2017年04月08日

ビヨンセ日記4 Lemonade編

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改めてビヨンセという女性の凄さを思い知らされる…前作「ビジュアル・アルバム」ではその音楽性やメッセージ、ビジュアルだけでなくエンターテインメントとは何ぞやという事を突きつけられた歴史的な作品だった…今回「Lemonade」は更にビヨンセという女性の生き様を満遍なく見せてくれた上にリスナー側に「女性陣、どうなの!?」と強く問いかけてきたわ。

この「Lemonade」…リリース直後は、彼女の夫Jay-Zの浮気がテーマになっているという点がピックアップされたり、リリース直前にHBOのスペシャルプログラムで全曲放送されたりと話題性としてはこれ以上ないほど…夫の浮気に傷付き怒りながらも己のルーツを辿り、そこから黒人問題を提起していく姿は戦士そのものよ。

ケンドリック・ラマーも参戦しており、彼のこれまた怪作である「To Pimp a Batterfly」同様そのメッセージは強く、そこに「世の女性達よ、立ち上がれ!!」というメッセージがプラスされているわ。

楽曲的には前作の方が好みではあるけれど今回はそのビジュアルと歌詞が兎にも角にも強烈!!…もともとタイトル「Lemonade」は、90歳の誕生日を迎えた祖母が「人生が酸っぱいレモンを指しだしたら、甘いレモネードにして飲めばいい」という言葉から生まれたそう…これはまさに人生の女性の大先輩からの大きな啓示ではないだろうか。

個人的にビヨンセのアルバムの中でも彼女の変化を大きく感じ始めたのはアルバム「I Am…Sasha Fierce」かしら…「Single Ladies」や「If I Were aBoy」は素晴らしい作品ではあれど女性ならではのそのテーマが重く引っかかってきたのよね。

この年Jay-Zと結婚となり普通なら幸せ全開の作品を発表するかと思いきや、この重さは・・・?と…どことなく心配に…そして新作・・・いやはや、心配は的中してしまった…でも表現者は自分を切り出してなんぼ、根底に根付く感情を投影させてなんぼのものであり彼女がその苦しみや痛み、怒りを作品で昇華させたのは当然のこと…ましてやアーティストであり、ビジネスマンとしても成功している2人に歪みが出来るのは仕方の無い事で・・・でもその中でビヨンセの一途な思いが見え隠れしていることには好感が持てたわ。

20170403女の直感で愛する人のよそ見に気付いた後、怒り、謝罪の言葉に無感情になり、虚しさを感じる…ようやく赦し前進しようと歩き出す、そんな彼女の一大叙事詩とも言える「Lemonade」・・・実にお見事です。

中でも特に気に入っているのは「Hold Up」ね…このビデオでのビヨンセはとにかく可愛らしいの。

ロベルト・カバリの色鮮やかなドレス姿にバットという驚愕的な出で立ちで、手当たり次第車や様々なものを破壊していく…でもその表情は爽快でどこか狂気に満ちているのが良いわ…女性なら誰でも1度はやってみたい!!と思うシチュエーションではないかしら。

間もなく双子を出産するビヨンセ・・・知的で毅然とした立ち居振る舞い、留まることを知らないパワーと美しさ、完璧な仕事ぶりと非の打ち所の無い”女の中の女”であることは間違いない…そんな彼女が今回少しだけ脆い女性的な部分を見せてくれたことは、ちょっぴり嬉しい気がするわね。

さてさて、母としても更にパワーアップする彼女…今度は聖母として君臨し新作を送り出してくれるかもしれないわ…自分も6インチヒールで戦わねば・・・ガクッ。

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2017年04月01日

SPY日記2 史上最強の女、再び!!編

20170401メリッサ・マッカーシー・・・最終兵器の代名詞であり常に期待を裏切らないわ。

「ゴースト・バスターズ」「デンジャラス・バディ」そして大好きな「ブライズ・メイズ」を手掛けたポール・フェイグ監督の2015年作品「SPY」…メリッサと監督の強靱なタッグは今回も破壊力絶大よ!!

予告編で期待大だったのに愚かにも日本未公開ではあるけれど吹替版はかなり良い感じで大満足…キャスティングも毎回天晴れでCIAイケメン・エージェント、ブラッドリーにジュード・ロウ、同じく単細胞の筋肉系エージェント、リックにジェイソン・ステイサム、気の強い美人敵ボス、レイナに「ブライズ・メイズ」で好演のローズ・バーン、裏切り者の美人エージェント、カレンに「ゴッサム」でお馴染みのモリーナ・バッカリンと適材適所よ!!

