を避ける最善策なんですって!!

まず空腹だと怒り易くなるのを証明する実験では214人の夫婦を対象に血液中の糖分のレベルを調査…血液中のブドウ糖であるグルコースが平均値より低い場合、満腹の場合と比較してパートナーに対して非友好的になる傾向になることがわかったわ。

腹が減っては戦も出来ぬ・・・という前向きな例えではなく、腹が減るから怒りが募るという事なのね。

更に別の実験では全ての被験者に人形とピンを渡し21日間配偶者に対して怒りを感じたらピンを突き刺すようにさせたそうよ…結果、血液中の糖分レベルが低ければ低いほど人形に刺したピンの数は多いということが判明。何とも恐ろしい実験ではあるけれど、これで怒りや攻撃的衝動を抑えるのに必要な自制にはエネルギーが必要で、そのエネルギーにはブドウ糖が不可欠であるという事が証明されたわ。

人間の体は本当に面白いものよね・・・血液中に存在する糖がこれほどまでに人間の感情や強いては生活に大きく影響するんですもの。もし夫婦喧嘩に巻き込まれるようなことがあれば、まず深呼吸をさせてからおやつをひとくち、というのが一番の解決策かもしれない。

自制にはおやつが必要・・・そう考えるとなんとも魅惑的で楽しい気分になるから喧嘩なんかしたくなくなるかもね。さて、まずは近所の台場Eggs'n Thingsのパンケーキ食べに行ってこよっと。

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2016年12月09日

フローレンス・フォスター・ジェンキンス日記2 好きこそものをやっちまえ!!編

20161203

以前もご紹介した現在上映中の映画「フローレンス・フォスター・ジェンキンス」…事実に基づいたストーリーなので展開はわかっているものの、後は錚々たる役者陣がどう味付けをするのかが楽しみだったの。

主役フローレンスを演じる”千の仮面を持つ怪優"メリル・ストリープ、そして彼女の夫シンクレアを演じた”永遠の貴公子”ヒュー・グラント、そしてそしてそんなベテラン陣に挟まれフローレンスのピアニスト、コズメを快演した”ビックバン★セオリーのコロポックル”サイモン・ヘルバーグ・・・このキャスティングなくしてこの映画は成立しなかったと言って良いかも。

物語は1940年代NYが舞台…社交界のトップであるマダム・フローレンスは夫のシンクレアと共に財産と情熱を愛する音楽に捧げていたのよ。やがて彼女はソプラノ歌手になりたいと思い立ちピアニストのコズメを伴奏者に抜擢しリサイタルを行うようになるの…しかしフローレンスには致命的な欠陥があり、それに気付かない・・・シンクレアは妻の夢を叶える為客を信奉者だけにしたり評論家に金を握らせ酷評させないようにしたりと献身的に立ち回っていたわ。

そのうちフローレンスは自主制作レコーディングをして盤を配ったり音楽の殿堂カーネギーホールで歌う事を決めてしまう…シンクレアとコズメはギリギリまで世間の彼女に対する真の評価を隠そうと奔走するけれどフローレンスの音楽を愛する純粋な心を尊び、共に力を合わせることにしたわ。戦時中のお話だけど彼女の様に支援をする人達がいたからこそ芸術の火は現在も絶えること無く受け継がれているのよね…本当に素晴らしい事だわ。

それにしても、歌を歌える人が歌えない演技をするというのは大変な事だと思う…フローレンスの最初のレッスンは”超”見どころのひとつで、無理に前喉を締めたまま発声したり、ピッチの微妙なずれや高音へ切り替わる際のちょっとしたひっくり返りぶりには恐怖を感じるほど。技術や経験が身につけばつくほどそんなことをすればわざとらしくなってしまうのに、さすが怪優メリル・・・本当に初めてじゃないのか?と思えてしまう。だって前作「RICKI & THE FLASH」ではロックシンガーだったのですもの!!

更に夫の前では恋する少女の様に愛らしく舞台の相棒であるコズメを弟のように愛しみ親友として頼る…その天真爛漫な生き様には好感が持てたわ。好きなものは好き、やりたいことはやる、そんな彼女の素直さが周囲の人々の心を動かしたに違いない。最初は資産家の道楽と思われていたかもしれないけれどフローレンスの音楽を愛するというぶれのない心が結局は後世にまで語られる事になったんですものね。そこまでを十二分に理解させてくれるとは・・・やはりメリルは凄すぎる。

そして注目株といえば、やはりサイモン演じるコズメ!!「ビックバン★セオリー」では主人公シェルドンの友人であり、変わった嗜好の持ち主であるエンジニア、ハワードを演じている彼が劇中でもその鍵盤捌きの素晴らしさを今回の作品で活かしているわ。更にどこかシニカルでずる賢い一面を持ちながら芯が強く良いヤツ、という役柄のイメージも十二分に活かされているのが素晴らしい。

最初はギャラにつられ、そのうち音楽家としてのプライドやキャリアに揺れ、最終的にはマダムを支えようと躍起になる心の変化が表現され、マダム夫婦のシリアスな大人の事情の間で小気味よいテンポと色合いを出していたわ。こんな大役をこなすとは・・・さすが、我らがハワード!