でも最も気になったのはメリッサ演じる内勤分析官スーザンの親友ナンシー…メリッサが小柄でふっくらしているのに対しナンシーは背が高く顔が長いので、そのビジュアルのバランス感は絶妙よ。

物語はCIAの内勤分析官スーザンが核爆弾の隠し場所を知る男を追跡する憧れのエージェント、ファインをいつものようにサポート、でも真の黒幕であるレイナに見つかってしまいファインは殉職…スーザンは持ち前の勘の良さと分析力を活かしレイナがテロリストに核爆弾を売ろうとしている事を突き止め現場に出たいと志願…願い叶って凄腕エージェント、リックと共に現場に乗り込むも彼に罵倒され邪魔されるばかり。しかしスーザンは聡明な頭脳と行動力を駆使し、遂にレイナに近づくことが出来たけれど・・・という、これまた見事なアクション・コメディ。

本作もメリッサの魅力が余すところなく描かれ黒髪のボブにアイラインはなかなか似合っていたわ…でもやはり調査の為に変装した際のウィッグと猫シャツなどの”おばちゃんスタイル”が最高…どのパターンも彼女らしく着こなせているのが素晴らしいのよ!!

これまでの作品同様、美男や美人は酷い目に遭うか死ぬかで、地味で目立たない女性の一生懸命でパワフルな面が描かれていることに好感が持てるわ…どんな状況でも自分が最善だと思う方法を選び突き進む・・・スタイルが悪かろうが、年を取っていようが関係なく自分が女子であることを楽しむ、そんな姿勢が頼もしく可愛らしい。

黒幕レイナは冷酷でスレンダーで髪も決まっているけれどファッションがどこか外し気味だったり、素っ頓狂なメリッサを心のどこかで信頼していたりと”いつもの”憎まれ役ながら憎めないキャラ…メリッサとは異なるベクトルで自分を貫いていて、どことなく気が合うのもわかる気がするわ。

男性陣は全員良いところ無しで引っかき回すか味付け的な役であるのに対し女性陣は自由奔放にみえて強い…この構図が実に小気味良いバランスを作っているのよね。

相も変わらずメリッサ及び女性陣のトークはテンポ良く作品全体の核になっているわ…オープニングは「007」を意識した絵作りや楽曲で、これまたツボを突いていて大爆笑…個人的にはスーザンが危険を知らせるためにライブ会場のマイクを使うシーンでそのマイクに流行のピッチ補正ケロケロ・エフェクトがかかっていて使えなかったというオチも大ツボよ。

エンドロール後にこれまたどんでん返しがあるので是非じっくり見て頂きたい!!ガールズ・パワーというと軽く聞こえてしまうかも知れないけれど、この映画も生命力の強さを存分に堪能できるので、疲れている時にオススメです!!

次回はこれも日本未公開な「THE BOSS」をご紹介しましょう!!

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2017年03月30日

名前日記 目指せ!!名前勝ち編

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「名は体を表す」とはよく言ったもので可愛らしい名前をつければその名の通りの女の子に成長するもの…それ故に子供が生まれれば名前はどうしたら良いか、頭を悩ませる両親が殆どね…花のように美しく健やかに・・・両親の愛は名前を通じて受け継がれていくわ。

最近最も嫌われる名前は”ドナルド”だそう・・・まぁ、これは世情的に当然な結果ではあるわね。

先日イスラエルとフランスの大学の研究者が「名前と風貌」の関連性について実験を行ったのだけど、これが非常に面白い…被験者にある人の顔写真を見せ4つ程の名前から本名を選ばせたのよ…すると偶然より高い確立で正解を得られたそう…人種や年齢、経済的要素を調整しても名前と顔のデータがプログラムされたコンピューターでも同様の結果になったというから驚きよ。

これにより人々は特定の名前と特定の顔や性格の特徴を結びつけることがわかったわ…更に被験者は写真に髪型しか写っていなくても名前を良い当たることが出来たの…大人は自分自身で髪型を選ぶので無意識のうちに名前に関連づけられた期待に沿うような外見作りをしてしたということなのね。

ただイスラエルの被験者がフランス人の写真を見、フランスの被験者がイスラエル人の名前を言い当てる際の正解率は予想確率を上回らなかったの…その理由は、被験者は別の文化の名前に対する連想を持たなかったりヘブライ語の名前の意味が理解出来なかったりして顔の手がかりを使って正しい名前を選択できなかったからよ…これは仕方の無い事だけれど、これで子供の成長と共に名前にふさわしい風貌が形成されていくということが立証されたわ。

うちの長女は”2代目大御所”・・・その名の通り、家中の人間、猫の面倒を見る親的存在、次女の”しのちゃん”は篠原ともえさんの前髪そのままのおきゃんさ、末娘”アンドレア”は勝ち気で華やかなルックスと、まさに名前そのもの…名前負けどころか名前勝ちしていると言っていいかもね。

若い親御さんたち!!間違ってもキラキラネームは避け日本全体が元気でパワフルになれるような名前をつけて下さいね。一刀とか、大五郎とか・・・ふふふ。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 自分探し 

2017年03月27日

コードネームU.N.C.L.E日記 元祖スパイ・コンビ編

20170309このところスパイやアメリカとロシアの関係について取り沙汰される事が多くなったわね…旬という事でもないけれど重い雰囲気を払拭すべく2015年「コードネームU.N.C.L.E」を鑑賞。