そして久々にスクリーンで目にするヒュー・グラントは、その笑顔の威力は衰えるどころか増していたわよ。実際のシンクレアは元シェイクスピアの三文役者だったからこそ妻の芸術を愛する気持ち、舞台に立つ気持ちを理解出来たのかも。そういう意味合いでも普通の夫婦と違う次元で結ばれていたに違いない。

ひとつ残念だったのは物語自体を「いい話」にしようと無理矢理な展開にもちこんだ点かしら…マダムを嘲笑していた若妻が急に金八先生ばりにフローレンスを庇ったり、シンクレアが愛人からフローレンスへ急遽真実の愛を見出したり、気持ちはわかるけれど急カーブで弧を描いてしまったことで違和感があったのは否めないわ。

しかしながら歌がうまい、下手などというのはあくまで聴感的、技術的なことに繋がるだけなのかもしれない…プロと呼ばれる以上は色々な点をクリアした上で個性や人間性を構築しお客様に楽しんで頂く訳だけれど、フローレンスは別にプロ云々という部分を目指していたのではないし、全て自分のお金でやり切っていたのだから誰に文句を言われる事は無いのよね。

ただ人に聴かせる上で不快に感じさせてしまうという、ある意味強烈な個性に自身が気付かなかったというだけ。劇中で彼女は辛辣な評価に初めて打ちのめされながらも「カーネギーでコンサートを行ったという事実は変えられない」と語るのだけど、この言葉には大納得…例えどう思われても、やりたい事を己の力で成し遂げた・・・なんて格好良いのかしら!

世の中には若く恵まれていても、自分には無理、とか無難に生きる方が良い、など後ろ向きの人が大勢いるわ…自分の可能性を自分で踏み潰し失敗を恐れて一歩も踏み出さない人が殆ど…個人的そういう考えが嫌いだし、年を重ねた今でもまだまだ生き切れてないと思うばかり・・・マダム・フローレンスの域にまで到達するのは難しいかもしれないけれど、まずは自分を信じて「好き」をエネルギーを変えて燃焼させていかないとね…何かをやるには時間もお金も要る、そんな事を言ってばかりいたら”自分が主人公”という作品は生涯リリースできないわよ!!

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2016年12月07日

LA LA LAND日記1 シンプルな恋物語編

20161207日本でも話題作となった「セッション」デミアン・チャゼル監督の新作が海外で公開…評判も良くて各種映画賞レースでノミネートされつつあります…それが「LA LA LAND」

舞台はLA…女優を目指すミアとジャズ演奏家セバスチャンの恋物語をコメディたっちのミュージカルとしてとても軽快に描かれたいるようです。

ミアを演じるのは「HELP」でもお馴染みのエマ・ストーン…低域なお声と目力に魅力のある彼女が役柄にピッタリはまってます。お相手のセバスチャンを演じるライアン・ゴスリングはあまり馴染みのある方ではありませんが、ちょっと頼りなさそうで内気な役柄にこれままたピッタリはまってます。

そんな二人の恋物語はストレートで、出会いから発展、成功の兆しが見えてきたとこでの不安とすれ違い・・・と、いかにもな感じなのですが予告編を見ると、男っぽいミアと女っぽいセバスチャンの対比の描写が歌を交えてとても爽やかで無理を感じません。

ミュージカルですから、突然歌い出したり踊り出したりは当たり前なんですが「ドリームガールズ」同様に間合いが素晴らしそうです。日本公開は確か来年2月…アカデミー効果狙いのあざとい設定ですがちょっと遅すぎ。

因みに「セッション」でアカデミー賞受賞の美味しい場面でJ・K・シモンズも出てきますよ…楽しみに待つと致しましょう…それにしてもポスターが美しいですよね。

【LA LA LAND official】
http://www.lalaland.movie


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2016年12月06日

花火2016日記 お台場編

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今年はお楽しみの一つだった「東京湾大華火大会」が五輪施設準備の為しばらく中止でがっかりな夏でしたが、毎年恒例お台場花火大会が12月の毎週土曜の7時から10分間あるのです。

2016年は5週あるので合計50分楽しめますからちょっとお得かしら。

今日はベランダから楽しませて頂きますよ~三日月も綺麗!!~フフ。

20161206


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2016年12月04日

ハイヒール日記 フェティシズムのメカニズム編

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ハイヒールといえば、女性の象徴・・・履く側にしてみれば足長効果、女性らしさの強調という意識が高くなるけれど、男性にとっては魅力的に映るようね。

近年米大学の心理学の教授が「何故ハイヒールを履いた女性が魅力的に見えるのか」を数字で証明する研究を行ったのだけど、これが非常に興味深い。

まず12人の女性を連れてきて、動きを際立たせるべく彼女達の脚、脛、お尻に反射マーカーをつけ、下半身だけ見える様にしてウォーキングマシンに乗せたの…そして反射するポイントが見えるよう照明を当て、最初は全員バレーシューズ、その後6センチのハイヒールで歩いてもらい男女110人に評価してもらったんですって。

結果は当然の如く、男女ほぼ全員がハイヒールで歩く方が魅力的と回答したわ。

実際歩いたモデルは全員女性だったけれど、もし男性が混じっていたとしても同じ結果だったのかしら?