1960年代アメリカや日本で放送された大人気のスパイTVドラマ「ナポレオン・ソロ」のリメイクなのだけど「スーパーマン」ヘンリー・カヴィルに「エクスマキナ」アリシア・ヴィカンダーがキャスティングされているという事で期待度は上昇。

更にガイ・リッチー監督の味付けによりオリジナルの風合いを活かしつつ、お洒落で痛快な仕上がりになっていて大満足よ…凸凹コンビが繰り広げる痛快劇の元祖でありシャーロックにワトソン、トミーとマツ・・・そのテンプレートから派生した作品は数知れず。

物語は1960年代の東西冷戦時代、ヘンリー演じるCIA凄腕エージェント、ナポレオン・ソロと、これまたKGB強靱なエージェント、イリヤ・クリヤキンが政治的な対立を超えて協力し核兵器拡散を企む国際犯罪組織を阻止する任務を請け負うの…更に組織に誘拐された科学者の娘、アリシア演じるギャビーを2人で護衛することに…凸凹プラスヒロインのトライアングル・チームは犯罪組織に立ち向かう王道なストーリーよ。

この3人、ビジュアル的にも完璧すぎながら嫌味が無く自然体なのよね…特筆すべきはファッション・・・変装の為ショッピングをするシーンはなかなか興味深く、ブランドに詳しい男性2人のコーディネイト論争に現実的なヒロインの応酬、そして何よりファッション誌さながらにツィッギー・スタイルのワンピースにジョッキー帽を身につけたギャビーのキュートさは神懸かっていたわ。

ナポレオンのドン・ファン的かっちりスーツスタイル、クリヤキンの行動派ハンチングもその人間性をを体現していてお見事よ…そして敵方の妖女ヴィクトリアのゴージャスなドレスやアップヘアやメイク、ポンチョ・コート等の着こなしは圧巻。

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ギャビーがポップな白ならヴィクトリアはシックな黒、という様に視覚的に対照的なのも良いわ…ストーリーやキャラクターを掘り下げるというより、その小気味よいスピード感と絵作りのセンスの良さ、そして様々なアプローチの音楽が効果的に登場してシーン毎に楽しませてくれるの。

個人的にヘンリーはスーパーマンのイメージが強いので、こういったコメディタッチはどんな色合いになるのだろうかと想像が付かなかったけれど、その全身から滲み出る生真面目さや品格が良い味を出していて納得。

エンタメ性十分のアクション+エスプリの効いた会話、スパイス的恋愛劇、ファッションと見どころは多いので、気分転換と美しいものを愛でたいと思う方には是非オススメ!!まだ晴れ間の見えないトランプ政権の現状にはうんざりだけど、この凸凹コンビが実在したら・・・面白い事になりそうね。

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2017年03月24日

スタートレック日記22 コスメMAC触手が伸びなかった訳・・・編

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昨年発売され注目され大好評だったMAC限定「STAR TREK」コラボコレクション…全部とはいかなくてもリップは購入しようと思っていたのだ・・・けれど、毎回店頭で見ても今ひとつ触手が伸びないまま終了してしまったわ。

スタトレ50周年記念コラボでパッケージのデザインは良いけれど肝心のカラーがしっくりこなかったの。

「リップガラス」は仕上げ要員なので単体で使うと薄く、ネーミングも「カーーーン!」など本編に沿ってはいても色が何故ピンク?カーンならシルバーかゴールドでいいのではないかという気持ちも・・・。

スティックタイプのリップも色が薄付きで、逆に女性キャラをイメージした「ウフーラ」=チョコレート・ブラウンとか「チャペル」=ベビーピンクなどの方がわかりやすいし、使いやすそうな気がするのよね。

アイカラーは色もネーミングも良いけれど、これを使い切るには・・・という実用面を考えてしまった。色がどっちつかずで何かと重ねるという方向しか見出さなかったのよね…日本人の肌には難しいかもしれないけれど思い切った発色をドカーンと打ちだした方が逆にコレクション欲をかきたてたかもしれないわ。

もし自分なら「ポンファー」というグレーブルーのアイカラー…「ボーグ・クイーン」という細かいシルバーラメにマットなベージュのフェイスパウダーなどを提案するわね。そして「キャサリン」というオレンジに近い朱色のリップ・・・あ、これなら実用的だし華やかじゃない?

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) コスメ 

2017年03月21日

ベース日記 低音はサウンドの父!!編

20170307バンド・サウンドの屋台骨といえば、やはりベースとドラム。…長年音作りをしてきて、このパートが最も重要あるという事はよく理解しているわ。

以前自分のユニットで強靱なベースとドラマーが参加していた頃は”鉄壁のリズム夫婦”と呼ばれ、どんなタイプの楽曲であっても抜群の安定感をもたらしたものよ…それ故に、どんな冒険をしようとどんな音を乗せようと浮き立たず軽くならない。

バンドの中でギターは花形的存在かもしれないけれど真の花形はベース・ドラムであることは間違いないわね…実はこの認識、最近科学的にも証明されんですって!!

科学ジャーナル誌のサイトによると「低音の楽器がリズムを刻むと優れた時間認識になり、低音域がそれを説明する」という趣旨の研究報告が掲載されたの…人間の脳は低音で流れるリズムに気付きやすく理解しやすい構造になっている・・・というのがその根拠だそうよ。

その為音楽を聴いて手足でリズムを取ったり踊ったりするのはベースが刻むリズムに合わせているからなんですって…耳の構造に於いても低音域は脳に届きやすいのでリズムを捉えやすく、その上に高音域を乗せると音楽が成立すると解明・・・やはり自分が考えていたことは渦巻管の力学でも立証されたわ。

更なる研究ではべースを聞いた聴衆は力や自信が湧いてくると感じる効果もあるそうよ…立ち位置的には地味であってもその存在は音同様に重く、全てのサウンドの生死に関わるポジションである事は間違いない…バンドを始めるならまずベースをお薦めしたいところね。

いつもお世話になっている日本を代表するベーシスト富倉安生さん、依知川伸一さんが率いる「日本プロベーシストの会:ベースメント・パーティ」も今年で17年目…ライブも60回を越す勢いで継続しているわ。

不思議なものでお会いするとどのベーシストの方も決して自己中心的でなく優しくて頼りがいのあるお父さん的な方ばかりなのよね…性格も大きく影響しているのかしら・・・この研究結果を踏まえ、諸先輩方、日本の若者達にベースの素晴らしさを伝え続けて下さい!!

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2017年03月17日

エクソシスト日記 憑かれても立ち向かえ!!編

20170306ホラー映画の金字塔である「エクソシスト」・・・1973年公開されて以来”悪魔祓い”という存在を広く世の中に知らしめ、今なおオマージュされ続けているわ。

公開当時は122分という上映時間だったのだけど先日134分のディレクターズ・カット版が放送されていたので、恐る恐る・・・。

初めてこの作品を見たのは幼少の頃だけど映像の恐ろしさよりとてつもない悲しみを感じたのを覚えている…そしてマイク・オールドフィールドの名曲「チューブラー・ベルズ」の旋律は高潔で美しく全く色褪せることがないのよね。

ワシントンに住む女優クリスの娘リーガンの態度が急変し、卑猥な言葉を発したり容貌が恐ろしく変貌してしまうの。どんな医師に診せても回復せず、その間リーガンの行動はエスカレート。科学的検査では何も解明されず、医師の一人から悪魔祓いを勧められ、藁をも縋る思いでクリスは若きカラス神父に救いを求めることに。

カラス神父は古生物学者でもあるベテランのメリン神父に協力を要請しリーガンに取り憑いた悪霊と対決する・・・と、皆さんお馴染みの内容だけど、ラストで神父か悪霊かどちらが勝利したのかが曖昧で、悪霊が勝利したのではないかという解釈も出来る為世間に波紋を投げかけたわ。

ディレクターズ・カット版ではその結果をはっきりさせるべく、ラストがカラス神父の友人であるダイアー神父とキンダーマン警部の会話で終わっているのよ。そして名物、リーガンのスパイダーウォーク・・・!!これは本当に素晴らしい不気味さだわ。

当たり前だけどCGなどあるはず無いこの時代、ふとしたところでサブリミナル映像である悪霊の恐ろしい顔を挿入したり、BGMは殆ど入れずにドキュメンタリー風に進行させたりする演出には感動。更に神懸かったメイクで獣のような恐ろしいリーガンの表情にも凍り付くけれど、当時最新鋭であったろう様々な検査をするシーンには目を覆うほどの恐怖を感じたわ…非常にリアルな描写の中、悪霊という非日常的な存在が生々しく感じられるようになるのがお見事。

この映画には監督にまつわる様々なエピソードが残されてはいるけれど、この過剰な情熱が伝説的作品を生み出したのだろうと考えるわ…単なる”ホラー”というカテゴリーに留まらず、それぞれの人間が抱える問題や感情、そこにスッと入り込んできた悪霊は”招かれた”立場なのではないかと見る側に考えさせる人間ドラマこそが、この作品を伝説と言わしめる所以なのでしょうね。

ひとつ疑問なのはリーガンの枕の下に置かれた十字架は誰が置いたのか、ということ…下男カールもお手伝いもシェロンも知らないと言うし枕なら近しい人でないと不可能・・・もしかしたら、神父同様恐ろしい死に際を迎えた映画監督のバークかも。彼はリーガンの母に気があったし家にも来ていたので、彼女を心配してクロスを忍ばせ、その結果悪霊に・・・という解釈が出来る。

更にバークが下男カールに絡み罵るシーンが印象的だったのだけど、それには理由があるのではないかしら?カールはもしかして悪霊の下僕なのでは?などという解釈も出てくる…しかしながらリーガンが十字架で卑猥な行為をしたり猥褻な物言いをするシーン、更に悪霊が自分を悪魔だと偽るシーンで神父が彼に突っ込みを入れるなど、小説が原作とはいえ実にリアルでノンフィクションかと思えるほどよ・・・凄い!!