この問いに関しては数字が全て物語ってくれたわよ…ハイヒールは歩幅を平均1.24メートルから1.20メートルに縮め、歩き方を寄り機敏なものにする。更に腰の回転を3.06度から4.16度に増やすんですって。数値は細やかな変化に過ぎないように思われるけれど、男性にとっては難解な女性ならではの動きだそう…この細やかな動きが女性らしさを強調しより魅力的に見せるメカニズムという訳ね。

又性科学者達によれば女性の腰の回転は排卵のサイクルによって変化しており、回転が大きければ私達の脳により性的欲望の対象であると伝達されるそうよ…これでハイヒールを履くという事は自然の中に存在する刺激を更に強靱なものにするという結論に至ったわ。

ベティちゃんがハイヒールを履いて腰をフリフリする姿は可愛いけれど、これが人類の存亡に繋がると考えると何とも壮大よね…素敵なパートナーを見つけるには髪やお肌のお手入れも大事だけど、まずはヒールの似合う脚作りが先?かもね。

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2016年12月01日

クリステン・ウィグ日記1 才女に驚き編

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クリステン・ウィグと聞いて、直ぐに顔が浮かぶ人は日本ではとても少ないでしょう。最近の映画作品では「ゴーストバスターズ」のエリン・ギルバート博士役として…ちょっとマニアックな人は2011年「ブライズメイズ」の主役&作家として…更にマニアックな人は日本でも大ヒット中の「ソーセージパティー」でグラマラスなバンズの声をあてていた方なんですよ。

1973年生まれのウィグは単に女優ではなくプロデューサー&作家として米では有名でブレイクのキッカケはあのサタデー・ナイト・ライブ…2005年SNLに向けたオーディション映像は見事にスタッフを一撃したようです。その後2012年に番組を卒業するまでに数々の名キャラクターを生みだしました。

SNLでブレイクすると次のステップとして映画界へ転身し大成功するパターンが多いのですが、彼女も同様な道を歩み才能を存分に発揮しているのです。そんなウィグは一体どのくらい凄いのか??って話ですが、それはSNLを見て頂ければ一目瞭然。端正で知的なお顔だちなのに、発せられる言葉の数々や仕草があまりにも強烈すぎて大笑いなんですね…このギャップの面白さとキャラの人格を表現する表情力の素晴らしさに尽きるのです。

キャラにはそれぞれ人生があり、それを見抜く&組み立てる力がずば抜けていて、それは決して表面的な面白さで無く中身があるのでSNLで愛されたのですね。そんなウィグが今年のSNL感謝祭特別番組にホストとしてカンバック…髪をショートにしてキュートにイメチェンした彼女はまた新たな一面をファンに届けてくれました。

今のウィグは既に大御所で2012年にはTIME誌で『世界で最も影響力のある100人』に選出されました。元々大学ではアート専攻だったのですが知人の影響で役者の勉強を始め先生から「天職だ!!」と称賛され以後本格的な勉強の為に大学を中退…客のまばらなホールでも一人で世界を演じきっていたそうです。それがコメディ劇団「The Groundlings」の目にとまり参加…コメディエンヌとしての技量も身につけ一気にSNLで開花。

2006~2012までのSNLでの彼女はyoutubeで見る事ができるの興味あるか方は是非ご覧になって…どのキャラも素晴らしいのですがそれはまた後日に。今日は彼女の品の良さと真逆な振る舞いが面白過ぎる「RED FLAG perfume」をご覧あれ…シャネルやジバンシーがお得意な映像手法を彼女が演じたらどうなってしまうのか!?



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2016年11月28日

アントマン日記 小粒で地味な快作!!編

20161117原案・脚本のエドガー・ライトの監督降板劇もありマーベル作品の中ではさほど触手が動かなかった2015年「アントマン」…正直あまり期待していなかったのだけれど地味ながら後を引く旨みたっぷりの作品だったわ。

時間軸としては「キャプテン・アメリカ:シビルウォー」前に位置するのだけど、冒頭で美しく老いたエージェント・カーターが登場したので大興奮。

物語は優秀なエンジニアであり一児の父であるスコットが刑期を終え出所するところから始まるの。しかし彼は就職困難に陥り、窃盗仲間3人とある富豪の家に忍び込むことに。しかしその富豪は元S.H.I.E.L.Dに所属し、物体縮小技術を可能にした天才科学者ピム博士だったのよ。彼は自分の技術を利用しようとする弟子のダレンから身体縮小スーツを守ろうと、家の難解な金庫を開けたスコットの手腕を買い協力を求めたわ。

博士には自分に反発する娘ホープ、スコットには妻の再婚により別れてしまった愛娘キャシー・・・そんな親子の絆が共鳴し、スコットは博士に協力すべく「アントマン」となることに…やがて、ダレンはヒドラにこの技術を売り渡そうと目論んでいたことが発覚…この小さな戦いはいつしか世界の危機を招く大きな戦いへと変わっていった、という展開よ。

物語の要、ピム博士を演じるのは「ウォール街」でお馴染みの怪優マイケル・ダグラス…見終わって印象に残ったのは彼と愛娘キャシーの顔だけかも・・・どの役者陣も適材適所のキャスティングながらルックスの印象が薄いというのは、あまりにも自然ではまり過ぎていたからなのかもしれないわね…こんな経験は皆無だったので逆に面白かったわ。

アントマンは文字通り蟻を操り共に戦うのだけどリアルに近いルックスの蟻がスコットになついたり”ゲゲゲの鬼太郎”よろしく背に乗せて運んでくれたりと非常に可愛すぎる。

可愛いと言えばスコットの娘キャシー・・・まさに天使の愛くるしさ、でもどこか大人びて人生を楽しむ術を知っているのが良いわ。楽しさで言うなら、忘れていけないのがスコットの窃盗仲間のお間抜け3人組…中でも情報担当のルイスはお調子者で、その前置きが長く本題に入れないというシーンが前後半2回出てくるのだけど、これが良い段落分けになると共に爆笑ポイントに。