全ての人が悪霊と立ち向かう事で自分自身と対峙する結果になりリーガン自身も己の中にある寂しさや苦しみを憑依という形で思い知ることになったわ…この映画が永く語り継がれ、更に今なお色褪せないのは”ヒューマンドラマ”だからなのね。

以前ご紹介した映画「死霊館」もやはり人間の心をテーマに描いていて本当に素晴らしかったわ…世の中にはエンタメ色の強い脅かし演出のホラー作品が沢山あるけれど、それはお化け屋敷と一緒…人間の心の動きとその背景をじっくり捉えることで人外のものが存在する意味を理解出来るのかもしれないわね。あ・・・どこからか「チューブラー・ベルズ」が聞こえてくる・・・ひぃ。

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2017年03月15日

ワンダーウーマン日記2 秘密が見えてきた編

20170305そろそろ公開日が近くなってきた「ワンダーウーマン」…その最新予告編が公開されましたのでご紹介。

昨年夏の最初の予告編でガル・ガドットの見事な剣さばきに圧倒されつつも、その剣や縄、ブレスレットにどんな謎があるのかとても気になっていましたが、今回は彼女のルーツをちょっとだけ見せてくれます。

幼少の頃から戦士として過酷な鍛錬の日常と師匠でもある叔母のアンティオペ将軍の関係、様々な武器としてのアイテムの意味、人間との関わり等が作品の核になっているのがよく分かりますね。

監督のパティ・ジェンキンスは女性ですからありがちな男視点の演出ではなく個人の関係性にテーマがあるのだなと感じ取れる予告編…これは益々期待大ですよ!!…ドン!!ドン!!ドン!!

日本公開は8月!!

【offcial web】
http://wwws.warnerbros.co.jp/wonderwoman/



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2017年03月13日

高音日記 恋の甘さも耳次第・・・?編

20170304人間には様々な感覚があり全てが何かしら影響し合っているもの…面白い事に、人は高い音の音楽を聴くと食べ物を甘く感じ、低音では苦みを多く感じるのだそう。何故聴覚が味覚に影響を与えるのか・・・。

近年その「多感覚知覚」についての研究が進められているわ…この知覚は誰もが経験するもので決して特殊なものではないの…食べ物の味を判断するのは舌にある”味蕾”だけではなく食べ物を口に入れた際口から得た信号を脳がどう解釈するかで変わってくるんですって。

食べ物の色、歯ごたえや形、照明などあらゆるものから影響を受けるのよ…照明をコントロールして、何を注文するか、注文した食べ物をどう感じるかが変わってくるのだとすればビジネスに活かせるわね。

ある実験で濃いコーヒーを好む人は明るい照明下で、薄いコーヒーを好む人は薄暗い照明下で飲むとコーヒーの量が増えることがわかったの。更にこの関連から、高い音の音楽は甘みを引き出し、低い音の音楽は苦みを引き出すことが判明したわ。

専門家はこれを「ソニック・シーズニング(音による味付け)」と呼んでいるそう…最新の多感覚研究では、私達の目が開いていて耳から音が入ってくる時、脳は入って来る情報を全て同時に処理していると判明。

複数の感覚器が絶えず脳に信号を送り続けているけれどその中で重要な情報が選ばれるので、結果私達の見るものは耳に入る音に大きく影響されてしまうの…専門家の言葉を借りるなら「音色には味わいがあり、味わいには音色がある」・・・なるほど。

お食事をする時ムードは大事、といわれる所以はこういった生態学的裏付けがあったからなのね…まず主役のお料理を完璧にする為に音楽と照明はしっかりセッティングしなければ!!…そして、デートを成功させた後も多感覚をフル稼働よ…アヌーシュカ・シャンカールでもBGMに男性陣、頑張って!!

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2017年03月06日

LA LA LAND日記2 な、な、なんと怪作・・・!!編

20170302前作「セッション」では私達に一生忘れることの出来ないほどの良い意味で”トラウマ”を与えておきながら、今回もどうにもならない程の大きな楔を心に打ち付けてしまった。その映画こそ「LA LA LAND」よ!!

米公開と同時にかなり高い評価を受けていたので、チャゼル監督の感度の高さや切れのある作り込みが再評価されているのだとしか考えていなかった。

アカデミー賞受賞発表でも作品賞と発表され「ムーンライト」の間違いだった事件で一際記憶に残ってしまった歴史的作品…作品賞以外に6部門受賞と華々しかった。

予告編やポスターは主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンのポップな色合いのダンス・シーンがピックアップされていたのでミュージカル・ラブロマンスなのだという認識しか持たなかったのだけど・・・やはりその予想は甘かった!!とてつもなく重く嫌な気分を抱え劇場を出る羽目に。

その後も数日に渡って内容を反芻し、何故ここまで心臓を抉られるのかを考え続けたの…自分が単にこれまで音楽や表現というものに対して真剣に向きあい己を削ってきたから主人公達のリアル過ぎる感情や行動にシンクロしたからというだけではない。

「セッション」も「LA LA」も共に”本能的な生命力の強さ”を描き切っているからなのだと気付かされたわ…更に面白い事に2作に共通点が…まずは主役の2人についてよ。