全編音の使い方も見事でオープニングは本人や仲間の気質そのままにラテンっぽい音楽が使われたりアントマンが小さくなってからの視点と俯瞰での対比は音をバッサリ切るなど実に効果的。

今回の見どころや笑いのツボはほぼこの視点の対比だったので、そういう意味でもこの演出は重要ね…そしてダレンのスーツを気にするシーンから見える自己愛の強さや人間的な弱さ、蟻を操り灯りを消してしまうという行動から理解出来る父親を憎み続けたホープの苦悩、周囲の人間を笑顔にするスコットのキャシーに対する大きな愛情・・・それぞれの愛が細やかな演出で垣間見れるのも素晴らしかったわ。

更に浴槽、玩具、スーツケースの中と普段考えもつかない場所から人間の世界を見るのは興味深かったけれど、逆に外界での派手な戦いより小さな世界での戦闘の方が恐怖を感じるのかもしれないと考えさせられてしまった…視点を変えれば何事も大きくも小さくも見えてくる・・・だからこそ惑わされる事なく己の心眼を強化していかなくてはいけないのかも。はじめは小粒でもピリリと効いてくる快作・・・週末にオススメよ!!

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2016年11月26日

ダサいポスター日記2 情報か想像か?編

20161114サルマ・ハエック主演「五日物語」…オリジナルタイトルは「tale of tales」

半年ほど前程オフィシャルのポスターがリリースされた際、あまりのインパクトに何事!?と感じたのがこの作品…主演のサルマ・ハエックが何やら得体の知れない物を食している様子が強烈で、見る側の想像を掻き立ててくれたのよね。

どうやら、彼女が食べてるのは海獣の心臓らしく、一体どんなお話なの????と?が39個整列し始めたほどよ。

実際のお話は17世紀初頭に書かれた民話「ペンタメローネ:五日物語」で、なんと!あのお話だったのか!と今度は!が37個整列する始末。

でも、今回はこの面白いお話ではなく、最悪な国内版ポスターの話題を。

国内版のポスターはオリジナルと比べ、なんでこうパチンコ屋の看板になってしまうかは以前もお話したけど、この「tale of tales」に関しては酷すぎよ。オリジナルのタイトルとデザインからはかけ離れ、いかにもな構図に活字だらけのいつもの状況。

作品の神秘性もなくなりハリポタのスピンオフか・・・と言われてしまいそうな幼稚さで本来作品の持ったダークファンタジー感は微塵も感じないわ。タイトルもこれまたありがちなサブタイトル付きでダサさ上書き。

近年国内ポスターの酷さは色んな所で指摘されているけれど関係者は一向に気にしないようで、明らかに映画を知らず映画を仕事としてこなしてる感がアリアリ。直のデザイナーは指示書通りに作成してるので、彼らも不満を抱いてるのが現状。

日本の配給の言い分としては「いつ・どこで・だれが・なにを・・・」的な情報を織り込むのが宣伝と勘違いしている為仕方のない状況だけれど、人には想像力・妄想力をキッカケとした情報収集力があるのですよ。そして最近多いのが、サブタイトルでのネタバレ・・・もういい加減にしないと本当に怒りますから(`ヘ´)

因みに、この作品は今日から日本公開です…作品はとても素晴らしいのでまた後日に。

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2016年11月24日

小説日記 培われる共感力編

20161113個人的に本を読むのは大好き・・・時間さえあればどこででも読書をしていたいわ…本を読むのは気分転換になるし頭の中の整理にも役立つもの。

語彙が増える効果もあるけれどそれは一部に過ぎず、過去10年間に蓄積されたデータによれば、日々遭遇する人々に対し共感力を高めることが判明したそう…カナダの心理学者によればフィクション小説を読むと他人の気持ちに敏感になるのだとか。

それを証明すべく被験者の生涯の読書量を調べ著者名を知っているか否かを調べるテストを行ったところ、フィクションの読書量が多ければ多いほど人々の共感力が高いことがわかったわ…面白い事にこの効果はノンフィクションではまったく見受けられなかったそうよ。

更に別の研究者が252人の被験者を対象に、年齢、性別、知能指数、ストレスの高さ、性格などを考慮に入れ再度実験を行ったの。最後に「目から心を読み取るテスト」を行いフィクションに晒されている状態が実世界の人の感情や意図を理解する能力にどれほど影響するのかを調査。

するとフィクションの読書量の多い人は少ない人と比べ現実社会で幅広い人脈を持ち、娯楽面でも心のケアの面でも豊かな生活をしている傾向にあることがわかったわ。これで所謂”本の虫”は根暗な社会不適合者という偏見を持たれなくなるわね。

フィクションの中でもどんなジャンルが影響が強いのか調査したところ、SFやロマンスはさほど影響は無く文学的フィクションが最も影響が出ることがわかったの…文学的フィクションは僅かな手がかりから登場人物の心の動きを想像する必要があるので、共感力が高くなるということなのね。

逆にノンフィクションは共感力を高めず孤独や社会的孤立を促す傾向があるそう…でも、語り口が読者の心を動かすものであれば共感を促す可能性もあるのだとか。

最新の研究で障害のある幼児が父親に語るという心に響くストーリーを被験者に見せたところ、彼らの愛情や共感を促進するホルモン”オキシトシン”の量が増えたのよ。普通の親子が同じことを行う動画ではそんな現象が起きなかったんですって。

重要なのはストーリーが真実か否かという事では無く、如何に物語の世界に入り込み自分自身が体験出来るかという事なのね。自分自身フィクションの世界を創り上げ、その中に常に生きている・・・という状態なのでさほど気にしたことはないけれど、たくさんの友人に恵まれているし楽しい事を見つけるのは得意だわ。

幼い頃「本ばかり読んでないで外で遊びなさい」と怒られた事もあったけれど、これは大きな間違い…社会とコミュニケーションを持たせる常套手段だということを念頭に置いてくださいね、お母さん・・・今夜は我が家の秘蔵本「Respect Mya」でも読もうかしら。

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2016年11月21日

ゲーム・チェンジ日記 お騒がせ大統領選編

20161112歴史上これほど驚愕した戦いはなかったのではないかと思われた今回のアメリカ大統領選…しかし2008年のオバマ大統領当選の陰にトランプ氏を彷彿とさせる女性知事の存在があったことを皆さんご存じかしら?

彼女の名はサラ・ペイリン・・・アラスカ州知事である彼女は前々回のアメリカ大統領選で共和党ジョン・マケイン氏の片腕として抜擢された人物よ。

ご存じの通り結果はオバマ大統領の圧勝に終わったわけだけれどマケイン陣営は如何にして戦ったのか気になる所よね。

当時注目されたのは、サラのトランプばりのお騒がせ発言…マケイン陣営の対策本部は対オバマだけではなく、サラのコントロールにも始終頭を悩ませることになってしまったわ。

そんな部分に焦点を当て制作された2012年公開のTV映画「ゲーム・チェンジ」が素晴らしい出来映え…キャスティングもお見事で、女性知事ペイリンに「ハンガー・ゲームズ」でも自己中首相を演じたジュリアン・ムーア、ペイリンに翻弄されるマケイン陣営のアドバイザー、シュミットにこれまた同作品でアドバイザー・ヘイミッチを演じたウディ・ハレルソンという適材適所ぶりよ。ゴールデン・グローブ、エミー賞等の主要部門を受賞した隠れた名作。

物語は実話ベース…アメリカ共和党はマケイン上院議員を次期大統領候補として選出するも対する民主党が史上初の黒人大統領を目指すオバマを候補に選出したことでより強力な副大統領候補が必要だと考えたの…そこで白羽の矢が立ったのがアラスカ州知事ペイリン。日本でも彼女のメガネがトレンドとして当時注目されていたわ。

彼女はお披露目スピーチで全米の話題をさらい人気は上々・・・しかし取材準備を進めていくうち外交はおろか基本的な政治知識に著しく欠けていたことが判明…しかもペイリンはマケイン以上に保守的な思想の持ち主で、民主党陣営から攻撃されるだけでなくいつしか共和党の中でも亀裂が生じ始めてしまったわ。ここで面白いなと思うのはペイリンは本番に強くスピーチが上手でカリスマ性があることね。更に自己中心的で自身のアラスカ州以外のことには全て疎い・・・やはりトランプと重なる点が非常に多い。

彼女は周囲を引っかき回すだけ引っかき回しマケインの強力な武器になるはずが自爆装置に…トランプの場合は前回の「Election」の時にも書かせて頂いた通り当選という結果になってしまったけれど・・・相手がヒラリーでなく男性だったら同じ状況になっていたでしょうね。

このドラマは実際にアドバイザーを務めた2人の著書を元に制作されたので、ペイリンがどんな風にあんちょこを使って取材を乗りきったか、どんな精神状態であったかというのが細部に渡り描かれているのが面白い。

敗北が確定した時、演説をしたいと申し出た空気の読めない彼女に対しシュミットがこれまでの憤りをぶつけるシーンには爽快感を覚えたわ。それだけストーリーが事実に基づいてしっかり描かれている証であり、ジュリアンはじめ役者陣の迫真の演技が素晴らしいという事なのよね。

しかしながら、この大統領選では事前に共和党内でペイリンがこの大舞台にふさわしくない人物であるということに気付き、周囲がそれを阻止する事が出来たけれど、トランプは阻止どころかトップに送り出してしまった…この結果が恐ろしい事態をあちらこちらで引き起こし一触即発状態・・・最早これはドラマでも何でも無く、現実だということを改めて認識しなければならないわ。

今後アメリカを中心に世界全体がトランプ台風に巻き込まれることを思うと不安で仕方ないけれど「トランプ?そんな大統領もいたよね」とドラマを見ながら回顧する時期が一日も早く来ることを望んで止まない。

因みにこの「ゲーム・チェンジ:大統領選を駆け抜けた女」は現在スターチャンネルで放映中なので、契約されてる方は是非ご覧になってみて…選挙のバックヤードがよく理解出来るわ。

【STAR CH web】
http://www.star-ch.jp/channel/detail.php?movie_id=25276

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2016年11月18日

ソーセージ・パーティ日記2 知的ありき過激編

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今年最も見たかったR指定映画「ソーセージ・パーティ」・・・先日も熱くご紹介したけれど、やはりこれは語るより見るべし!!というべき強力な作品よ。

張り切って初日に出かけてみればほぼ満席状態にも関わらず上映館数は少ない上にパンフレットすら作られていないという日本サイドの期待度の低さにはガッカリ…入口で間に合わせ風味満載ではあるけれど、限定1111冊のジャポニカ学習帳を模した「ソーセージ手帳」を頂いて少しテンションが上がったわ。

主人公はソーセージ、ガールフレンドはホットドックを挟むバンズ・・・この設定だけでも吹き出しそうなのに、そのキャラクター&デザインは一度見たら忘れられなくなるほど”そのもの”でありながら超キュート…公開前はその過激な設定や表現がピックアップされがちだったけれど、キャスティングを含め映画や音楽をこよなく愛する制作陣の知的さがあちこちで際立っているわ。