前作では一流のドラマーを目指す青年ニーマン、今回はジャズを愛し自分の店を持とうとするライアン演じるピアニスト、セブ・・・彼らは思うに監督自身を投影しているのではないかと考えられるのだけど、音楽に対してこだわりを持ち芯が強いけれどどこか女性的で優しい。

一方前作でニーマンの指導者であり、最終的には彼と同じ目的を持つ鬼教官フレッチャー、今作で女優を目指し邁進するエマ演じるミアは目的に向かって行動力もあり男気溢れる決断力、そしてとてつもない目力を持つ…どちらの作品でもラスト近くでお互いのパートナーを見つめるシーンがあるのだけれど、この点も意味合い的、演出的に共通したものがある。

音楽を題材にしてはいるけれど、彼らの目標に向かって努力し、落胆し、傷付きながらも這い上がろうとする生命力は底知れない…役者陣も素晴らしいけれど、こういった手法で表現するとは・・・恐るべし、チャゼル監督。

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物語はジャズを愛するピアニスト、セブと女優を目指すミアが出会った冬、そして恋に落ちた春、それぞれの夢を叶えようとする夏、すれ違いと落胆の秋、そして5年後の冬という季節で括られ構成されているの…ストーリーは単純に思えるかもしれないけれど一筋縄でいっていないわ。

ハッピーエンド・・・ではあるけれど、その奥に潜む意味合いは深い…そして監督自身音楽畑出身だけあって時間経過の表現やストーリーのテンポがお見事!!…映画が1つの曲の様にAメロ、Bメロ、サビ・・・と絶妙なタイミングで進行し、これが観客を引き込む要因のひとつなのかもしれない。

そしてミュージシャンなら誰でも経験のある、巻き戻して細部を聴き込む作業、音楽に興味の無い人間につい熱く語ってしまう音と音の真剣勝負、仕事としてやむなく営業の音楽をこなす虚しさなど、細やかな演出が盛り込まれているのには感心させられたわ。

セブが生活の為に参加したジョン・レジェンド率いる営業用バンドの楽曲やアレンジも「らしく」て見事だし、そのバンドの撮影でのカメラマンの注文も思わず苦笑いしてしまうほどリアルで、経験者でなければここまで描けないなと唸らされてしまった。

そしてJKシモンズを堅物店主として登場させるとは・・・上手すぎる…とにかくセブとミアのミュージカル・シーンは文句無しに美しいけれど、そのシーンが美しく幻想的、ポップであればあるほど後半の展開にじわじわ効いてくるので覚悟して下さい。

これ以上書いてしまうとネタバレしてしまうので自分を制止するけれど、ミアがオーディションで叔母の話をする際「The Fools Who Dream」という曲に繋がっていくシーンはこの作品の中で一番の見どころだとお伝えするわ。

ミアが淡々と「ミュージシャンや画家、詩人、夢を追う全ての人・・・それがどんなに愚かでも、厄介な私達に乾杯を」と歌う歌詞に恥ずかしながら号泣してしまった。

夢を追うだけでは食べていけない、家族や病気、様々な理由で自分の人生を変えなくてはいけないという状況は幾度も訪れるもの…端から見れば愚かしく見えるだろうけれど自分の人生を切り開こうと藻掻くことを恥じることはないのよね…ただ何かを成し遂げる為には犠牲を払うのは必然…個人的にはその部分を経験し理解しているからこそ、この映画の根底にある重みを感じ取ることが出来た気がする。

長々書いてしまったけれど、この映画は決してデートで見てはいけないわ…自分自身と向き合い、これまでの己の生き様を再認識するという意味合いで”挑んで”頂きたい…どんなに愚かでどんなに厄介と言われようと自分の人生は己が祝福しなくてはね・・・!!

【LA LA LAND official】
http://www.lalaland.movie

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2017年03月02日

キエチュード日記 アコースティック・フレンチ編

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稲荷町に面白いレストランがあるというので早めの時間に予約して行ってみたわ…下谷神社の参道内にある「キエチュード」というフレンチよ。

丁度日が落ちた頃なので、荘厳な神社の鳥居に囲まれミステリアス・・・しかも「神社バー」なるスタンディング・バーが開店準備をしていたりとなかなか面白いロケーションなの。

「キエチュード」はその中でも異質な佇まいで洒落た一軒家という風情…店名はフランス語で「心の安らぎ」だそうで、その名前通り木材を多く使った店内は落ち着いていて温かみがあるわ。広々としたオープンキッチンは開放感がありシェフの細やかな作業ぶりを垣間見ることが出来る。

お料理は全て奇想天外な器で登場、厚めの板や煉瓦、花器などに彩られた食材は絵画のようよ…この日のディナーは芽キャベツやイイダコを使ったオードブルからスタート、イノシシ肉に金柑という爽やかな組みあわせに食欲が刺激されていく。大好きなフェンネルに赤貝、カリフラワーのサラダでお替わり希望、驚くべきはサーモン、蕪のフォンドヴォーよ。ここまで野菜の旨みを引き出すとは・・・色彩もとにかく美しいわ。