物語はスーパーの外の世界で生きる事を夢見る食材たちが、彼らの”神”である人間に選ばれようと躍起になる日常からスタート…ソーセージのフランク、ガールフレンドのバンズ、ブレンダはひとつのホットドックになる事をずっと望んでいたけれど、遂に念願叶う日が訪れたの。しかしアクシデントによりフランクはソーセージ仲間と別れ店内に残る羽目になりブレンダも彼を追う。やがて2人は店内の様々な食品たちと出会い、店内に長く置かれた加工食品たちから店外に出た食物の末路の真実を知らされ驚愕…フランクは食材たちと力を合わせ、実は悪魔的存在だった人間と自分を逆恨みする凶悪なビデと戦う事に。

ストーリーは一見単純な様に思えても、そこに登場する食材たちが宗教や人種などをシニカルに表現しているのはさすが…もうひとつ単純といえばそれぞれの形状にも要注目。ソーセージにバンズにタコスにマスタード・・・どれもアウトラインしっかりでありながら、女性食材のメイク、靴、手や目の細やかな動きなどは実に繊細で名優揃いなの。

一番のお気に入りは実力派女優クリステン・ウィグ演じるバンズのブレンダだけど、注目株はサルマ・ハエック演じるレズビアンのタコス・テレサ!!…ブレンダが傷付いたときそっと彼女の尻を撫でたり、フランクと結ばれたブレンダを大きな瞳を輝かせて見つめた後・・・(自粛)だったりとなかなかの情熱家…タコスの裾から民族衣装のフリル袖やお洒落なストッキングを着用していたりしているのも可愛すぎるわ。

20161111女優陣とキャラクターたちはルックス的にも酷似しているので美人揃い、でもそこがまた笑えるツボだったりする。その他にもホーキンス博士を彷彿とさせる天才ガムが登場するのだけど、これまた彼の研究にちなんだ演出が良く考えられてる。

笑いの沸点はあのミート・ローフがミートローフとして登場したところね…しかも彼のアルバムジャケットそのままに登場・・・やはり制作サイドはよくわかっているなと改めて感心させられてしまった。

最後までわからなかったのは発酵食品の中にいた腹黒そうな白髪の可愛い坊や…トレイラーでフランクに「Have a Fun!」と口づけるシーンが印象的で、最後は発酵食品のおじさまたちに可愛がられ・・・(更に自粛)気になる。

見どころがあまりにもあり過ぎ、見る度に細やかな演出を発見出来るのでDVD購入は必須ね…食材たちが外界へ出たいが為の人間へのプレゼンテーション、神であると信じていた人間の正体を知った後の半端ない報復、自由を得てからの酒池肉林状態・・・どれもこれもが実に生々しく人間らしい生き様で素晴らしい!!

映画が始まってからすぐ劇場内は笑いに包まれ後半はほぼ大爆笑の連続…映画館でこんなに大笑いしたのは初めてじゃないかしら。しかし、「ソーセージ・パーティ」を見てから食材はもしかしたら意志を持っているのかもしれないと思えてきて、落としたクッキーが怯えていないか、おかずを残したら彼らに対し無情な行為なのか、など考えてしまったわ。

ここ数年でこれほどまでに衝撃的な作品は存在しなかったし全てにおいてクオリティが高い!!…歴史的な1作になることは間違いないわよ。自分にしては珍しくキャラクターのフィギュアを全部集めたいけれど、日本ではグッズが皆無なので海外サイトで探さなくては。さぁ、皆さんも臆すること無くパーティに参加してはいかが!?…Have a Fun!!、あ、子供は見ちゃダメよ!!

【ps】
日本でも小規模上映ながら大ヒット中らしく、東京ではTOHOシネマズ六本木でも大きなスクリーンに移行して大人達を抱腹絶倒させてるとのこと…米ではSONY PのTOPが次回アカデミー賞ノミネートに向けて全力キャンペーン展開宣言…19億円の制作費で既に150億円に手が届きそうな気配…カテゴリーとしては長編アニメですが歌曲賞も狙うそうです…因みに「The Great Beyond」はディズニー作品で8つのオスカーゲットの作曲家アラン・メンケン…本気ですから…フフ。

【Sausage Party USA web】
http://www.sausagepartymovie.com/site/

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2016年11月16日

スタートレック日記21 永久保存!!限定切手編

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「STAR TREK」が私達を大いなる宇宙に誘って50年・・・それを記念し日本郵便から「STAR TREK 50th Anniversary」切手が11/1から限定発売されると聞いて近所の京橋郵便局へ急いだわ!!

販売部数はたったの3200セット…場所によっては即完売ではないかという恐怖におののきつつ、あっさり1軒目でゲットしたわ。郵便局の方も切手の存在を把握していなかったりして緊迫していたのは己一人という結果に安堵・・・でも確実に販売部数は伸びていて現在ネットでは完売という状況よ。

以前米国郵政公社で発売された限定切手は著作権問題もありキャラクターの肖像使用は不可でエンタープラズ号やバルカン・サルートなどをデザインしたものだったのよね…これも非常に素敵だけれど今回はきちんとオリジナル・メンバーが全員お目見えという垂涎もの!!

2つ折りのポケット付き台紙の中に52円切手が10枚、更にポストカードが5枚、ステッカーが2種という豪華さ…価格は2000円・・・うーん、そんなものかしらね。驚くべき事に切手はカーク、スポック、ウフーラ、マッコイ、スコッティ、スールーというメインCASTに加え、クリンゴンのコールというラインナップ!!…これはトレッキーにはグッとくるキャスティングだわ、さすが。

彼はTOSで初登場、その後DS9でも登場している勇敢な戦士でありながら戦いの中で名誉の死を遂げられず苦悩し続ける兵士・・・でも最期はジェムハダーとの戦いで念願が叶ったの。この役を演じたジョン・カリコスは最近亡くなってしまったけれどシリーズを超えて同じ役を演じ切れるなんて素敵だわ。

カークもスポックも他のキャストも同様に「STAR TREK」という人生を生き、共に年を経ていったのよ。残念ながら初代スポックのレナード・ニモイやマッコイ、スコッティは宇宙へ飛び立ってしまったけれど、次の世代が新たなる歴史を紡いでいくのね…切手は勿論使いません…52円が102円に値上がる時代が来たとしても・・・長寿と繁栄を!!

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2016年11月14日

Election日記 仕事のできる女は嫌われる編

20161108米では大統領選挙も終わり現在大混乱…なぜなら有力視されていたヒラリー女史がまさかの敗戦…事もあろうに立候補から対戦者をヘイトし乱暴な言葉遣いで相手や他国を投票直前まで攻撃していたトランプ候補が当選してしまいました。

各種の投票分析がなされてますが、その根底にある『女性』というキーワードがちゃんと分析されてないように感じます。

元来米では都市部と田舎の中西部では意識の違いが色濃くあって、例えば「女は家でクッキーでも焼いてろ・・・」が当たり前で、仕事ができる女性は基本的に嫌われます。今年公開された「ゴーストバスターズ」でさえ、たかだか娯楽作品なのに主役が女性チームという事で叩かれましたしね。

よく『ヒラリーは嫌われ者』と言われますが、女性が政治のTOPに君臨することを無条件に嫌う方々は思ってる以上に多いのです。実は、そんな状況を見事に映画化した1999年作品をご紹介。

日本では「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!!」という凄まじい邦題がついたブラックな学園映画「Election」…国内では人気薄なリース・ウィザースプーンの大出世作品なんですね。

一般的には「キューティブロンド」の主演女優としての方が有名かもしれません…制作がMTVと言う事もあって宣伝も殆ど無かったのですが全米批評家協会の主演女優賞を受賞して後に話題になってきた隠れた名作です。

物語は高校の生徒会長選挙をめぐる戦いと人間模様を描いたもの…リース・ウィザースプーン演じる成績優秀で野心家の女生徒トレイシー…彼女は道徳と倫理を唱える模範男性教師から嫌われていて学内での全ての行動が癇に障る存在…そんなトレイシーは次期生徒会長に立候補、教師はそれを阻止せんが為に頭は鈍いけど人気者で体育会系の男子生徒ポールを擁立させる。

コミカルでドタバタな抗争劇からお話は段々シュールでブラックな展開に…学校では誰からも好かれ信頼される先生が己の欲望に堕ちていく様と、悲しいほど完璧に自分の思い描いた通りに進もうとするトレイシーの生き様が見事に描かれてます…この頃からリースの演技力には驚かされるものを感じますよ!!…鼻の穴を膨らまし目をぱちくりと動かすその表情は独特です。

物語の進行や見せ方もとてもユニークで、トレイシーの半目の不細工顔をわざとポーズして教師の彼女に対する嫌悪感を表現したり、学園内の迷路に似た細い出口を教師が鼠の様に出て行く事で、彼の生真面目さを滑稽に見せていたり・・・MTV制作なので音楽的な要素も見逃せないポイント…じつはこの部分が笑いのツボだったりとか。

当時は邦題がとてもバカっぽいタイトルなので単なる学園コメディと勘違いしてスルーしてしまった人も多いはず。作品に描かれる人間模様は正直で人が人生を生き抜く為のバイブル的作品と評したいですね。そして南部女性の強さを知る事のできる1本…勝ち負けをハッキリさせる米社会と、絶対に負けを認めない思考、これから国際的にお仕事する人にはとても参考になる1本でもあるのです。

そして、今この作品を振り返ってみると、ヒラリー女史も生徒会長で頑張って、後に弁護士の資格を取り以後はワシントンで政治に関わる重要なポジションで活躍…仕事とのできる女性として現在に至るお姿が、この作品とダブるのです…映画ではテキパキと何でもこなすトレイシーは友達もできず、ひたすら孤独ですが自分を見失わないのが素晴らしく美しい生き方なんですね。

我々がアメリカの情報として見聞きする物は殆どが都市部のもので、中西部の本質的な白人思想はあまり触れることはありません。先のケンドリック・ラマーの表現する差別的な出来事は実は未だ日常という事を思い知った大統領選挙でした…でも戦いはこれからですよ!!