メインは若鶏と鎌倉野菜…これまた野菜の甘さと鶏の程よい焼き加減に何口かでペロリ。デザートはフロマージュ・ブランに柚子とカルダモンという絶妙の組みあわせよ。その後もミニマカロンが可愛らしく顔を出し、コーヒーで締め・・・このコーヒーがなかなか美味しかったのよね。

どのお料理も繊細で芸術的…何種類もの食材が織りなすハーモニーは実に見事なのだけど、今ひとつ大きな決め手が無い事に多少の物足りなさが・・・。常に小気味良いリズムのループが続き、その上をお洒落なコードを白玉で弾くという感じかしら。でも、全体を通しての味わいは控えめながら1曲見事に完結しているの。

個々のお好みにもよるだろうけれど、ドンと主張するのではく優しく繊細な調べを楽しみたい時はオススメよ!!エレクトリックというよりアコースティックなフレンチ、かしらね。

【キエチュード  website】
http://www.alaquietude.com

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2017年02月27日

サロン・デュ・ショコラ日記 豪華絢!!乙女の祭典編

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皆さま、バレンタインはいかがお過ごしだったかしら?…近年ではパートナーにショコラを贈るというより自分の為にセレクトする乙女が増えてきたように思えるのよね。

この時期はどこの百貨店も気合いを入れてショコラ・ワールドを展開させるけれどセンスの良さを見せつけたのはやはり伊勢丹!!…2月最初の5日間、国際フォーラムで恒例のイベント「サロン・デュ・ショコラ」を開催したところ予想通り驚異的な集客だったそうよ。

この甘い祭典もなんと今回で15周年だそうで、それを記念し世界のトップショコラティエの似顔絵がプリントされた、彼らの新作や自信作15粒コンプリート・ボックスが限定発売されたのよ。

お値段は・・・1箱で諭吉さんが飛んでいきます…大好きな”オリオール・バラゲ”が日本での入手が困難になり落胆していた矢先、このスペシャル・ボックスの存在を知り早速入手。

それぞれショコラの特質を活かし厚さや大きさが微妙に異なるのも素晴らしい。アンリ・ルルーのバジルと柚子、フィリップ・ベルのベトナム産カカオのガナッシュ、ジャン・シャルル・ロシューの彼の庭で収穫したハーブをオリーブオイルで漬けた新作ガナッシュなど、どれもこれも味わい深いものばかり…日本代表はサダハル・アオキ・パリの葉巻のような香りのカカオを使ったガナッシュが登場よ。

まず顔を見て楽しんでから少しずつ頂く・・・ショコラティエたちの個性が舌の上で溶けていくのは至福以外何ものでもないわ…このショコラ・イラストはポスターになっているので駅や街中で目にした人も多いと思うけれど、どこか故・ナンシー関さんを思い出すような温かみのある絵柄なのよね。

箱のデザインもシンプルながらショコラとの対比も見事でクオリティの高さを見せつけられてしまった。まずはお気に入りのカメリアズティーでも淹れて、ひとつずつ頂く事にしよう…え??勿論自分用ですが、なにか???

【サロン・デュ・ショコラ日本公式サイト】
http://www.salon-du-chocolat.jp/archives/2017/brand

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2017年02月17日

ミス・ペレグリン日記2 ダーク・グリーン・ファンタジー編

20170207公開中の「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」…予告を見る度に「300:帝国の逆襲」同様、エヴァ・グリーンありきの作品だな・・・と思っていたけれど、その良い予感は的中!!…更に要所要所に配置された贅沢且つ素晴らしいキャスティングには唸らされたわ。

ティム・バートンお得意のダークファンタジー・カラーで描き出された”奇妙”さは役者陣の演技力により実に自然で、ラストまで前のめり…個人的にはギレルモ・デル・トロが手掛けたなら「パンズ・ラビリンス」の様に更にダークさが増して面白かったろうなと思うけれけど、ティム・バートンのお伽噺的世界観も楽しめたわ。

主人公の16歳の少年ジェイク…彼は、幼い頃から祖父エイブに昔から奇妙な物語を聞かされて育ったお爺ちゃん子だったの。ある夜、ジェイクは両目を失って倒れているエイブを発見…虫の息で祖父は「ケインホルム島へ行け、鳥が全てを教えてくれる」と謎の言葉を残し亡くなってしまう…ジェイクは昔祖父が話してくれた物語を思いだしエイブ宛にきたメッセージカードを頼りにケインホルム島へ向かったわ。

そこにはハヤブサが人間の女性に姿を変えたミス・ペレグリンが管理する施設が存在していたのよ…軽すぎて重しなしでは飛んでしまう少女、透明人間、体内にハチを飼う少年、二口少女など、様々な能力と個性を持ちあわせた子供達がペレグリンの保護の元幸せに暮らしていたわ。