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2016年11月11日

スタートレック日記20 BEYOND編

20161107監督交代やチェコフ役のアントン・イェルチンの急逝など、ファンとして動揺する出来事も多かったスタートレック映画「BEYOND」

アクション系監督がメガホンを取るということで静観はしていたもののトレーラーを見る限りアクションありきの演出が多く不安だったのよね。

本編はこれまでのスタートレック作品をオマージュしている点は多々あれど、1,2作目のような真意を理解した上でのオマージュではないのでストーリー性は薄まってしまった。

脚本は自身もトレッキーでもあるスコッティ役のサイモン・ペッグが手掛けた事で少しは救い・・・と思いきや、これまでのTVシリーズや映画で登場したエピソード等が満載でファン視点の内容となってしまった感は否めず…逆にスタトレを知らない人の方が楽しめる作品のかもしれないわ。

物語はカーク艦長率いるエンタープライズ号が未知の星に不時着した宇宙船を救出するというミッションを受け出発…しかしそこで待ち受けていたのは無数の飛行物体と凶悪なエイリアン”クラール”・・・船は破壊されクルーは敵の手中に。敵地でバラバラになったカークやスポックはそれぞれクルーを救出しようと行動を起こし、そこで”ジェイラ”という女性異星人に出会う…やがてジェイラと手を組んだカークはクラールの恐ろしい目的を知り、それを阻止しようと戦いに打って出たわ。

脚本として矛盾する点は多く、何故あれだけの強力な破壊力を持つ飛行武器を持ちながらクラールはそれをあちらこちらで使わなかったのか、クラールのルックスは凶悪なエイリアン・・・元々は地球人なのにどうやってあの形状に変化したのか、しかもどうやって再び地球人の姿に戻れたのか、100年以上命を繋ぐために人間のパワーを養分にするのはいいとして、その技術はどこから得たのか?…ラジオを通じて出力した高周波の音楽が最新鋭の武器を攪乱させることが可能なのか・・・等々思い出しても沢山の疑問が残るのよね。

今回クラールを演じるのは「マイティー・ソー」でもお馴染みのイドリス・エルバ・・・メイクをしていると彼だとわからないけれど、最後に顔を見せることにしたのは彼だと気付かせたいからなのか、更に監督は車を使ったアクションでブレイクしているし車とラジオとロックという組合せがそのまま宇宙に置き換えられたのか・・・などと思えてならないのよね。

前回きちんとカークとスポックの関係性や生き方について深く掘り下げられていたのに、今回は登場人物それぞれ均等に登場し(中国資本という点でやはりスールーの見どころも増えている)4DXや3Dを意識した演出ばかりが目立つ”アトラクション型ムービー”としか言えないわ。

個人的に大好きなドクター・マッコイの見どころが増えたのは嬉しいけれど、斜めに見れば腐女子が喜びそうな演出も多い気がするのよね。

でも一番の見どころ、いや聴き所は主題歌であるRihannaの「Sledgehammer」・・・特に冒頭の歌い出しからAメロに差し掛かる彼女独特の湿度の高い繊細な歌い回しは、作品の世界観を見事に表現していて素晴らしい!映像と彼女の声のマッチングは完璧でトレッキーにとっては親のような優しさで見守るしかない「BEYOND」の中で一番の収穫と言えるわね。

次回作は期待したいところだけれど、まずは新TVシリーズの方が気になって仕方がないわ…まずは色々な意味で「BEYOND」して頂きたく・・・長寿と繁栄を!!

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2016年11月09日

心の治癒日記 目指せ、スポック!!編

20161106

どんなに辛いことがあっても時間が解決してくれる・・・何かに苦しんでいる時、親や友人が必ずそう言ってくれたのよね。

友人関係や失恋などは確かに時間が解決してくれたけれど未だ悲しみを癒やせない経験もあるし、友人の中には大事な人を失った悲しみから全く立ち直れない人もいるわ。

「時間が薬になる」という考え方は逆に悪影響を及ぼす場合もあるのではないかしら?…何度苦しみを話しても解決されることはなく、その痛みは昨日の事のように思い出してしまう・・・こうやって長期間もがき続けることでストレスを感じ、立ち直るのに必要なスキルを持たない人達は苦しみ続けていくしかない。

科学的にはどうなのかしら?…つい最近米心理学会誌で発表された研究結果によると、時間が人を癒やす効果が無いという事が確認されたそうよ。

一般的に人間はそれほどの自然治癒力は無く、人生を変えるほどの出来事を経験した場合回復にかかる時間は予想以上で、ストレスから健康状態を大幅に悪化させてしまう。

残念ながら、気持ちが楽になるのを待っていても良い結果が得られない場合もあり、この頃までに回復しているべきなど時間枠を決める事は命取りになるそう。

なかなか回復しないことで自分自身を厳しく批判してしまい、他人が長期にわたって苦しんでいる事に対し共感できなくなるという危険性もあるの…ただ時間が過ぎるのを待つという行為は、やはり最善の選択肢ではないわね。最も効果的なのはやはり「精神力を強化する」こと!!

もともと精神力の強い人はいないけれど、精神力を強化できる能力は誰にでも備わっているんですって…体力同様強化する為の練習方法もあるそうよ…まずは自分はどんなことに感謝の気持ちが持てるのか考え、自分自身を慈しむ訓練する事で精神的な強さを高めることが出来るの。

最近自分はその日にあった嬉しい出来事や目標をメモに書き、箱などにしまうようにしているのよ…そしてそのメモを開いたとき、その時パッケージされた嬉しい気持ちや目標を目にし次のステップを目指す様に心がけているわ。更に現実的に考え感情をコントロールし、生産的な行動を心がけることが出来ればそんな困難も乗り越えられるし回復力も身につく。

時間が癒やしてくれるのを待っていたら、それこそお婆ちゃんになってしまうわね…ストレスは病気だけで無く人生さえも足止めしてしまうもの・・・自分自身経験しているので、今後は精神力を強化する事をジム通い同様頑張って行かなくては!!

それにしても、こう考えるとやはりMr.スポックの考え方や行動は無敵ね…いや、素敵…マインドメルトお願いします。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 自分探し