しかしホローガストと呼ばれる悪の異能者バロンが、ペレグリンを追い続けていたの…彼は永遠の命を得るため彼女の時間をループさせる力を欲していた・・・という物語…ベストセラー小説を映画で全てを描ききるのは難しいけれど、ホローと呼ばれる怪物が能力者の子供の目玉を食べると人間になれるのか、ハヤブサが何故人間の女性に変化するのか、などの気になる部分は深く描かれていない。

20170208しかしながらエヴァ・グリーン演じるペレグリンは圧倒的存在感…一瞬にして心を奪われてしまう。子供達を育て守ろうとする毅然とした姿は見物で懐中時計を瞬時に取り出す仕草、パイプをくゆらせる口元・・・俊敏な動きはやり過ぎると滑稽だけど、その速度が完璧で素晴らしい。何より彼女の特徴である大きな目がサッと動く様は脳裏に焼き付くほど。目の動きを強調する為アイラインが涙点までクッキリ描かれておりハヤブサらしさを残す束感のあるヘアアレンジ…何よりパワーショルダーのワンピースはまさに”ペレグリン”を体現していたわ。

子供達の衣装も同様にそれぞれの個性を表現し、軽い少女エマが身につけるドレスはシフォンの青くエアリーなワンピース、重し代わりに履いている重厚な靴はスチームパンク、片目から夢を投影するお洒落好きホレースのスリーピースは体にフィットし、彼のこだわりが見えたりと衣装やヘアメイクだけでもバートン・ワールドを垣間見ることが出来る。主役のジェイクは「ヒューゴの不思議な発明」で子役だったエイサ・バターフィールド。

でもやはり祖父エイブを「プリシラ」等でお馴染みのテレンス・スタンプ、ペレグリンと同じ仲間のミス・アヴォセットに「007」のゴットマザーMことジュディ・デンチ、悪役バロンに「アベンジャーズ」のフューリー長官ことサミュエル・L・ジャクソンという実力派が杭を打ち込んだことで物語に重みが出たのは間違いないわ。

子供達のキャスティングも素晴らしく子供らしくはしゃぎながらも日々悩み考えて成長していく微妙な過程が演じ切れているのが恐ろしい…当たり前だけど、ここには劇団ひまわりは存在せず、各自が各自の役を理解し演じきっているのよね。

劇中後半ペレグリンが子供達を助けようと彼らに別れを告げるシーンには言葉なし・・・その後スッと回転して鳥に変化する姿の美しさ、潔さは一見の価値有りと言いたい…ビジュアル的にも演出的にも存分に楽しめる作品であるという事は間違いないわね。

この映画を見て、ふと「Xファイル」のTVシリーズ「サーカス」に出てきた異形の人間達を思い出したけれど、この子供達にはそんな陰鬱さはなく、それぞれの生きる時間を楽しんでいるというのが良い…バートン・ワールドは常にハッピーでカラフル、それが救いになったのかなと考えさせられたわ…敢えて言うなら『ダーク・(エヴァ)グリーン・ファンタシー』ね。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 映画&TV 

2017年02月15日

SNL日記1 ブラックノイズ編

20170209

トランプ大統領就任後、移民問題を含め世界から一斉にブーイングが起きていますが本国アメリカでは既に40年以上の歴史があるサタデーナイトライブ(以下SNL)も一躍をになってます。

元々米ではポリティカルや人種偏見等々をネタに非常に上質でブラックな笑いを提供していますが特にSNLは群を抜いて際立ってます…トランプに関しては名優アレック・ボールドウィンが選挙当時から彼の粗雑な一面を的確模写し本人からtweetで攻撃を受ける名誉的な存在になりつつありますし。

と言う訳で日本では馴染みの無いSNL近年の傑作編をピックアップしてみようかと。

近年ですと以前ピックアップしたクリステン・ウィグが物凄い存在感なんですが今回は黒人でSNL歴の長いケナン・トンプソン(Kenan Thompson)が主演…SNLではadシリーズが沢山あって本物のCMレベルクオリティで企画制作されてるのが素晴らしいのです。

内容は快眠グッズ…出張先のホテルで眠れないあなたに・・・をテーマに開発された商品…モード切替は二つ…ホワイトノイズとブラックノイズ…ホワイトは心地良いアンビエンスなんですが黒人には今一…で、ブラックモードに切り換えると、何と窓の外の銃声や、壁越しのお隣のケンカ等々…大爆笑なのが重低音や金曜日…それは見てのお楽しみで!

商品名は「i-sleep PRO」もうたまらないおかしさです…これを黒人のケナンが演じてるので超ブラックな脚本に仕上がって流石としか言いようがありません。逆説的な立場から社会的な課題をピックアップする手法は素晴らしいし、SNL演者も最高水準…次回は旬なメリッサ・マッカーシー演じる報道官ネタをピックアップしましょうか…フフ。

pipopipotv at 00:00|PermalinkComments(0) 映画&TV 

2017年02月14日

今日はバレンタインだった日記 東京タワー編

20170210
今日はバレンタインでした!!
何と東京タワーもバレンタイン・ダイヤモンドベール
と言うライトアップデザインだそうです。
 


pipopipotv at 19:15|PermalinkComments(0)